オーシャンズ11【5】
2012年2月3日 宝塚(星)東京宝塚劇場星組公演「オーシャンズ11」。
先日久しぶりに(新公以来)観劇して、あーすごい盛り上がってるなーと思いました。
楽へ向けての盛り上がりが凄い。やっぱり、私が最初に大劇場で観たころは、完全に舞台稽古だったんだなあ、とあらためて思いました。新人公演が終わると、下級生がみんな弾けますよね(^ ^)。
外は寒いのに、劇場内は熱くて、楽しかったです。脚本は突っ込みどころ満載だけど、結構私は、舞台後方ディーラーとお客さんのやり取りを視ているだけで公演が終わったりしています(汗)。
いろいろ行事が盛りだくさんな一月も終わったところで、本公演の話が途中になっていたことを思い出しました(^ ^)。公演もあと2日を残すのみですが、もう少しツボというかツッコミを書かせてください。
・イレヴンメンバーの打ち合わせ。
暗証番号を奪うのはどうするんだ?という話で、ダニーは「フランクの出番だ」と言いますが。
実際に暗証番号を奪うのはライナスだよね?
「俺は何をすればいいんだ?」というフランクの問いに、「いかさまBJ」って答えはおかしくないですか……?
っていうか、この話、全体的にフランクが気の毒だと思うんですが……
特技を生かすわけでもなく、単に『賭博協会のニセ委員(真風)』に捕まるだけの役割ですよね?
訳前が貰えるからいいのかもしれないけど、、、でも結局「ラモーン・エスカランテ」の名前だってもう使えなくなるだろうし。いいのかなあ、あんなんで。
しかも、彼なりに一生懸命情報収集してるのに、ダニーは知らないうちにブルーザー(汐月)と懇意になってあれこれ画策しているのも、なんとなく気の毒で仕方ない。フランクが危険を冒してディーラー仲間に聞いて回るより、最初からブルーザーに聞けばいいのに。……いえ、フランクはダニーがブルーザーと懇意にんっている事実を知らないんだから、良いんでしょうけれども。
……せっかく格好良いのになー、ともみん。
・バシャーとダイアナ
バシャー(壱城)に「何か、あたしが引き立つネタを考えて!」と依頼するダイアナ(白華)。
ここでダイアナを巻き込んだのは、偶然?それとも、バシャーからの働きかけがあったの?
そもそも、保安要員を脅してまで地下の金庫室に突入して3万ドルをせしめたのは、誰のアイディアですか……?
・ディーラーたち
ともみんと飛河さんとひろ香さん、めだつ場面でディーラーとしてテーブルについているのはこの3人なのですが、それぞれ個性があって、お客さんのあしらいかたが違うのが面白いです。
飛河さんは、東宝の最初の頃はほとんどシャッフルができなかったけど、だいぶ巧くなったような気がします。お客さんと会話しているときの笑顔が好きです。
ひろ香さんはカードの扱いが巧いですよね。時々、お客さんがいないときにちょっとパフォーマンスしていたりするのが楽しいです。
ともみんのことは皆さん観ていらっしゃると思いますが、さすがにスターだけあって客あしらいがうまいですよね(*^ ^*)。恰好良いなあ、もう!
テスとラスティがばったり逢ってしまう場面。ダニーがテスを連れて下手に動いた後、これ幸いとはけるラスティの背中に声をかけるのに、無視されて「ちっ!」みたいな顔をしているともみんフランクが好きです。自分が役に立っていないんじゃないか、的な不安があるのかなあ、なんて思ったりしながら観ています。
そういえば。
こないだは、ひろ香さんがどこかの場面でチップを勢いよくばら撒いてしまって、大変なことになってました(^ ^)。結構転がるんですよね、あのチップ。っていうか、あのチップは造り物じゃなくて本物なんですねえ……(バラバラに散ってた)。「カサブランカ」でちーちゃんがやり取りしてたルーレットのチップは塊になった造り物だったと思うのですが、今回は本物。いかにも本気で賭けているっぽく見えるのが楽しいです。私も久しぶりにブラックジャックをやりたくなりました!(@ @)
・ダイアナのリハーサル
ダンサーたちに高々と持ち上げられたキトリちゃんを見て、「ストーーーーーップ!!」と声をかけるダイアナ。
……キトリちゃんとねねちゃんはだいぶサイズが違うから、そこ持ち上げても練習にはならないと思うんだけどなあ……。
・失敗談
2幕のエル・チョクロのカウンター。帰ってこないリカルド(英真)を心配するポーラ(音波)とテレサ(柚美)をラスティが慰める場面。
ポーラの「警察に行ったほうがいいかなあ?」という問いかけに、「そうですよ!」とすかさず合の手をいれるジョー(朝都)が好きです。優しい個性ですよね。あと二日、舞台を思いっきり楽しんでくださいね。
そういえば。この場面の最後、暗転前のラスティとポーラのキスシーンで、東宝に来てすぐに観た時だと思うのですが、ポーラの付け毛がするっと落ちたことがありました。
どうするのかなあと思ったのですが、二人とも気がつかなかったのか暗転するので見つけられなかったのか、その後ずーーっと残っていて……(←2階席だったのでめちゃめちゃ気になりました汗)
