星のヴェローナ【7】
2013年8月24日 宝塚(星)星組東京宝塚劇場公演「ロミオとジュリエット」も、明日で千秋楽。
15日にAパターンが再開してから、10日間。Bパターンもそうでしたけど、Aパターンも、わずか10日間でまるで別の作品に化けたような変化があって、観るたびに新鮮な驚きがありました。
柚稀さんのロミオ、ねねちゃんのジュリエット、そして専科のお二人と乳母役のさやかさんをはじめとする「大人」役のみなさまがつくった「ヴェローナ」という世界の中を、役替りの若者たちが突っ走っていて、、、それがすごく興味深かった。
良くも悪くも、今の「星組」というカンパニーのバランスの悪さと勢いの良さが前面に出た10日間だったな、と思います。Bパターンが終わってAパターンが再開した直後の、「作品」としてのトーンダウンと、そこからまた楽にむけて盛り上がっていく勢いが極端すぎて……すごく面白い(興味深い)けど、それなりのチケット代を取る大劇場の長期公演として、それでいいのか?とも思ってしまったんですよね。
その勢いが愛おしい、とも思うし、「タカラヅカ」は本来そういうところだとも思うのですが、でも。
……などと思ったりもしつつ、でも、しっかりと楽しませていただいているこの公演。
まずは、Aパターンの役替りメンバーについて。
■死(真風)
大劇場で観た時、「美しすぎる」と思った真風くんの「死」。
3年前より長くなった髪をきちんとさばいて、表現の一部としてきちんと魅せられていたのもすごいな、と。
一つ一つの振りの意味を確実に伝えながら、空気を動かし、支配する「死」。やっぱりこの人がオリジナルキャストで、本質的にこの人に宛てた役なんだな、と思いました。
今回の役替り、格でいうと紅さんと真風くんがベンヴォーリオとティボルトを分け合うのが自然なところを、あえて変則的な役替りになったのは、真風くんには「死」をやらせたい、という劇団側の判断があったんだろうな、と思っているのですが、その期待に十分以上に応えた出来だったと思います。
初演から大好きなので、もう一度逢えてとても嬉しいです(はぁと)。
■愛(鶴美)
礼くんの「愛」があまりに可愛らしくて肉感的なのに対して、どいちゃんの「愛」はすごく崇高なイメージ。大きく分類すれば、雪組の(大湖)せしるの「愛」に近い……かな?
大劇場では完全な無表情を通していたけど、これも麻央くんの「死」と同様、東京にきてだいぶ表情がやわらかくなって、温かみが増した気がします。大劇場の「無表情」は、役づくりではなかったのかな……。
愛らしさでは礼くんが圧倒的に分があるけど、仕草の一つ一つの洗練はさすが上級生の貫録だな、と思いました。いや、いくらどいちゃんがダンサーでも、スカートさばきにそんなに慣れている理由がないんだけど(苦笑)、たとえば2幕冒頭の教会(Aimer)の場面、「狂気の沙汰」がはじまる直前に「愛」が祭壇の前で片足を高く上げるポーズで、スカートが落ちないのが不思議で不思議で……(←そこ?)礼くんはいつもひざ下が丸見えだったのにー!
