我が愛は大河を超えて
2011年11月26日 宝塚(月) コメント (6)神奈川県民ホールにて、月組全国ツアー公演「我が愛は山の彼方に/ダンス・ロマネスク」を観劇いたしました。
「我が愛は山の彼方に」
1971年に鳳蘭・安奈淳・大原ますみのトリオで初演。その後、峰さを理・山城はるか・湖条れいか、稔幸・絵麻緒ゆう(彩輝直)・星奈優里、と星組で再演を重ね、月組での上演は今回が初。私が観劇するのも今回が初めてです。
ちなみに、初演の演出は長谷川一夫氏。今回の演出は脚本の植田さんが兼任しておられますが、個人的には、誰かもっと若い人の演出で観てみたかったなーと思いました。
それにしても、霧矢さんは、劇団的にあの時代の星組の系譜を継ぐ人と思われているんでしょうかねえ。鳳さん・峰さん時代の作品が多いような気がするんですけど、気のせい?
鳳さんと安奈さんって、初演当時はダブルトップ体制だったそうですね。観劇してみて納得しました。これは、男二人が対等じゃないと話にならない(- -; 万姫がどちらを選ぶのか最後までわからないからこその面白さがあるはずだったんじゃないかと思うんですよね。
今回のキャストは、高麗の武将・朴秀民に霧矢大夢、零落した高麗貴族の姫・万姫に蒼乃夕妃、女真軍の武将・チャムガに龍真咲というトリオ。うーむ、観ての率直な感想は、どちらかといえば、霧矢さんがチャムガで秀民をまさおくんが演じた方が話として判りやすかったんじゃないかな……?という感じです。
いろんな細かいところで秀民が主演にみえるような演出がなされていましたが、根本的なところがダブルトップ仕様の作品だと思うので、チャムガ主役に書き変えてしまうことは可能だったんじゃないのかなあ。「あかねさす紫の花」の中大兄皇子篇と大海人皇子篇、みたいな感じで、秀民篇とチャムガ篇がそれぞれ成立する作品だと思うんですよ。
今回は前回と比べてもかなり大きな改変がなされていたようなので、だったらいっそのこと……と思ってしまいました。原作がすごく面白そうなので、いろいろ勿体無かったような気がするんですよね。
ただ、脚本的に「戦のむなしさ」みたいなものを前面に出した会話が多いのが気になりました。これはそういう話じゃないだろう。戦いは虚しい、戦争なんてなければよかったのに、という話ではなくて、コミュニケーションギャップがある中で、人と人が心を通わせるには何が必要か、という話なんじゃないのかなあ?
なんだか「戦争がすべていけない!」みたいな展開になると、すごく話が薄っぺらくなって、互いを思いやる3人の感情までもが薄っぺらいものにみえてきてしまうのが残念でした。
それでは、キャスト別に。
■朴秀民(霧矢大夢)
高麗の武将。
万姫と出会ってから「半年の間、お逢いしなかった日は無かった」ほど通い詰めて彼女の心をGET!晴れて恋仲となり、結婚の赦しを得るために都へ向かう。その留守の間に女真軍の襲撃で万姫を奪われ、彼らを滅ぼすための策をたてるが……。
いやはや、格好良いです!よっ、二枚目!
