華やかなりしクライマックス【4】
2012年6月9日 宝塚(宙)東京宝塚劇場にて、宙組公演「華やかなりし日々/クライマックス」を観劇いたしました。
そういえば、ショーについてはほとんど何も書いていないような気がするので、簡単にショーのツボを書かせていただきます。
■第1景 プロローグ ~LAST WALTZ~
ドラマティックなコロスで始まるオープニング。お芝居ではヘディ・ミラーとして美声(?)を聴かせてくださる鈴奈副組長が、ここは文句なしの美声を響かせてコーラスをひっぱっているのが気持ち良いです。
宙組自慢のコーラスで掴みにくるあたり、三木さんらしい隙のなさだなあ。
幕があがると、コロスによって呼び醒まされたスター(大空)が踊りだす。テルくん(凰稀)、みっちゃん(北翔)、ともちん(悠未)、すっしーさん(寿)、と次々にスターたちが登場して、次第にセットも輝きを増していく。
“時を超えて蘇り、輝きを取り戻すボールルーム”というコンセプトであることはプログラムを読むまで知らなかったのですが。
「叶うならもう一度ワルツを」というリフレインが耳に沁み込んだところで、白に金の衣装で登場するすみ花ちゃんが可愛くて、愛おしくて、哀しくなるほどです。
少し二人で踊った後で、背後のセットから組子たちが登場。たぶん組子は全員勢ぞろい……ですよね?この場面は。
祐飛さん、すみ花ちゃんを囲む宙組生たち。3年間、苦楽を共にしてきたメンバー(もちろん全員ではありませんが)と笑顔を交わして踊る祐飛さんを観ると、あの暑い博多から、思えば遠くへ来たなあ、と思います。
人と人の絆は、脆いこともあるけれども、こんなにも強いものもにもなれるんだな、と。そんなことを思ってみたりします。考えすぎかな?という気もするんですけどね(^ ^)。
■第2景 ラスト・アリア ~Opera-MAX~
オープニングが気持ちよく決まった後、スターたちによる客席いじり場面を挟んで、テルくんの銀橋ソロ(「トスカ」の「愛に生き、歌に生き」)で次場面がスタート。
「Opera-MAX」という副題がついているだけあって、この後のすみ花ちゃんとテルくんのデュエットの曲も「愛の妙薬」の有名曲。その後の「モルダウ」はオペラではないけど、クラシック音楽の流れの中ではすんなりなじむな、と感心しました。
それにしても、「愛の妙薬」の影デュエットの二人(97期の夢なつきさん、留依蒔世さん)は凄いなあ~!声もいいし技術もしっかりしてる。特に、あの学年でしっかりした男役らしい美声を響かせてくれる瑠依さんには感心するしか(@ @)。てっきり、もっと上級生が歌っているんだとばかり……。
色っぽいデュエットダンスを踊る白いドレスのすみ花ちゃんを呼びにきたすっしーさんの、なんとも微妙な表情がとても好きです。全く気付いていない若い二人も結構好きだったりする。
それでも、罪悪感にかられて一度はテルくんを置いて去るすみ花ちゃんは、やっぱり女優だな、としみじみ思います。
紫の軍服を着た男役さんたちはみんな恰好良いし、娘役さんたちもみんな可愛い♪いちくん(鳳樹)と踊るえりちゃんが、とても真っ直ぐにいちくんを視ているんですが、その視線の強さがとても鮮やかです。
男役さんたちは「モルダウ」で再登場してテルくんセンターで踊るんですが、それがとても恰好良い(^ ^)。
私は、ダンスの技術的なことはさっっっぱりわからないのですが(だから祐飛ファンやってられるのかも?)、オペラグラスを使っていないときに目が行く人っていうのは割ときまっているんですよね。気がつくと、いちくんとか、下級生だと美月くんとか和希くんとか、そのあたりを観てることが多いです。たぶん、カウントの取り方が性に合うんだと思います。伸ばして止めるタイミングが気持ち良い、というか、そんなかんじ(^ ^)。
