星組公演「ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び」役替りを観てまいりました。

メンバーは以下のとおり。
オーロ 真風涼帆
マール 紅ゆずる
メール夫人 夢乃聖夏
マダムガード 音花ゆり



オーロは、これで全パターン観た……かな?大劇場でベニー、先週がともみん、今回が真風くんだから、うん、観ましたね。
個人的な好みですが、一番好きなのはともみんになりそうです。最後にもう一回、ベニーのオーロを観るので、そこで変わる可能性もありますが、今のところは。

ともみんのオーロの好きなところは、ワルなのになんだか憎めないところ。素直で可愛くて、なのに一生懸命ワルぶっているところが可愛くて好きなんです。
ただ、結構ともみんのオーロは、れみちゃんのブリーザにかなりマジで惚れてしまうのが気になったかなー。「ラーグリマ」の後にあんまり間をあけずに紫の蝶の場面になるので、華やかに女装して登場し、にこやかに首飾りを取り合うのを観ながら「あれっ?さっきはあんなに嘆いていたのに、いつのまに立ち直ったの?」みたいになってしまうのが難しいなと思いました。

演出的な問題もあるとは思うのですが、“ラーグリマ”での慟哭が激しすぎて、次につながらないんですよね。同じ理由で、ラービオス(妃咲せあら)とあっさりくっつくのも不思議な気がしてしまうし。

真風くんのオーロは、ブリーザに対する態度だけはリカさん(紫吹淳)のオーロに近かったような。いや、全然違うんですけど、惚れてないんですよね。欲しいと思ってはいるけど、惚れてはいない。悲劇をみてもどこか人ごとで、ちょっとショックは受けるけど、本気じゃないから大したことはない……という感じだったのがすごく面白かったです。
あと、これはベニーにも言えることですが、紫の蝶の場面での女装がめっちゃ美人で良かった(^ ^)。ともみんは、礼音くんとオカマ対決みたいに見えたので(←失礼)。男役としては勲章だと思うけど、、、場面としてはどっちがいいの?みたいな気はしてしまったので(苦笑)。

なんて、いろいろ書いてしまいましたが、基本的にはともみんのオーロがいちばん好きです。(←あれっ?)


あともう一つ、マダムガードも3パターン聴かせていただきました。
個人的な声の好みでいうと、可愛瑞穂さんの声が好きなんです(はぁと)が、お三方ともそれぞれに個性があって、新人公演の夢妃さんも含めて、みなさんとても良かったと思います(*^ ^*)。
星組さん、うらやましいなー、こういう役替りはとても良い試みだと思うんですよね。客寄せになるかどうかはわかりませんが、ぜひ、他の組(作品)でもご検討いただきたい!!



役替りを全部観ていない二役については簡単に。

ベニーのマールとれみちゃんブリーザの関係は、「リラの壁の囚人たち」の二人(ジョルジュとポーラ)をすごく思い出しました。ベニーの解釈も新鮮で面白いと思ったけど、それ以上に、役者によるマールの解釈の違いに対応して、まったく違うブリーザ像を作り上げたれみちゃんの素晴らしさに感動しました。

そして、ともみんのメール夫人は、大劇場で観た時も思いましたが、、、ちょっとオカマチックなんですよね。でも、キャラクターがとても可愛い(はぁと)。“きゃぴっ”としながら、可愛い美少年(ボールソ)を振り回す、そのパッショネイトな明るいエネルギーと可愛らしさがとても好きです♪新人公演の漣さんのメール夫人も、ベースはともみんなのかな?と思いながら観ていました。



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