日経ホールにて、「トークスペシャル in 東京 宙組」に参加してまいりました。


メンバーは、七海ひろき(89期)、花里まな(91期)、月映樹茉(92期)の3人。
思ったより暖かな夜で、かさばるコートがとっても邪魔でした(^ ^)。

三人ともアウターは上下黒で揃えて、インナーは、男役二人は白シャツ、アイコちゃんはベージュのレース。「ショーに出てくる紫の薔薇になぞらえて」かいちゃんはネクタイ、アイコちゃんはコサージュ、えなちゃんはスカーフを紫に。なかなかシックな装いでした。
ちなみに、後でわかったことですが、かいちゃんはハンカチも紫で揃えていて、汗をふく姿がお洒落でした。司会の竹下さんに「汗を拭くことになる前提でご用意されたんですね」と突っ込まれてましたが(^ ^)(かいちゃんは暑がりなのかな?)


先に全体の感想を書きますと。。。
いつになくまともな話がまともに展開されたトークだったような気がします。
竹下さんのプロっぷりも際だっていたけど、三人ともよく喋ってくれて、特に最下のえなちゃんの饒舌ぶりが可愛かった♪
かいちゃんはあまり自分語りしないタイプなのかな? 語るべきことはちゃんと語るけど、基本のスタンスは、下級生二人に上手に話を振って、ちゃんと拾って拡げてまた投げ返す……という感じでした。それも、ちーちゃん(蓮水)みたいにきっちり時間まで計算してやっているんじゃなくて、天然(本能)でやってる感じ。それが、すごくかいちゃんらしいなと思いました。



まず最初のお題は、現在公演中の「クラシコ・イタリアーノ」。
かいちゃんは「とりあえず髪を切りました」と。あと、1960年代の映像などを見て、ああいう仕事ならどんな靴を履いているのかを考え、靴屋を回って探した、と。
「まずは外見から、ね。それも大事なことですから」と、すっごい真顔で語ってました(^ ^)。
あと、靴を探した話を受けて「つまり、靴は自前なんですね」と竹下さん。みなさん、かいちゃんジェフの靴に注目!

アイコちゃんは、最初にサルヴァトーレについて語る「ハリウッド俳優のマネージャー」役が本公演での初台詞だそうで、とても嬉しそうでした。かいちゃんに「低めの声が格好良い」と褒められて、植田景子さんに「デキる女、って感じで」と言われたのでそれらしい声で演じている、という話をしてくれました。
ジャーナリスト役については「あっちこっちをうろちょろしてます」みたいな言い方だったかな。銀橋に出るのでとても楽しい。今回は下級生もみんな銀橋に出るので、すごくがんばってます!というコメントが、お母さんみたいでとても素敵でした。

えなちゃんは、「ニーノはイタリア人だけど職人だから、陽気なばかりでも駄目だし…」と役づくりの苦労点を。アメリカチームとは違う、土臭い明るさを伝えたい、と。
かいちゃんが「じゅまは毎日言い方とかも違ってるし、ほんとにその時を生きてるよね」と言ってくれて、
「お芝居が大好きで、昨日と同じことはしたくない、今日だけの空気を作りたいと思う」と話していたのが印象的。ただ、日替わりすぎて安定感がないのはご本人も気にしているみたいで、「伝えなくてはいけないものが洩れているのではないかと心配になることがある」などと、すごく真面目に語っていました。
……で、かいちゃんが真顔で「ほお~~~」と合の手をいれていたのが絶妙でしたー(^ ^)。
仮面劇の口上役(←あれは座長なんだそうです)については、「みなさん!」と呼びかけると皆がざっと振り向くのが嬉しいらしい。いつ観ても幸せそうな笑顔だと思っていたら、本当に幸せだったんだな(^ ^)。



次は新公の話。
アイコちゃんは、美風さんのマリーナ。
かいちゃん「声や仕草(看板を持って帰るところ)にちゃんと年齢が出ていて、すごいなーと思った」
えなちゃん「普段はこんなに可愛い声なのに、役によって全然違う声になれるのがすごい」
二人に褒められて、ちょっと照れてる風アイコちゃんが可愛かったー♪
役の話のあと、長の学年としての苦労みたいな話が面白かった。えなちゃんに「頼りになる」と言われてまた照れてました(*^ ^*)。

