REON!REON!REON!
2012年3月26日 宝塚(星) コメント (2)日本青年館にて、星組公演「REON!!」を観劇してまいりました。
藤井さんによる、トップスターの名前を冠したコンサート、という意味では……1年半前の「“R”ising!!」以来、かな?
今日の夜公演を観たのですが、たまたま蘭寿さんが観劇されていた回でした。もちろん席は遠かったのであまりよく見えなかったのですが、礼音くんが舞台の上から蘭トムさんに「蘭寿さんも作詞されたんですよね?」とかなんとか話しかけていて(^ ^)、すごく懐かしかったです(^ ^)。
内容は、まさに「藤井さんらしい」バラエティ・ショー。
「“R”ising!!」の感想と同じような書きだしになってしまうのですが(汗)、
笑いあり、シリアスあり、ギャグ多めで、礼音くんと星組精鋭24名(ドラマシティを休演していたひろ香さんも復帰してました♪)が、全力で歌い、踊り、ジャンプし、コントする2時間半。
劇場の外はまだまだ桜の気配もない寒さでしたが、劇場内は熱帯夜のような湿っぽい熱に満ちていました。
「シリアス」方面で一番印象に残ったのは、1幕中盤の「バーレスク」。壮ちゃんのディナーショー「Bright」でも使われたナンバーもありましたが、また全然違う印象でした。
なかでも、「頽廃」と「猥雑」の象徴のような白華れみ嬢の素晴らしさといったら!!
いやもう、この舞台全体を通じて、一番印象に残ったのはれみちゃんだったかもしれません。
月娘伝統の男前さという土台に、花娘の華やかさと星娘の強さを地層のように重ねたれみちゃん。
「娘役」の枠などとうに飛び越えて、一人の完成された「パフォーマー」となった彼女が、これからどんな道を歩むにせよ、その姿を見守っていけるのは幸せなことだと思います(*^ ^*)。
いや、礼音くんと踊る女役のどいちゃん(鶴美)の肉体美も素晴らしかったけど、今回ばかりは研ぎ澄まされたれみちゃんの美しさに持っていかれっぱなしでした(*^ ^*)。
「笑い」方面で一番印象に残ったのは、同じく一幕中盤、「バーレスク」の次の「ちえちゃん」。
礼音くんが作詞して青木朝子さんが曲をつけてくれたそうですが、、、藤井さんに「日記みたいだ」と言われたというその詞の内容は、礼音くんの家族の物語。「ちえちゃん」という娘が生まれてから、彼女が宝塚でスターになるまでの家族の日々をつづった……全然違うけど、さだまさしの「親父の一番長い日」みたいな感じの歌でした。
で、
何が「笑い」」なのかといえば。
その歌を熱唱する礼音くんの後ろで繰り広げられる寸劇が!!
タイトルロールの「ちえちゃん」=壱城あずさ、「おとうさん」=紅ゆずる、「おかあさん」=真風涼帆、「おにいちゃん」=如月蓮。開演前にプログラムでこのキャスティングを見た時から、駄目だこれは、、、と思っていたのですが!!もう想像以上でした!!
まずね、ベニーのお父さんが!眉毛が▲なの!!れんた兄ちゃんも!!しーらんはおかっぱにミニスカートだし!
真風くんは落ち着いた感じの低めのシニョンに割烹着(←その下に着てる着物の帯は解けてたけどさ!)。顔まわりのおくれ毛をきれいに巻いて、とても美しかったです。真風くんの女役は空気が柔らかくて良いですね!なんともいえず、愛情に溢れた温かみのあるお母さんで、まさに「昭和の母」という感じでした。
……いや、礼音くんなんてまだ若いんだから、お母様もずっとお若いはずだよね、と思うんですけどね(^ ^;ゞ
いやでも本当に!笑いだけじゃなくて、かーなーりー泣けますあの場面。「ちえちゃんで良かった」という礼音くんの歌と、真風かあさんの微笑みと、紅とうさん・蓮にいちゃんのフリーダムさと、壱城ちえちゃんの無邪気さと。すべてがあいまって、なんともいえず引きこまれます。
まあ、やっぱり「親父の一番長い日」なんですよね、あの感じ。うん、良い場面でした!
「コント」方面で一番印象に残ったのは、2幕冒頭の紅子さんの劇場スタッフかな……。
散々蘭寿さんをいじっておいて、「すみません、後でちゃんと謝ります」と急にしおらしくなったり、礼音くん(女装)にあれこれキッツいことを言っておいて、ブーイング寸前な客席に「脚本なんです!」と嘯いたり。
フリーダムにランダムに、は、紅5のテーマである以前にベニーのテーマなんだなあ、と思いました。
それに続く藤井さんお得意のパロディ場面もよくできていましたが、まあ、「コント」としては紅子さんに一票かなあ。
あとは、なんといっても一幕ラストの「僕は怖い」の愛(礼真琴)と死(真風)のダンスが素晴らしかった!!礼音くんのロミオと愛と死の三つ巴のダンスも良かったし、ロミオがはけた後の、愛と死のデュエットも本当に素晴らしかった!!
