ちょっと前ですが、シアタークリエにて、ミュージカル「道化の瞳」を観劇してまいりました。
……号泣しました(^ ^;ゞ
ちょうど仕事でいろいろあって情緒不安定になっていた時だったせいか、幕開き早々、どんな話になるのかまったく分かっていないときから涙が止まらなくて、かなり困り果てました(^ ^;
あまり客観的な評価はできていないと思います……すみません。
作・演出の玉野さんが、「CLUB SEVEN vol.3」で上演したダンス場面のネタを膨らませて、2幕もののミュージカル作品に仕立てた作品。
vol.3では、今回の公演で2幕に当たる、チャップリン時代のイギリスをイメージした場面だけだったと思うのですが(←詳しくは思いだせず……すみません)、今回の作品ではその場面を丸ごと劇中劇(主人公の少年が書いた小説)にして、「現実」の舞台は現代日本の癌病棟になっていました。
若年性白血病でずっと入院している少年(屋良朝幸)とその母親(彩吹真央)。
彼の主治医(小堺一機)をはじめとする医者(原田優一・佐々木喜英)や看護士(桐生園加・美羽あさひ・佐藤洋介)たちは、「笑えば免疫力が上がる!」という院長の考えに沿って「明るく楽しい病院」を目指している。
しかし、院長は病気で倒れ、その息子(小西遼生)と彼の信頼する腕利きの副院長(保坂知寿)によって効率的な病院経営への転換がはかられており、小堺たちと対立している。
そんな中、少年の再発(骨髄移植の失敗?)が判明し、病院は再移植派と化学療法派にわかれる……。
こうしてあらすじを書くと固い話みたいですが、作品は全面的に少年の目線で描かれていて、とてもピュアな物語でした。
やんちゃな悪戯坊主と、いつまでも子供の心を忘れない小堺医師の心の交流が目に眩しくて。
目の見えない母親のピュアな少女性、俗界の汚れに触れたことのない、透明感のある存在感が心に眩しくて。
少年が純粋な愛慕と共に母親に捧げる「守ってあげたい」という気持ちと、「守ってあげられない」という苦しさ。彼が自身の死と共に見据えたものが、自分のいなくなった後の母親のことだったという切なさ。
そして、その切なさを人形のチャーリーに託した、彼の愛。
屋良くん、ジャニーズ系の作品で何度か観たことのある実力派ですが、今回は本当に彼の魅力が大爆発していたと思います。しっかりした芝居力、台詞術、歌、そしてダンス。ダンスはストリート系なので回りのダンスからはちょっと浮いていましたが(^ ^)、センターで踊っている分には気になりませんでしたし、運動神経の良さはさすがだなと思いました。
辛い入院生活でも明るさを忘れず、人(特に母親)に心配をかけまいとする少年の芯の強さと、ふとしたときに漏れる怯えのギャップが色鮮やかで。2幕の、幻想の世界に入ってからの弾けっぷりも、さすがに魅力的でした。
……すみません、かなり絶賛してますね私(^ ^)。でも、本当に良かったです!!また舞台に出たら、ぜひ観にいきたいと思っています。
結末は最初から見えている……というか、まあこういう話なんだからこうなるよね、という王道的な泣かせ脚本な上に、不要なエピソードも多くて、観ながら「無理して2幕に膨らませたんだなあ」という気もしましたが、、、
小堺さんの圧倒的な巧さ、ちーさん(保坂)の圧倒的な存在感、小西さんの堅実さ、原田くんの優しさ。佐々木さん・佐藤さんの魅力的なダンス。宝塚OGでは、彩吹さんの透明感と歌、桐生・美羽の楽しそうな小芝居にダンス、と見どころ満載な作品でした(^ ^)。
クリエ公演は終わってしまいましたが、大阪はちょうど今上演中……なはず。ピュアに泣きたいみなさま、どうぞお見逃しなく(←客観的な評価はできていませんので、泣けなくても責任はとりませんけどね!)(逃)
