日本青年館にて、花組公演「Streak of Light」を観劇いたしました。


もっと早く書くつもりだったのですが、余裕がなくて先延ばししているうちに、ドラマシティの楽も眼の前になってしまった(@ @)ので、慌てて思い出し(^ ^;ゞ

一回しか観ていないので、いろいろ記憶が曖昧ですがすみません。



とにかく一番印象に残ったのは、1幕中盤の「リベルタンゴ」。
いきなりのピンスポで誰かと思ったら、みーちゃん(春風)とルナちゃん(冴月)! 黒づくめのスーツに恰好良く帽子を被ったみーちゃんと、鮮やかなスカイブルーのミニワンピで、惜しげもなく美脚を晒したルナちゃんの!その迫力と美貌!!
難しいタンゴのステップを危なげなく踏む二人の、宝塚では滅多にないほどの肉感的な色っぽさとストイックな鋭さの同居。いやー、良いモノ観ました。
ルナちゃんは「CONGA」の「真実の愛」の場面に続き、地毛のままの女役。たぶん、ああいう激しい踊りだから(どっちも)、鬘だと邪魔なんだろうなあ、とは思うのですが。。。でも、ロングの鬘を振り乱して踊ってるルナちゃんも観てみたい気がします。いや、ショートでも本当に美しかったし、違和感はないんですけどね。


いやはや、すごかった。蘭トムさんと蘭ちゃんもすごかったんだけど、いかんせん蘭ちゃんは娘役としてもちょっと痩せすぎ(一時期の異常さは解消されましたが)なので、ルナちゃんと並ぶと迫力が足りないというか(^ ^)。いや、さすがでしたけど、でもやっぱり、「蘭トムさんと蘭ちゃんのタンゴ」という意味では「サン・テグジュペリ」の求婚のタンゴの方が凄かったような。
そのかわり、蘭トムさんセンターの男役群舞は素晴らしかった!!息を飲みました(^ ^)。

ああ、あの場面だけでもいいからもう一回観たいー!!
「リベルタンゴ」って宝塚のショーでは散々使われていて、人によっていろんな「マイベストリベルタンゴ」があると思うのですが、、、私にとっての「リベルタンゴ」の決定版は、この「Streak Of Light」になりました(^ ^)。



みーちゃんは、このリベルタンゴも凄かったけど、その前のマリオネットの場面のじゅりあ(花野)とのコンビも良かったです♪ っていうか、この公演文句なく2番手扱いで、センターの場面もたくさんあって、大活躍でした(はぁと)。
ここにきてまた少し痩せて、そうでなくても花組では目立つ長身が、本当にスタイル抜群になって……あの長い脚が滑らかに動くところはいくら観ても本当に飽きません(^ ^)。



そしてもう一人、この公演の大スター・よっち(月央)!
最近いろいろなところで良い味をみせてくれているよっちですが、、、、今回はもう!!

2幕頭の「オーディション」の場面。
……一回では観きれませんから、そんなに小芝居しまくらないでください、みなさん。(小声)

もう、この場面を縦横無尽に走り回るよっちの可愛さと自由さと、そして、誰よりキレキレのダンス!割とこの手の「ゲイの振付師」役って、芝居巧者の上級生がやることが多くて、、、ホンモノのダンサーがやることは珍しいんですよね。ほら、ダンサーは身体で語っちゃうから台詞はイマイチな人も多いし、ダンスと芝居両方できる人は持ち味がストイックなことが多いし(^ ^;

というわけで(←何が)、よっちが神でした。

この場面は、他のメンバーも面白すぎるんですけど(三つ編に丸眼鏡のきらりんとか!リュック背負ったヲタクのルナちゃんとか!妙に色っぽい花蝶しほちゃんとか!踊れない芝居をめんどくさそうにやってるじゅりあ様とか!!!)
……でも、まったく周りを視る余裕がないくらいには、よっちが神でした(^ ^)まる。





2幕中盤に中詰めっぽい場面があって、そこで蘭ちゃんが「One Night Only」を歌うのですが。
……そういえば、「Rising」でもこの曲使ってたなー、と思い出してみたり。蘭トムさんが好きな曲なのでしょうか? がんばって恰好よくウィンクしてる蘭ちゃんは可愛かったけど、こういう曲調でああいう演出なら、もうちょっとハードな衣装でも良かったかも。




蘭トムさんのことをあまり書いていませんが、蘭トムさん、大好きだー!!とずっと叫び続けたいくらい、最初から最後まで「切っても切っても蘭寿トムさん恰好良い場面の連続」でした(*^ ^*)。
ただ、「Rising」でも思ったけど、宝塚でダンサーの「コンサート」って難しいんだなあ、、、と。
人間、本気で踊れるのは数分間が限界ですものね。2時間はもつわけがない。
だからこそ、つなぎの場面づくりが大切だし、さすがにベテランの酒井さんはそういうところはお洒落で素敵だったのですが。

場面ごとに蘭トムさんのソロを入れることは重要じゃないと思うんだけどなあ。
それとも、蘭トムさんのファン的には、やっぱり歌も重要なんでしょうか。。。。



なんか、蘭々コンビについては、「CANON」の人形の館とか、「CONGA」とか、、大劇場での名場面が多すぎて「コンサート」に対する期待値が無駄に上がってしまうんですよねー。
それでも、「リベルタンゴ」はもう一回(っていうか100回くらい)観たかったし、どの場面も楽しかったのですが(*^ ^*)。






この作品、副題は「一筋の光」なんですが、ふつーに訳したら「光の筋」だよね、とずっと思っていたせいか、白い衣装の場面で「ああ、光の道がみえるー」と思ったのでした。なので、今日の日記のタイトルは「光の道」。

光の道を歩む花組トップコンビ。
次の「オーシャンズ」も、その後も、どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)。


コメント

nophoto
hanihani
2012年12月10日11:36

そうそう、みーちゃんがなんだか発光してましたよね。

今回の組替えって、実は結構良かったんだなと思う日々・・・

劇団も考えてはいるんですね。

みつきねこ
2012年12月11日1:57

hanihaniさま

> そうそう、みーちゃんがなんだか発光してましたよね。

本当に!

> 今回の組替えって、実は結構良かったんだなと思う日々・・・

組替えした人にとっても、組に残った人たちにとっても、受け容れた組にとっても、いろいろな意味のあった組替えだったと思います。そんな中で、自分の居場所を確保できるのは、やっぱり「自分だけ」の何かを持っている人なんじゃないかな、と思います。

> 劇団も考えてはいるんですね。

今回は意外とセンス良かったな、と思えますよね♪