今回は、「ロミオとジュリエット」本編とは違って死の勝利で終わるというストーリーになっていたのですが、真風くんのこの1年の成長っぷりに瞠目しました。
動きも表情も、博多で観たのとは全然違う!こんなにも『妖しい色気』と『危険な誘惑』と『罪深い強引さ』みたいな、ドラマティックな芝居をする人だったんだな、という感動。生真面目で可愛いばかりかと思っていた真風くんも、いろいろな経験を経て、「男役」として掴んだものがあるんだろうな、と思いました。
それにしても、振付も素晴らしかった!
プログラムでは、「世界の王」~「僕は怖い」~「ロミオの嘆き」まで一場面で、振付が御織ゆみ乃さんとKAZUMI-BOYさんの二人になっていたんですが、どういう振り分けなんでしょうね。少なくとも、「僕は怖い」から先はKAZUMI-BOYさんだと思うんだけどなあ。
他の場面も、どれも良かったです。テンション上がりました!
まさに「二本立てのショー」という言葉がぴったりで、礼音くんがトップになってからの星組にショーが少ないのをカバーするかのような、楽しい時間でした。
ただ、蘭トムさんの「“R”ising!!」でも思ったのですが、やっぱり宝塚のショーってどうしてもトップが歌う場面が多いんですよね……。別に礼音くんが歌うことに不満はないのですが、やっぱり「歌ってないで踊ろうよ!!」って何度も思っちゃいました。いやはや、勿体無い。
もちろん、そんなにずーっと踊っているのは人間には無理だというのも分かっているんですけどね……毎回同じようなことを書いているような気がしますが。すみません。
【7月1日まで、あと97日】
藤井さんによる、トップスターの名前を冠したコンサート、という意味では……1年半前の「“R”ising!!」以来、かな?
今日の夜公演を観たのですが、たまたま蘭寿さんが観劇されていた回でした。もちろん席は遠かったのであまりよく見えなかったのですが、礼音くんが舞台の上から蘭トムさんに「蘭寿さんも作詞されたんですよね?」とかなんとか話しかけていて(^ ^)、すごく懐かしかったです(^ ^)。
内容は、まさに「藤井さんらしい」バラエティ・ショー。
「“R”ising!!」の感想と同じような書きだしになってしまうのですが(汗)、
笑いあり、シリアスあり、ギャグ多めで、礼音くんと星組精鋭24名(ドラマシティを休演していたひろ香さんも復帰してました♪)が、全力で歌い、踊り、ジャンプし、コントする2時間半。
劇場の外はまだまだ桜の気配もない寒さでしたが、劇場内は熱帯夜のような湿っぽい熱に満ちていました。
「シリアス」方面で一番印象に残ったのは、1幕中盤の「バーレスク」。壮ちゃんのディナーショー「Bright」でも使われたナンバーもありましたが、また全然違う印象でした。
なかでも、「頽廃」と「猥雑」の象徴のような白華れみ嬢の素晴らしさといったら!!
いやもう、この舞台全体を通じて、一番印象に残ったのはれみちゃんだったかもしれません。
月娘伝統の男前さという土台に、花娘の華やかさと星娘の強さを地層のように重ねたれみちゃん。
「娘役」の枠などとうに飛び越えて、一人の完成された「パフォーマー」となった彼女が、これからどんな道を歩むにせよ、その姿を見守っていけるのは幸せなことだと思います(*^ ^*)。
いや、礼音くんと踊る女役のどいちゃん(鶴美)の肉体美も素晴らしかったけど、今回ばかりは研ぎ澄まされたれみちゃんの美しさに持っていかれっぱなしでした(*^ ^*)。
「笑い」方面で一番印象に残ったのは、同じく一幕中盤、「バーレスク」の次の「ちえちゃん」。
礼音くんが作詞して青木朝子さんが曲をつけてくれたそうですが、、、藤井さんに「日記みたいだ」と言われたというその詞の内容は、礼音くんの家族の物語。「ちえちゃん」という娘が生まれてから、彼女が宝塚でスターになるまでの家族の日々をつづった……全然違うけど、さだまさしの「親父の一番長い日」みたいな感じの歌でした。
で、
何が「笑い」」なのかといえば。
その歌を熱唱する礼音くんの後ろで繰り広げられる寸劇が!!
タイトルロールの「ちえちゃん」=壱城あずさ、「おとうさん」=紅ゆずる、「おかあさん」=真風涼帆、「おにいちゃん」=如月蓮。開演前にプログラムでこのキャスティングを見た時から、駄目だこれは、、、と思っていたのですが!!もう想像以上でした!!
まずね、ベニーのお父さんが!眉毛が▲なの!!れんた兄ちゃんも!!しーらんはおかっぱにミニスカートだし!