【7月1日まで、あと62日】
……号泣しました(^ ^;ゞ
ちょうど仕事でいろいろあって情緒不安定になっていた時だったせいか、幕開き早々、どんな話になるのかまったく分かっていないときから涙が止まらなくて、かなり困り果てました(^ ^;
あまり客観的な評価はできていないと思います……すみません。
作・演出の玉野さんが、「CLUB SEVEN vol.3」で上演したダンス場面のネタを膨らませて、2幕もののミュージカル作品に仕立てた作品。
vol.3では、今回の公演で2幕に当たる、チャップリン時代のイギリスをイメージした場面だけだったと思うのですが(←詳しくは思いだせず……すみません)、今回の作品ではその場面を丸ごと劇中劇(主人公の少年が書いた小説)にして、「現実」の舞台は現代日本の癌病棟になっていました。
若年性白血病でずっと入院している少年(屋良朝幸)とその母親(彩吹真央)。
彼の主治医(小堺一機)をはじめとする医者(原田優一・佐々木喜英)や看護士(桐生園加・美羽あさひ・佐藤洋介)たちは、「笑えば免疫力が上がる!」という院長の考えに沿って「明るく楽しい病院」を目指している。
しかし、院長は病気で倒れ、その息子(小西遼生)と彼の信頼する腕利きの副院長(保坂知寿)によって効率的な病院経営への転換がはかられており、小堺たちと対立している。
そんな中、少年の再発(骨髄移植の失敗?)が判明し、病院は再移植派と化学療法派にわかれる……。
こうしてあらすじを書くと固い話みたいですが、作品は全面的に少年の目線で描かれていて、とてもピュアな物語でした。
やんちゃな悪戯坊主と、いつまでも子供の心を忘れない小堺医師の心の交流が目に眩しくて。
目の見えない母親のピュアな少女性、俗界の汚れに触れたことのない、透明感のある存在感が心に眩しくて。
少年が純粋な愛慕と共に母親に捧げる「守ってあげたい」という気持ちと、「守ってあげられない」という苦しさ。彼が自身の死と共に見据えたものが、自分のいなくなった後の母親のことだったという切なさ。
そして、その切なさを人形のチャーリーに託した、彼の愛。
屋良くん、ジャニーズ系の作品で何度か観たことのある実力派ですが、今回は本当に彼の魅力が大爆発していたと思います。しっかりした芝居力、台詞術、歌、そしてダンス。ダンスはストリート系なので回りのダンスからはちょっと浮いていましたが(^ ^)、センターで踊っている分には気になりませんでしたし、運動神経の良さはさすがだなと思いました。
辛い入院生活でも明るさを忘れず、人(特に母親)に心配をかけまいとする少年の芯の強さと、ふとしたときに漏れる怯えのギャップが色鮮やかで。2幕の、幻想の世界に入ってからの弾けっぷりも、さすがに魅力的でした。
……すみません、かなり絶賛してますね私(^ ^)。でも、本当に良かったです!!また舞台に出たら、ぜひ観にいきたいと思っています。
結末は最初から見えている……というか、まあこういう話なんだからこうなるよね、という王道的な泣かせ脚本な上に、不要なエピソードも多くて、観ながら「無理して2幕に膨らませたんだなあ」という気もしましたが、、、
小堺さんの圧倒的な巧さ、ちーさん(保坂)の圧倒的な存在感、小西さんの堅実さ、原田くんの優しさ。佐々木さん・佐藤さんの魅力的なダンス。宝塚OGでは、彩吹さんの透明感と歌、桐生・美羽の楽しそうな小芝居にダンス、と見どころ満載な作品でした(^ ^)。
クリエ公演は終わってしまいましたが、大阪はちょうど今上演中……なはず。ピュアに泣きたいみなさま、どうぞお見逃しなく(←客観的な評価はできていませんので、泣けなくても責任はとりませんけどね!)(逃)
【7月1日まで、あと62日】
コメント