銀河英雄伝説@HAKATAZA【4】
2013年2月9日 宝塚(宙) コメント (2)宙組博多座公演「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」第二幕。
すっかり間があいてしまい、その間に千秋楽もとっくに終わってしまいました……でも、まだ少し書きたいことがあるので、、、いまさらですがすみません。
■第1場 アムリッツァ星域会戦
本公演でビッテンフェルトの部下だったかける(風馬)がビッテンフェルト本人に昇格して、誰がその後に入るのか興味津々だったのですが。
……まさかのリヒテンラーデ侯(松風)でした(滝汗)。継続の和希くん含め、その3人じゃ止まるはずねーじゃん。誰だよその采配。
この場面のもう一つの見どころは、「キルヒアイスはまだか!」と苛々して舌打ちし、キルヒアイスが登場して戦場を支配すると、自慢げに笑って長い脚を組みかえる元帥閣下、なのですが。
かいちゃん(七海)のオーベルシュタインの無表情が良い意味でそれをスルーしている感があって、いい空気感だなーとと思いました。
■第3場 元帥府の一室
リンチ(和希)初登場。いやぁ、野心に溢れてエネルギッシュな「若い」リンチで!本公演の美月くんが良くも悪くも「全てを諦めた」虚無の人だったので、初見は結構衝撃的でした。
本公演のリンチにあったのは、ヤンに対する深い恨みと憎しみ。妬みから派生したその闇は、今となっては同盟そのものに対する憎しみに育ってしまっていて、自分でもどうにもならない。その切なさ、痛々しさがすごく好きだったんですが……和希くんの、直情的で野心的なパワーも、結果として歴史を動かすリンチという人物には似合っているのかも、と思いました。
原作のリンチは、どちらかといえば美月くんの持つ虚無に近いものを持った人物像だったと思いますが、@TAKARAZUKAな小池脚本には、どちらもありな気がしました。ただ、やっぱりオーベルシュタインがかいちゃんになると、リンチも似たタイプである美月くんより、アグレッシヴな和希くんの方がバランスが良いかも、とは思いましたが。
リンチと入れ違いに登場するヒルダ(実咲)。
少し痩せたのか、化粧か髪が変わったのか、それとも単に着慣れただけかもしれませんが、軍服が似合ってきたな、と思いました。うん。可愛かったです。
私が観たのは初日があいてすぐでしたが、就職(?)を許されて退出するときに余計なこと(東宝でやっていた「キャハッ☆」みたいなパフォーマンス)をしなくなったのが、とても良かったです。……これも数日後には復活していたらしいのですが(T T)。何故なんだ。どう考えても、小池さんの演技指導で無くなったとしか思えないのに、なぜ復活するんだよ。。。ヒルダはそんな娘じゃないのにぃ(涙)。
とりあえず、退出するオーベルシュタインのパフォーマンスが無くなったのは良かったです。ホッとしました。……これは復活してないよね?(まさか?)(せめて)
■第4場 捕虜交換式
大劇場で観た時から好きな場面ですが、ヤン(緒月)とキルヒアイスの間に流れる空気がさらに温かくなって、さらに良くなったなと思いました。
入場する捕虜たちの最後に入ってくるリンチ元少将。帝国軍と同盟軍が心を一つに歌う場面の途中でいったん袖にはけるのは本公演と同じですが、そこまでの芝居が美月くんと全然違うのが面白かったです。なんというか、普通だった(^ ^)。美月くんは、ヤンの前では「普通」を取り繕っていても、ヤンの眼が反れた途端に憎しみや恨みが溢れてしまうというか、、、装った仮面の下の真っ黒なモノが透けて見えるような雰囲気がありましたが、和希くんのリンチは、良い感じにやさぐれてはいても、そんなに真っ黒い感じではなくて。
美月くんの、最初のはけ際の昏い薄嗤いがひどく印象に残っていたので、和希くんの役づくりは真っ直ぐだなあ、と、こんなところでも思いました。良い悪いじゃなくて、違うんだなあ、と。
ただ、最後にもう一度登場したときの存在感は、少し物足りなかった、かも。。。舞台上にいる時間が短いので、そこはもう少し暗いオーラがあったほうが良かったんじゃないかな、と。……いや、公演の後半に良くなっていたかもしれませんが。
■第6場 オーディンの夜
チェス盤を囲むラインハルトとオーベルシュタイン。かいちゃんの役づくりだと、ますます元帥閣下と卓を囲むなどありえないという気がしますが、そこはキルヒアイスが出掛けてしまって寂しいラインハルトが、無聊を慰めようと無理矢理参謀を座らせた……という解釈をしてみたら、つい萌えてしまいました(汗)。嫌がるオーベルシュタインに無理強いする元帥閣下……素敵(←おい)。
ラインハルトとオーベルシュタインの関係は、本公演だとオーベルシュタインが一枚上手な感じだけど、博多座ではオーベルシュタインの希みが「納得できる主君(=ラインハルト)の許で能力を発揮すること」なので、同じことをしていても違う構図に見えてくるんですよね。役者の解釈だけで、特に何を変えたわけでもないのに、こんなに印象が変わるのか。芝居って面白いなあ。
「オーディンの夜」を歌う提督たち。
あっきー(澄輝)のロイエンタールは優しいな、と思いました。優しさがにじみ出ちゃって、ゆいちゃん(結乃)に触れる手も温かそうで……そんなことしたら女は愛されてると思っちゃうよ?と思った。相手の眼を視ないところくらいかな、「漁色家」に見えるのは。ゆいちゃんとの並びはとても綺麗でお似合いでした(*^ ^*)。
ミッターマイヤーのりっくん(蒼羽)は、元気で真っ直ぐで、そのまんま黄色い薔薇の花束を持って走って行きそうな“疾風”ヴォルフでした!