真風くんは落ち着いた感じの低めのシニョンに割烹着(←その下に着てる着物の帯は解けてたけどさ!)。顔まわりのおくれ毛をきれいに巻いて、とても美しかったです。真風くんの女役は空気が柔らかくて良いですね!なんともいえず、愛情に溢れた温かみのあるお母さんで、まさに「昭和の母」という感じでした。
……いや、礼音くんなんてまだ若いんだから、お母様もずっとお若いはずだよね、と思うんですけどね(^ ^;ゞ
いやでも本当に!笑いだけじゃなくて、かーなーりー泣けますあの場面。「ちえちゃんで良かった」という礼音くんの歌と、真風かあさんの微笑みと、紅とうさん・蓮にいちゃんのフリーダムさと、壱城ちえちゃんの無邪気さと。すべてがあいまって、なんともいえず引きこまれます。
まあ、やっぱり「親父の一番長い日」なんですよね、あの感じ。うん、良い場面でした!
「コント」方面で一番印象に残ったのは、2幕冒頭の紅子さんの劇場スタッフかな……。
散々蘭寿さんをいじっておいて、「すみません、後でちゃんと謝ります」と急にしおらしくなったり、礼音くん(女装)にあれこれキッツいことを言っておいて、ブーイング寸前な客席に「脚本なんです!」と嘯いたり。
フリーダムにランダムに、は、紅5のテーマである以前にベニーのテーマなんだなあ、と思いました。
それに続く藤井さんお得意のパロディ場面もよくできていましたが、まあ、「コント」としては紅子さんに一票かなあ。
あとは、なんといっても一幕ラストの「僕は怖い」の愛(礼真琴)と死(真風)のダンスが素晴らしかった!!礼音くんのロミオと愛と死の三つ巴のダンスも良かったし、ロミオがはけた後の、愛と死のデュエットも本当に素晴らしかった!!
今回は、「ロミオとジュリエット」本編とは違って死の勝利で終わるというストーリーになっていたのですが、真風くんのこの1年の成長っぷりに瞠目しました。
動きも表情も、博多で観たのとは全然違う!こんなにも『妖しい色気』と『危険な誘惑』と『罪深い強引さ』みたいな、ドラマティックな芝居をする人だったんだな、という感動。生真面目で可愛いばかりかと思っていた真風くんも、いろいろな経験を経て、「男役」として掴んだものがあるんだろうな、と思いました。
それにしても、振付も素晴らしかった!
プログラムでは、「世界の王」~「僕は怖い」~「ロミオの嘆き」まで一場面で、振付が御織ゆみ乃さんとKAZUMI-BOYさんの二人になっていたんですが、どういう振り分けなんでしょうね。少なくとも、「僕は怖い」から先はKAZUMI-BOYさんだと思うんだけどなあ。
他の場面も、どれも良かったです。テンション上がりました!
まさに「二本立てのショー」という言葉がぴったりで、礼音くんがトップになってからの星組にショーが少ないのをカバーするかのような、楽しい時間でした。
ただ、蘭トムさんの「“R”ising!!」でも思ったのですが、やっぱり宝塚のショーってどうしてもトップが歌う場面が多いんですよね……。別に礼音くんが歌うことに不満はないのですが、やっぱり「歌ってないで踊ろうよ!!」って何度も思っちゃいました。いやはや、勿体無い。
もちろん、そんなにずーっと踊っているのは人間には無理だというのも分かっているんですけどね……毎回同じようなことを書いているような気がしますが。すみません。
【7月1日まで、あと97日】
コメント
印象に残った人は、ねこさんと同じ!!
れみちゃん、紅子さん、愛のまこっちゃん、そして、真風君。それぞれに今までよりもパワーアップしていて。
愛と死の振り付けも良かった。また、まこっちゃんが物凄く上手!真風君も表現力がぐんとアップしていました。
れみちゃんは、もはやミュージカルスターと言っても過言でない。
そして、紅子ちゃんの可愛さ。この公演では、AKB48のまゆゆ(渡辺麻友)が観劇されていてお誕生日というのもあり、ずっといじられていました。とっても美味しいシーンを見せて貰いましたよ。(^▽^)
楽しい公演でした。あの一連の振り付け、私も、御織さんかBOY先生か、どっちだろう?と終わってからプログラムを見て考えていました。BOY先生かな?
まゆゆが来てたっていうのはネットで読みました!!その場にいらっしゃったんですねえ、すごいなあ!
>印象に残った人は、ねこさんと同じ!!
ですよね、ですよね!みんな良かったけど、やっぱりそのメンバーですよね(^ ^)。
もちろん、礼音くんご本人は別格ですけどね。
>あの一連の振り付け、私も、御織さんかBOY先生か、どっちだろう?と終わってからプログラムを見て考えていました。
御織さんの振付も恰好良くて好きなんですけどね。どっちでしょうね。
振付見れば誰だかわかるようになりたいなあ。