東宝劇場にて、月組新人公演「エドワード八世」を観劇してまいりました。
突発の仕事が入ってしまって(途中で逃亡してしまったので明日が来るのが怖い……)後半しか観られなかったのですが、とても良かったと思います。
あああ、最初から観たかったなーーー。
先週観るつもりで持っていたチケットも手放してしまい、結局大劇場で一回観たっきりでのぞんだ新公、しかも後半だけになってしまったので(涙)演出の違いとかは全然わからなかったのですが、たまきち(珠城)とちゃぴ(愛希)がとにかくお似合いで、すごく素敵でした。
それにしても、「エドワード八世」は名作ですね………!!(←いまさら?」
大劇場で本公演を観た時は、こんなにボロ泣きしているのは霧矢さんの卒業がさびしくて、それに関連したあれこれが脳裏をよぎるからだ、と思っていたのですが。
結局、新公もボロ泣きしました。
「国王陛下万歳」のくだりとか。
父王との会話とか。
ロッカートとの会話とか。
なんだかもう、何もかも泣けて泣けて、仕方なかったです。
……大野さんって本当に凄いわ(真顔)。
あらためて見ると、たまきちもちゃぴも、本役とは全くタイプが違うんですよね。
たまきちは、やんちゃなところもあるけど本質は物凄く優しい、「普通の男」。霧矢さんは、「上に立つものの傲慢さ」みたいなものを生来持っている人なんだなあ、と改めて思いました。
でも、たまきちはその不器用な誠実さでちゃんと「デイヴィッド」という一人の男を成立させていたので、芝居としてはこれはこれでありだなあと思いました。
なんというか、より一層「普通のファミリードラマ」になった、というか、ワイドショー感が増したというか。
身近な物語として、デイヴィッドの憔悴と恐怖をひしひしと感じました。
ちゃぴは可愛い。とにかく可愛い。デイヴィッドを守りたくて守りたくて、そのために自分の心を殺すことを厭わない。昔のスパイ活動にしても、愛する夫のために積極的にやっていたんじゃないか、とか、そんなふうに思わせる自己犠牲的な情の深さがあるんですよね。
今年の一月に発売された懐メロCD「Oldies Takarauka」で、ちゃぴに「守ってあげたい」を歌わせることを決めた誰かは、神だと思います(^ ^)。
ちゃぴのウォリスを観てあらためて考えると、まりものウォリスは、もっとずっと「女の子」なんですよね。夫に、デイヴィッドに、愛され守られるのが当たり前という感覚。過去のスパイ活動も、当時の夫に言われるまま、あまり深く考えないでやっていたんだろうなあ……と思えるんですよね。だからこそ、過去を指摘されたときの動揺が大きい。そんな感じ。
ラストの「甘えないで」という台詞に篭められた思いの色が、本公演と新人公演、全然違うなあ、と思いました。いや、もちろん、どっちも佳い女であることにかわりはありませんけどね!
他に印象に残ったのは、なんといってもチャーチル(一樹)のからんちゃん(千海)。 もともと芝居巧者なのは知っていますが、今回のチャーチルは、さらに階段を2,3段飛ばしてた気がします。
あの曲者っぷりと、「戦いが必要だ」と訴える場面に見せる狂気、そして最後に、スピーチ原稿を直しながらふと漏らす本音のギャップ。
もう一人、ボールドウィン(越乃)のゆりやん(紫門)も良かった!!この二人が拮抗していると、物語がすごく深みを増すんだなあ、と実感。ゆりやんはこれで新人公演卒業ですが、最後に良い経験ができて良かったね、と思います。次からのご活躍をお祈りしています!