えなちゃんは、春風みーちゃんのフランク。
いきなりかいちゃんに「本公演のアメリカチームも個性とチームワークのバランスに苦労されていたと思うのですが」と振ったのに驚きましたが、かいちゃんが優しくうなずいて「普段から一緒にごはん食べに行ったり、仲良くすることから始まった。新公は時間がないから大変だよね」とフォローしてくれてました。
「大劇場の新人公演は、時間がなくてチームワークの構築まで至らなかったのが反省点」、とのこと。CSのYoung Powerでも話していましたが、アメリカチームの中では長だったので、「ぴよぴよしてられな」かったらしい(^ ^)。本公演のお稽古でどんなことをしたのかをかいちゃんに聞いて、色々企画したみたいでした。ワークショップ的に、役に成りきってお茶をしたり、という話をしてました。
あと、「じっくりお芝居するのが好きだったけど、フランクは場面ごとにポンポンつないでいく役で、こういうのもチャレンジで面白いかった」というコメントが印象的でした。

一通り二人の話を聞いたところで、竹下さんがかいちゃんに「羨ましそうですね」と突っ込んでました。
笑って「確かに」と応じたかいちゃん、「でも、客席から観るのも勉強になるんですよ」と。
「下級生の成長を見ると、嬉しくてうるうるする」とかいちゃんとアイコちゃんが盛り上がっていたのが可愛かったです♪♪ 91期ももう卒業しちゃうんだもんなあ……しみじみ。



次のお題は、ショー「NICE GUY」。
かいちゃんは(本公演での?)客席降りが初めてだそうで、毎日ワクワクしているそうです。
「セクシャル9」の話はそれくらいで、3人ともコットンクラブに出ているので、その話が多かったかな。
かいちゃん「前の場面(薔薇の棘)が妖しげなので、私達は、ぱぁっと太陽が射してきたように明るく」
えなちゃん「劇場(?)に入るドアが狭くて、段差もあるので気をつけてます」「最後なのでドアを閉めるんですが、ちゃんと閉めないとセットが上げられないので……」と。まあ、注意点はいろいろあれど、ひっくるめて「うっきうきな場面」だそうです。エスコートする相手がいないことについては特にコメントなかったなあ。残念。

アイコちゃんの「好きな場面」は、イケメンオークション。「私は買えなくて残念なんですけど」と本気で残念そうでした。
かいちゃんに「誰を買いたいの?」と訊かれて、わりと即答で「蓮水さん」と。竹下さんに「どんなところが気にいったんですか?」と突っ込まれて、「爽やかさと、元気になれそうなところ……かな?……いや、あの、純粋に個人的にタイプなんです」と、素直なお答えでした。

風の場面の話では、「膝をつく振りが多いときは、振付の前日とかに『膝注意』と回ってくる(ニーパッドを用意したりするらしい)んですが、今回なくて、なのに振付を受けてみたら床に行く振りがかなりあって、みんな膝があざだらけになった」と。
「昨日言ってほしかったねー、ってみんなで言ってて」と笑顔で言うかいちゃんがとっても天然でした。


……かいちゃんが「じゅまは『Never Sleep』の警官役が印象的。あーお芝居好きなんだなーと思って、私もお芝居好きだから嬉しかった」って話してたのはどこだっけー?
かいちゃんとえなちゃん、そういえばちゃんと組んで芝居してるの観たこと無いですね。今後に期待、でしょうか。



公演関係の話はこのくらいだったと思います。
あとは芸名の由来、宝塚を目指したきっかけ、、、などなど、楽しい話題でいっぱいでしたが、長くなりそうなのでこのあたりで切ります。

いやー、かいちゃんの天然な目配りの良さと、アイコちゃんのしっかり者の肝っ玉母さんぶり、そして、えなちゃんの生真面目な暴走っぷり、、、とても楽しい1時間でした(*^ ^*)。



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