東宝劇場宙組公演「美しき生涯/ルナ・ロッサ」、10日ぶりに観劇してまいりました。
公演も残すところあと一週間。お芝居もショーも、終わりが見えてきたせいか凄い盛り上がりようになってきました。
特に、牢獄から処刑台にかけての芝居の緊迫感はものすごくて、2階席の隅に座っていても、劇場全体を覆う空気がピンと張りつめているを感じます。大袈裟じゃなく、本当にしわぶきの音ひとつ聴こえないんですよね。大劇場の後半からもうそんな感じでしたけど、東宝にきて、また更に静かになったような気がします。客席の全員が息を呑んで観てる……そんな感じ。

あれを一日二回とか、観てるだけで疲れるのに、公演をする側はキツいでしょうね。
「ヴァレンチノ」の思い出しも始まっているみたいだし、青年館組は大変だなあ(T T)。
ともあれ、休演日だけでもしっかり休んで、体調を整えてください! 



たまちゃん(天羽珠紀)の休演から1週間半が過ぎましたが、まだ復帰できないのでしょうか…。休演日明けの火曜日から復帰してくれると良いのですが。

と思いつつ、いちおう代役をまとめておきます。
7月20日の日記にも判る範囲で書きましたが、その後判ったことも追加してまとめてみました。間違いなどありましたらご指摘ください。

・清州の丘
台詞は美月遥ちゃんが言ってた……のが本来たまちゃんの台詞ですよね?こっしーさん(珠洲)は、位置だけたまちゃんの位置に入ってたけど、台詞は元々の自分のを言っていたと思います。一人減った分は朝央れんくんが入ってフォローしてました。

・山伏 風莉じん
ちや姉、素晴らしかった!20日は代役初日だったせいか物足りなかったけど、今日は本当に良かったです。豊かでドラマティックな、深い声。「O Fortuna!」という感じでした。

・関ヶ原前
代役なしで、男役はこっしーとちや姉の二人でした。


<ショー>

・プロローグ 砂の男 実羚淳(?)
たまちゃんの位置を正確に覚えているわけではありませんが、実羚淳くんが前場の砂塵(最初に上手から入ってきて踊りだす人)から抜けて砂の男に入っていたので、たぶん。

・バザール 七海ひろき
かいちゃん落ち着いてきて良かったでです。歌もいいけど、その後の買い物してる芝居も楽しい。可愛いなあ。
かいちゃんの位置には研2の和希そらくん。本役が「バザールの男」で、ランプ屋のあたりでいろいろ売っていたんですが、、、今は立場が逆なんですね(^ ^)。結構ガツガツ踊る人なので、いなくなってしまって残念です。ちなみに、新人公演ではりっくん(蒼羽)の増田長盛を演じていて、下級生なのに声の出来てる人だなーと感心しました(^ ^)。
あ。和希くんの位置に誰が入っていたのか(誰か入っていたのか?)は不明です。すみません。

・キャメルマン 風莉
ちや姉、こちらも凄く良くなってました♪ちや姉のとぼけた声で「僕じゃだめ?」といわれると、ちょっときゅんっとくるわ(^ ^)。

・アラベスク 
ここで朝央れんくんを見たような気がするんですが、、、代役に入っていたんでしょうか?本来はここには出てないですよね……?

・祈り 美月遥
他のどの場面より「祈り」の代役が一番大変なんじゃないかと思うのですが、下級生なのに美月くんよく頑張ったなあ……!
ただ、途中でちょっとだけたまちゃんがセンターになる場面があるんですが、そこはさすがに美月くんじゃなくてあっきー(澄輝)がやっていたと思います。残念だけど、場面最下であれは無理よね(^ ^)

そして、コーラスに入っていた美月くんは、すぐ後のロケットにもちゃんと出てました!すごい(@ @)。神官たちのコーラスも大した長さじゃないのに、どうやって着替えたんだろういったい。……まさか、あの砂塵のベージュの衣装を脱ぐと真っ青、とか、そういうオチ……?

