東京第一ホテルにて、「藤咲えり サロンコンサート」に参加してまいりました(はぁと)。
可愛かったー!! (←世界の真ん中で叫びたい)
幕開き、どこからともなくいきなり響いてきた『春一番』。
「雪がとけて川になってながれていきます~♪」
大好きな、透明感のある澄んだソプラノ。アイドル曲というより、むしろ唱歌かなにかのようでしたが(^ ^)、間奏で登場したえりちゃんは、淡いゴールドの膝丈のドレスで、まさにアイドルのように……いえ、そこらのアイドルなど目じゃないくらいにキュートで可愛かったです!
春つながりで、次の曲は『花』。こちらは正真正銘の唱歌(かな?)を真正面から。
さらに『Ombra mai fu』。天与の声っていうのは本当にすばらしいなあ、と溜息でした。
次は『Don’t Cry for me, Argentina』。トークで「音楽学校時代、こういう芝居の歌が本当に苦手で……」といつもの調子でお話されていたのですが、私はえりちゃんの芝居が大好きなので、真顔で吃驚(@ @)。いや、その話も初めてきいたわけではないので、ご本人は本気なんでしょうけれども。。。少なくとも、私が彼女に出会った「バレンシアの熱い花」新人公演の時は、素晴らしい芝居歌でしたよー(*^ ^*)。
今回も、ミュージカルではエヴィータがバルコニーから群衆に向かって話す演説シーンの曲ですが、えりちゃんが歌うと、もっと1人1人に語りかけるような柔らかさと率直さがあって、心に沁みました。ミュージカルのエヴィータは、野心に満ちた誇り高い「女」ですが、えりちゃんはやっぱり清らかで、リアルに生きているけど実は「神の子」なのかもしれないな、と思いました。
それにしても、歌詞が良かったです!四季版とは全然違っていたのですが、どなたが訳したんでしょうか?
次のコーナーは、プログラムによると「シャンソンメドレー」なのですが、実際には「『愛の賛歌』と『枯葉』、どちらか一曲を歌いたいと思います!どっちが良いですか?」という、アバウトなコーナーでした(^ ^;ゞ。
拍手の大きさで決める、というので、私は両方に大きな拍手をしましたが(→あれっ?)(だって両方とも聴きたいに決まってる!)、やっぱり拍手の大きさにはそんなに差がなかったようで、2曲とも歌ってくれることになりました。
拍手を聞いて、困り顔のえりちゃんがピアニスト(堺敦生)さんの方を振り返って“どうしましょう?”“まあ良いんじゃない?後奏の途中で抜けちゃえば”みたいに話していたのがめっちゃ可愛かったです!
2曲ともよく知っている名曲で、12月の「蛙たち」でのコンサートでも歌ってくれた曲ですが、えりちゃんの澄明な声で聴くと、いつものイメージとちょっと違う気がするんですよね。
ただ、今回は部分的に胸声を混ぜてきたのがまた新鮮で、魅力的でした。澄んだソプラノだけではない、「強さ」の表現。“娘役”を卒業して半年以上が過ぎて、えりちゃんはもう次のステージに進みつつあるんだなあ、と感じました。
ただ、残念ながらまだその音色で歌いきるだけの確信というか勇気はないみたいで、2、3小説胸声で響かせると、すぐにまた裏に返してしまっていましたが。。。これからさらに訓練して、あのヴェルヴェットのような艶やかな美声をモノにできたら、ミュージカル女優として強いだろうなあ……、と思うので、がんばってほしいです!
