ロミオとジュリエット【3】
2012年9月7日 宝塚(月) コメント (4)そうこうしている間に、月組公演「ロミオとジュリエット」も最後の週末になってしまいました。
私が最後に観てからもだいぶたつから、またみんな色々変化しているんでしょうね。
あああ、最後にもう一回づつ観たかったなー(T T)(きりがないよ!)。
なんだか体系だてて書くのは無理そうなので、とりあえず残しておきたいメモを。
■オープニング
星組では海さんと優香さん、雪組では蓮城さんと愛加さんだった、両家の引き裂かれる恋人は、月組は光月るうちゃんと萌花ゆりあさん。
二人を出会わせるのが愛なのは星組版からですが、今回の月組は、愛のゆうき(煌月)が二人を狙って恋に墜としたのが印象に残りました。
雪組はあまり覚えていないのですが(すみません)、星組は普通に自分から恋に落ちてたような記憶で、月組は愛によって引きあわされるイメージ。勝手な印象ですが。
「愛」といえば、星組のときはもっと衣装が薄くて、裏なしの1枚だけだったから身体のラインがよく見えていたような気がします。体型的にも、まだ若くてピチピチしてて、、、なんというか、肉体感があったんですよね。精神的な「愛」ではなく、もっとリアルな感覚。振付ももっと無邪気でかつ色っぽかったような気がします。
雪組の「愛」は、2枚がさねの衣装だったと思うんですよね。透け感のない柔らかな衣装と、せしるの優雅でしなやかで、そして力強いダンスによって表現される、幻想的なイマジネーションが印象に残っています。大人で強くて、最初から「死」より上位に立った「愛」だった……。あまり色気のあるタイプではない、というか、ぶっちゃけ色気は皆無だったけど、逆に、それがすごく精神的な「純愛」感になっていたような気がします(^ ^)。
月組のゆうきは、衣装はたぶん雪組と同じ?
ダンスというよりも、芝居がかった「意思」のある存在感が面白いなと思いました。
そういえば、ゆうきは顔に模様をつけてないんですよね。そのせいなのかな、あまり「幻想的」なイメージがなのは。すごく「意思」をもって能動的に恋人たちの気持ちを動かしていく「愛」だな、という印象を持ちました。
そうそう、舞踏会で「愛」が二階へ連れていくのは、ジュリエットじゃなくてロミオなんですよね。星組はぜったいジュリエットだったのに。雪組はどうだったっけ……すみません、雪組さんはあまり回数を観られなかったので細かいところを覚えてないんです(涙)
■僕は怖い(一幕)とジュリエットの銀橋
新人公演を観て、あらためて、この2曲があると無いでこんなに作品の世界観が変わるのか!!、と思いました。
新人公演のロミオとおジュリエットは、どこにでもいる普通の、純粋で幸せな若い青年と少女。
二人が出会って、恋をして、、、ごく普通の恋愛譚であったはずなのに、周囲の理解が得られずに悲劇が起きる、という展開がすごくスピーディーで、しかも当たり前に見えて。なんだか不思議な感覚でした。
本公演の、悲劇が起こる前から闇を視ているロミオと、幸せではないジュリエットの、現実を無視してお互いに縋りつくような痛々しい恋人っぷりが大好きで、好きすぎて、新人公演は物足りないなあなんて思ってしまったんですが(^ ^)、でも、普通に「ロミオとジュリエット」って言ったらこっちだよなあ……とも思いました(^ ^)。
面白いなあと思ったのは、ロミオと「死」の組み合わせでしょうか。
