タカラヅカ MUST GO ON !!
2014年2月12日 宝塚(雪)雪組トップスターの壮一帆さんが、次回大劇場公演で卒業するとの発表がありました。
全く予想もしてなかった、とは言いません。
その可能性があることはわかっていたつもりです。
全ツの主演者が発表されたときから、最大でも4作なんだろうな、という覚悟はきめていたし、もしかしたら3作かもしれない、というのも、考えたくなかったから目をそらしていたけれども、可能性があることはわかっていました。
でも。それでもなお、最大でも4作だけど、最低でも4作やってくれるに違いない、と、何の根拠もなく思っていたんですよね。
……「思っていた」のじゃなくて、「信じたかった」、のかな。
3日前、「Shall we ダンス?/Congrturations of TAKARAZUKA」の千秋楽で。お芝居のラスト前、壮ちゃんが銀橋で歌う「CHANGE]を聴きながら。
ああ、もうこの歌を聴くのも最期か、次にこの曲を銀橋で歌う壮ちゃんに逢えるとしたら、サヨナラショーなんだな……と思ったら、ものすごく泣けてしまった自分を、鮮明に思いだしました。
「♪ありがとうの言葉を勇気に変え/明日への道 走りだそう」
の歌詞と共に胸を叩く手の力強さにキュンとして、
「♪ありがとうの気持ちをこの手に込めて/差し出す 君への思い/Shall we dance?」
と差し出される手の優しさに、胸がギュッとなって、、、もう本当に、壮ちゃん大好き!!と叫び出しそうになって。
これだけの「主役力」、、、というか、演じた役の心情に観客を巻き込む「共感力」を持っている役者は、けっこう稀有なんじゃないかなあ、と思ったのでした。
今にして思えば、組子は知っていたんでしょうか。
「CHANGE」の前の路上ダンスもノリノリでしたが、お芝居中盤の「残業PARTY NIGHT」の最後、盆が回っていくところで、壮ちゃんを囲んだみんなが「ヘイリーさん!ヘイリーさん!(えりたんとも聴こえましたが…?)」とコールしていたんですよね。観ていた時は笑っていたのですが、、、そういうことだったのかな、と思ったりもして。
他にも、けっこう、卒業生だけじゃなくて、組子たちがやたらに壮ちゃんに絡んでるなあ、とは思ったんですよね。観ているときはキュンキュンしていただけでしたが、みんななりに、メッセージをくれていたのかなあ……(T T)。
「若き日の唄は忘れじ」「ベルサイユのばら」「Shall We ダンス?」「心中・恋の大和路」「一夢庵風流記」。まだまだ、壮ちゃんで再演してほしかった作品や、演じてほしかった役や、壮ちゃんのために宛書きしてほしかった演出家がたくさんいたのですけれども。
それでもなお、この5本(若き日×2で6本?)の芝居を観ることができた幸せに、心から感謝しています。
壮ちゃん、
宝塚に入ってくれて、雪組トップになってくれて、たくさんの素敵な役に逢わせてくれて、本当にありがとう。
8月31日まで半年とちょっと。
さいごまで、壮ちゃんらしくドSに、下級生たちに突っ込みつつ、元気いっぱい走り抜けてくださいますように。
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