いろいろあった4月ももうすぐ終わりなので、4月以前に観た作品について一言ずつ書かせていただきます♪


■Studio Life「11人いる!」

ご存知、萩尾望都の名作SF漫画の舞台化。
ちなみに私は、この作品の舞台化を観るのは二度目。前回は2年前のアクサルの作品(全く別の脚本・演出)でした。
http://80646.diarynote.jp/200901102353281883/

……観劇した直後に、アクサルの舞台と比較して結構真面目な文章を書いていたのですが……例によってデータが飛びまして(T T)。それですっかりやる気をなくして今まで放置していたわけなんですが。

えーっと、相変わらず倉田さんの脚本・演出は原作に忠実で、萩尾ファン的には入りやすかったと思います。

ただ、演出的には、アクサル版が非常に印象的だったので、ちょっと割を食ったかも。あれは本当に、宇宙船「白」での描写をワンシチュエーションに割り切っていたこと、セットを覆う布の使い方、電導ヅタの繁殖をクライマックスに持ってきたことなど、随所に工夫があって、非常におもしろい作品でしたから。

Studio Life版は、本当に原作に忠実で、回想の扱いとかもホントに漫画のコマ割りを思い出してしまうほどでした。
まあ、原作物なのでそれが魅力といえば魅力なのかも(^ ^)。


それでは、印象に残ったキャストを。

タダトス・レーン(松本慎也)=タダ
漫画の髪型や雰囲気をよく再現していたと思います。生真面目な優しさがあって、ハマり役だったと思います。やっぱりこの人の少年は良いなあ。

フロルベリチェリ・フロル(三上俊)=フロル
金髪巻き毛は似合ってましたが、ビジュアル的にはもう一工夫ほしかったなと思いました。可愛いんだけど、なぜか「少女」には見えないんだよね彼は……。
あああ、及川さんのフロルが観たかった!!

マヤ王バセスカ(曽世海司)=王様
主人公(タダ)の敵役、という面をストレートに出して、嫌味で尊大な人物を描いていたのはいいのですが、最後の和解で唐突感があったのが若干気になりました。
まだ若い王様なので、あそこまで闇を深くしなくてもいいと思うんだけど……。

ソルダム四世ドリカス(関戸博一)=フォース
可愛かった~!(←おい)
フォースの明るさ・優しさが王様の闇を緩和して、全体のバランスを調整していたような気がします。タダが比較的華やかなタイプなので、こういうフォースもいいなあ、と思いました。

グレン・グロフ(山崎康一)=石頭
いやん、もぉ、カッコいいんだからっ!!(*^ ^*)
若い受験生たちの中の唯一の(除く長老)大人、という役割を、きっちり果たしていたのはさすがです。まあ、この作品のカギは石頭ですよね、やっぱり♪

ヴィドメニール・ヌーム(林勇輔)=ヌー
全体に、アクサル版に比べて、Studio Life版は漫画のビジュアル再現性が高いなーという印象だったのですが、その中でもこのヌーは凄かったです。毎日あれだけ塗ってたら、公演期間中は大変だっただろうなあ……。
芝居のテンポも独特の間があって、面白かったです。原作では物凄くシリアスなキャラなのに、舞台化するとコメディ担当になるのが不思議なのですが……でもまあ、そういうものなのかも。

あとは、途中で「女」として出てくる及川さんが可愛くて可愛くて、ちょっとうっとりしてました。もういい年なのに(あっ言っちゃった!)、どうしてあんなに可愛いんでしょう。オンナは年齢じゃないのね。(←及川さんはオンナではありませんがなにか?)



