東京宝塚劇場宙組公演も、最後の二回公演が終わりました。

あとは千秋楽を残すのみ。
祐飛さん、すみ花ちゃん、ちや姉、れなさん、えりちゃん、ももち、
皆にとって幸せな1日になりますように。





サヨナラショーの構成は、大劇場と同じでした。

すっしーさんの愛情溢れたコメント(「ゆうひちゃん」と何度も繰り返しながらの)に続く「カサブランカ」のリック登場に、わかっていても涙が。

「引き潮」のちー&えびちゃんはしなやかに軽やかに。
大&れーれはラブラブベタベタに。
祐飛さんすみ花ちゃんは、透き通るように若々しく、限られた時間を愛しむように。

ももちのエトワール、
えりちゃんのシルヴィア、
れなさんのApassionado!!、
ちや姉の「未来へ」。

どれも思い出深くて、そして「宙組」らしい、素敵な作品たち。


「蒲田行進曲」で明るく締める構成は、お芝居ラストの「笑って泣いて/愛して生きた日々/悔いはない/いつまでも忘れはしないさ、MY DEAR SWEET TOWN」を思い出して、ひどく切ない気持ちになりました。



私にとって、祐飛さんが月組を卒業した「Hollywood Lover」以来、二度目の『卒業公演』。

時折、あの青年館千秋楽のことを思い出します。
これからどうなるのかまったく判らないまま、未知な組に飛び込んでいく祐飛さんと一緒に行くしかなかった、あの時。
今となっては、何故あんなに不安だったんだろう…と思いますが(^。^;)。でも、不安でした。花組が、花組っ子が、みんなあんなに可愛いなんて、知らなかったから。


あの時は、恋人を喪ってボロボロになりながらも、見送りのまゆみさんに「いつか、傷が癒えたなら」帰ってくる、と言いおいてハリウッドを去ったステファーノ。

今回は、「MY DEAR SWEET TOWN/忘れはしないさ」と嘯いて、新天地へと向かうロナウド。

たくさんの思い出が交錯して、呼応して、いろいろな想いが湧き上がる。


20年間を締めくくる祐飛さん。
最後まで一緒に歩いてくれたすみ花ちゃん。
宙組の重鎮として、芝居もショーも締めてくれたちや姉とれなさん。
最後に真逆の役で、挑戦させて貰ってますと笑顔で語ったえりちゃん。
毎日、お稽古の場面であっきーにいじられているももち。


タカラヅカを卒業する6人と、宙組を卒業する2人。見送る組子と、ファンの皆さま。
どうか、お幸せに。

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