まずは叫んでおきます。
紅5コンサート、おめでとうございます!!ああ、行きたかったなあ……。
でも、DVDが発売されるらしいので、それを楽しみに年を越したいと思います(^ ^)。



さて。そんなイベントも終了したところで、毎年恒例!Myベスト作品を選びたいと思います♪


■大劇場(東宝)作品
本来は東宝主体ですが、年始の宙組「誰がために鐘は鳴る」は去年書きましたので、今年は雪組「ロミオとジュリエット」から、星組「オーシャンズ11」まで。いちおう全部観てますね。回数にはムラがありますが(^ ^;

□お芝居
1.宙組「クラシコ・イタリアーノ」
2.星組「めぐり会いは再び」
3.該当なし

1位と2位は文句なく。どっちも本当に好きです。宛書きの勝利、という言葉をしみじみと思った佳品でした。こういう作品が絶えず作られるタカラヅカであってほしい、です。


□一本もの:
1.花組「ファントム」
2.雪組「ロミオとジュリエット」
3.星組「オーシャンズ11」

「ロミオとジュリエット」も良かったんですが、キャラ違いかと思ったら全く違うファントム像を作り上げてきた蘭トムさんと、従者をフィーチャーした新演出に敬意を表して。
「オーシャンズ11」は、ああ、小池作品だなあと(^ ^)。「カサブランカ」を観ているのでつい期待してしまって、あちこちに残念感がありましたが、役も多いし宛書きだしみんなの出番も多いし、あちこちツボだらけで、3時間十分に楽しめる作品でした。


□ショー
1.星組「ノバ・ボサ・ノバ」
2.宙組「NICE GUY!!」
3.花組「Le Paradis!!」、宙組「ルナロッサ」

うわっ、藤井さん演出の作品が3本入ってる(^ ^; どんだけファンなんだ私。

「ノバ・ボサ・ノバ」は、観れば観るほど細部に至るまでよくできてるなあ、とあらためて思いました。
宛書きではないけど、今回はブリーザのれみちゃんが素晴らしかった分で加点。あと、あんまり藤井演出という印象がないですね。「ノバ…」は、あくまでも鴨川作品という気がします。

「NICE GUY!!」は、「棘」だけでも良いセンいきそうなのに、フィナーレも好きすぎる。もちろん「風」も好きだし、、、というわけで。
それでも「ノバ」を抜けないのは、さすが巨匠・鴨川!でしょうか。

あとはどれもそこそこで選びにくい……「ル・パラディ」は、大劇場(ちなみに初見が前楽)では全然良いと思わなかったのに、震災を挟んで東宝で観たときに大感動した作品。逆に、「ルナ・ロッサ」は、大劇場でみてすっごい好きだと思ったのに、東宝に来てもあまり進化を感じず、それ以上の感動がなかった作品です。
どちらも惜しいと思うところはあったけど、作品としては好きです♪



■中劇場(梅田・DC)
えーっと。「サムライ」が青年館待ちなの以外は全部観たかな?中日&博多座は、大劇場と演目が同じだったので今回は省略……とすると。

1.月組「STUDIO 54」
2.花組「カナリア」
3.宙組「ヴァレンチノ」
番外 星組「愛するには短すぎる/ル・ポァゾン 愛の媚薬II

「初演」という加点をつけようとしたら、そもそも初演作品がスタジオ54しかなかった(^ ^;ゞ。
……1位が「スタジオ54」になったのはそういう理由です(^ ^)。まあでも、今のところトップになってからの霧矢さんでは「スカーレット・ピンパーネル」のパーシーに次いで好きな役なので、1位なのも不思議はないです。はい。

「カナリア」と「ヴァレンチノ」はどちらもすごく良かったので迷ったのですが、宛書きだとしか思えなかった「カナリア」に一票いれさせていただきます。「ヴァレンチノ」は、小池さん自身がプログラムで書いていましたが、「今、このキャストに宛書きで作ったらこうはならなかったかも」と思わせるモノがそこここにあったので……。

本来なら2位にしてもいいと思ったくらい良かった星組中日公演は、すみません、ちょっと個人的な感傷により番外とさせていただきました。これも、トップ3は本当に宛書きみたいに嵌ってたなあ。



■バウ
バウにも当たり年があるんだなー……と思ったりしました。一昨年は当たり、去年は不作、今年は当たり(^ ^)。……来年が不作にならないといいんですが。
いちおう、雪組「灼熱の彼方 オデュッセウス篇」以外は全部観ています。観たものについては、とりあえず全部に順位をつけてみました。……あの、あくまでも私のランキングですからご容赦くださいませ(^ ^)

1.星組「ランスロット」
あまりにも「世界」に嵌り過ぎてしまって、冷静ではない自覚はあるんですが……すみません(^ ^)単なる生田ファンなんですが、お許しを。
ああいうスケールの大きさと、どこかが大きく歪んだ世界を説得力をもって構築するちからがあるのは素晴らしいことだと思います。まだしばらくは大劇場デビューしなくていい(たぶん100分じゃまとめられないだろう)から、来年はぜひ東上してほしいなあー。(ランスロット再演東上でも良いんだけど!)(←真顔))(あっ、でも、モルドレッドがいない……↓↓↓)