エヴァンゼリン(愛白)は本公演から引き続きなんですが、一幕でヴェストパーレ男爵夫人を演じていたりするので、ちょっと違和感がありました。もう少し髪型や化粧で別人に見せるか、あるいは愛白さんはヴェストパーレを本役にしてエヴァンゼリンを役替りしても良かったのでは、と思うのですが。。。そうでなくても娘役は役らしい役が少ないのに、キャラの違う大きな役を二つも同じ人にやらせなくても(涙)。
「(恋人は)今夜探す!」と言い切ったビッテンフェルト。大好き(^ ^)。絡む二人はくるみちゃん(舞花)と彩花まりちゃん、だったかな?(違ったらすみません)二人を視るかけるのやにさがった顔が面白かった(誉めてます)。
ルッツの美月くんは、ゆみちゃん(桜音)とラブラブカップル。美月くんのリンチがすごく好きだったので、ルッツになってしまって残念……くらいの気持ちだったのですが(汗)、滅多に観られない娘役さんとのラブラブ場面はとても嬉しかったです。こんなに嬉しいものなんだなー(^ ^;ゞ。ゆみちゃんも本当に可愛かった!女神!
ワーレン(春瀬)とケンプ(七生)もがんばっていたと思います。。。すみません、いろいろ余裕がなくてあまり観られず(涙)。もっと回数観られればなあ~。
■第7場 ガイエスブルクとヴェスターラント
注目の役替りの一人、オフレッサー役の実羚淳くん。長身なので、最初の登場は迫力ありました。しかし……喋るとコケるのは相変わらずで(^ ^;ゞ。「シャングリラ」でちーちゃんの子供時代を演じてから早くも3年。もうすぐ研5なんだから、そろそろあの超絶なスタイルと美貌に見合った声を手に入れてほしいなあ。。。(切実)。
ブラウンシュヴァイク公爵夫人アマーリエ(愛咲)とエリザベート(真みや)が初登場。たしかに、ヴェスターラントにはフレーゲル1人ではどうにもならないので当然なんですが、だったら最初から出しておけばいいのに、と思ったりもしました。リッテンハイム家は無しで、ブラウンシュヴァイク家だけでも「ロイヤルファ・ミ・リー♪」って歌ってくれて良かったのでは、と思うんですが……なぜ前面カットになったんだろうなあ。残念ー。
まだあまりにも途中なのですが、ヴぇスターラントの前で一回切ります。
うーん、二幕は簡単に終わらせようと思っていたのに、書き始めたら止まらなかった……(涙)。しかも、一回最後まで書いたのにデータごと消えたのが痛すぎる……(T T)。
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すっかり間があいてしまい、その間に千秋楽もとっくに終わってしまいました……でも、まだ少し書きたいことがあるので、、、いまさらですがすみません。
■第1場 アムリッツァ星域会戦
本公演でビッテンフェルトの部下だったかける(風馬)がビッテンフェルト本人に昇格して、誰がその後に入るのか興味津々だったのですが。
……まさかのリヒテンラーデ侯(松風)でした(滝汗)。継続の和希くん含め、その3人じゃ止まるはずねーじゃん。誰だよその采配。
この場面のもう一つの見どころは、「キルヒアイスはまだか!」と苛々して舌打ちし、キルヒアイスが登場して戦場を支配すると、自慢げに笑って長い脚を組みかえる元帥閣下、なのですが。
かいちゃん(七海)のオーベルシュタインの無表情が良い意味でそれをスルーしている感があって、いい空気感だなーとと思いました。
■第3場 元帥府の一室
リンチ(和希)初登場。いやぁ、野心に溢れてエネルギッシュな「若い」リンチで!本公演の美月くんが良くも悪くも「全てを諦めた」虚無の人だったので、初見は結構衝撃的でした。
本公演のリンチにあったのは、ヤンに対する深い恨みと憎しみ。妬みから派生したその闇は、今となっては同盟そのものに対する憎しみに育ってしまっていて、自分でもどうにもならない。その切なさ、痛々しさがすごく好きだったんですが……和希くんの、直情的で野心的なパワーも、結果として歴史を動かすリンチという人物には似合っているのかも、と思いました。