闇を知らないロミオと包容力のある大人なジュリエット、という組み合わせだった星組版は、能動的に「死」へと人々を連れ去ろうとする「死」とリアルで肉感的な「愛」。
闇に惹かれるロミオと、ただただ真っ直ぐで純粋なジュリエット、という組み合わせだった雪組版は、子供のように純粋な、少年ロミオの友達のような「死」と、姉のように世界を見守る女神のような「愛」。
今回、本公演の「死」と「愛」は、どちからといえば雪組系だったと思うんですが、新人公演は星組版に近かったと思うんですよね。たまきちのロミオは「闇」を知らないし、咲妃さんのジュリエットもしっかりした普通の女の子で、そのぶん、ちなつの「死」とゆーみんの「愛」は物凄く怖くて、異空間から二人を連れに来た存在という気がしました。
本公演のロミオ二人とジュリエットは、3人とも、すごく「闇」を怖れているんですよね。
「遊びなら何人かとつきあったけど」という言葉が強がりにしか聴こえないまさおロミオは、闇を怖がる子供そのものだし、ちゃぴジュリエットもそんな感じ。みりおロミオは闇に惹かれる自分に怯えきった少年。
3人とも、あまりにも闇に対する恐怖心が強くて、、、「たまきちはそんなに怖くないから大丈夫だよ!」と言ってあげたくなってしまう時もあるのですが(汗)、すごく好きです(はぁと)(結論はそこか)。
礼音くんの明るさとパワー。それを押しつぶして死へ誘うためには、真風くんくらいの存在感のあるスターが死を踊る必要があった。だって、あのロミオは、「僕は怖い」って言いながら全然怖そうに見えないんだもの。
キムちゃんやみりおのような、最初から闇を内包したスターには、元々死への道筋がついているから、その背をそっと押すだけでいい。だから彩風さんやたまきちがふさわしい。まさおは、闇を内包しているとかなんとかじゃなくて、単なる闇を怖がる子供だけど、「死」との関係性は同じなのだと思いました。闇に怯えながら闇に惹かれる、子供。ちゃぴもそう。本質的に子供同士の恋愛。
■バルコニー
バルコニーのちゃぴが可愛くて可愛くて、2階席が大好きになった今回の公演。
面白いな、と思ったのは、ロミオが登場して吃驚したジュリエットが「危ないわ」と下を見下ろすところのロミオの動き。
まさおロミオは、ジュリエットと一緒に下を見るんですけど、みりおロミオは、焦って下を確認するジュリエットの背中を微笑んで見守ってるんですよね。(←もしかしたら日によって違うかも)(最近は、基本的にジュリエットしか視てないかもですごめんなさい)
■キャピュレット家の女たち
最初に登場して、「だんなさまぁ~っ」と甘い声で呼びかける侍女は真愛涼歌ちゃん。本当に間が良いなあ~~。涼やかなのに色っぽい、良い声(はぁと)。ちょっとふっくらしているのも、こういう役だとすごく良いんですよね。新公のモンタギュー夫人も素晴らしかったです!ああう、「にくしみ」も聴きたかったよー(涙)。
後から出てくる侍女とキャットファイトしているのも可愛くて可愛くて、ついつい観てしまいます(*^ ^*)。2階ではジュリエットがニコニコしてるし、本当にどこに視線を合わせればいいのかわからなくて、目も耳も忙しい場面でした(^ ^)。
ちゅーちゃん(咲希あかね)の衣装は、星組ではキトリ(稀鳥)が着ていたもの。他のメンバーはあまり覚えていないんですが、どれが誰のかな?
美穂さんがすごく小さくなっていて吃驚します。小柄な男役よりよっぽど大きいはずなのに!
