若人たちのフランス宮廷【2】
2011年11月11日 宝塚(雪)雪組新人公演「仮面の男」より。
◆ルーヴォア(彩風咲奈)
彩風さん、良かった!丸顔童顔を髪と髭でうまーく誤魔化して貫録を出すすべを、ひろみちゃんに教えてもらったのかな、と思いました。「マリポーサの花」新人公演のショー場面で度肝を抜いてくれた華やかさを、やっと「男役」の枠の中で発揮できるようになってきたなあ、と思いました。
「悪役」としての凄みはまだまだですが、落ち着きがあって、しっかりと場を掌握していたし、新公メンバーの中では突出していたような気がします(←贔屓目?)
本公演でも重用されて、それが当たり前な気分になっていますが、まだ研4なんですよね。「マリポーサ」から3年……どちらかといえば、よくあのときにやらせたな、と思うべきなのかな(^ ^;ゞ
今回の役は良かったと思うので、あまり急がず、この調子で順調に経験を積んでいってほしいです。
◆ロシュフォール(凛城きら)
本公演で、まず「痩せたなー」と感心した凜城さんですが、意外にロシュフォールは苦戦していたような気がします。眼帯をかけると、せっかく痩せたのにやっぱり丸く見えるのね(←そこ?)
芝居は過不足なく、もともと巧い人だし、落ち着もあったし安定していました。ただ、このあちこち理不尽な作品の中で、しかも彩風ルーヴォアの下でそれをやると、本当に普通の「真面目な部下」役になってしまって……ロシュフォール、というキャラクターが見えてこなかったような。
うーむ、存在感って難しいものなんですね…。
◆ミレディ(舞園るり)
役としての面白さみたいなのはちょっとおいといて(芝居として意味のある役ではないので)、歌が上手でびっくりしました。いい声!本役のヒメより歌詞も聞きやすかったかも。
この公演が終わったら、次はまっつのバウですよね!歌ってくれますように(はぁと)。
◆アトス(久城あす)
カッコいい~~~~(*^ ^*)。歌も芝居も安定していて、すごく良かったです。そして、やっぱり何度観ても蘭トムさんに似てる、と思う。……実姉の藤咲えりちゃんが蘭トムさん好きなのわかるなあ(←そこ?)
あんなふうにカッコいい男役さんになってくださいね(*^ ^*)(いや、久城さんが久城さんですから)
◆ポルトス(帆風成海)
ほたても痩せましたよね。いやー格好良くなってて嬉しい!
キタロウとはずいぶんキャラが違ってましたけど、ホタテのもつ天然の包容力は本当に魅力的だなと思います。老け役も良いけど、こういう役でもしっかり実力を発揮して、アピールしてくれるのが嬉しいです。
◆アラミス(悠斗イリヤ)
可愛かったー。下手の花道つけねでフィリップと語る場面、本公演もかなり好きなんですけど、新公もすごく良かったです。穏やかな中にも志を曲げない強さが感じられて。
キングの場合は、持ち前の明るさがフィリップの心に沁みこんでいくような感じだったけど、悠斗くんはフィリップの中にある明るさを思い出させてくれた感じでしたね!(←わからん…)
◆サンマール(煌羽レオ)
シャープな美貌にべったりとなでつけてシケを残した黒髪。なんていうか、、、無駄に色っぽくてドキドキしました。本公演のコマちゃんも無駄に色気が洩れてるなーと思ったんですが、あれは本来、どういう役なんですか?フィリップをどんなふうに「扱って」いるのかひじょーに気になったんですが。新人公演の最後の場面を観ながら「ダルタニアン、いいの?そいつ(サンマ―ル)を自由にしておいて?」と思ってしまった……。
本公演はそこまで思わなかったんですけどね。サンマール自身が具体的に罪を犯してるわけじゃないし。でも、新公のサンマールは底知れない凄みがあって、怖かったです。ダルタニアンの命令に対する慇懃無礼な応答がめっちゃ素敵でした(←おい)。
◆ラウル(橘幸)
素直に良かった、と思います!やっぱりこの役は若手スター売りだし用ですね。ビジュアルも綺麗だったし、芝居も一途で可愛かったです。
たしか歌える人だったと思うので、バウでのご活躍に期待しています♪
◆モリエール(透真かずき)
