4月8日の日記
2011年3月11日から、ちょうど4週間が過ぎました。



予報によると、明日は雨が降りそうなので、とりあえず毎年行く近所の川縁に夜桜を見に行ってきました。
節電のため街燈を消しているので本当に真っ暗で、ほぼ心の眼で見ていた感じでしたが、ちょうど満開だったような気がします。今週の頭は全然だったのですが、今日は暖かかったから一気に咲いたのかしら?
とりあえず携帯で写真を撮ってはみたものの、どうでしょう。たぶん正直者にしか見えないと思うのですが、あなたはいかがですか?

川に向かって枝をさしかける染井吉野。闇に浮かぶ白い花のトンネルは、よく物語などに出てくる異界への入り口っぽくてすごく雰囲気がありました。例年は花の季節は一晩中提灯の明かりで明るいのでそれほどでもないのですが、今年は本当に闇の中だったんだもん(^ ^;。
そんな雰囲気だったものですから、真っ暗な中でシートを敷いて酒を飲んでいるグループ(家族?)を見つけたときにはびっくりしました(@ @)。私も終電で帰ってきたのでもう日付も変わった後だったのですが、、、すごいなあ。よくあんな真っ暗なところで……。




3月11日からの4週間に、いろいろな舞台に元気をいただきました。
宙組ドラマシティ公演「ヴァレチノ」、
バウホール公演「記者と皇帝」、
月組大劇場公演「バラの国の王子/ONE」、
花組東京宝塚劇場公演「愛のプレリュード/Le Paradis」、
「MUGEN」、
「ウェディングシンガー」、
「Alive2」、
どれも楽しかったし、宝物です。

印象的だったのは、そのすべてで「今、公演をすることの意味を考えた」というコメントがあったことでした。
そして、ほとんどの方が「私たちに出来ることはこれしかない」「私たちの舞台を観て元気が出る人が一人でもいるならば」と言ってくれたことが、とても嬉しかった。だから私も、繰り返し、何度でも書こうと思う。あなたたちのおかげで私はたくさんの元気をもらったし、きっと、今苦しんでいるひとたちにもその気持ちは伝わるとおもう。

それは気休めでも綺麗事でもない、掛け値なしの事実だと思っているから。
舞台からもらったエネルギーを、元気を、笑顔を持って帰って、手渡す。それが、私たち観客の役割なんですよね、きっと。
笑顔になることを恐れないで。

どんなに切なくても、必ず明日は来る。
どんなに悲しくても、いつの間にか桜は咲いて、そして散っていく。



やっと良い季節になってきてホッとしますね。雪とか降ると気が気じゃなかったから。
このままやたらに暑くならずに、今くらいの気温がしばらく続きますように……(祈)。


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