原作のリンチは、どちらかといえば美月くんの持つ虚無に近いものを持った人物像だったと思いますが、@TAKARAZUKAな小池脚本には、どちらもありな気がしました。ただ、やっぱりオーベルシュタインがかいちゃんになると、リンチも似たタイプである美月くんより、アグレッシヴな和希くんの方がバランスが良いかも、とは思いましたが。
リンチと入れ違いに登場するヒルダ(実咲)。
少し痩せたのか、化粧か髪が変わったのか、それとも単に着慣れただけかもしれませんが、軍服が似合ってきたな、と思いました。うん。可愛かったです。
私が観たのは初日があいてすぐでしたが、就職(?)を許されて退出するときに余計なこと(東宝でやっていた「キャハッ☆」みたいなパフォーマンス)をしなくなったのが、とても良かったです。……これも数日後には復活していたらしいのですが(T T)。何故なんだ。どう考えても、小池さんの演技指導で無くなったとしか思えないのに、なぜ復活するんだよ。。。ヒルダはそんな娘じゃないのにぃ(涙)。
とりあえず、退出するオーベルシュタインのパフォーマンスが無くなったのは良かったです。ホッとしました。……これは復活してないよね?(まさか?)(せめて)
■第4場 捕虜交換式
大劇場で観た時から好きな場面ですが、ヤン(緒月)とキルヒアイスの間に流れる空気がさらに温かくなって、さらに良くなったなと思いました。
入場する捕虜たちの最後に入ってくるリンチ元少将。帝国軍と同盟軍が心を一つに歌う場面の途中でいったん袖にはけるのは本公演と同じですが、そこまでの芝居が美月くんと全然違うのが面白かったです。なんというか、普通だった(^ ^)。美月くんは、ヤンの前では「普通」を取り繕っていても、ヤンの眼が反れた途端に憎しみや恨みが溢れてしまうというか、、、装った仮面の下の真っ黒なモノが透けて見えるような雰囲気がありましたが、和希くんのリンチは、良い感じにやさぐれてはいても、そんなに真っ黒い感じではなくて。
美月くんの、最初のはけ際の昏い薄嗤いがひどく印象に残っていたので、和希くんの役づくりは真っ直ぐだなあ、と、こんなところでも思いました。良い悪いじゃなくて、違うんだなあ、と。
ただ、最後にもう一度登場したときの存在感は、少し物足りなかった、かも。。。舞台上にいる時間が短いので、そこはもう少し暗いオーラがあったほうが良かったんじゃないかな、と。……いや、公演の後半に良くなっていたかもしれませんが。
■第6場 オーディンの夜
チェス盤を囲むラインハルトとオーベルシュタイン。かいちゃんの役づくりだと、ますます元帥閣下と卓を囲むなどありえないという気がしますが、そこはキルヒアイスが出掛けてしまって寂しいラインハルトが、無聊を慰めようと無理矢理参謀を座らせた……という解釈をしてみたら、つい萌えてしまいました(汗)。嫌がるオーベルシュタインに無理強いする元帥閣下……素敵(←おい)。
ラインハルトとオーベルシュタインの関係は、本公演だとオーベルシュタインが一枚上手な感じだけど、博多座ではオーベルシュタインの希みが「納得できる主君(=ラインハルト)の許で能力を発揮すること」なので、同じことをしていても違う構図に見えてくるんですよね。役者の解釈だけで、特に何を変えたわけでもないのに、こんなに印象が変わるのか。芝居って面白いなあ。
「オーディンの夜」を歌う提督たち。
あっきー(澄輝)のロイエンタールは優しいな、と思いました。優しさがにじみ出ちゃって、ゆいちゃん(結乃)に触れる手も温かそうで……そんなことしたら女は愛されてると思っちゃうよ?と思った。相手の眼を視ないところくらいかな、「漁色家」に見えるのは。ゆいちゃんとの並びはとても綺麗でお似合いでした(*^ ^*)。
ミッターマイヤーのりっくん(蒼羽)は、元気で真っ直ぐで、そのまんま黄色い薔薇の花束を持って走って行きそうな“疾風”ヴォルフでした!