今回ちゃぴが娘役としては長身だから、小さくなりやすいのもあるんでしょうけど、動きもすごく自然で、すごいですよね。歌はもちろんさすがなんですけど、芝居が素晴らしいからこそのあの歌なんだなあ、と思います。
■決闘
ロミオがリフトされて「誰が誰を好きになってもいい 愛し合う心は誰もが変わらない」と歌っている時。
星組の涼ベンヴォーリオは、柚希ロミオを観てなかったと思うんですよね。そっちには背を向けて、客席に顔を向けていたはず。でも、聴いているのはわかりましたけど。
マギーは、客席に背をむけてロミオをじっと見上げてるんですよね。ナウオンで「ロミオを見上げるのを止めた」という話をしていましたが、あの場面はすごく印象に残っています。
■僕は怖い(リプライズ)
「僕は怖い。……神の怒りに触れた自分とジュリエットの行く先が」という歌詞の中で表現される、物理的な恐怖心。
まさおロミオは、恐怖の中でジュリエットの幻に救いを見出して、幸せいっぱいの表情を浮かべるんですよね。なのに、腕の中に抱きしめた瞬間に幻はかき消える。その儚さに恐怖がぶり返してさらに怯える、、、本能で生きているロミオ。
みりおロミオは、ジュリエットの幻にさえ怯えていたような気がします。腕の中に勝手にすべりこんでくる幻に怯えて、そんな幻を視てしまう自分に怯えて、舞台の端まで逃げていく。根源的で物理的な恐怖。
……だーかーらー、、、たまきちはそんなに怖くないってば……(^ ^;ゞ
ロミオと「死」の組み合わせは本当に面白いな、と思います。
まさおやみりおのロミオにちなつちゃんの「死」を組み合わせたら、たぶん「いつか」を歌うまでもなく死んでると思う。明るくてまっすぐで、裏表のないたまきちのロミオだったからこそ、ちなつちゃんの誘惑に耐えられた。礼音くんのロミオだったからこそ、ゆりか(真風)の支配をはねのけられた。いやはや、芝居というもの、「宛書き」というものの面白さだな、と思います。
■もしも。
神父さまの計略が何もかもうまくいって、ロミオとジュリエットがマントヴァで新しい生活を始めたとしたら、どうなっていただろうか、、、なんてことを、ときおり考えたりします。
髪はぼっさぼさ、肌はカッサカサになるジュリエット……なんとなく想像できるけど、でも、ちゃぴジュリエットならそんなことあまり気にしないかも、と思ったりします。星組の綺咲さんや、新公ジュリエットの咲妃さんは耐えられないかもしれないけど、ちゃぴならば。
ちゃぴジュリエットなら、ロミオさえ傍にいてくれれば全然大丈夫なんじゃないかなあ、と。
……だとしたら、耐えられないのはまさおロミオ、か(- -;ゞ
みりおくんのロミオは、意外に生活力もありそうだし、神父さまが二人の結婚を公表して町に平和が訪れるまで待てるかもしれません(^ ^)。
だけど、まさおロミオは無理だろうなあ……。やつれていくジュリエットを視ているのも無理だろうし、自分自身が変わっていくことにも耐性がなさそう。でもおめおめとヴェローナに戻ることもできずに、ちゃぴの紐になって暮らした末に……。末路がありありと想像できるなあ。。。
なんだかすごく勝手なことばかり書いて、すみません。
大公も神父さまも、すごく良かったですう~!と書こうとして、この二人の学年差を思って倒れそうになりました。まゆぽんって本当にすごいわ。専科さまと同列に感想書きたくなってしまうなんて!(^ ^;
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私が最後に観てからもだいぶたつから、またみんな色々変化しているんでしょうね。
あああ、最後にもう一回づつ観たかったなー(T T)(きりがないよ!)。
なんだか体系だてて書くのは無理そうなので、とりあえず残しておきたいメモを。
■オープニング
星組では海さんと優香さん、雪組では蓮城さんと愛加さんだった、両家の引き裂かれる恋人は、月組は光月るうちゃんと萌花ゆりあさん。
二人を出会わせるのが愛なのは星組版からですが、今回の月組は、愛のゆうき(煌月)が二人を狙って恋に墜としたのが印象に残りました。
雪組はあまり覚えていないのですが(すみません)、星組は普通に自分から恋に落ちてたような記憶で、月組は愛によって引きあわされるイメージ。勝手な印象ですが。
「愛」といえば、星組のときはもっと衣装が薄くて、裏なしの1枚だけだったから身体のラインがよく見えていたような気がします。体型的にも、まだ若くてピチピチしてて、、、なんというか、肉体感があったんですよね。精神的な「愛」ではなく、もっとリアルな感覚。振付ももっと無邪気でかつ色っぽかったような気がします。
雪組の「愛」は、2枚がさねの衣装だったと思うんですよね。透け感のない柔らかな衣装と、せしるの優雅でしなやかで、そして力強いダンスによって表現される、幻想的なイマジネーションが印象に残っています。大人で強くて、最初から「死」より上位に立った「愛」だった……。あまり色気のあるタイプではない、というか、ぶっちゃけ色気は皆無だったけど、逆に、それがすごく精神的な「純愛」感になっていたような気がします(^ ^)。
月組のゆうきは、衣装はたぶん雪組と同じ?