衣装もよく似合って、武将らしい貫録がありました。あまり「愛」を前面に出す役ではないのですが、懐の深さと優しさがとても霧矢さんらしくて素敵でした。
でも、、、あのラストの嘆きは、ちょっと納得できないけどーーーー(←霧矢さんの問題ではなく、脚本の問題です)
■万姫(蒼乃夕妃)
零落した高麗貴族の姫。
あまり「高貴な姫」という感じはしませんでしたが、芯の強い凛とした佇まいがとても印象的でした。
作品的に、もう少し迷いというか、自分の運命に対する戸惑いのようなものがあっても良い役だと思うのですが、ああいう「きっぱり」感がまりもちゃんの美徳なので、しかたないんですよね、たぶん。
ちなみに、「迷いのなさ」といっても、まりもちゃんの場合は、ねねちゃんみみちゃんと違って「頑な」ではなく「男前」なんですよね(^ ^)。そして、あんなにも強くてきっぱりと男前で格好良いのにもかかわらず、あくまでも「守られる花」として存在できるまりもちゃんが、とても好きです。本当に霧矢さんとお似合いだった……。
■チャムガ(龍真咲)
女真国の武将。秀民が留守の間に万姫の故郷を襲い、万姫を連れて帰るが、「必ず高麗に戻す」と約束する。
感情を表に出さずにぐっと抑えつつ、一年の時をかけて異国の姫との間に絆をつくる……本当に滅多にないほどやりがいのある良い役だと思うんですが、本当に難しい役でもあるんだなあ、というのが率直な感想でした。
霧矢さんの卒業が決まり、まさおくんにとってはここが正念場だと思うんですが……うーむ、どうしたものか(溜息)。
万姫と二人の場面がない(なくなった?)こともぁり、芝居としての難度が相当に高いのはわかるのですが、まさおくんの最大の課題である「芝居をしている相手とのコミュニケーション」あるいは「『愛する』という芝居」が、今回もクリアしきれずに残ってしまったような気がしました。
美貌もスタイルも歌唱力も、、、たくさんのモノを天に与えられた人なのに、役者として一番大事なことがどうしても理解できない……悲劇だなあ、と思います。「合う役」「合わない役」というのは誰にでもあるものだし、センターに立つときには「合う役」が与えられるはずだから心配しなくていいのかもしれませんが、、、さて。
■玄喜(青樹泉)
秀民の副将。
武人だけどとても優しい人で、秀民に心酔し、心の底から尊敬しているんですよね。そういう、ひたすらでまっすぐなリスペクトが似合う役者だなあ、と感心します。
出番はあまり多くないけど、大事なところをしっかり押さえる役。万姫と再会していったん引っ込んだ後、懐剣を返しに現れた場面での台詞がとても好きです。台詞自体も良い台詞だけど、もりえちゃんの口から出ると、さらに価値が上がる気がする。言葉に命を吹き込める役者になったんだなあ……と感心します。「紫子」の風吹以来、本当に良い芝居をするようになりましたよね(*^ ^*)ずっと月組で見守ってきただけに、今、とても嬉しいです。
■永順(磯野千尋)、柳花(一原けい)
万姫の世話役と乳母。
かつては大家に仕えていた誇りと、厳しい現実を生き抜くための知恵の両輪で生きて行く二人。万姫をいつくしむ気持ちが伝わってくるベテランのお二人でした。
しっかし、全ツに付き合うのって、専科さんは大変ですおねえ……(; ;)。あそこまで役がない作品なら、組子でがんばってもよかったのに、と思ってしまいました(; ;)。磯野さん一原さんが悪いんじゃないんですが(←当たり前)
■エルムチ(越乃リュウ)
チャムガの副将。寡黙であまり感情を表に出さないチャムガの代わりに、「おかしら」の気持ちから世界情勢まで、あらゆることをベラベラと説明してくれる、豪放磊落な男。
本音をいえば、ナホちゃんの芝居には軽みがないので、こういう役は無理があると思うんですけどね……。ちょっと前の月組にはこういう役を得意とする上級生がわんさかいたんですが、いつの間にか誰もいなくなっちゃって(泣)。
でも、二度の戦闘シーンでセンターで踊るナホちゃんは、死ぬほど格好良いです!あの2場面のためにこの役が決まったんだな(納得)(←えっ?)
