日経ホールにて開催された、「トークスペシャル in 花組」に参加してまいりました。


出演は瀬戸かずや(90期)、鳳真由(91期)、桜咲彩花(93期)。
いやはや、楽しかったです!!

メインのあきらくんは、おっとり(というか、ゆるゆる)で穏やか~な空気感。
ぽっぷあっぷとか、昔の新公トークとかをみていて、すごく言葉を選びながら丁寧に話すひとだという印象を持っていたのですが、、、、えっと、どっちが通常営業なんでしょうか。穏やかな小春日和の縁側で寝てる大型犬みたいでした。(←誉めてます)

ちなみに、今公演のあきらくんのMyツボは、「ヴォラーレ」です。まぁくんやだいもんが普通に踊っている隣で、あきらだけなんかカウントの取り方とか肩の動きがちがう感じで好き(*^ ^*)。


真由ちゃんの天然っぷりは通常運転。相変わらず軽やかというか自由自在というか(^ ^)、
ネタを落さずに拾うし、話もちゃんと広げるし、トークは上手いと思うんですよね。ただ、すぐどっか飛んでいってしまうので、遠からず実施されるであろう真由ちゃんセンターのトークスペシャルでは、司会の竹下さん苦労しそうだなあ、と思いました。

ちなみに、今公演での真由ちゃんのツボは、、、うーん、どこも好きなんですけど、べーちゃんと踊っているペテルブルグのパーティーかな。あそこは二人で夫婦設定なんだそうです。マヨヤーノフとベカテリーナという名前もあるらしい(^ ^)。


べーちゃんは可愛い!!
あきらくんが「ベーちゃんの笑顔には爆発的な破壊力がある」とコメントしていましたが、そのとおりだ!!とあらためて思いました。
話は、口調がちょっと甘えたな感じなんですが(←そこが可愛い)、内容は案外しっかりまとまっているし、漫然と聞いていてもわかりやすいです。頭の回転が早いひとなんだろうな、と思います。

べーちゃんのツボは、全部です。
とにかく出てる場面は全部要チェックです!(とっても真剣)
その中でもツボなのは、曖昧宿の酌婦と、タンゲーラ……かな。いままで「可愛い」一本だったべーちゃんが、その2場面は色っぽくて綺麗です(これも真顔)。



ちなみに服装は、あきらくんが黒のかっちりスーツに紺のインナー、真由ちゃんが上着なしでブルーのシャツに赤と白のネクタイ。べーちゃんは、ペパーミントグリーンの膝丈ワンピに薄黄色のボレロ。凝った髪型もすごく似合ってて、春らしくて、すごく可愛かったです。
入口から三人が入ってきたときは、今回は特にテーマは決めなかったのね、と思ったのですが、あらかじめ「春らしくパステル ジェラート カラ―で」と話していたんだそうです。
あきらのその服のどこが「パステルカラー」なのか教えてくれ。(いや、よく似合ってて恰好良かったけど!)

さらに。あきらくんが「パステルカラー、って決めただけで、色は特に指定しなかったんですけど、今日来てみたら3人ともブルーで揃ってて……」と嬉しそうに話してくれたのですが……
べーちゃんのその服はどう見ても「ペパーミント“グリーン”」だと思うんだけど違うのかなあ(^ ^;ゞ


立ち位置も座り位置もなんとなく混乱しつつ(あきらくんは自分がセンターであるという意識をもったほうが良いと思う ^ ^;)、竹下さんの主導でトークへ。

全体の印象を先に書くと、話がちゃんとテーマに沿って盛り上がるという感じで、とても楽しかったです。
珍しいなと思ったのは、竹下さんがまず最初に最下のべーちゃんに話をふったこと。
やっぱり、最下がスカイフェアリーズ経験者で、物怖じせずにちゃんと喋れる子だっていうのは強かったかな。あの伝説の「ニュース速報」で鍛えられてるし(^ ^)。
うん。べーちゃんが可愛くて、可愛すぎて、、、可愛い妹と、妹にメロメロなシスコンの兄二人、っていう感じ…だったかな(真顔)