ダンスというよりも、芝居がかった「意思」のある存在感が面白いなと思いました。
そういえば、ゆうきは顔に模様をつけてないんですよね。そのせいなのかな、あまり「幻想的」なイメージがなのは。すごく「意思」をもって能動的に恋人たちの気持ちを動かしていく「愛」だな、という印象を持ちました。
そうそう、舞踏会で「愛」が二階へ連れていくのは、ジュリエットじゃなくてロミオなんですよね。星組はぜったいジュリエットだったのに。雪組はどうだったっけ……すみません、雪組さんはあまり回数を観られなかったので細かいところを覚えてないんです(涙)
■僕は怖い(一幕)とジュリエットの銀橋
新人公演を観て、あらためて、この2曲があると無いでこんなに作品の世界観が変わるのか!!、と思いました。
新人公演のロミオとおジュリエットは、どこにでもいる普通の、純粋で幸せな若い青年と少女。
二人が出会って、恋をして、、、ごく普通の恋愛譚であったはずなのに、周囲の理解が得られずに悲劇が起きる、という展開がすごくスピーディーで、しかも当たり前に見えて。なんだか不思議な感覚でした。
本公演の、悲劇が起こる前から闇を視ているロミオと、幸せではないジュリエットの、現実を無視してお互いに縋りつくような痛々しい恋人っぷりが大好きで、好きすぎて、新人公演は物足りないなあなんて思ってしまったんですが(^ ^)、でも、普通に「ロミオとジュリエット」って言ったらこっちだよなあ……とも思いました(^ ^)。
面白いなあと思ったのは、ロミオと「死」の組み合わせでしょうか。
闇を知らないロミオと包容力のある大人なジュリエット、という組み合わせだった星組版は、能動的に「死」へと人々を連れ去ろうとする「死」とリアルで肉感的な「愛」。
闇に惹かれるロミオと、ただただ真っ直ぐで純粋なジュリエット、という組み合わせだった雪組版は、子供のように純粋な、少年ロミオの友達のような「死」と、姉のように世界を見守る女神のような「愛」。
今回、本公演の「死」と「愛」は、どちからといえば雪組系だったと思うんですが、新人公演は星組版に近かったと思うんですよね。たまきちのロミオは「闇」を知らないし、咲妃さんのジュリエットもしっかりした普通の女の子で、そのぶん、ちなつの「死」とゆーみんの「愛」は物凄く怖くて、異空間から二人を連れに来た存在という気がしました。
本公演のロミオ二人とジュリエットは、3人とも、すごく「闇」を怖れているんですよね。
「遊びなら何人かとつきあったけど」という言葉が強がりにしか聴こえないまさおロミオは、闇を怖がる子供そのものだし、ちゃぴジュリエットもそんな感じ。みりおロミオは闇に惹かれる自分に怯えきった少年。
3人とも、あまりにも闇に対する恐怖心が強くて、、、「たまきちはそんなに怖くないから大丈夫だよ!」と言ってあげたくなってしまう時もあるのですが(汗)、すごく好きです(はぁと)(結論はそこか)。
礼音くんの明るさとパワー。それを押しつぶして死へ誘うためには、真風くんくらいの存在感のあるスターが死を踊る必要があった。だって、あのロミオは、「僕は怖い」って言いながら全然怖そうに見えないんだもの。
キムちゃんやみりおのような、最初から闇を内包したスターには、元々死への道筋がついているから、その背をそっと押すだけでいい。だから彩風さんやたまきちがふさわしい。まさおは、闇を内包しているとかなんとかじゃなくて、単なる闇を怖がる子供だけど、「死」との関係性は同じなのだと思いました。闇に怯えながら闇に惹かれる、子供。ちゃぴもそう。本質的に子供同士の恋愛。