ソールが出てきて、退場して、スリージュエルズたちが歌いながら舞台前面を下手~上手まで異動するところで、マイク(礼)がさりげなく拾って軽くパフォーマンスしていたのが恰好良かった!「逢ったらヤバい相手にも!♪」ってとこです、たぶん。
・ソールのボディーガード
ソールのボディーガードに扮するモロイ兄弟(如月、天寿)。
この二人の空気は大劇場と東宝でずいぶん変わりました(^ ^)。大劇場では、女性たち(スリージュエルズとか)に絡まれてドキドキしているバージル(如月)と、最初から最後までクールな無表情で通すターク(天寿)という感じだったのですが、東宝に来たら、むしろタークのほうが表情豊かになって、バージルは一生懸命『無表情を装っている』という感じになってました(^ ^)
いやー、タークが可愛いです。ソールの通る道をつくるために観客たちをどかす場面もめっちゃにこやかになったし、ベニーとソールの会話にいちいち「ほう♪」みたいな反応をしたり。……どう見てもプロのボディーガードには見えませんけど。どうしてあんなのに騙されるんだベネディクト!!
・ブキャナン登場
かずなさん(千寿はる)のブキャナンがソールに声をかけたとき。
一瞬「えっ?」という顔を見合わせるボディーガード二人。動揺しているのがバレバレすぎる……なぜそこで気がつかないんだベネディクト。
ソールに言われてブキャナンを捕まえに行く時の二人の走り方がめっちゃツボです。可愛い!
・ベネディクトの謎
ものすごーく素朴に疑問なんですが、どうしてベネディクトはダニーを捕えてわざわざVIPスイートに連れて行くんでしょうか。
その場で射殺、とかだったら嫉妬のあまりってわかるけど。恋しいテスを泣かされて、いじめてやろうと思ったの?そ、そんな……子供みたいなことさせないでくださいよ小池さん!
あと、ついでに。ベネディクトは、ウッズやリカルドも拷問してないんですよね?ダニーみたいに「誰も傷つけずに金を奪う」ことを誓ったわけでもないのに。「ウッズにサインさせるんだ。可及的速やかに!」とまで言っているのに、何故なんでしょう。
それともあれは、そもそもの最初からブルーザーに裏切られているっていう設定なのでしょうか……?
・銀行がお金を取りにきたときに、なぜベネディクトは暗証番号を書いた紙がないことに気がつかないんだろう。あの紙は、テーラーの分と二枚あるのか?いやでも、紙は「無い」んだからさ、気がつこうよ!!
・ベネディクトとテスが決定的に決裂する場面
ど真ん中を突っ切っていくリヴィングストン(美弥)とルーベン(美城)。
あれは、金とリカルド(たち)をホテルの外に持ち出すための手段……なんですよね?ウッズ夫妻も似たような手口で外に出されたのかな。
本来はリヴィングストンたちも脱出するべきだと思うんですが、小池さんがこの作品のクライマックスに選んだテスのイリュージョンの場面に出ないといけないから、もう一度戻ってくるんですよね、救急隊員の二人も含めて、イレヴンメンバーは全員。いろいろ危険は大きいと思うんだけどなあ。
・イリュージョン
テスもダニーも他のメンバーも、あのイベント会場から、どうやって逃げたんでしょうね。舞台から直接外に出る搬出口みたいなのがあるのかな??まあ、バシャーが仕込んだ仕掛けがいろいろとあるみたいだから、そういうルートもあらかじめ確保してあったんでしょう、きっと。
どいちゃんが隠れるお仕置きボックスのネタは結構簡単ですね。眼の錯覚を上手に利用しているな、と感心しました。秘書さんたちの動きが、もう少しさりげなかったらもっといいかも。
とりあえず、ツッコミはそんな感じです。
また何か思い出したら、もう一回くらい書くかもしれません(^ ^)。っていうか、一月は他にもいろいろ観たのに、ぜんぜん書いてない(T T)。「ボニー&クライド」「モンティ・パイソンのスパマロット」「CHESS In Concert」、そして花組と雪組バウ(「インフィニティ」)の詳細。
うーん、道は長いなあ。
【7月1日まで、あと149日】
先日久しぶりに(新公以来)観劇して、あーすごい盛り上がってるなーと思いました。
楽へ向けての盛り上がりが凄い。やっぱり、私が最初に大劇場で観たころは、完全に舞台稽古だったんだなあ、とあらためて思いました。新人公演が終わると、下級生がみんな弾けますよね(^ ^)。
外は寒いのに、劇場内は熱くて、楽しかったです。脚本は突っ込みどころ満載だけど、結構私は、舞台後方ディーラーとお客さんのやり取りを視ているだけで公演が終わったりしています(汗)。
いろいろ行事が盛りだくさんな一月も終わったところで、本公演の話が途中になっていたことを思い出しました(^ ^)。公演もあと2日を残すのみですが、もう少しツボというかツッコミを書かせてください。
・イレヴンメンバーの打ち合わせ。
暗証番号を奪うのはどうするんだ?という話で、ダニーは「フランクの出番だ」と言いますが。
実際に暗証番号を奪うのはライナスだよね?