鬘も工夫していたし、少し年齢も上めに設定して貫録をだしていたのはさすがでした。アトスが学年の割に大人っぽい人なせいか、「昔の知り合い」という設定に説得力があったと思います。
◆コンスタンス(花瑛ちほ)
コンスタンスとしての出番は少ないけど、綺麗だったし歌も良かったです。まなはるくんの不安定な歌声をよくフォローしてたんじゃないかな。雪組さんは歌える娘役さんが多いんですね(^ ^)。
◆マリー・テレーズ王妃(桃花ひな)、モンテスパン公爵夫人(寿春花果)、マンシーニ夫人(杏野このみ)、フォンダンヌ嬢(天舞音さら)
ルイに絡む女性たち。それぞれに個性的で良かったです。寿春さん弾けてたなあ~♪ 杏野さんも美人。桃花ひなちゃんも綺麗だったー!!ちょっと花組の衣舞ちゃんを思わせる寂しげな雰囲気が、役に似合いで良かったです。
全然関係ないけど、マリー妃といえば「薔薇の封印」では花瀬みずか嬢やってたっけなーーー(遠い目)(遠い目ついでに、あの時はルイ14世がきりやん、フィリップ(双子ではない)が祐飛さん、モンテスパン夫人がコモさん、フィリップの妻で王の愛人アンリエットがるいちゃんだった/懐)(小池さんのオリジナルって、あれが最後かな?)
◆マントノン夫人(笙乃 茅桜)
可愛かった!!広間での貞淑そうな風情と、寝室での「もう一つの」貌のギャップがおみごとでした。細すぎて色気もへったくれもないはずなんだけど、動きの優雅さでちゃんと色気を絞りだしてましたね。バウでもたくさん踊ってくれますように☆
◆アンヌ王太后(愛加あゆ)
雪組さんって意外にあの時代の作品をやっていないのかな?みとさんの艶やかな仕草を観たばかりだったせいか、豪華なわっかのドレスの扱いに若干苦労していたのがちょっとだけ気になりました。でも、役の年齢相応の落ち着いた雰囲気があって、悪くはなかったです。
ただ、あの役は母性を持たない女王というみとさん宛書きの役なので、あゆちゃんの持ち味どおりに可愛らしく演じてしまうと違和感があるなー、とは思いました。あゆちゃんがいけないのではなく、演出家(というか脚本)の問題だと思いますが。
◆酒場の主人(央雅光希)、酒場の女房(雛月乙葉)
お二人ともしっかり小芝居しつつ場面を仕切っていて、良かったと思います。
酒場の場面は、店員の亜聖樹くんに釘付けでした。なにやってんの君(^ ^)。みみちゃんの黒衣には気がつかなかったよ……どうりで投げた酒瓶が面白いことになってると思ったら(^ ^;ゞ
◆洗濯(白渚すず)
巧い!役者に学年は関係ないんだな…と思った数分間でした。
この人もバウかー。バウはいったい何をやるんだろう(←その前にチケットを探してください)
◆モリエール一座
印象的だったのは、オープニングのマリー・アントワネット(華吹乃愛)。ちょっと派手目な美人さんで本公演でも使われ始めましたが、あんなにいい声だとは!!かおりちゃんより少し低めの声が色っぽくて、ちょっとけだるげな感じなのが「ベルばら」とは違うマリー像になっていて感心しました。
ジャンヌ・ダルク(此花いの莉)はさすがの一言。
水戸光圀(詩風翠)も落ち着いていて良かったです。
ちゃんと判別して観て印象に残っているのはこのくらいでしょうか。
細々と気になった人はたくさんいたのですが、、、正直、誰が誰やr(涙)
とにかく、出演者はみなさん頑張っていて良かったと思います。
でも、脚本と演出の粗をカバーできるほどではなかったのが残念……次の作品が、最低限でも「君を愛してる」くらいの作品になりますように。
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◆ルーヴォア(彩風咲奈)
彩風さん、良かった!丸顔童顔を髪と髭でうまーく誤魔化して貫録を出すすべを、ひろみちゃんに教えてもらったのかな、と思いました。「マリポーサの花」新人公演のショー場面で度肝を抜いてくれた華やかさを、やっと「男役」の枠の中で発揮できるようになってきたなあ、と思いました。
「悪役」としての凄みはまだまだですが、落ち着きがあって、しっかりと場を掌握していたし、新公メンバーの中では突出していたような気がします(←贔屓目?)
