月組大劇場公演「エドワード8世/MISTY STATION」、千秋楽おめでとうございます。
さすがに今週末は観にいけませんでしたが、きっと思い出深い一日になったことでしょうね……。
みなさま、本当にお疲れさまでした。

きりやさんのDS、まりもちゃんのMSに出演されるみなさまは休む暇もありませんが、怪我などなさいませんように、みょうなウィルスが寄りつきませんように、と祈っています。がんばれー!!




先日観劇させていただきましたが、大野さんのお芝居が本当に良く出来た名作で!!
これは本当に東宝が楽しみ、と思いました。もっとチケット取っておけば良かったなあ。
お披露目が「スカーレット・ピンパーネル」で、サヨナラが「エドワード8世」。そう思うと、幸せなトップ生活だったんじゃないかな、と素直に思えます(^ ^)。



「ミッキーマウスより人気があった」大英帝国皇太子、プリンス・チャーミング。
「スカーレット・ピンパーネル」でも思いましたが、きりやさんには、ああいう位の高い役が似合いますよね。課せられた責任を全うすることに喜びを感じるタイプ。まあ、デイヴィッドは途中で逃げちゃいますが(^ ^)。慇懃無礼な話し方とか、そこはかとなく尊大な物腰とか、、、「アルジェの男」のジュリアンみたいな役だと違和感になりやすいそういうものが、位の高い役を演じるとものすごく魅力的になるところが、霧矢さんのすごいところなんだと思います。
すごく身近な感じなのに、実はものすごく遠いところで生きている人。そういう距離感が絶妙で、すごく良かったです。さすが霧矢さん、そして、さすが大野さん!!(はぁと)


まりもちゃんのウォリス夫人も、一見ひどく頑固で情の強い女であるかのようにみえて、実際にはひどく弱い、夫の言うなりに生きてきた女であるところがすごく宛書きで、大野さんはホントに良く見ているなあと感心しました。
「男前」と評されることの多いまりもちゃんだし、ご本人も自分は「男前」だと思っていた節がありますが、役者としての本質はものすごく受け身な、心弱いウェットさにあった人だと思います。芯から「男前」なのが当たり前の月娘の真ん中で、苦労することもあったでしょうけれども。最後にこういう役で、霧矢さんの愛に包まれたまりもちゃんを観ることができて、とても幸せです。



卒業するメンバーへの愛に溢れた宛書きは、もう……ただただ、涙。
ガチャ(一色)演じるヨーク公バーティの優しさ、
もりえちゃん演じる新聞記者ロッカートの、皇室につかず離れずな距離感、、、
もう、みんな大好きすぎる!!

そして、大野さんだから、上級生スターだけじゃなく、普段はガヤな下級生まで、舞台に載っている全員に「宛書き」されているところが素敵(^ ^)。
卒業生でいえば、最下の篁くん華那さんクラスまでちゃんと宛書きで役割を与えられていたのがとても嬉しい。それも、取ってつけたような餞別場面があるのではなく、ちゃんとお芝居の中に「人生」が描かれているから、本当の意味で「やりがいのある役」になっていたと思います。
また、真面目な月組っ子たちが、それぞれに限られた時間をちゃんと「役」として生きているから、本当に、私もその時代に生きているかのような錯覚に陥りました。

そして、まさお(龍)への宛書きっぷりは、さすが大野さん!!いやー、私的に、まさおのガイは博多のジャッキ-以来の当たり役でした!
基本的に説明役がいる芝居はあまり好きではないんですが、大野作品におけるああいう存在は「説明役」ではなくてちゃんと「語り手」であり、「神=観客の視点」を定める役割を担っているだけなんですよね。
あの入り組んだ複雑な物語を、観客が迷わないように灯火を掲げる役割。それがガイの立ち位置。
人事が発表された後の観劇だったせいか、ちゃんと過不足なく「次期トップ」として2番手としての仕事をしているまさおに、胸キュンでした(^ ^)。




スパイたちの使い方や、ウォリス(蒼乃)の設定など、個々のエピソードのぶっ飛び具合は相変わらずの大野節(- -;ゞ なのですが、、、でも、やっぱり好きだなあ。ガイの設定といい、みりおくんの設定(侍従たちの中で一番の新参)といい、ツボが多すぎる。
そして、プログラムという名の設定書が面白すぎる(^ ^)。一回しかご覧にならない方は、絶対あれを隅から隅まで読んでから観劇にのぞんでくださいね。




たとえ時計の針が戻せたとしても、大野さんはきりやんにエドワード8世を書いたことでしょう。
だからこそ。
いま、このときに、あのメンバーでこの作品に巡り合えた霧矢さんの運のつよさと、それを観劇できる自分の幸運に、感謝をしつつ。


……いやもう、、、本当に、
大劇場千秋楽、そしてご卒業おめでとうございました!
東京でお逢いできる日を楽しみにしています!!



【7月1日まで、あと118日】

コメント

nophoto
リノン
2012年3月7日9:47

こんにちは。
月曜日、もりえちゃんの大劇場卒業を無事見届けることができました。
ご本人も何度も「幸せ」とおっしゃっていましたが、私たちファンも幸せそうに輝く笑顔を見て、泣きながらもとても幸せでした。

お芝居もショーも生徒への愛(と、先生の趣味)に溢れた通いがいある作品でした。
サヨナラショーでjは風吹の歌でせり上がり、セリ下がる姿も見れて、きりやんと一緒に卒業で良かったなあと思いました。

でもやっぱりさみしいです…。

みつきねこ
2012年3月8日1:55

リノンさま
千秋楽、無事に終了しましたね……(; ;)。
本当におめでとうございます!
きりやさんのディナーショーはご覧になったのでしょうか。
もりえちゃんのルドルフがあったそうですね。いいなあうらやましいなあ。


風吹、本当に素敵でしたよね。サヨナラショーでもやるといいな、と思っていましたが
やっぱりやってくれたなあ、という感じです。あの中日は、本当に楽しかった!


>でもやっぱりさみしいです…。

まだこれから東宝もありますから、元気をだしてください!
もりえちゃんも、きっとファンの皆様が笑顔でいてくれた方が喜んでくれますよ!
……私もさみしいですけどね……(; ;)