最初の質問は「原作は読みましたか?」。まあ、軽くジャブ、って感で。

あきらくんが「文字が苦手なので、本ではなくDVDで勉強しました」と言うと、下級生二人もそれに追随して、口々に「途中までは読んだのですが……」と(^ ^)。
DVDで印象的だったのは列車の場面。時間の経過が映像なのでよくわかって、「こんなに時間がかかるんだ……」と実感したそうです。たしかに、列車の旅で3ヶ月とか、想像を絶する世界ですよね。



そして、それぞれの役について、ということで、まずはべーちゃんに「いろんな役をなさっているそうですが?」と。

べーちゃんがあの調子で「そうなんですよー!」と一つ一つの役について説明を始めてすぐに、真由ちゃんが「べーちゃんの酌婦は男役に大人気なんですよ」と茶々を。
蘭ちゃんのカチューシャが気だるげに唄う場面の下手端のテーブルで、客とずーーーーっとイチャイチャしている緑のドレスがベーちゃんなんですが、「ふと眼をあげたら、袖に男役が鈴なりで吃驚した」らしい。「男役はみんな見てるよね」と肯きあうあきらくんと真由ちゃんも良い感じです。

まあでも、そうやって袖に人がたかるのもわかるわー。あの場面のべーちゃんは、本当に色っぽくて素敵です!ちょっと隅っこなので上手の席だとみにくいんですが、ぜひチェックしてあげてください(^ ^)。

他の役についても、「婚約披露パーティーの紫のドレスの貴族は、ネフリュードフさんとミッシィを見守る、という感じで」「ペテルブルグのパーティーの女性は鳳さんと夫婦」「囚人たちが檻に入っている場面は、遊園地のアトラクションみたいですごく楽しい」(←盆が回りながらセリ上がったり下がったりするので)などと、一言ずつ。
端的にまとめた説明がうまいなーと思いました。

そういえば、べーちゃん自身が役を説明するときも、「娼婦」じゃなく、あくまでも「酌婦」だったんですよね。あまり日常会話では遣わない言葉なので、面白いなと思いました。
あ、そうそう。真由ちゃんは、酌婦のべーちゃんを見ると「うちの奥さん何してんの」と思うそうです(^ ^)。さらに、檻の中の囚人たちについては「奈落で通りがかると、みんなが集まって喋ってる様子が、女子会みたいですごく楽しそうなんですよね。よく誘ってもらってます」とのこと。なんか、微笑ましいなあ花組っ子(^ ^)。



あきらくんは、DVDで勉強した、という話のときも「兵士役なので、兵士としての居方を研究したり…」と言っていましたが、ここでも「ロシアの風を吹かせたい」と抱負(?)を語っていました。
幕開きの最初に銀橋に出るので、待ち構えているお客さまの気持ちを「ロシアに連れて行く」という言い方をしていて、なるほどー、と思いました。
元旦初日の、初っ端の銀橋は相当緊張したそうです。舞台稽古は怖かったそうな。カチューシャが乱暴な言葉を吐いたときの客席の反応にドキドキした、と。でも、実際お客さまの入った劇場の銀橋でお芝居をするのは楽しいみたいで、「東京に来てからは、(見張り役というのを意識して)客席をロシアの荒野に見立ててあやしいものがいないか睥睨したりしてます」と話してくれました。



真由ちゃんはマトヴェイ検事。竹下さんにも「知的な役ですよね?」とふられて、ちょっと困ったようにしていたのが可愛かったです。
芝居巧者な先輩(華形ひかる)と芝居をするので最初は緊張したけれども、ファナーリンの論説を聞いている時の客席へのはたらきかけは、だんだん面白くなってきたところ、だそうです。「稽古場ではすごくやりにくかったんですが、お客さまが入ると違うなあ、と…」と満面の笑顔でした。