■楚春(憧花ゆりの)
万姫の侍女。
設定年齢は何歳なんだろう……?少なくとも万姫よりは年下ですよね(@ @)うーん、、、、無理な気がするわ。
私は昔からすーちゃん好きだし、「スカーレットピンパーネル」のマリーはなかなかの当たり役だと思っているんですが、、、楚春はちょっと無理があったよなあ……↓↓
役としてはあのくらいの大役をやってもいい人だと思うんですが、普通に「侍女」という立場で、台詞の内容はあのままで、設定年齢だけ上げればいいのになあ…と思いました。
それ以外のメンバーは、ふぁーびー(綾月せり)が高麗の将軍だったほかはみなさん十把一絡げに「兵士」という感じ。それでも、男役は宇月(颯)くん筆頭に最下の若手までしっかり台詞があったのは良かったんですが、、、、娘役は万姫と楚春以外は台詞がなかったような気がします。
ただ、出番でいうと娘役は花の精をやったり兵士をやったりで意外と舞台にでているんですが、男役は兵士のみなので出番も限定されていて………
とにかく、何でもいいからプロローグは全員出しなさい!!と心から思いました(T T)。
この公演で卒業する真凜カンナちゃんとか、この出番と扱いは本当に残念↓↓↓
ショーは、本公演も良かったけど、全ツになって、また違う意味で面白くなっていました。
とりあえず、宇月くんのファンは通うべき!(きっぱり)。みりおくんがやっていたロケットボーイと、まさおくんが歌っていた「かもめ」の最初の銀橋でソロを歌い、パレードでは小階段を一人降りですよ!!お芝居のしどころのなさと足して2で割ってもお釣りがきます(*^ ^*)。
ただ、ノートルダムの場面に最後まで出てくれるんじゃないかとの期待は裏切られちゃいました……残念。次の場面で板付きだから仕方ないけど、ヤンさんがつけてくれたというダンス、観てみたかったなー。
月組男子は、まさおくんメインで「月下美男」へ。音楽も変って、だいぶ色っぽい(ホストっぽい?)場面になってました。みんな頑張ってたけど、下級生ではゆーみん(隼海惺)のジャニーズっぷりに愕然。個人的にお気に入りのあまりら(天翔りいら)&あーさ(朝美絢)も、がんばりすぎて可愛くなっていたけど、でもやっぱり格好良かったです(^ ^)。
ロケットボーイと月組男子以外のみりおくんのポジションにはもりえちゃんが入っていたのかな?本公演も回数を観ていないのであまり覚えていませんが……。プロローグでまさおの後に出てきたときとか、あまりの格好よさにくらくらしました。
「タリスマン」の部下は、みっしょん(美翔かずき)とゆうき(煌月爽矢)。村人たちも減ってしまって梅田ではかなりスカスカ感があったのですが、一週間たつと変るものだなあと感心しました。
名場面のカモメも、この一週間でびっくりするほどまとまりましたねー。人数が減った分、一人ひとりのエネルギーをすごく感じました。そして、初日は相当に緊張しきってまったく支えられなくなっていた宇月くんのソロ(手に汗にぎりましたわ……)も、びっくりするほどよくなってました!(←贔屓目?)響きのやわらかい伸びやかな声は、あの笑顔じゃないと出ないんですよねー。気持ち良さそうに歌っていて、安心しました。ホールの音響が悪かったのが残念だー!
そして、「カモメ」の次のまさおくんのソロも良かった♪ 今回ソロが一曲減ってしまった(その代わりに中詰めで客降りしてくれるんですが♪)んですが、その分までこのカモメ後の銀橋にかけてくれていたような気がします。
霧矢さんとまりもちゃんのデュエットダンスは、曲も振りも変ってましたね。DVD対策?