■バルコニー
バルコニーのちゃぴが可愛くて可愛くて、2階席が大好きになった今回の公演。
面白いな、と思ったのは、ロミオが登場して吃驚したジュリエットが「危ないわ」と下を見下ろすところのロミオの動き。
まさおロミオは、ジュリエットと一緒に下を見るんですけど、みりおロミオは、焦って下を確認するジュリエットの背中を微笑んで見守ってるんですよね。(←もしかしたら日によって違うかも)(最近は、基本的にジュリエットしか視てないかもですごめんなさい)
■キャピュレット家の女たち
最初に登場して、「だんなさまぁ~っ」と甘い声で呼びかける侍女は真愛涼歌ちゃん。本当に間が良いなあ~~。涼やかなのに色っぽい、良い声(はぁと)。ちょっとふっくらしているのも、こういう役だとすごく良いんですよね。新公のモンタギュー夫人も素晴らしかったです!ああう、「にくしみ」も聴きたかったよー(涙)。
後から出てくる侍女とキャットファイトしているのも可愛くて可愛くて、ついつい観てしまいます(*^ ^*)。2階ではジュリエットがニコニコしてるし、本当にどこに視線を合わせればいいのかわからなくて、目も耳も忙しい場面でした(^ ^)。
ちゅーちゃん(咲希あかね)の衣装は、星組ではキトリ(稀鳥)が着ていたもの。他のメンバーはあまり覚えていないんですが、どれが誰のかな?
美穂さんがすごく小さくなっていて吃驚します。小柄な男役よりよっぽど大きいはずなのに!
今回ちゃぴが娘役としては長身だから、小さくなりやすいのもあるんでしょうけど、動きもすごく自然で、すごいですよね。歌はもちろんさすがなんですけど、芝居が素晴らしいからこそのあの歌なんだなあ、と思います。
■決闘
ロミオがリフトされて「誰が誰を好きになってもいい 愛し合う心は誰もが変わらない」と歌っている時。
星組の涼ベンヴォーリオは、柚希ロミオを観てなかったと思うんですよね。そっちには背を向けて、客席に顔を向けていたはず。でも、聴いているのはわかりましたけど。
マギーは、客席に背をむけてロミオをじっと見上げてるんですよね。ナウオンで「ロミオを見上げるのを止めた」という話をしていましたが、あの場面はすごく印象に残っています。
■僕は怖い(リプライズ)
「僕は怖い。……神の怒りに触れた自分とジュリエットの行く先が」という歌詞の中で表現される、物理的な恐怖心。
まさおロミオは、恐怖の中でジュリエットの幻に救いを見出して、幸せいっぱいの表情を浮かべるんですよね。なのに、腕の中に抱きしめた瞬間に幻はかき消える。その儚さに恐怖がぶり返してさらに怯える、、、本能で生きているロミオ。
みりおロミオは、ジュリエットの幻にさえ怯えていたような気がします。腕の中に勝手にすべりこんでくる幻に怯えて、そんな幻を視てしまう自分に怯えて、舞台の端まで逃げていく。根源的で物理的な恐怖。
……だーかーらー、、、たまきちはそんなに怖くないってば……(^ ^;ゞ
ロミオと「死」の組み合わせは本当に面白いな、と思います。
まさおやみりおのロミオにちなつちゃんの「死」を組み合わせたら、たぶん「いつか」を歌うまでもなく死んでると思う。明るくてまっすぐで、裏表のないたまきちのロミオだったからこそ、ちなつちゃんの誘惑に耐えられた。礼音くんのロミオだったからこそ、ゆりか(真風)の支配をはねのけられた。いやはや、芝居というもの、「宛書き」というものの面白さだな、と思います。