「枯葉」をさらっと歌いあげて、小さくお辞儀をして、そのまま楽屋へ戻ったえりちゃん。
そのまま「枯葉」のヴァリエーションで場を繋ぐ堺さんの妙技も素晴らしかったです。
そして。ふっ、と曲調が変わって、えりちゃんが着替えて登場。
今度は、淡い水色に白いレースがふんだんにあしらわれた、爽やかなのに甘い、華やかななロングドレス!えりちゃんの凛とした立ち姿にめちゃくちゃ良く似合ってて、本当に可愛かったです。
曲は、ディズニーの「魔法にかけられて」より、『歌ってお仕事』。
「蛙たち」でのコンサートのリトルマーメイドも良かったけど、こういうディズニーミュージカルのコケティッシュなナンバーは、えりちゃんの軽やかな声やキュートな芝居にとてもよく似合いますね。本当に楽しそうに唄ってくださって、、、絵本の世界から抜けだしてきたお姫さま、という設定がこんなにリアルで似合う人がいるのか!と新鮮な驚きでした。
「魔法にかけられて」を舞台化する話があるなら、ぜひキャスティングディレクターさんにはえりちゃんを観に来てほしい!(^ ^)。
宝塚時代のトークを挟んで、思い出の二曲。「仮面のロマネスク」より『恋の淵』と、「バレンシアの熱い花」より『瞳の中の宝石』。
ああいう、何もないコンサートの場で突然に唄うには、ドラマティックな「恋の淵」はハードルが高いと思うのですが、よく集中して歌ってくださったと思います。
ブログで「配役が発表されて、もう思い残すことはないと思った」的なことを書いていらっしゃいましたが、たしかにあの中日劇場のマリアンヌは、鬼気迫る存在感がありました。その名残が、あれから一年が過ぎてもまだえりちゃんの中に残っていることが、驚きでもあり、嬉しくもあります。もう忘れてしまっても良いはずだけれども、大事に抱えていてほしい気もする、、、それは、えりちゃんのファンであると同時に祐飛さんのファンでもある私の、一番のわがままかもしれません。
『瞳の中の宝石』については、「さよならショーで歌う曲を考えた時に、最後の“愛している”のリフレインを、応援してくださった皆さまへのメッセージをとして歌えばいい、とアドバイスされて。。。(大意)」と笑顔で語ってくださいました。歌ってくださっている時から、いろんなものがこみ上げて来て(それこそ、私がえりちゃんを知った曲ですから)涙が止まらなかったのに、そんなことを言われた日には。。。(ばったり)
そして次は、「レ・ミゼラブル」より『On My Own』。
えりちゃんの声で聴くと、この曲もミュージカルとは全然違う光景が浮かぶなあ。。。と、このレミゼファンでいろんな演出合わせて100回以上観ている私がそう思うんだから、すごいことだなと思います。いままでいろんなコンサートでこの曲を聞いてきたけど、こんなにも“違う情景”が見えたのは初めてでした。イメージ的には、ミュージカル「レ・ミゼラブル」より、映画の「レ・ミゼラブル」の「On My Own」に近かったのかな?あああ、「優しい雨」も聴いてみたいー!
あと、これも歌詞が素晴らしかったです。岩谷時子さんの東宝版とは全く違う、もっと原詞に近い、見事な訳詞でした。これも誰の詞なのかすごく知りたい!
次の曲は、「4月にCDを出させていただくことになりました!」という案内と共に、『円舞曲』。2月の「天使の牙」でも使われた曲ですが、「あの時は切ない歌でしたが、実際はもっと楽しげな、幸せな恋の歌なんですよ♪」と言いながら歌って、最後にはくるくると1人で踊ってくれました(*^ ^*)可愛かった………!!!えりちゃんのオルゴール人形がほしい。(真顔)
最後の曲は、『瑠璃色の地球』。曲の説明のときに、さらっと「妹がお茶会で歌ったと言ってて」とコメントしていたのですが。。。つい、雪組の久城あすくんのほかにも、娘役やってる妹さんがいるんだっけ?と思ってしまったよ。あすくんも立派な「妹」ですよね。(弟じゃなくて)
プログラムを見ていたので、これが最後の曲だというのは判っていたのですが、歌い終わったところでかろやかにお辞儀したえりちゃんが、何も言わずにさらっと楽屋に引っ込んだのには少し驚きました(^ ^)。
アンコールの拍手(いちおう)に呼ばれて再度登場したえりちゃんが、開口一番「最後の曲ですっていうのを忘れましたー」と言ったのには笑いましたが(^ ^)。
えりちゃん、しっかりしているように見えてそういうところはアレだからなー。
アンコール曲は、『The ROSE』。
「Some say love,it is a river....」
おもいの籠った柔らかで透明な声と、力強いしなやかな声の連環。
「冬の固い蕾も、春がくれば美しい花がひらく」
時間という名の刹那の花と、生きている意味と。春の歌で始まったこのコンサートを締めくくるにふさわしい、力強い「花の歌」でした。
卒業してからの9ヶ月を、えりちゃんがどんな風に過ごしてきたのか、、、ただの一ファンである私には、本当のところなぞ知る由もありません。
春になれば、藤の花も咲くことでしょう。爛漫の春を眼の前に、えりちゃんの目指す「次」を、一緒に追いかけていくことができたなら、とても幸せです。目指すところを、このタイミングでちょっとだけ見せてくれたえりちゃんに、感謝の気持ちと、「焦らすな!!」という気持ちと、両方を抱きつつ。
明日からのえりちゃんが、今まで以上に輝いてくださいますように。
会場は、第一ホテル東京の2階のレストラン「アンシャンテ」。
食事も美味しくて、とても素敵なところでした♪
コンサートが終わって外に出たら、ちょうど結婚式のパレードが始まったところで、ちょっと幸せのおすそわけをいただいたような気がしました。
4月に出るCDの案内チラシもありました(^ ^)。本当に出るんだなぁ~~!楽しみすぎる。えりちゃんの声、ホントに好きなんです。CDだなんて、嬉しくて、嬉しくて、ねぇ(*^ ^*)♪♪♪
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可愛かったー!! (←世界の真ん中で叫びたい)
幕開き、どこからともなくいきなり響いてきた『春一番』。
「雪がとけて川になってながれていきます~♪」
大好きな、透明感のある澄んだソプラノ。アイドル曲というより、むしろ唱歌かなにかのようでしたが(^ ^)、間奏で登場したえりちゃんは、淡いゴールドの膝丈のドレスで、まさにアイドルのように……いえ、そこらのアイドルなど目じゃないくらいにキュートで可愛かったです!