終わりが見えてきた二人だからこそ、「Endless Love」が心に沁みます。ダンサーコンビのいろんなデュエットを観ることができて、とても嬉しい。こういうところ、中村Sさんは外さないな、と感心しますね(*^ ^*)
直近でやっていた花組全国ツアーが、今の時代にぴったりの名作「小さな花がひらいた」だったので、今回の芝居は(題材的に)残念感がありましたが、、、でも、ショーが良かったので楽しめました♪
霧矢さん、まりもちゃん、それから、みんな!あと半月、怪我のないように突っ走ってくださいね。
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「我が愛は山の彼方に」
1971年に鳳蘭・安奈淳・大原ますみのトリオで初演。その後、峰さを理・山城はるか・湖条れいか、稔幸・絵麻緒ゆう(彩輝直)・星奈優里、と星組で再演を重ね、月組での上演は今回が初。私が観劇するのも今回が初めてです。
ちなみに、初演の演出は長谷川一夫氏。今回の演出は脚本の植田さんが兼任しておられますが、個人的には、誰かもっと若い人の演出で観てみたかったなーと思いました。
それにしても、霧矢さんは、劇団的にあの時代の星組の系譜を継ぐ人と思われているんでしょうかねえ。鳳さん・峰さん時代の作品が多いような気がするんですけど、気のせい?
鳳さんと安奈さんって、初演当時はダブルトップ体制だったそうですね。観劇してみて納得しました。これは、男二人が対等じゃないと話にならない(- -; 万姫がどちらを選ぶのか最後までわからないからこその面白さがあるはずだったんじゃないかと思うんですよね。
今回のキャストは、高麗の武将・朴秀民に霧矢大夢、零落した高麗貴族の姫・万姫に蒼乃夕妃、女真軍の武将・チャムガに龍真咲というトリオ。うーむ、観ての率直な感想は、どちらかといえば、霧矢さんがチャムガで秀民をまさおくんが演じた方が話として判りやすかったんじゃないかな……?という感じです。
いろんな細かいところで秀民が主演にみえるような演出がなされていましたが、根本的なところがダブルトップ仕様の作品だと思うので、チャムガ主役に書き変えてしまうことは可能だったんじゃないのかなあ。「あかねさす紫の花」の中大兄皇子篇と大海人皇子篇、みたいな感じで、秀民篇とチャムガ篇がそれぞれ成立する作品だと思うんですよ。
今回は前回と比べてもかなり大きな改変がなされていたようなので、だったらいっそのこと……と思ってしまいました。原作がすごく面白そうなので、いろいろ勿体無かったような気がするんですよね。
ただ、脚本的に「戦のむなしさ」みたいなものを前面に出した会話が多いのが気になりました。これはそういう話じゃないだろう。戦いは虚しい、戦争なんてなければよかったのに、という話ではなくて、コミュニケーションギャップがある中で、人と人が心を通わせるには何が必要か、という話なんじゃないのかなあ?
なんだか「戦争がすべていけない!」みたいな展開になると、すごく話が薄っぺらくなって、互いを思いやる3人の感情までもが薄っぺらいものにみえてきてしまうのが残念でした。
それでは、キャスト別に。
■朴秀民(霧矢大夢)
高麗の武将。
万姫と出会ってから「半年の間、お逢いしなかった日は無かった」ほど通い詰めて彼女の心をGET!晴れて恋仲となり、結婚の赦しを得るために都へ向かう。その留守の間に女真軍の襲撃で万姫を奪われ、彼らを滅ぼすための策をたてるが……。
いやはや、格好良いです!よっ、二枚目!