■「ウェディングシンガー」シアタークリエ。

初演とほとんどキャストも変わらず、勢いも変わらず。役者一人ひとりの成長もみえて、すごく良かったです。
井上(芳雄)くんの弾けっぷり、やっぱり最高だ。他の感想もほぼ初演どおりなので、リンクしておきます。
http://80646.diarynote.jp/200803022335550000/

芝居は練り直されてすごく良くなっていたと思いますが、劇場が小さくなったせいか、セットはだいぶ変わっていて、とくに一幕ラストのダンスパーティーの場面がかなり狭苦しくなっていたのが唯一の残念ポイントかな。
樹里ちゃんが水をかぶるラストも、衝撃度がだいぶ落ちていたような。でもまあ、初見だったら十分「おお!」という感じだったと思うし、作品サイズはあのくらいの劇場が似合うなーと思ったので、初演の箱が大きすぎたのかも。

震災後の観劇でしたが、おかげですごく元気をもらいました。ありがとう。



■「ALIVE 2」赤坂ACTシアター

瀬奈じゅんを中心としたコンサート。
今回は舞城のどか・美鳳あや・大月さゆの3人が出演して、もちろん男性ダンサーさんも出ていて、みなさん歌も踊りも素晴らしくハイレベル(*^ ^*)踊っているひとたちを観ているだけで忙しくて、楽しいショーでした。

麻子さんについては、ファンの方がたくさんレポートされているので省略させていただくことにして……
みほちゃんもみっぽーもさゆちゃんも卒業後初めて観たと思いますが、相変わらず可愛くてスタイル良くて、素敵だった♪♪♪ みほちゃんは相変わらず格好良くて優しいお姉さん♪ みっぽーがばっさりと髪を切って物凄く可愛くなっていたのと、さゆちゃんが素晴らしくキラキラと輝いていたのが印象的。歌はどうするのかなー?と密かに心配していたのですが、三人ともそこそこ歌ってましたね。さゆちゃんは現役時代もそれなりに歌っていたし、みっぽーも二度目のエリザあたりからはそこそこ歌える方に入っていたし、、、みほちゃんも頑張ってましたよ(^ ^)。

男性ダンサーさんたちはとても格好良かったです。普段女性ダンサーばっかり観ているので、久しぶりに男性のバネを満喫した気がする(^ ^)。さすがの迫力!でした♪

麻子さんが卒業してすぐにやったコンサートのリメイク版ということで、ちょっと中途半端な(男役・瀬奈を見せたいのか、女優・瀬奈を見せたいのか、どっちつかずな)感じもありましたが、全体の構成が良く出来ていて、面白かったです。
ただ、まあ、衣装は……娘役三人はどれもすっごい可愛かったんだけどなー(- -)。



コメント

nophoto
hanihani
2011年4月29日12:51

>>樹里ちゃんが水をかぶるラストも、衝撃度がだいぶ落ちていたような。でもまあ、初見だったら十分「おお!」という感じだったと思うし

驚きました~ 前の席だったから衝撃100でしたよ(笑)

>>ちょっと中途半端な(男役・瀬奈を見せたいのか、女優・瀬奈を見せたいのか、どっちつかずな)感じもありましたが、

いや、アンナとか観ていた後だし、気持ちが晴れて良い構成だったと思います。
麻子ちゃんはファンの気持ちを救ってくれたと…
ああいうショーだったから震災のあと見れてテンションがアップできてうれしかったなぁ~
相変わらず自己プロデューーすはうまいと思ったし。(除く衣装)
アンサンブルの娘役3人はもうもうベストでしたねぇ~
可愛かったよぉ(にこにこ)

みつきねこ
2011年4月29日21:19

> 驚きました~ 前の席だったから衝撃100でしたよ(笑)

ねー。私も初見のときはすっごい驚きましたよー!!
また樹里ちゃんがかっこいいんだ(^ ^)。

> いや、アンナとか観ていた後だし、気持ちが晴れて良い構成だったと思います。

そうかー、女優姿を観ていたら、また印象違ったのかもしれませんね。卒業後初・麻子さんだったので、一度では受け止めきれなかったのかも。
まあでも、いいショーでした。楽しかった!

> 相変わらず自己プロデューーすはうまいと思ったし。(除く衣装)

麻子さんは女優になってもやっぱりショースターなんだな!と実感した瞬間でしたね。(←衣装除く)

> アンサンブルの娘役3人はもうもうベストでしたねぇ~
> 可愛かったよぉ(にこにこ)

ホントにね~~!!(でれでれ)