■ティボルト(紅)
ベニーは、単体で立つ役よりも、誰かとコンビになる役のほうが映えるタイプなのかもしれないな、と思いました。そういう意味で、ピンで立つしかないティボルト役は、不利だったのかな、と。
マーキューシオとのコンビ、あるいはロミオも加えたトリオで輝いていたベンヴォーリオのほうが、そういう意味ではベニーのキャラが生きていた気がしました。
ベニーのベンヴォーリオとしーらんのマーキューシオのコンビも観てみたかった、なあ。
■マーキューシオ(壱城)
「モンタギューのリーダー」はマーキューシオなんだなあ、と思ったAパターンでした(^ ^)。
しーらんのマーキューシオは、大劇場の時も思いましたが、クールな大人ですよね。女タラシでワルくて、「牡」の匂いをぷんぷんさせた、危険な魅力に溢れた男。
仲間たちと同じ位置で一緒にわいわい騒ぐのではなく、一段上から見下ろしながら、あるいは、「仲間の輪」の外側から、若者たちにちょっかいをだしている感じ。その距離感が、Aパターン再開直後はかなり遠くて、なんだかすごく関係が切れて見えたのですが、徐々にその距離も狭まって、「一歩」になってきたような気がします。
「一歩」=「手を伸ばせば届く距離」……なんだけど、そこであえて手を伸ばさないのがしーらんの役づくりなのかな、と。(Bパターンの天寿さんは、最初から最後まで輪の中にいた印象)
2幕の「街に噂が」は、先週観た時は悲しみよりも怒りが勝る役づくりで、大劇場で観た時の印象とそんなに大きく変わりませんでした。ただ、より「大人」になって、悲しみを背中で語っていたのが、さすが上級生!と感心はしたのですが。悲しいけど、それは表に出さずにロミオを叱る感じがすごく印象的でした。
しかし!!今日のしーらんは、こないだとはまるっきり別人で、身も世もなく悲しんでいるように見えました(@ @)
本気で泣きだす寸前というか。捨てられた子供みたいというか。1幕の彼は大人っぽいワルなので、そこでいきなり子供っぽくなるのは違和感もあるんだけど、逆にそのギャップが、彼の受けた衝撃の大きさを物語るのかもしれないな、と思ったりもしました。
あと、決闘でマーキューシオが切れるきっかけは、「お前はピエロだ」なんですね。そんなところは、クールでクレバーなペシミストであるところも含めて、美弥さんのマーキューシオにタイプとしては近いかなと思っていました。でも、なんか今日は全然違ってたんだよね………最終的にはどこにおちつくのか、楽しみです。喉がだいぶ辛そうでしたが、あと一日、なんとかがんばってほしいなと思います。
明日はいったいどうなるんでしょうね……。
元々振り幅の大きい役だと思ってはいたし、天寿さんも大概毎日別人格でしたが、ここまで設定が変わるとちょっとびっくりします。たぶん、ほどよく間をあけて観劇しているから、余計に差を感じるんでしょうけれども(^ ^;ゞ
■ベンヴォーリオ(礼)
礼くんのベンヴォーリオの、「ジュリエットは亡くなったよ」と告げる柔らかな低い声がとても好きです。
それがロミオにとってどれほどの衝撃か、よくわかっているつもりの、声。
でも、そこに篭められた慰めは受け容れて貰えない。実際には、そんな人間関係は幻想でしかなく、もっとずっと遠いところにいた二人。
嘆くロミオの名前を呼んでも応えてはもらえず、「独りにしてくれ」と言われて、その肩に触れることもできず、「ロミオはきっと大丈夫」と自分に言い聞かせてその場を立ち去る青年。
大劇場の時も思いましたが、彼の届かなさががとても切なくて、でも、マントヴァにロミオを置いて立ち去るという行動に、すごく納得感のあるベンヴォーリオでした。「伝えよう」と一大決心をして会いに来たのに、結局大事なことは何ひとつ伝えられなかったことを、気づいていながら目を逸らしている感じが。
「ロミオなら大丈夫」その盲信が、彼の犯した最大のミスだったのだ、と。
■パリス(天寿)
可愛かったです!嘘みたいに可愛い(*^ ^*)。
そして、「天使のはしご」のコリンズ牧師みたいでした!!可愛かった!!