衣装もよく似合って、武将らしい貫録がありました。あまり「愛」を前面に出す役ではないのですが、懐の深さと優しさがとても霧矢さんらしくて素敵でした。
でも、、、あのラストの嘆きは、ちょっと納得できないけどーーーー(←霧矢さんの問題ではなく、脚本の問題です)
■万姫(蒼乃夕妃)
零落した高麗貴族の姫。
あまり「高貴な姫」という感じはしませんでしたが、芯の強い凛とした佇まいがとても印象的でした。
作品的に、もう少し迷いというか、自分の運命に対する戸惑いのようなものがあっても良い役だと思うのですが、ああいう「きっぱり」感がまりもちゃんの美徳なので、しかたないんですよね、たぶん。
ちなみに、「迷いのなさ」といっても、まりもちゃんの場合は、ねねちゃんみみちゃんと違って「頑な」ではなく「男前」なんですよね(^ ^)。そして、あんなにも強くてきっぱりと男前で格好良いのにもかかわらず、あくまでも「守られる花」として存在できるまりもちゃんが、とても好きです。本当に霧矢さんとお似合いだった……。
■チャムガ(龍真咲)
女真国の武将。秀民が留守の間に万姫の故郷を襲い、万姫を連れて帰るが、「必ず高麗に戻す」と約束する。
感情を表に出さずにぐっと抑えつつ、一年の時をかけて異国の姫との間に絆をつくる……本当に滅多にないほどやりがいのある良い役だと思うんですが、本当に難しい役でもあるんだなあ、というのが率直な感想でした。
霧矢さんの卒業が決まり、まさおくんにとってはここが正念場だと思うんですが……うーむ、どうしたものか(溜息)。
万姫と二人の場面がない(なくなった?)こともぁり、芝居としての難度が相当に高いのはわかるのですが、まさおくんの最大の課題である「芝居をしている相手とのコミュニケーション」あるいは「『愛する』という芝居」が、今回もクリアしきれずに残ってしまったような気がしました。
美貌もスタイルも歌唱力も、、、たくさんのモノを天に与えられた人なのに、役者として一番大事なことがどうしても理解できない……悲劇だなあ、と思います。「合う役」「合わない役」というのは誰にでもあるものだし、センターに立つときには「合う役」が与えられるはずだから心配しなくていいのかもしれませんが、、、さて。
■玄喜(青樹泉)
秀民の副将。
武人だけどとても優しい人で、秀民に心酔し、心の底から尊敬しているんですよね。そういう、ひたすらでまっすぐなリスペクトが似合う役者だなあ、と感心します。
出番はあまり多くないけど、大事なところをしっかり押さえる役。万姫と再会していったん引っ込んだ後、懐剣を返しに現れた場面での台詞がとても好きです。台詞自体も良い台詞だけど、もりえちゃんの口から出ると、さらに価値が上がる気がする。言葉に命を吹き込める役者になったんだなあ……と感心します。「紫子」の風吹以来、本当に良い芝居をするようになりましたよね(*^ ^*)ずっと月組で見守ってきただけに、今、とても嬉しいです。
■永順(磯野千尋)、柳花(一原けい)
万姫の世話役と乳母。
かつては大家に仕えていた誇りと、厳しい現実を生き抜くための知恵の両輪で生きて行く二人。万姫をいつくしむ気持ちが伝わってくるベテランのお二人でした。
しっかし、全ツに付き合うのって、専科さんは大変ですおねえ……(; ;)。あそこまで役がない作品なら、組子でがんばってもよかったのに、と思ってしまいました(; ;)。磯野さん一原さんが悪いんじゃないんですが(←当たり前)
■エルムチ(越乃リュウ)
チャムガの副将。寡黙であまり感情を表に出さないチャムガの代わりに、「おかしら」の気持ちから世界情勢まで、あらゆることをベラベラと説明してくれる、豪放磊落な男。
本音をいえば、ナホちゃんの芝居には軽みがないので、こういう役は無理があると思うんですけどね……。ちょっと前の月組にはこういう役を得意とする上級生がわんさかいたんですが、いつの間にか誰もいなくなっちゃって(泣)。
でも、二度の戦闘シーンでセンターで踊るナホちゃんは、死ぬほど格好良いです!あの2場面のためにこの役が決まったんだな(納得)(←えっ?)