春つながりで、次の曲は『花』。こちらは正真正銘の唱歌(かな?)を真正面から。
さらに『Ombra mai fu』。天与の声っていうのは本当にすばらしいなあ、と溜息でした。
次は『Don’t Cry for me, Argentina』。トークで「音楽学校時代、こういう芝居の歌が本当に苦手で……」といつもの調子でお話されていたのですが、私はえりちゃんの芝居が大好きなので、真顔で吃驚(@ @)。いや、その話も初めてきいたわけではないので、ご本人は本気なんでしょうけれども。。。少なくとも、私が彼女に出会った「バレンシアの熱い花」新人公演の時は、素晴らしい芝居歌でしたよー(*^ ^*)。
今回も、ミュージカルではエヴィータがバルコニーから群衆に向かって話す演説シーンの曲ですが、えりちゃんが歌うと、もっと1人1人に語りかけるような柔らかさと率直さがあって、心に沁みました。ミュージカルのエヴィータは、野心に満ちた誇り高い「女」ですが、えりちゃんはやっぱり清らかで、リアルに生きているけど実は「神の子」なのかもしれないな、と思いました。
それにしても、歌詞が良かったです!四季版とは全然違っていたのですが、どなたが訳したんでしょうか?
次のコーナーは、プログラムによると「シャンソンメドレー」なのですが、実際には「『愛の賛歌』と『枯葉』、どちらか一曲を歌いたいと思います!どっちが良いですか?」という、アバウトなコーナーでした(^ ^;ゞ。
拍手の大きさで決める、というので、私は両方に大きな拍手をしましたが(→あれっ?)(だって両方とも聴きたいに決まってる!)、やっぱり拍手の大きさにはそんなに差がなかったようで、2曲とも歌ってくれることになりました。
拍手を聞いて、困り顔のえりちゃんがピアニスト(堺敦生)さんの方を振り返って“どうしましょう?”“まあ良いんじゃない?後奏の途中で抜けちゃえば”みたいに話していたのがめっちゃ可愛かったです!
2曲ともよく知っている名曲で、12月の「蛙たち」でのコンサートでも歌ってくれた曲ですが、えりちゃんの澄明な声で聴くと、いつものイメージとちょっと違う気がするんですよね。
ただ、今回は部分的に胸声を混ぜてきたのがまた新鮮で、魅力的でした。澄んだソプラノだけではない、「強さ」の表現。“娘役”を卒業して半年以上が過ぎて、えりちゃんはもう次のステージに進みつつあるんだなあ、と感じました。
ただ、残念ながらまだその音色で歌いきるだけの確信というか勇気はないみたいで、2、3小説胸声で響かせると、すぐにまた裏に返してしまっていましたが。。。これからさらに訓練して、あのヴェルヴェットのような艶やかな美声をモノにできたら、ミュージカル女優として強いだろうなあ……、と思うので、がんばってほしいです!