・エピローグ(神殿) 桜木みなと
新公の時も書きましたが,今回の公演、ずんちゃんがカチャにそっくりに見えるのは私だけでしょうか?痩せたから?化粧が変わった?この場面も、一瞬『なぜカチャが二人!?』って思ってしまいました(汗)
しっかり踊れてて、特に悪目立ちはしていなかったと思います(^-^)。バザールの少年も頑張っているし、今回は大活躍ですね。



代役でがんばっている皆さんにも、そのほかの出演者にも、怪我の無いよう、病気の無いよう祈っています。
願わくば、全員揃って、元気に千秋楽を迎えられますように。



コメント

nophoto
カナリヤ
2011年8月1日12:37

こんにちは。
みつきねこさんの代役チェック、よくお分かりになりますね。よく見てらっしゃると言いう事ですよね。私なんてご贔屓さんしか見ていない・・・(これ普通?笑)
ところで、今朝のCSニュースで新人公演の模様を見ました。その中で、りく疾風がさぎりを抑え込み首筋にいきなりキスするところが映りました。それが、りく疾風は一瞬上方の照明を見て下心ありと見せてキスしたのです。これ、納得でした。みつきねこさんが演出がかなり違っていたと書いてらしたけれど、これもそのひとつなのでしょうね。若いだけに曖昧に演じるのは難しく、このようにはっきりと見せたのか?はたまた、分かり辛いと判断されてこうなったのか?知りえないですが、見る側からしたら、分かりやすく演じて欲しいと思いました。
ヴァレンチノ組は本当に大変でしょうね!あと一週間、私はあと1回観ますが、無事に終わる事を私も願っています。

みつきねこ
2011年8月2日1:39

カナリヤさま、コメントありがとうございます!

>私なんてご贔屓さんしか見ていない・・・(これ普通?笑)

それが普通なのでは(^ ^)。ただ私の場合、贔屓が一人じゃないというだけで…(汗)。

>演出がかなり違っていたと書いてらしたけれど、これもそのひとつなのでしょうね。

そうですね。「わかりやすく」というのは今回の新公演出の大きなキーワードだったと思います。
秀吉を完全な敵役にして、三成と茶々の恋を純愛として描く。
そして、疾風をわかりやすく三成の味方にして、三成と茶々の恋を成就させようと画策させる。若干、疾風が恋をした対象は三成なんじゃないか?というくらい疾風が三成に傾倒してしまって、完全にヒロイン化してましたけど、全体にすごくわかりやすいつくりになっていたような気がするんですよね。
秀吉が酷い主君だから、三成が裏切る(二人目の子をつくる)のも当然のような気がしてくるし、さぎりは、疾風が自分に興味がないのをわかってて、その純粋さに母性本能が史劇され、ほだされてしまったように見えたし……。

>若いだけに曖昧に演じるのは難しく、このようにはっきりと見せたのか?

どうなんでしょうね。確かに、未沙さんと祐飛さんが演じる「秀吉と三成」の、あまりにも微妙すぎる共依存関係(しかも台詞では一切説明されない)を、若い二人にやれと言っても無理かも、とは思うのですが。
でも、確かに、ああいう風にも演じられる脚本なんですよね……。大野さんの「夢の浮橋」も同じ脚本を二通りに演出してましたが、今回は脚本家が外部の方ということで、演出家の個性が出たような気がします。

>見る側からしたら、分かりやすく演じて欲しいと思いました。

観る側がどうにでも解釈できる面白さ、というのもありますけどね(^ ^)。
ただ、新人公演というのは、そもそも1回(東西合わせて2回)しか上演されないバージョンな訳ですから、芝居としての「深さ」よりも、1度観ただけで納得できる「判りやすさ」の方が重要なのは当然かも。
でも実際、この難しい作品を、みんな良くがんばってましたよー♪