■楚春(憧花ゆりの)
万姫の侍女。
設定年齢は何歳なんだろう……?少なくとも万姫よりは年下ですよね(@ @)うーん、、、、無理な気がするわ。
私は昔からすーちゃん好きだし、「スカーレットピンパーネル」のマリーはなかなかの当たり役だと思っているんですが、、、楚春はちょっと無理があったよなあ……↓↓
役としてはあのくらいの大役をやってもいい人だと思うんですが、普通に「侍女」という立場で、台詞の内容はあのままで、設定年齢だけ上げればいいのになあ…と思いました。
それ以外のメンバーは、ふぁーびー(綾月せり)が高麗の将軍だったほかはみなさん十把一絡げに「兵士」という感じ。それでも、男役は宇月(颯)くん筆頭に最下の若手までしっかり台詞があったのは良かったんですが、、、、娘役は万姫と楚春以外は台詞がなかったような気がします。
ただ、出番でいうと娘役は花の精をやったり兵士をやったりで意外と舞台にでているんですが、男役は兵士のみなので出番も限定されていて………
とにかく、何でもいいからプロローグは全員出しなさい!!と心から思いました(T T)。
この公演で卒業する真凜カンナちゃんとか、この出番と扱いは本当に残念↓↓↓
ショーは、本公演も良かったけど、全ツになって、また違う意味で面白くなっていました。
とりあえず、宇月くんのファンは通うべき!(きっぱり)。みりおくんがやっていたロケットボーイと、まさおくんが歌っていた「かもめ」の最初の銀橋でソロを歌い、パレードでは小階段を一人降りですよ!!お芝居のしどころのなさと足して2で割ってもお釣りがきます(*^ ^*)。
ただ、ノートルダムの場面に最後まで出てくれるんじゃないかとの期待は裏切られちゃいました……残念。次の場面で板付きだから仕方ないけど、ヤンさんがつけてくれたというダンス、観てみたかったなー。
月組男子は、まさおくんメインで「月下美男」へ。音楽も変って、だいぶ色っぽい(ホストっぽい?)場面になってました。みんな頑張ってたけど、下級生ではゆーみん(隼海惺)のジャニーズっぷりに愕然。個人的にお気に入りのあまりら(天翔りいら)&あーさ(朝美絢)も、がんばりすぎて可愛くなっていたけど、でもやっぱり格好良かったです(^ ^)。
ロケットボーイと月組男子以外のみりおくんのポジションにはもりえちゃんが入っていたのかな?本公演も回数を観ていないのであまり覚えていませんが……。プロローグでまさおの後に出てきたときとか、あまりの格好よさにくらくらしました。
「タリスマン」の部下は、みっしょん(美翔かずき)とゆうき(煌月爽矢)。村人たちも減ってしまって梅田ではかなりスカスカ感があったのですが、一週間たつと変るものだなあと感心しました。
名場面のカモメも、この一週間でびっくりするほどまとまりましたねー。人数が減った分、一人ひとりのエネルギーをすごく感じました。そして、初日は相当に緊張しきってまったく支えられなくなっていた宇月くんのソロ(手に汗にぎりましたわ……)も、びっくりするほどよくなってました!(←贔屓目?)響きのやわらかい伸びやかな声は、あの笑顔じゃないと出ないんですよねー。気持ち良さそうに歌っていて、安心しました。ホールの音響が悪かったのが残念だー!
そして、「カモメ」の次のまさおくんのソロも良かった♪ 今回ソロが一曲減ってしまった(その代わりに中詰めで客降りしてくれるんですが♪)んですが、その分までこのカモメ後の銀橋にかけてくれていたような気がします。
霧矢さんとまりもちゃんのデュエットダンスは、曲も振りも変ってましたね。DVD対策?