あまりにも邪気のない、小鳥のように可愛らしくて軽やかなパリス伯爵。お金持ちのぼんぼんで、甘やかされて育って、誰かを疑ったり嫉妬したりしたことがないんだろうなあ、と納得できるキャラクターがしっかり見えました。さすが、オリジナルキャストは伊達じゃないなあ。
人には「悪い人じゃないし、お金持ちだし、愛してくれそうだし、良いんじゃないの?」と言われても、自分の夫としては想像できない……というジュリエットの気持ちもわかる気がしました。うん、納得できる。
……仮面舞踏会で顔をあわせた一瞬でそこまで見抜いたんだとしたら、ジュリエットって凄いなあ(^ ^)。
話は飛びますが。
礼くんって、「おとめ」の身長は170cmなんですね(@ @)。かなりすごい靴を履いているし、逆に礼音くんがちょっと屈んで小さくなってくれていることもあるのですが……Bパターンでは礼音くんとベニーが長身で、天寿さんが一人だけ小さかったけど、Aパターンだと、3人同じくらいのサイズ感に見えました。
でも。ロミオとベンヴォーリオ、ベンヴォーリオとマーキューシオ、マーキューシオとロミオ、それぞれの距離感は、Bパターンの方がずっと近くて、Aパターンはだいぶ遠い感じ。それは、カンパニーとしてのまとまりが云々ではなくて、マーキューシオとベンヴォーリオの役づくりの差なんだな、と思いました。
Bパターンは、まあ公演期間中の紆余曲折はありましたが(汗)、基本的にはロミオが中心で、その隣にベンヴォーリオがいて、さらにその隣にマーキューシオがいる、という感じでしたが、Aパターンは、「大人」なマーキューシオがリーダーで、「ウブ」なロミオと「生意気」なベンヴォーリオがその後をついて回る、というふうに見えるんですよね。
どちらも可能性としては有な設定だと思うし、物語はどちらでも成立するのですが、「街に噂が」の流れは違ってくるんだな、と。
友人の裏切りにあって、世界の崩壊と未来への不安に押しつぶされそうになるマーキューシオとベンヴォーリオ、というBパターン。
自分の庇護のもとにあったはずのロミオに裏切られて怒り狂うマーキューシオと、とまどいを隠せないベンヴォーリオ、というAパターン。
その両方が観れて、とても興味深く思いました。
あと一日。どうぞ全員悔いなく、ヴェローナで燃え尽きられますように。
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15日にAパターンが再開してから、10日間。Bパターンもそうでしたけど、Aパターンも、わずか10日間でまるで別の作品に化けたような変化があって、観るたびに新鮮な驚きがありました。
柚稀さんのロミオ、ねねちゃんのジュリエット、そして専科のお二人と乳母役のさやかさんをはじめとする「大人」役のみなさまがつくった「ヴェローナ」という世界の中を、役替りの若者たちが突っ走っていて、、、それがすごく興味深かった。
良くも悪くも、今の「星組」というカンパニーのバランスの悪さと勢いの良さが前面に出た10日間だったな、と思います。Bパターンが終わってAパターンが再開した直後の、「作品」としてのトーンダウンと、そこからまた楽にむけて盛り上がっていく勢いが極端すぎて……すごく面白い(興味深い)けど、それなりのチケット代を取る大劇場の長期公演として、それでいいのか?とも思ってしまったんですよね。
その勢いが愛おしい、とも思うし、「タカラヅカ」は本来そういうところだとも思うのですが、でも。
……などと思ったりもしつつ、でも、しっかりと楽しませていただいているこの公演。
まずは、Aパターンの役替りメンバーについて。
■死(真風)
大劇場で観た時、「美しすぎる」と思った真風くんの「死」。
3年前より長くなった髪をきちんとさばいて、表現の一部としてきちんと魅せられていたのもすごいな、と。
一つ一つの振りの意味を確実に伝えながら、空気を動かし、支配する「死」。やっぱりこの人がオリジナルキャストで、本質的にこの人に宛てた役なんだな、と思いました。
今回の役替り、格でいうと紅さんと真風くんがベンヴォーリオとティボルトを分け合うのが自然なところを、あえて変則的な役替りになったのは、真風くんには「死」をやらせたい、という劇団側の判断があったんだろうな、と思っているのですが、その期待に十分以上に応えた出来だったと思います。
初演から大好きなので、もう一度逢えてとても嬉しいです(はぁと)。
■愛(鶴美)
礼くんの「愛」があまりに可愛らしくて肉感的なのに対して、どいちゃんの「愛」はすごく崇高なイメージ。大きく分類すれば、雪組の(大湖)せしるの「愛」に近い……かな?