本公演でも重用されて、それが当たり前な気分になっていますが、まだ研4なんですよね。「マリポーサ」から3年……どちらかといえば、よくあのときにやらせたな、と思うべきなのかな(^ ^;ゞ
今回の役は良かったと思うので、あまり急がず、この調子で順調に経験を積んでいってほしいです。
◆ロシュフォール(凛城きら)
本公演で、まず「痩せたなー」と感心した凜城さんですが、意外にロシュフォールは苦戦していたような気がします。眼帯をかけると、せっかく痩せたのにやっぱり丸く見えるのね(←そこ?)
芝居は過不足なく、もともと巧い人だし、落ち着もあったし安定していました。ただ、このあちこち理不尽な作品の中で、しかも彩風ルーヴォアの下でそれをやると、本当に普通の「真面目な部下」役になってしまって……ロシュフォール、というキャラクターが見えてこなかったような。
うーむ、存在感って難しいものなんですね…。
◆ミレディ(舞園るり)
役としての面白さみたいなのはちょっとおいといて(芝居として意味のある役ではないので)、歌が上手でびっくりしました。いい声!本役のヒメより歌詞も聞きやすかったかも。
この公演が終わったら、次はまっつのバウですよね!歌ってくれますように(はぁと)。
◆アトス(久城あす)
カッコいい~~~~(*^ ^*)。歌も芝居も安定していて、すごく良かったです。そして、やっぱり何度観ても蘭トムさんに似てる、と思う。……実姉の藤咲えりちゃんが蘭トムさん好きなのわかるなあ(←そこ?)
あんなふうにカッコいい男役さんになってくださいね(*^ ^*)(いや、久城さんが久城さんですから)
◆ポルトス(帆風成海)
ほたても痩せましたよね。いやー格好良くなってて嬉しい!
キタロウとはずいぶんキャラが違ってましたけど、ホタテのもつ天然の包容力は本当に魅力的だなと思います。老け役も良いけど、こういう役でもしっかり実力を発揮して、アピールしてくれるのが嬉しいです。
◆アラミス(悠斗イリヤ)
可愛かったー。下手の花道つけねでフィリップと語る場面、本公演もかなり好きなんですけど、新公もすごく良かったです。穏やかな中にも志を曲げない強さが感じられて。
キングの場合は、持ち前の明るさがフィリップの心に沁みこんでいくような感じだったけど、悠斗くんはフィリップの中にある明るさを思い出させてくれた感じでしたね!(←わからん…)
◆サンマール(煌羽レオ)
シャープな美貌にべったりとなでつけてシケを残した黒髪。なんていうか、、、無駄に色っぽくてドキドキしました。本公演のコマちゃんも無駄に色気が洩れてるなーと思ったんですが、あれは本来、どういう役なんですか?フィリップをどんなふうに「扱って」いるのかひじょーに気になったんですが。新人公演の最後の場面を観ながら「ダルタニアン、いいの?そいつ(サンマ―ル)を自由にしておいて?」と思ってしまった……。
本公演はそこまで思わなかったんですけどね。サンマール自身が具体的に罪を犯してるわけじゃないし。でも、新公のサンマールは底知れない凄みがあって、怖かったです。ダルタニアンの命令に対する慇懃無礼な応答がめっちゃ素敵でした(←おい)。
◆ラウル(橘幸)
素直に良かった、と思います!やっぱりこの役は若手スター売りだし用ですね。ビジュアルも綺麗だったし、芝居も一途で可愛かったです。
たしか歌える人だったと思うので、バウでのご活躍に期待しています♪
◆モリエール(透真かずき)
鬘も工夫していたし、少し年齢も上めに設定して貫録をだしていたのはさすがでした。アトスが学年の割に大人っぽい人なせいか、「昔の知り合い」という設定に説得力があったと思います。