最後のご挨拶も、よくがんばりました!91期の新公挨拶の締めくくり。 本当にお疲れさまでした。
他のメンバーもみんな良かったので、また後日書きたいと思います♪
【7月1日まで、あと87日】
突発の仕事が入ってしまって(途中で逃亡してしまったので明日が来るのが怖い……)後半しか観られなかったのですが、とても良かったと思います。
あああ、最初から観たかったなーーー。
先週観るつもりで持っていたチケットも手放してしまい、結局大劇場で一回観たっきりでのぞんだ新公、しかも後半だけになってしまったので(涙)演出の違いとかは全然わからなかったのですが、たまきち(珠城)とちゃぴ(愛希)がとにかくお似合いで、すごく素敵でした。
それにしても、「エドワード八世」は名作ですね………!!(←いまさら?」
大劇場で本公演を観た時は、こんなにボロ泣きしているのは霧矢さんの卒業がさびしくて、それに関連したあれこれが脳裏をよぎるからだ、と思っていたのですが。
結局、新公もボロ泣きしました。
「国王陛下万歳」のくだりとか。
父王との会話とか。
ロッカートとの会話とか。
なんだかもう、何もかも泣けて泣けて、仕方なかったです。
……大野さんって本当に凄いわ(真顔)。
あらためて見ると、たまきちもちゃぴも、本役とは全くタイプが違うんですよね。
たまきちは、やんちゃなところもあるけど本質は物凄く優しい、「普通の男」。霧矢さんは、「上に立つものの傲慢さ」みたいなものを生来持っている人なんだなあ、と改めて思いました。
でも、たまきちはその不器用な誠実さでちゃんと「デイヴィッド」という一人の男を成立させていたので、芝居としてはこれはこれでありだなあと思いました。
なんというか、より一層「普通のファミリードラマ」になった、というか、ワイドショー感が増したというか。
身近な物語として、デイヴィッドの憔悴と恐怖をひしひしと感じました。
ちゃぴは可愛い。とにかく可愛い。デイヴィッドを守りたくて守りたくて、そのために自分の心を殺すことを厭わない。昔のスパイ活動にしても、愛する夫のために積極的にやっていたんじゃないか、とか、そんなふうに思わせる自己犠牲的な情の深さがあるんですよね。
今年の一月に発売された懐メロCD「Oldies Takarauka」で、ちゃぴに「守ってあげたい」を歌わせることを決めた誰かは、神だと思います(^ ^)。
ちゃぴのウォリスを観てあらためて考えると、まりものウォリスは、もっとずっと「女の子」なんですよね。夫に、デイヴィッドに、愛され守られるのが当たり前という感覚。過去のスパイ活動も、当時の夫に言われるまま、あまり深く考えないでやっていたんだろうなあ……と思えるんですよね。だからこそ、過去を指摘されたときの動揺が大きい。そんな感じ。
ラストの「甘えないで」という台詞に篭められた思いの色が、本公演と新人公演、全然違うなあ、と思いました。いや、もちろん、どっちも佳い女であることにかわりはありませんけどね!
他に印象に残ったのは、なんといってもチャーチル(一樹)のからんちゃん(千海)。 もともと芝居巧者なのは知っていますが、今回のチャーチルは、さらに階段を2,3段飛ばしてた気がします。
あの曲者っぷりと、「戦いが必要だ」と訴える場面に見せる狂気、そして最後に、スピーチ原稿を直しながらふと漏らす本音のギャップ。
もう一人、ボールドウィン(越乃)のゆりやん(紫門)も良かった!!この二人が拮抗していると、物語がすごく深みを増すんだなあ、と実感。ゆりやんはこれで新人公演卒業ですが、最後に良い経験ができて良かったね、と思います。次からのご活躍をお祈りしています!
最後のご挨拶も、よくがんばりました!91期の新公挨拶の締めくくり。 本当にお疲れさまでした。
他のメンバーもみんな良かったので、また後日書きたいと思います♪
【7月1日まで、あと87日】
コメント
タマキチ君がちゃぴちゃんを抱きしめた時、一瞬トキメキました。そして、一種同士的な二人が惹かれあったような。周りの皆さんも手堅くて、さすが月組さん!意外に良かったのが、ゆりや君、からんちゃん、スミス君。ちなつちゃんは意外ではなくて当然良かった・・・と痛いコメントを残します。(笑)
ちなつちゃんは「勿論」良かったですよねー!(^ ^)。途中からしか観られなかったので、前半の見せ場が観られなくてとても残念(T T)。
ちなつちゃんのことはまた後日書きますー!本公演のフルーティさんも大好き!(^ ^)
まゆぽんも流石!フルーティさんはスポーツ万能とか。だからフットワークよく元気なんだと。銀橋でbabyをポイっとオケボックスに投げるのが楽しい!新人公演では一度放り上げて投げていましたよ。毎回そこしか見てません。(笑)
朝美くん、輝月くんは私もお気に入りなので、誉めていただいてとっても嬉しいです。とくに、あーさは今回かなり良かったなーと勝手に思っていたら、意外と誉めてくださる方が多くてすごく嬉しい♪♪
フルーティさん、そんなことを!!残念ながら前半は仕事で観られなかったので、新公のフルーティさんはあんまり印象に残らなかったんですが。やっぱり最初から観たかったなあ(涙)。
11日ショーだけ
12日ちゃんと観劇
15日2F1列センターで感動の観劇
という怒涛の月組週間を過ごしてまいりましたところで新公の感想を。
とにかく新公の主だった人達が思い切りすらっとしていて
銀橋での見た目が全然違いました。
実はこれがとても大切なことだということが本公演を観ていて気付きました。
新公では皇太子とトーマスが銀橋のセンターに3歩くらいで着いちゃうのです。
おっ!と思います。
なんというのか、それだけで皇太子とトーマスの関係性の違いを感じたのですが
それは考えすぎかな?