大劇場では完全な無表情を通していたけど、これも麻央くんの「死」と同様、東京にきてだいぶ表情がやわらかくなって、温かみが増した気がします。大劇場の「無表情」は、役づくりではなかったのかな……。
愛らしさでは礼くんが圧倒的に分があるけど、仕草の一つ一つの洗練はさすが上級生の貫録だな、と思いました。いや、いくらどいちゃんがダンサーでも、スカートさばきにそんなに慣れている理由がないんだけど(苦笑)、たとえば2幕冒頭の教会(Aimer)の場面、「狂気の沙汰」がはじまる直前に「愛」が祭壇の前で片足を高く上げるポーズで、スカートが落ちないのが不思議で不思議で……(←そこ?)礼くんはいつもひざ下が丸見えだったのにー!
■ティボルト(紅)
ベニーは、単体で立つ役よりも、誰かとコンビになる役のほうが映えるタイプなのかもしれないな、と思いました。そういう意味で、ピンで立つしかないティボルト役は、不利だったのかな、と。
マーキューシオとのコンビ、あるいはロミオも加えたトリオで輝いていたベンヴォーリオのほうが、そういう意味ではベニーのキャラが生きていた気がしました。
ベニーのベンヴォーリオとしーらんのマーキューシオのコンビも観てみたかった、なあ。
■マーキューシオ(壱城)
「モンタギューのリーダー」はマーキューシオなんだなあ、と思ったAパターンでした(^ ^)。
しーらんのマーキューシオは、大劇場の時も思いましたが、クールな大人ですよね。女タラシでワルくて、「牡」の匂いをぷんぷんさせた、危険な魅力に溢れた男。
仲間たちと同じ位置で一緒にわいわい騒ぐのではなく、一段上から見下ろしながら、あるいは、「仲間の輪」の外側から、若者たちにちょっかいをだしている感じ。その距離感が、Aパターン再開直後はかなり遠くて、なんだかすごく関係が切れて見えたのですが、徐々にその距離も狭まって、「一歩」になってきたような気がします。
「一歩」=「手を伸ばせば届く距離」……なんだけど、そこであえて手を伸ばさないのがしーらんの役づくりなのかな、と。(Bパターンの天寿さんは、最初から最後まで輪の中にいた印象)
2幕の「街に噂が」は、先週観た時は悲しみよりも怒りが勝る役づくりで、大劇場で観た時の印象とそんなに大きく変わりませんでした。ただ、より「大人」になって、悲しみを背中で語っていたのが、さすが上級生!と感心はしたのですが。悲しいけど、それは表に出さずにロミオを叱る感じがすごく印象的でした。
しかし!!今日のしーらんは、こないだとはまるっきり別人で、身も世もなく悲しんでいるように見えました(@ @)
本気で泣きだす寸前というか。捨てられた子供みたいというか。1幕の彼は大人っぽいワルなので、そこでいきなり子供っぽくなるのは違和感もあるんだけど、逆にそのギャップが、彼の受けた衝撃の大きさを物語るのかもしれないな、と思ったりもしました。
あと、決闘でマーキューシオが切れるきっかけは、「お前はピエロだ」なんですね。そんなところは、クールでクレバーなペシミストであるところも含めて、美弥さんのマーキューシオにタイプとしては近いかなと思っていました。でも、なんか今日は全然違ってたんだよね………最終的にはどこにおちつくのか、楽しみです。喉がだいぶ辛そうでしたが、あと一日、なんとかがんばってほしいなと思います。
明日はいったいどうなるんでしょうね……。
元々振り幅の大きい役だと思ってはいたし、天寿さんも大概毎日別人格でしたが、ここまで設定が変わるとちょっとびっくりします。たぶん、ほどよく間をあけて観劇しているから、余計に差を感じるんでしょうけれども(^ ^;ゞ