◆コンスタンス(花瑛ちほ)
コンスタンスとしての出番は少ないけど、綺麗だったし歌も良かったです。まなはるくんの不安定な歌声をよくフォローしてたんじゃないかな。雪組さんは歌える娘役さんが多いんですね(^ ^)。
◆マリー・テレーズ王妃(桃花ひな)、モンテスパン公爵夫人(寿春花果)、マンシーニ夫人(杏野このみ)、フォンダンヌ嬢(天舞音さら)
ルイに絡む女性たち。それぞれに個性的で良かったです。寿春さん弾けてたなあ~♪ 杏野さんも美人。桃花ひなちゃんも綺麗だったー!!ちょっと花組の衣舞ちゃんを思わせる寂しげな雰囲気が、役に似合いで良かったです。
全然関係ないけど、マリー妃といえば「薔薇の封印」では花瀬みずか嬢やってたっけなーーー(遠い目)(遠い目ついでに、あの時はルイ14世がきりやん、フィリップ(双子ではない)が祐飛さん、モンテスパン夫人がコモさん、フィリップの妻で王の愛人アンリエットがるいちゃんだった/懐)(小池さんのオリジナルって、あれが最後かな?)
◆マントノン夫人(笙乃 茅桜)
可愛かった!!広間での貞淑そうな風情と、寝室での「もう一つの」貌のギャップがおみごとでした。細すぎて色気もへったくれもないはずなんだけど、動きの優雅さでちゃんと色気を絞りだしてましたね。バウでもたくさん踊ってくれますように☆
◆アンヌ王太后(愛加あゆ)
雪組さんって意外にあの時代の作品をやっていないのかな?みとさんの艶やかな仕草を観たばかりだったせいか、豪華なわっかのドレスの扱いに若干苦労していたのがちょっとだけ気になりました。でも、役の年齢相応の落ち着いた雰囲気があって、悪くはなかったです。
ただ、あの役は母性を持たない女王というみとさん宛書きの役なので、あゆちゃんの持ち味どおりに可愛らしく演じてしまうと違和感があるなー、とは思いました。あゆちゃんがいけないのではなく、演出家(というか脚本)の問題だと思いますが。
◆酒場の主人(央雅光希)、酒場の女房(雛月乙葉)
お二人ともしっかり小芝居しつつ場面を仕切っていて、良かったと思います。
酒場の場面は、店員の亜聖樹くんに釘付けでした。なにやってんの君(^ ^)。みみちゃんの黒衣には気がつかなかったよ……どうりで投げた酒瓶が面白いことになってると思ったら(^ ^;ゞ
◆洗濯(白渚すず)
巧い!役者に学年は関係ないんだな…と思った数分間でした。
この人もバウかー。バウはいったい何をやるんだろう(←その前にチケットを探してください)
◆モリエール一座
印象的だったのは、オープニングのマリー・アントワネット(華吹乃愛)。ちょっと派手目な美人さんで本公演でも使われ始めましたが、あんなにいい声だとは!!かおりちゃんより少し低めの声が色っぽくて、ちょっとけだるげな感じなのが「ベルばら」とは違うマリー像になっていて感心しました。
ジャンヌ・ダルク(此花いの莉)はさすがの一言。
水戸光圀(詩風翠)も落ち着いていて良かったです。
ちゃんと判別して観て印象に残っているのはこのくらいでしょうか。
細々と気になった人はたくさんいたのですが、、、正直、誰が誰やr(涙)
とにかく、出演者はみなさん頑張っていて良かったと思います。
でも、脚本と演出の粗をカバーできるほどではなかったのが残念……次の作品が、最低限でも「君を愛してる」くらいの作品になりますように。
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