「枯葉」をさらっと歌いあげて、小さくお辞儀をして、そのまま楽屋へ戻ったえりちゃん。
そのまま「枯葉」のヴァリエーションで場を繋ぐ堺さんの妙技も素晴らしかったです。
そして。ふっ、と曲調が変わって、えりちゃんが着替えて登場。
今度は、淡い水色に白いレースがふんだんにあしらわれた、爽やかなのに甘い、華やかななロングドレス!えりちゃんの凛とした立ち姿にめちゃくちゃ良く似合ってて、本当に可愛かったです。
曲は、ディズニーの「魔法にかけられて」より、『歌ってお仕事』。
「蛙たち」でのコンサートのリトルマーメイドも良かったけど、こういうディズニーミュージカルのコケティッシュなナンバーは、えりちゃんの軽やかな声やキュートな芝居にとてもよく似合いますね。本当に楽しそうに唄ってくださって、、、絵本の世界から抜けだしてきたお姫さま、という設定がこんなにリアルで似合う人がいるのか!と新鮮な驚きでした。
「魔法にかけられて」を舞台化する話があるなら、ぜひキャスティングディレクターさんにはえりちゃんを観に来てほしい!(^ ^)。
宝塚時代のトークを挟んで、思い出の二曲。「仮面のロマネスク」より『恋の淵』と、「バレンシアの熱い花」より『瞳の中の宝石』。
ああいう、何もないコンサートの場で突然に唄うには、ドラマティックな「恋の淵」はハードルが高いと思うのですが、よく集中して歌ってくださったと思います。
ブログで「配役が発表されて、もう思い残すことはないと思った」的なことを書いていらっしゃいましたが、たしかにあの中日劇場のマリアンヌは、鬼気迫る存在感がありました。その名残が、あれから一年が過ぎてもまだえりちゃんの中に残っていることが、驚きでもあり、嬉しくもあります。もう忘れてしまっても良いはずだけれども、大事に抱えていてほしい気もする、、、それは、えりちゃんのファンであると同時に祐飛さんのファンでもある私の、一番のわがままかもしれません。
『瞳の中の宝石』については、「さよならショーで歌う曲を考えた時に、最後の“愛している”のリフレインを、応援してくださった皆さまへのメッセージをとして歌えばいい、とアドバイスされて。。。(大意)」と笑顔で語ってくださいました。歌ってくださっている時から、いろんなものがこみ上げて来て(それこそ、私がえりちゃんを知った曲ですから)涙が止まらなかったのに、そんなことを言われた日には。。。(ばったり)
そして次は、「レ・ミゼラブル」より『On My Own』。
えりちゃんの声で聴くと、この曲もミュージカルとは全然違う光景が浮かぶなあ。。。と、このレミゼファンでいろんな演出合わせて100回以上観ている私がそう思うんだから、すごいことだなと思います。いままでいろんなコンサートでこの曲を聞いてきたけど、こんなにも“違う情景”が見えたのは初めてでした。イメージ的には、ミュージカル「レ・ミゼラブル」より、映画の「レ・ミゼラブル」の「On My Own」に近かったのかな?あああ、「優しい雨」も聴いてみたいー!
あと、これも歌詞が素晴らしかったです。岩谷時子さんの東宝版とは全く違う、もっと原詞に近い、見事な訳詞でした。これも誰の詞なのかすごく知りたい!
次の曲は、「4月にCDを出させていただくことになりました!」という案内と共に、『円舞曲』。2月の「天使の牙」でも使われた曲ですが、「あの時は切ない歌でしたが、実際はもっと楽しげな、幸せな恋の歌なんですよ♪」と言いながら歌って、最後にはくるくると1人で踊ってくれました(*^ ^*)可愛かった………!!!えりちゃんのオルゴール人形がほしい。(真顔)
最後の曲は、『瑠璃色の地球』。曲の説明のときに、さらっと「妹がお茶会で歌ったと言ってて」とコメントしていたのですが。。。つい、雪組の久城あすくんのほかにも、娘役やってる妹さんがいるんだっけ?と思ってしまったよ。あすくんも立派な「妹」ですよね。(弟じゃなくて)
プログラムを見ていたので、これが最後の曲だというのは判っていたのですが、歌い終わったところでかろやかにお辞儀したえりちゃんが、何も言わずにさらっと楽屋に引っ込んだのには少し驚きました(^ ^)。
アンコールの拍手(いちおう)に呼ばれて再度登場したえりちゃんが、開口一番「最後の曲ですっていうのを忘れましたー」と言ったのには笑いましたが(^ ^)。
えりちゃん、しっかりしているように見えてそういうところはアレだからなー。
アンコール曲は、『The ROSE』。
「Some say love,it is a river....」
おもいの籠った柔らかで透明な声と、力強いしなやかな声の連環。
「冬の固い蕾も、春がくれば美しい花がひらく」
時間という名の刹那の花と、生きている意味と。春の歌で始まったこのコンサートを締めくくるにふさわしい、力強い「花の歌」でした。
卒業してからの9ヶ月を、えりちゃんがどんな風に過ごしてきたのか、、、ただの一ファンである私には、本当のところなぞ知る由もありません。
春になれば、藤の花も咲くことでしょう。爛漫の春を眼の前に、えりちゃんの目指す「次」を、一緒に追いかけていくことができたなら、とても幸せです。目指すところを、このタイミングでちょっとだけ見せてくれたえりちゃんに、感謝の気持ちと、「焦らすな!!」という気持ちと、両方を抱きつつ。
明日からのえりちゃんが、今まで以上に輝いてくださいますように。
会場は、第一ホテル東京の2階のレストラン「アンシャンテ」。
食事も美味しくて、とても素敵なところでした♪
コンサートが終わって外に出たら、ちょうど結婚式のパレードが始まったところで、ちょっと幸せのおすそわけをいただいたような気がしました。
4月に出るCDの案内チラシもありました(^ ^)。本当に出るんだなぁ~~!楽しみすぎる。えりちゃんの声、ホントに好きなんです。CDだなんて、嬉しくて、嬉しくて、ねぇ(*^ ^*)♪♪♪
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