花組大劇場公演「復活 -恋が終わり、愛が残った-/カノン」を観劇いたしました。
ロシア文学を宝塚で……というと、近年で印象に強いのは齋藤吉正さんの「カラマーゾフの兄弟」や植田景子さんの「エフゲニー・オネーギン」あたりかと思うのですが、、、大劇場公演は久しぶり……ですよね?柴田さんの「黒い瞳」以降、何かありましたっけ?
まあ、宝塚歌劇であることにかわりはないんですから、ロシア文学だからどうこうということはないんですが。でも、観ていてちょっと「カラマーゾフの兄弟」を思い出したりはしました。……なんというのか、勢いとか、単刀直入さとか、そういう面で。
ネフリュードフ(蘭寿)の頑ななまでの理想に翻弄される、カチューシャ(蘭乃)の現実。
シェンボック(壮)の優しさを支えるアニエス(月野)の可憐。
信頼で結ばれた革命家シモンソン(愛音)とマリア(花野)の信念。
いろいろな感情が渦を巻いて絡み合う、複雑で壮大な世界観。それを「ネフリュードフとカチューシャの間に純愛があった」ことにして構成しなおした石田ワールドは、登場人物の感情の振れ幅が大きすぎてちょっとついていけない感じもありましたが、もう少し回を重ねればまとまってくるんじゃないかな、と思いました。
そして、ネフリュードフを取り巻く女たちの華やかさ。伯母(京)、姉(初姫)、従姉(華耀)、そして、婚約者ミッシィ(実咲)。これだけ娘役に役らしい役がたくさんある作品は久しぶりです。これができるのは柴田さんだけだと思っていたけど、そういえば石田さんはいつも娘役の大役をつくってくれるから好きなんだった。
花組ならではの綺羅星のごとき娘さんたちが楽しそうに演じていて、少なくとも、その点では名作と呼びたい(^ ^)
ショー「カノン」は、クラシックを多用した音楽がシンプルで美しい半面、盛り上がりに欠ける印象もありましたが、個々の場面はかなり好きです。個人的に印象的だったのは「タンゲーラ」かな。
三木さんにしては細かい場面が多かったような気がします。蘭寿さんがトップになって最初のショーだから、盛りだくさんに「いろんな蘭寿さん(&花組スター)」を観せてくれたのかな、と好意的に解釈しておこうかな。
ところで。タカラヅカのショーは、いつからロケットが中詰めの頭が決まりになったのでしょうか。「ダンス・ロマネスク」は新鮮でなかなかいいなと思ったのですが、「ナイスガイ」、「カノン」と続くと、それはそれでワンパターン感が……(- -;ゞ もうちょっと、公演内容の詳細を決める段階で、前後の公演とのバランスというものを考えてほしいな、と。あれやると、下っ端の下級生がフィナーレに出られないのがね……(T T)いや、あの位置のロケットは、それはそれで中詰めが盛り上がるので楽しいのですが(^ ^)。じゅりあ様の美脚は、ねねちゃんとはまた違う魅力があって眼福でした(*^ ^*)
取り急ぎ、今日時点での感想はそんな感じです。また詳細は後日(^ ^)。
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ロシア文学を宝塚で……というと、近年で印象に強いのは齋藤吉正さんの「カラマーゾフの兄弟」や植田景子さんの「エフゲニー・オネーギン」あたりかと思うのですが、、、大劇場公演は久しぶり……ですよね?柴田さんの「黒い瞳」以降、何かありましたっけ?
まあ、宝塚歌劇であることにかわりはないんですから、ロシア文学だからどうこうということはないんですが。でも、観ていてちょっと「カラマーゾフの兄弟」を思い出したりはしました。……なんというのか、勢いとか、単刀直入さとか、そういう面で。
ネフリュードフ(蘭寿)の頑ななまでの理想に翻弄される、カチューシャ(蘭乃)の現実。
シェンボック(壮)の優しさを支えるアニエス(月野)の可憐。
信頼で結ばれた革命家シモンソン(愛音)とマリア(花野)の信念。
いろいろな感情が渦を巻いて絡み合う、複雑で壮大な世界観。それを「ネフリュードフとカチューシャの間に純愛があった」ことにして構成しなおした石田ワールドは、登場人物の感情の振れ幅が大きすぎてちょっとついていけない感じもありましたが、もう少し回を重ねればまとまってくるんじゃないかな、と思いました。
そして、ネフリュードフを取り巻く女たちの華やかさ。伯母(京)、姉(初姫)、従姉(華耀)、そして、婚約者ミッシィ(実咲)。これだけ娘役に役らしい役がたくさんある作品は久しぶりです。これができるのは柴田さんだけだと思っていたけど、そういえば石田さんはいつも娘役の大役をつくってくれるから好きなんだった。
花組ならではの綺羅星のごとき娘さんたちが楽しそうに演じていて、少なくとも、その点では名作と呼びたい(^ ^)
ショー「カノン」は、クラシックを多用した音楽がシンプルで美しい半面、盛り上がりに欠ける印象もありましたが、個々の場面はかなり好きです。個人的に印象的だったのは「タンゲーラ」かな。
三木さんにしては細かい場面が多かったような気がします。蘭寿さんがトップになって最初のショーだから、盛りだくさんに「いろんな蘭寿さん(&花組スター)」を観せてくれたのかな、と好意的に解釈しておこうかな。
ところで。タカラヅカのショーは、いつからロケットが中詰めの頭が決まりになったのでしょうか。「ダンス・ロマネスク」は新鮮でなかなかいいなと思ったのですが、「ナイスガイ」、「カノン」と続くと、それはそれでワンパターン感が……(- -;ゞ もうちょっと、公演内容の詳細を決める段階で、前後の公演とのバランスというものを考えてほしいな、と。あれやると、下っ端の下級生がフィナーレに出られないのがね……(T T)いや、あの位置のロケットは、それはそれで中詰めが盛り上がるので楽しいのですが(^ ^)。じゅりあ様の美脚は、ねねちゃんとはまた違う魅力があって眼福でした(*^ ^*)
取り急ぎ、今日時点での感想はそんな感じです。また詳細は後日(^ ^)。
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