「俺は何をすればいいんだ?」というフランクの問いに、「いかさまBJ」って答えはおかしくないですか……?
っていうか、この話、全体的にフランクが気の毒だと思うんですが……
特技を生かすわけでもなく、単に『賭博協会のニセ委員(真風)』に捕まるだけの役割ですよね?
訳前が貰えるからいいのかもしれないけど、、、でも結局「ラモーン・エスカランテ」の名前だってもう使えなくなるだろうし。いいのかなあ、あんなんで。
しかも、彼なりに一生懸命情報収集してるのに、ダニーは知らないうちにブルーザー(汐月)と懇意になってあれこれ画策しているのも、なんとなく気の毒で仕方ない。フランクが危険を冒してディーラー仲間に聞いて回るより、最初からブルーザーに聞けばいいのに。……いえ、フランクはダニーがブルーザーと懇意にんっている事実を知らないんだから、良いんでしょうけれども。
……せっかく格好良いのになー、ともみん。
・バシャーとダイアナ
バシャー(壱城)に「何か、あたしが引き立つネタを考えて!」と依頼するダイアナ(白華)。
ここでダイアナを巻き込んだのは、偶然?それとも、バシャーからの働きかけがあったの?
そもそも、保安要員を脅してまで地下の金庫室に突入して3万ドルをせしめたのは、誰のアイディアですか……?
・ディーラーたち
ともみんと飛河さんとひろ香さん、めだつ場面でディーラーとしてテーブルについているのはこの3人なのですが、それぞれ個性があって、お客さんのあしらいかたが違うのが面白いです。
飛河さんは、東宝の最初の頃はほとんどシャッフルができなかったけど、だいぶ巧くなったような気がします。お客さんと会話しているときの笑顔が好きです。
ひろ香さんはカードの扱いが巧いですよね。時々、お客さんがいないときにちょっとパフォーマンスしていたりするのが楽しいです。
ともみんのことは皆さん観ていらっしゃると思いますが、さすがにスターだけあって客あしらいがうまいですよね(*^ ^*)。恰好良いなあ、もう!
テスとラスティがばったり逢ってしまう場面。ダニーがテスを連れて下手に動いた後、これ幸いとはけるラスティの背中に声をかけるのに、無視されて「ちっ!」みたいな顔をしているともみんフランクが好きです。自分が役に立っていないんじゃないか、的な不安があるのかなあ、なんて思ったりしながら観ています。
そういえば。
こないだは、ひろ香さんがどこかの場面でチップを勢いよくばら撒いてしまって、大変なことになってました(^ ^)。結構転がるんですよね、あのチップ。っていうか、あのチップは造り物じゃなくて本物なんですねえ……(バラバラに散ってた)。「カサブランカ」でちーちゃんがやり取りしてたルーレットのチップは塊になった造り物だったと思うのですが、今回は本物。いかにも本気で賭けているっぽく見えるのが楽しいです。私も久しぶりにブラックジャックをやりたくなりました!(@ @)
・ダイアナのリハーサル
ダンサーたちに高々と持ち上げられたキトリちゃんを見て、「ストーーーーーップ!!」と声をかけるダイアナ。
……キトリちゃんとねねちゃんはだいぶサイズが違うから、そこ持ち上げても練習にはならないと思うんだけどなあ……。
・失敗談
2幕のエル・チョクロのカウンター。帰ってこないリカルド(英真)を心配するポーラ(音波)とテレサ(柚美)をラスティが慰める場面。
ポーラの「警察に行ったほうがいいかなあ?」という問いかけに、「そうですよ!」とすかさず合の手をいれるジョー(朝都)が好きです。優しい個性ですよね。あと二日、舞台を思いっきり楽しんでくださいね。
そういえば。この場面の最後、暗転前のラスティとポーラのキスシーンで、東宝に来てすぐに観た時だと思うのですが、ポーラの付け毛がするっと落ちたことがありました。
どうするのかなあと思ったのですが、二人とも気がつかなかったのか暗転するので見つけられなかったのか、その後ずーーっと残っていて……(←2階席だったのでめちゃめちゃ気になりました汗)