新人公演については、真由ちゃんが「べーちゃんミッシイとのお芝居がやりやすかった」と言えば、べーちゃんは感極まったように「幸せでした……」と返して、なんか空気がピンクに染まってました(*^ ^*)。
桜咲「考えるより前に、『とにかくドミトリー(鳳さん?)が大好き!』という役づくりができていたので、、、(やりやすかった?) 振られるたびに泣いてました」
鳳「辛かった……」
という、なんのノロケですがあなたたち、のオンパレードで、真瀬くんとべーちゃんの「ハートフルコンビ」ファンとしては、ちょっと妬けてしまうくらいでした(^ ^;ゞ

真由ちゃんは、「蘭寿さんの『さりげない巧さ』が素晴らしくて、真似したいんだけどどうしても気合が(肩に力が)入ってしまう」という話をしていたかな。婚約披露パーティーでの「誓いのダンス」とか、本当に恰好良いですもんね、蘭寿さん。
いやでも、真由ちゃんも素敵だったよ!(^ ^)。



ショーについては、口々に「悠久の時がながれるロシアから、あのアップテンポなプロローグまで、小休憩で切り替えるのが大変」と。いや、そんなことないだろう……と思うんですが、どうなんでしょうね。ああでも、今は平日夜公演で抽選会したりしているから、忙しいのかも。

プロローグの途中、まあくん(朝夏)たち若手男役が数人で銀橋に出る場面のことを、あきらくんがしきりに「カルガモのように銀橋を渡る」と言っていましたが、あそこは花組内では「カルガモの場面」なんでしょうか?(汗)
あと、プロローグの後半で、下手の最奥で踊るベーちゃんが可愛いんだそうです(真由ちゃん談)。癒される、と。たしかに可愛いので、ぜひチェックしてみてください♪


タンゲーラは、なんか振付をうけてがんばって覚えるというより、場面コンセプトから何から何まで、出演者と振付のKAZUMI-BOYさんが共同作業で「創り上げた」という感じだったのかな?と思いました。最初からマリオネット設定だったわけではなく、「マリオネット風に踊ってみたら採用された」みたいなお話をしていたので……。
リフトも、「上手から下手へ、蘭寿さんを流すようなイメージ」というコンセプトに合わせて、どんな形がいいかいろいろと試して、今の形になった、と。
へーーーーーっ!そんなふうに創るんだー!?と、かなり目から鱗でした。



ヴォラーレについては、「先生が踊ると粋でカッコいいのに、真似できなくてずっと3人で稽古してた」と。廊下でもどこでも、だいもんが口三味線をはじめたらそこが稽古場、みたいな。
たしかに大劇場ではちょっと「ん?」って感じでしたけど、東京にきてグッとよくなったし、特にあきらはあの場面ですごく光ってると思います♪


パシオンネグロについては、真由ちゃんの独壇場(^ ^)。銀橋でまぁくんに無視される場面については、「この子(鳳)に手を出したら深みに嵌るから無視する」というコンセプトだそうです。なるほど(^ ^)。
祈りについては、あきらくんが「娘役の衣装がすごく可愛いよね♪♪」とべた褒めでした。
姫花ちゃんとみぃ(扇)真瀬くんが踊っているとき、あきらくん(舞台中央)とべーちゃん(下手前方)が目を合わせている、というエピソードにほっこり(*^ ^*)。たしかに、あの場面のべーちゃん、途中でぱっと顔が輝いたことがあったんですよね。誰に向けた笑顔だったのかわからなかったけど、もしかしたらあきらくんだったのかも??



とりあえず、公演についてはこんなところだったと思います。
公演ものこり僅かになってきましたが、そんなこんなを思い浮かべつつ、チェックしてみたいと思いまーす♪




【7月1日まで、あと109日】

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