■ベンヴォーリオ(礼)
礼くんのベンヴォーリオの、「ジュリエットは亡くなったよ」と告げる柔らかな低い声がとても好きです。
それがロミオにとってどれほどの衝撃か、よくわかっているつもりの、声。
でも、そこに篭められた慰めは受け容れて貰えない。実際には、そんな人間関係は幻想でしかなく、もっとずっと遠いところにいた二人。
嘆くロミオの名前を呼んでも応えてはもらえず、「独りにしてくれ」と言われて、その肩に触れることもできず、「ロミオはきっと大丈夫」と自分に言い聞かせてその場を立ち去る青年。
大劇場の時も思いましたが、彼の届かなさががとても切なくて、でも、マントヴァにロミオを置いて立ち去るという行動に、すごく納得感のあるベンヴォーリオでした。「伝えよう」と一大決心をして会いに来たのに、結局大事なことは何ひとつ伝えられなかったことを、気づいていながら目を逸らしている感じが。
「ロミオなら大丈夫」その盲信が、彼の犯した最大のミスだったのだ、と。
■パリス(天寿)
可愛かったです!嘘みたいに可愛い(*^ ^*)。
そして、「天使のはしご」のコリンズ牧師みたいでした!!可愛かった!!
あまりにも邪気のない、小鳥のように可愛らしくて軽やかなパリス伯爵。お金持ちのぼんぼんで、甘やかされて育って、誰かを疑ったり嫉妬したりしたことがないんだろうなあ、と納得できるキャラクターがしっかり見えました。さすが、オリジナルキャストは伊達じゃないなあ。
人には「悪い人じゃないし、お金持ちだし、愛してくれそうだし、良いんじゃないの?」と言われても、自分の夫としては想像できない……というジュリエットの気持ちもわかる気がしました。うん、納得できる。
……仮面舞踏会で顔をあわせた一瞬でそこまで見抜いたんだとしたら、ジュリエットって凄いなあ(^ ^)。
話は飛びますが。
礼くんって、「おとめ」の身長は170cmなんですね(@ @)。かなりすごい靴を履いているし、逆に礼音くんがちょっと屈んで小さくなってくれていることもあるのですが……Bパターンでは礼音くんとベニーが長身で、天寿さんが一人だけ小さかったけど、Aパターンだと、3人同じくらいのサイズ感に見えました。
でも。ロミオとベンヴォーリオ、ベンヴォーリオとマーキューシオ、マーキューシオとロミオ、それぞれの距離感は、Bパターンの方がずっと近くて、Aパターンはだいぶ遠い感じ。それは、カンパニーとしてのまとまりが云々ではなくて、マーキューシオとベンヴォーリオの役づくりの差なんだな、と思いました。
Bパターンは、まあ公演期間中の紆余曲折はありましたが(汗)、基本的にはロミオが中心で、その隣にベンヴォーリオがいて、さらにその隣にマーキューシオがいる、という感じでしたが、Aパターンは、「大人」なマーキューシオがリーダーで、「ウブ」なロミオと「生意気」なベンヴォーリオがその後をついて回る、というふうに見えるんですよね。
どちらも可能性としては有な設定だと思うし、物語はどちらでも成立するのですが、「街に噂が」の流れは違ってくるんだな、と。
友人の裏切りにあって、世界の崩壊と未来への不安に押しつぶされそうになるマーキューシオとベンヴォーリオ、というBパターン。
自分の庇護のもとにあったはずのロミオに裏切られて怒り狂うマーキューシオと、とまどいを隠せないベンヴォーリオ、というAパターン。
その両方が観れて、とても興味深く思いました。
あと一日。どうぞ全員悔いなく、ヴェローナで燃え尽きられますように。
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