ソールが出てきて、退場して、スリージュエルズたちが歌いながら舞台前面を下手~上手まで異動するところで、マイク(礼)がさりげなく拾って軽くパフォーマンスしていたのが恰好良かった!「逢ったらヤバい相手にも!♪」ってとこです、たぶん。
・ソールのボディーガード
ソールのボディーガードに扮するモロイ兄弟(如月、天寿)。
この二人の空気は大劇場と東宝でずいぶん変わりました(^ ^)。大劇場では、女性たち(スリージュエルズとか)に絡まれてドキドキしているバージル(如月)と、最初から最後までクールな無表情で通すターク(天寿)という感じだったのですが、東宝に来たら、むしろタークのほうが表情豊かになって、バージルは一生懸命『無表情を装っている』という感じになってました(^ ^)
いやー、タークが可愛いです。ソールの通る道をつくるために観客たちをどかす場面もめっちゃにこやかになったし、ベニーとソールの会話にいちいち「ほう♪」みたいな反応をしたり。……どう見てもプロのボディーガードには見えませんけど。どうしてあんなのに騙されるんだベネディクト!!
・ブキャナン登場
かずなさん(千寿はる)のブキャナンがソールに声をかけたとき。
一瞬「えっ?」という顔を見合わせるボディーガード二人。動揺しているのがバレバレすぎる……なぜそこで気がつかないんだベネディクト。
ソールに言われてブキャナンを捕まえに行く時の二人の走り方がめっちゃツボです。可愛い!
・ベネディクトの謎
ものすごーく素朴に疑問なんですが、どうしてベネディクトはダニーを捕えてわざわざVIPスイートに連れて行くんでしょうか。
その場で射殺、とかだったら嫉妬のあまりってわかるけど。恋しいテスを泣かされて、いじめてやろうと思ったの?そ、そんな……子供みたいなことさせないでくださいよ小池さん!
あと、ついでに。ベネディクトは、ウッズやリカルドも拷問してないんですよね?ダニーみたいに「誰も傷つけずに金を奪う」ことを誓ったわけでもないのに。「ウッズにサインさせるんだ。可及的速やかに!」とまで言っているのに、何故なんでしょう。
それともあれは、そもそもの最初からブルーザーに裏切られているっていう設定なのでしょうか……?
・銀行がお金を取りにきたときに、なぜベネディクトは暗証番号を書いた紙がないことに気がつかないんだろう。あの紙は、テーラーの分と二枚あるのか?いやでも、紙は「無い」んだからさ、気がつこうよ!!
・ベネディクトとテスが決定的に決裂する場面
ど真ん中を突っ切っていくリヴィングストン(美弥)とルーベン(美城)。
あれは、金とリカルド(たち)をホテルの外に持ち出すための手段……なんですよね?ウッズ夫妻も似たような手口で外に出されたのかな。
本来はリヴィングストンたちも脱出するべきだと思うんですが、小池さんがこの作品のクライマックスに選んだテスのイリュージョンの場面に出ないといけないから、もう一度戻ってくるんですよね、救急隊員の二人も含めて、イレヴンメンバーは全員。いろいろ危険は大きいと思うんだけどなあ。
・イリュージョン
テスもダニーも他のメンバーも、あのイベント会場から、どうやって逃げたんでしょうね。舞台から直接外に出る搬出口みたいなのがあるのかな??まあ、バシャーが仕込んだ仕掛けがいろいろとあるみたいだから、そういうルートもあらかじめ確保してあったんでしょう、きっと。
どいちゃんが隠れるお仕置きボックスのネタは結構簡単ですね。眼の錯覚を上手に利用しているな、と感心しました。秘書さんたちの動きが、もう少しさりげなかったらもっといいかも。
とりあえず、ツッコミはそんな感じです。
また何か思い出したら、もう一回くらい書くかもしれません(^ ^)。っていうか、一月は他にもいろいろ観たのに、ぜんぜん書いてない(T T)。「ボニー&クライド」「モンティ・パイソンのスパマロット」「CHESS In Concert」、そして花組と雪組バウ(「インフィニティ」)の詳細。
うーん、道は長いなあ。
【7月1日まで、あと149日】
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