2.月組「アリスの恋人」
「ランスロット」以外の作品の中ではダントツで好きです。なんか、「わかる」って思う。今の小柳さんなら、念願の萩尾作品にもう一度挑戦してみてもいいかも、と思いました。

3.専科「おかしな二人」
作品自体が「名作」だからこそ、その素材をいじくり回さず素直に料理して舞台に載せた石田さんのセンスは流石だと思いました。キャスティングも素晴らしかった!
いつか是非、あれをワークショップとして各組の下級生メインでやってほしいです(←どうせ映像は残らないんだしね)

4.月組「Dancing Heroes!」
園加にやたらと歌わせたりしないで、もっともっと踊らせてくれれば順位は上がったと思うんだけど。……やっぱり、人間が「本気」で踊れるのはせいぜい数分なんだろうな、と改めて思った2時間でした。んー、難しい。

5.宙組「記者と皇帝」
作品はすごっく良かったです。大野さんBravo!「皇帝」サイドのエピソードに涙・涙でした。

6.星組「メイちゃんの執事」
長編漫画をよく2時間にまとめたな、と思いました。演出も意欲的で面白かったし、なによりキャラクターがみんな嵌ってた(^ ^)。バウでならああいう作品もありだと思います。

7.雪組「ニジンスキー」
ああいう設定の物語に真正面から取り組むなら、いろんな意味でもう少し慎重に構えた方が良かったんじゃないかと思います。原田さんは、なんていうか、そういうところの詰めが甘いと思うんですよね。……大劇場公演、よろしくお願いいたします。

8.雪組「灼熱の彼方 コモドゥス篇」
公演の企画として、これだけ観てもわからない作品になるだろうなという予想はしていたのですが、スケジュール的にこれしか観られなかったのが残念です。オデュッセウス篇を観ていたら、評価は違ったのかもしれません。



■全国ツアー

1.花組「小さな花がひらいた/ル・ポァゾン 愛の媚薬II」
2.雪組「黒い瞳/ロック・オン!」
3.月組「我が愛は山の彼方に/Dance Romanesque」

これはもう、迷う余地なく。
秋の花組は、全ツもDCも、本当に宛書きとしか思えないの連発でした(^ ^)。
春の雪組は、「黒い瞳」を再び観れて、とても幸せでした。ショーは違うのが良かったと思うけど。
秋の月組は、予想より良かったですが、やっぱり柄じゃないなーと思ってしまいました。あ、でも、雪組とは逆に、ショーは良かったです♪♪



■新人公演
2年ぶりで全作品観ました! なかんづく、2回も大劇場まで新人公演を観に行ったとか我ながら(汗)。
順位をつけるとしたらこんな感じ。評価のポイントは、主演者の芝居がどうこうではなく、「本公演とは違う、新人公演ならではの良さがあったかどうか」のつもりです。

1.花組「ファントム」
2.月組「アルジェの男」
3.星組「オーシャンズ11」

まあ、これはいろいろ思い入れもありますが、主要3役で本公演とはまったく違う関係性を構築してのけた「ファントム」は素晴らしかった(*^ ^*)。
そして、主要役のほとんどすべてで、実力はともかく、役への嵌り度合いで本公演を超えた「アルジェの男」がその次。
3位には、雪組「ロミオとジュリエット」と迷ったのですが、主演コンビと敵役の三角関係が鮮明に出ていて興味深かった「オーシャンズII」を。東宝でもう一度観られるのがとても楽しみです。



■ディナーショー
1.壮一帆DS 「Bright」
2.蘭寿とむDS「MUGEN」
3.龍真咲DS 「Hot Fairy」

壮ちゃんのディナーショーは楽しすぎました!!(*^ ^*)
蘭トムさんのディナーショーは「逆転裁判」コントコーナーがすべて、かな。
まさおのディナーショーも楽しかったです。しかし、1年に3回ディナーショーに行ったのか私……道理で財布がうすっぺらいと(- -;ゞ。



ディナーショー以外のイベントは、小林公平一周忌も舞踊会もタカスペも行ってません……。
やっぱり大劇場まで行くのは結構負荷なので、イベントのためだけにはなかなか行けません(涙)。
まあでも、そこそこちゃんと観てたんですね、私。完全に飛んだのは「灼熱の彼方 オデュッセウス篇」だけか。まあ、よくがんばった方かな(自画自賛)。



こうしてあらためて順位をつけてみると、星組さんの作品運の良さと、雪組さんの作品運の悪さが際だってみえてくるような気がします。まあ私の個人的な好みによる順位だとはいえ、ほぼ全ての項目で3位以内に入っている星組と、ほとんど出てこない雪組の差は大きいような。
宙組花組はまあまあで、月組はちょっと微妙……そんな感じの一年でした。




なにはともあれ、今年も一年間、楽しませていただきました(^ ^)。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします! >歌劇団



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