というのも本公演では色々と性格的にも将来への展望に関しても屈折してる皇太子なので
歩み遅くなるよね、色々考えて行動しないといけないし
そしてその後からまだ若い侍従が精一杯頑張りながらちょこちょこと歩くというふうにみえますが(私が)
新公の二人の関係は対等に近いものでしたよ。
皇太子が相談に載ってもらうのに便利なように切れ者の
それなりに経験の多いちなつちゃんを呼び寄せたふうに見えました。
そうなの、ねこさんが見逃した二人の銀橋は、新公の関係性を探るにはとても重要な場面だったと思います。
残念でしたね。
たまきちくんはキリヤンの皇太子が英国人らしい捻ったウィットがあったのに比較して
ちょっと素直でしたが、その若さも魅力的で本当に「プリンスチャーミング」だったわ。
なによりあの体格は本当に魅力的ですね~(衣装はほぼ全部違ったと思う)
ただ、歌がそれほど下手とは思ってないのですが、霧矢さんが軽がると歌ってる歌がすごく難しい歌だったというのが良く判った。
ちゃぴもすごく良かったです。
私はちゃぴが好きなので今回のトップ娘役抜擢には実はちょっと悲しい。
もっと下級生の娘役としておいしいおもいをさせてあげたかったというか・・・
花陽みらちゃんがこの公演で存在感があるだけに、みらちゃんトップでも良かっただろうにと思いました。
まさおくんと似合うからということかもですが、娘役さんって辛いよねと思ったりします。
そして・・・この二人の体格バランスが本当にきれいで、たまきちくんとならヒールもはけるし
背筋伸ばして彼女らしく自然のままに振舞えるのになぁ(涙)
二度とこの組み合わせを見ることは叶わないんだなぁと思って目に焼き付けました。
ちゃぴは「アリス」の頃に比較しても芝居に感情が乗ってくるようになっていいなぁと思いました。
トーマス(明日海)のちなつちゃん(鳳月)。
本役さんよりも大人だった。クールに物事を考えて割り切ってる風に見えるのに
あの銀橋のソロでトーマスも本当はいいやつじゃん♪と思えて感動しました。
ちなつちゃんはスタイルもいいし、芝居の幅も広くなってきてるしまだ新公があるってことが嬉しいです。
というのは、今回はちなつちゃんの守備範囲だったのではという意見も私の周囲ではあったから。
もっと冒険してほしいという意見があったので、それって本公演では配役が先生のイメージで決められがちなので
新公の長だと専科さんの違う味付けのお役がくるかと思うので(今回のゆりやくんみたいに♪)楽しみだなぁと思います。
ロミジュリの本公演の配役も楽しみだなぁ~
チャーチル(一樹)のからんちゃん(千海)、ボールドウィン(越乃)のゆりやくん(紫門)も良かったです。
見た目は確かに新公っぽくてなんか若いしおこちゃまに見えるのですが
どんどん芝居が進むと二人の声とかもしっかりしていて良い芝居してました~
今までちょっと頼りなげなところが魅力と思ってたゆりやくんが、すごく逞しく見えて素敵でしたよ~
本公演の侍従の役も似合ってて素敵♪
ゆうきくん(煌月)は毎回まさおの完全コピーなので
今回はいっそ上記の専科さんのお役とかやらせてしまえば殻を破れたかもしれないのにと思いました。
そして相変わらず身のこなしが女の子から抜けてなくて・・・
だからゆうきくんを『愛』として選んだ小池先生の意図は多分当たりだと思います。
以下は2に続きます
観られなかったプリンス&トーマスの銀橋の様子、教えてくださって嬉しいです。観たかったですよー!!
とにかくメンジースさんの出番には間に合わせるぞ!という執念で、何もかも途中で投げ捨てて劇場に向かったんですが、、、感想を書いていると、やっぱり観てないから書けないことが多すぎて……最初から観たかったです………(T T)。
> 怒涛の月組週間を過ごしてまいりました
羨ましすぎる(涙)。
書いてくださった一言一言に肯きつつ。
> だからゆうきくんを『愛』として選んだ小池先生の意図は多分当たりだと思います。
なるほどー!!(←そこ?)