エヴァンゼリン(愛白)は本公演から引き続きなんですが、一幕でヴェストパーレ男爵夫人を演じていたりするので、ちょっと違和感がありました。もう少し髪型や化粧で別人に見せるか、あるいは愛白さんはヴェストパーレを本役にしてエヴァンゼリンを役替りしても良かったのでは、と思うのですが。。。そうでなくても娘役は役らしい役が少ないのに、キャラの違う大きな役を二つも同じ人にやらせなくても(涙)。
「(恋人は)今夜探す!」と言い切ったビッテンフェルト。大好き(^ ^)。絡む二人はくるみちゃん(舞花)と彩花まりちゃん、だったかな?(違ったらすみません)二人を視るかけるのやにさがった顔が面白かった(誉めてます)。
ルッツの美月くんは、ゆみちゃん(桜音)とラブラブカップル。美月くんのリンチがすごく好きだったので、ルッツになってしまって残念……くらいの気持ちだったのですが(汗)、滅多に観られない娘役さんとのラブラブ場面はとても嬉しかったです。こんなに嬉しいものなんだなー(^ ^;ゞ。ゆみちゃんも本当に可愛かった!女神!
ワーレン(春瀬)とケンプ(七生)もがんばっていたと思います。。。すみません、いろいろ余裕がなくてあまり観られず(涙)。もっと回数観られればなあ~。
■第7場 ガイエスブルクとヴェスターラント
注目の役替りの一人、オフレッサー役の実羚淳くん。長身なので、最初の登場は迫力ありました。しかし……喋るとコケるのは相変わらずで(^ ^;ゞ。「シャングリラ」でちーちゃんの子供時代を演じてから早くも3年。もうすぐ研5なんだから、そろそろあの超絶なスタイルと美貌に見合った声を手に入れてほしいなあ。。。(切実)。
ブラウンシュヴァイク公爵夫人アマーリエ(愛咲)とエリザベート(真みや)が初登場。たしかに、ヴェスターラントにはフレーゲル1人ではどうにもならないので当然なんですが、だったら最初から出しておけばいいのに、と思ったりもしました。リッテンハイム家は無しで、ブラウンシュヴァイク家だけでも「ロイヤルファ・ミ・リー♪」って歌ってくれて良かったのでは、と思うんですが……なぜ前面カットになったんだろうなあ。残念ー。
まだあまりにも途中なのですが、ヴぇスターラントの前で一回切ります。
うーん、二幕は簡単に終わらせようと思っていたのに、書き始めたら止まらなかった……(涙)。しかも、一回最後まで書いたのにデータごと消えたのが痛すぎる……(T T)。
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コメント
きっと早く書かないからPCの復讐にあったのだ…
もう返す返す博多座に行かなかった自分を悔やむというか
実際行けなかったんだけど、2013年の最大の後悔になりそうです。
これを取り戻すためにも大劇場宙組公演が「芝居」「ショー」ともに
稽古段階でよいよーと言われてるので、そっちに2回いくか?
という気持ちになってます(笑)
みりおんちゃんはお化粧変わったらしいですよん
続き待ってますね~
> きっと早く書かないからPCの復讐にあったのだ…
きゅぅぅぅぅ(凹)
> もう返す返す博多座に行かなかった自分を悔やむというか
> 実際行けなかったんだけど、2013年の最大の後悔になりそうです。
2013年始まったばかりでもう「最大」ですか(^ ^)。
でも、行った私でさえ、二回目に行けなかったことをこんなに悔やんでいるんだから、
全然ご覧にならなかったのならそりゃそうかも。
> これを取り戻すためにも大劇場宙組公演が「芝居」「ショー」ともに稽古段階でよいよーと
おお!行くことにして正解だったか!?
> みりおんちゃんはお化粧変わったらしいですよん
ああ、やっぱり!ちょっと違うような気はしたんです。がんばれー♪
> 続き待ってますね~
が、がんばります(^ ^;;;;