終わりが見えてきた二人だからこそ、「Endless Love」が心に沁みます。ダンサーコンビのいろんなデュエットを観ることができて、とても嬉しい。こういうところ、中村Sさんは外さないな、と感心しますね(*^ ^*)
直近でやっていた花組全国ツアーが、今の時代にぴったりの名作「小さな花がひらいた」だったので、今回の芝居は(題材的に)残念感がありましたが、、、でも、ショーが良かったので楽しめました♪
霧矢さん、まりもちゃん、それから、みんな!あと半月、怪我のないように突っ走ってくださいね。
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コメント
ツレちゃんとミキちゃん、エビちゃんのゴールデントリオだったので、二人のキャラの対比と役の対比が一致し、真ん中で思い悩むエビちゃんが可憐で切なかった事は覚えています。
今回、全ツは観劇しないので感想を聞けて良かったです。ありがとうございます。
しかし、東奔西走のみつきねこさんですねぇ。もうもう驚きでございます!(@_@;)
> ツレちゃんとミキちゃん、エビちゃんのゴールデントリオだったので、二人のキャラの対比と役の対比が一致し、真ん中で思い悩むエビちゃんが可憐で切なかった事は覚えています。
うーん、やっぱり宛書だったんですねえ……。どうしても、最近上演したばかりのノルさん版の話を聞くことが多いので、初演のお話を聞くとワクワクします(^ ^)。ありがとうございます。
遠征は、、たしかにこの夏~秋は多かったですね。
もうしばらくこの状況が続きそうですが、おはずかしいので、あまり気にせずに流してやってくださいm(_ _)m。
東奔西走のお蔭で作品の感想を知る事ができて楽しみです。
これからも宜しくお願いします。
いえいえ、こちらこそよろしくお願いいたします(^ ^)。
「アリス」ご覧になったら、またコメントしてくださいね!
同じ日に観ていたのですね!私は26日W観劇でした。
我が愛…チャムガ側のエピソードバッサリカットされていて…どーなんでしょう
万姫の幻想シーンで霧様まりも、まさおまりもと歌って踊る場面…まさまりもがちゃんとがあんな風になるの初めてだったからとーても新鮮でした。
霧まさの一騎打ちのまさおの長髪似合いすぎ(≧▽≦)ゞ
あそこは見応えありました。
まさお君お茶会で「あたしはちゃんとまりもを愛せるだろうか?」って言ってたんですけど…愛足りませんでしたか…?愛するより、愛されたい方なんでしょうかね…?
みりおちゃんはいつも包容力のある男役って言ってますけど…まさおは何を目指しているのだろう…ご贔屓ですけどふっと思います(T_T)
格好いいんですけどねぇ…。
お芝居はとし君から役なし、娘役さんは台詞もなし…若手に経験を積ませる良い機会なのに残念です!
だからでしょうかショーではその分発散していたよーに感じました!
人数減ってるのに、それを感じさせない位のパワーを感じました!
ダンロマお気に入りのショーの一つです。
来週はアリスを見に行きます。楽しみです。
> 我が愛…チャムガ側のエピソードバッサリカットされていて…どーなんでしょう
だそうですね。初見だった私は違和感は特に感じなかったのですが、話を聞くと観てみたくなります。
>霧まさの一騎打ちのまさおの長髪似合いすぎ(≧▽≦)ゞ
素晴らしかったです………!!闘っている最中も良いんですけど、勝負が極まった後でずっとそのままのポーズで留まっているじゃないですか。あそこがもうもうもう本当に美しくて!!
絶対あの場面の舞台写真出してほしい!(熱望)
> まさお君お茶会で「あたしはちゃんとまりもを愛せるだろうか?」って言ってた
そ、そんなことを言っていたんですか……!?
> 愛足りませんでしたか…
愛が足りない、というか、愛しかたを知らないように見えるときがあるんですよね。
表現方法だけの問題で、気持ちはつくってきているんだろうなと思うんですが。
まさおくんご本人は、根本的に優しくて親切な人なんだろうなと(勝手に)思っているのですが、その優しさがちょっと第三者的というか、そんなふうに見えることがあって。
すみません、私の個人的な感想です。不愉快だったらごめんなさい。
> 愛するより、愛されたい方なんでしょうかね…?
愛される役が似合う人だとは思いますね。ジャッキーは嵌り役だったし、ジャックよりジュリアンの方が似合っただろうにと思いましたし。そういう役がないわけではないので、似合う役で観てみたいと思っているのですが。
> まさおは何を目指しているのだろう…ご贔屓ですけどふっと思います(T_T)
まさおくんは宝塚ファンだったようですが、具体的にどなたのファンとかあったんでしょうか?
> 人数減ってるのに、それを感じさせない位のパワーを感じました!
> ダンロマお気に入りのショーの一つです。
私もです!(^ ^)。