■もしも。
神父さまの計略が何もかもうまくいって、ロミオとジュリエットがマントヴァで新しい生活を始めたとしたら、どうなっていただろうか、、、なんてことを、ときおり考えたりします。
髪はぼっさぼさ、肌はカッサカサになるジュリエット……なんとなく想像できるけど、でも、ちゃぴジュリエットならそんなことあまり気にしないかも、と思ったりします。星組の綺咲さんや、新公ジュリエットの咲妃さんは耐えられないかもしれないけど、ちゃぴならば。
ちゃぴジュリエットなら、ロミオさえ傍にいてくれれば全然大丈夫なんじゃないかなあ、と。
……だとしたら、耐えられないのはまさおロミオ、か(- -;ゞ
みりおくんのロミオは、意外に生活力もありそうだし、神父さまが二人の結婚を公表して町に平和が訪れるまで待てるかもしれません(^ ^)。
だけど、まさおロミオは無理だろうなあ……。やつれていくジュリエットを視ているのも無理だろうし、自分自身が変わっていくことにも耐性がなさそう。でもおめおめとヴェローナに戻ることもできずに、ちゃぴの紐になって暮らした末に……。末路がありありと想像できるなあ。。。
なんだかすごく勝手なことばかり書いて、すみません。
大公も神父さまも、すごく良かったですう~!と書こうとして、この二人の学年差を思って倒れそうになりました。まゆぽんって本当にすごいわ。専科さまと同列に感想書きたくなってしまうなんて!(^ ^;
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コメント
色々な考察、楽しく読ませて頂きました。
再演物は、演じる人それぞれの個性に依って様々に色が変わりますね。それが面白いと思えるかどうかは、受け取り側次第ですが。
まゆぽんの大公様は、どんどん重みを増してきました。あの体格も功を奏して専科さんやベテランの皆様と肩を並べている感が大有りです。(星雪月の3人の中で一番では?)
そして(脱線しますが)ちなつちゃんのあの青々としたシャドーがお気に入りです。(笑)←全く話が違う(^_^;)
> 再演物は、演じる人それぞれの個性に依って様々に色が変わりますね。
演じる人が違うんですから、それに合わせて変えなかったら再演の意味がないですものね!
初演か再演かよりも、役者と演出がきちんとかみあうことが重要だと思うんですが、そういう意味で、やっぱり小池さんは凄い演出家なんだなあ、と思います(^ ^)。
> ちなつちゃんのあの青々としたシャドーがお気に入りです。(笑)←全く話が違う(^_^;)
そこ来ましたか(^ ^)。私もすごく好きです!いやはや、良いですよねー!
でも、今「青いシャドー」と言われると、某SF公演の「ブルー、ブルーアイズ……」とゆう歌が頭を回りだしてしまう私……(^ ^;
それもあって、特にお気に入りかも?????(苦笑)
ああ、今日は千秋楽に潜入してまいりました。カーテンコールも多くて大盛り上り。ホンの少しですが、まさき君のアドリブもあり、楽しかったです♪
かなり凄いことになってましたよ。1階後方でも蒼い目であることがわかるとか(^ ^)。
> 今日は千秋楽に潜入してまいりました。
わーーー、いいなあ~~~!!
CSでの放送が本当に楽しみです♪