■第3景 ロスト・イン・ザ・スターズ ~JAZZ-MAX
テルくんとすみ花ちゃんのデュエットダンスが闇に沈むと、上手花道のセリから祐飛さんが登場。「ロスト・イン・ザ・スターズ」を少しけだるげに歌いながら銀橋を渡る。
下手の花道から、シルバーのハードな衣装を着たせーこ(純矢)とタラちゃん(愛花)が迎えに来て、アンダーグラウンドなプールバーへ。
まー、この場面はとにかくカッコいい!!です。ヤンさん(ANJU)、素敵な場面、本当にありがとうございます!!男役は存分に恰好よく、娘役は存分に色っぽく。そんなコンセプトが聴こえてくるような、魅力的な場面でした。特に、娘役の獣っぽい振付が好きです。中日劇場「Apassionado!」の新場面に続く、『野生の獣』の生命力と気概にあふれた娘役のパワフルなダンスは、良くも悪くも宙組っぽさなのかもしれません。
キューの扱いは、すっしーさんが抜群に鮮やか。さすがに年季が違う、と思いました。……すっしーさんなら、本当に銀座のプールバーでやっていても驚かないわ。若いダンサー連中が本当にみんなポロポロいろいろやらかしている中、いつも(私が観た回は)涼しげに踊っていらっしゃいました。かっこいい~~~~!!(*^ ^*)。
場面中盤、オレンジ色の衣装で下手奥の瀬セットの手すりを滑り降りてくる娘役(藤咲えり、すみれ乃麗、大海亜呼)が、三人三様の魅力とパワーでそれぞれに祐飛さんに絡んでいく場面がとても好きです。あああ、可愛いなあ可愛いなあ可愛いなあ(デレデレ)。
それにしても三木さんは「キャラバン」が好きだよね……すべてのショーに「キャラバン」が必要で、「キャラバン」がないとショーとして成立しない、とでも思っていらっしゃるのでしょうか。
長くなりそうなので、続きはまた今度。
【7月1日まで、あと22日】
そういえば、ショーについてはほとんど何も書いていないような気がするので、簡単にショーのツボを書かせていただきます。
■第1景 プロローグ ~LAST WALTZ~
ドラマティックなコロスで始まるオープニング。お芝居ではヘディ・ミラーとして美声(?)を聴かせてくださる鈴奈副組長が、ここは文句なしの美声を響かせてコーラスをひっぱっているのが気持ち良いです。
宙組自慢のコーラスで掴みにくるあたり、三木さんらしい隙のなさだなあ。
幕があがると、コロスによって呼び醒まされたスター(大空)が踊りだす。テルくん(凰稀)、みっちゃん(北翔)、ともちん(悠未)、すっしーさん(寿)、と次々にスターたちが登場して、次第にセットも輝きを増していく。
“時を超えて蘇り、輝きを取り戻すボールルーム”というコンセプトであることはプログラムを読むまで知らなかったのですが。
「叶うならもう一度ワルツを」というリフレインが耳に沁み込んだところで、白に金の衣装で登場するすみ花ちゃんが可愛くて、愛おしくて、哀しくなるほどです。
少し二人で踊った後で、背後のセットから組子たちが登場。たぶん組子は全員勢ぞろい……ですよね?この場面は。
祐飛さん、すみ花ちゃんを囲む宙組生たち。3年間、苦楽を共にしてきたメンバー(もちろん全員ではありませんが)と笑顔を交わして踊る祐飛さんを観ると、あの暑い博多から、思えば遠くへ来たなあ、と思います。
人と人の絆は、脆いこともあるけれども、こんなにも強いものもにもなれるんだな、と。そんなことを思ってみたりします。考えすぎかな?という気もするんですけどね(^ ^)。
■第2景 ラスト・アリア ~Opera-MAX~
オープニングが気持ちよく決まった後、スターたちによる客席いじり場面を挟んで、テルくんの銀橋ソロ(「トスカ」の「愛に生き、歌に生き」)で次場面がスタート。
「Opera-MAX」という副題がついているだけあって、この後のすみ花ちゃんとテルくんのデュエットの曲も「愛の妙薬」の有名曲。その後の「モルダウ」はオペラではないけど、クラシック音楽の流れの中ではすんなりなじむな、と感心しました。
それにしても、「愛の妙薬」の影デュエットの二人(97期の夢なつきさん、留依蒔世さん)は凄いなあ~!声もいいし技術もしっかりしてる。特に、あの学年でしっかりした男役らしい美声を響かせてくれる瑠依さんには感心するしか(@ @)。てっきり、もっと上級生が歌っているんだとばかり……。
色っぽいデュエットダンスを踊る白いドレスのすみ花ちゃんを呼びにきたすっしーさんの、なんとも微妙な表情がとても好きです。全く気付いていない若い二人も結構好きだったりする。
それでも、罪悪感にかられて一度はテルくんを置いて去るすみ花ちゃんは、やっぱり女優だな、としみじみ思います。
紫の軍服を着た男役さんたちはみんな恰好良いし、娘役さんたちもみんな可愛い♪いちくん(鳳樹)と踊るえりちゃんが、とても真っ直ぐにいちくんを視ているんですが、その視線の強さがとても鮮やかです。
男役さんたちは「モルダウ」で再登場してテルくんセンターで踊るんですが、それがとても恰好良い(^ ^)。
私は、ダンスの技術的なことはさっっっぱりわからないのですが(だから祐飛ファンやってられるのかも?)、オペラグラスを使っていないときに目が行く人っていうのは割ときまっているんですよね。気がつくと、いちくんとか、下級生だと美月くんとか和希くんとか、そのあたりを観てることが多いです。たぶん、カウントの取り方が性に合うんだと思います。伸ばして止めるタイミングが気持ち良い、というか、そんなかんじ(^ ^)。
■第3景 ロスト・イン・ザ・スターズ ~JAZZ-MAX
テルくんとすみ花ちゃんのデュエットダンスが闇に沈むと、上手花道のセリから祐飛さんが登場。「ロスト・イン・ザ・スターズ」を少しけだるげに歌いながら銀橋を渡る。
下手の花道から、シルバーのハードな衣装を着たせーこ(純矢)とタラちゃん(愛花)が迎えに来て、アンダーグラウンドなプールバーへ。
まー、この場面はとにかくカッコいい!!です。ヤンさん(ANJU)、素敵な場面、本当にありがとうございます!!男役は存分に恰好よく、娘役は存分に色っぽく。そんなコンセプトが聴こえてくるような、魅力的な場面でした。特に、娘役の獣っぽい振付が好きです。中日劇場「Apassionado!」の新場面に続く、『野生の獣』の生命力と気概にあふれた娘役のパワフルなダンスは、良くも悪くも宙組っぽさなのかもしれません。
キューの扱いは、すっしーさんが抜群に鮮やか。さすがに年季が違う、と思いました。……すっしーさんなら、本当に銀座のプールバーでやっていても驚かないわ。若いダンサー連中が本当にみんなポロポロいろいろやらかしている中、いつも(私が観た回は)涼しげに踊っていらっしゃいました。かっこいい~~~~!!(*^ ^*)。
場面中盤、オレンジ色の衣装で下手奥の瀬セットの手すりを滑り降りてくる娘役(藤咲えり、すみれ乃麗、大海亜呼)が、三人三様の魅力とパワーでそれぞれに祐飛さんに絡んでいく場面がとても好きです。あああ、可愛いなあ可愛いなあ可愛いなあ(デレデレ)。
それにしても三木さんは「キャラバン」が好きだよね……すべてのショーに「キャラバン」が必要で、「キャラバン」がないとショーとして成立しない、とでも思っていらっしゃるのでしょうか。
長くなりそうなので、続きはまた今度。
【7月1日まで、あと22日】
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