オレンジ色のヴァレンチノ
2011年3月27日 宝塚(宙)宙組バウ公演「記者と皇帝」、千秋楽おめでとうございます。
無事バウホールで観ることができましたが、さすが大野さんらしい、ハートフルな物語で、とても面白かったです。
とにかく、皇帝の磯野さんと、清掃局長のちや姉(風莉じん)が、素晴らしかった!!「街いっぱいに花を咲かせたかった……」というちや姉の台詞に、思いっきり涙腺が緩みました(; ;)。
あああ……大野さんに、祐飛さん主演でコメディを創ってほしかった……(号泣)。
さて、「ヴァレンチノ」。
まずは時系列に沿って書いてみたいと思います。
<第一幕>
■序章 クリーヴランド号甲板
1913年12月23日。
イタリアからの移民船クリーヴランド号の甲板で、子供たち(綾瀬・百千)が騒ぎだす。
「自由の女神だ!」
「アメリカだ!!」
なだめる母親(美風)のなだめる声にも耳を貸さず、騒ぐ子供が、一人の青年の足許で転ぶ。咄嗟に彼を助け起こした青年こそ、後のルドルフ・ヴァレンチノ(大空祐飛)。新大陸でオレンジ農園を手に入れる夢を抱いた18歳の青年は、朝靄の中に浮かび上がる自由の女神(Statue of Liberty)を見凝めていた……。
きゃらきゃらとじゃれあうえびちゃんとアリエッティが可愛くて可愛くて!!そして、二人をそっとなだめるあおいさんの低い声がとても優しくて素敵。
今回あおいさんは大活躍だったんですが、このお母さんもとても良かったです。
三等船室に窓はないので、あれはみんな甲板に出てるんですよね?船の上は暗いので、なんとなく朝靄の中にうかびあがる自由の女神を思い浮かべていたんですけど、彼らはいったい何をするために甲板にいたんだ?
早起きの子供たちが甲板に遊びに出て自由の女神を見つけ、三等船室まで母親を呼びに行った……みたいな感じなのかな?
ニューヨークの自由の女神像は、湾内にあるリバティ島に立ってるので、ニューヨークの摩天楼とあんなふうに並んだりはしないんだけどなあ……という違和感に目をつぶれば、とても良い場面でした。
ちょっと舞台が暗くて移民たちの一人ひとりの表情まで見えなかったのが残念。
船長(寿)とルディーの会話がとても良かった!自然な感じのカタコトでの会話と、さりげなく入る固有名詞の巻き舌感。すっしーさんの穏やかな声が、アメリカという国の懐の深さのようで。それに対して、必死になって語りかけるルディーの言葉が、彼の一途な野心をあらわすようで、その素朴なひたむきさが、とても好きでした。
■第1場 マキシム
ルディーが「職を点々としたあと、ダンスホールのマキシムでNo.1ダンサーになった」という説明が紗幕に出て、「1918年」という案内が出た……と思うので、NYに着いてから5年、ルディーは23歳。
紗幕があがると、マキシムの大ホール。お揃いの衣装のダンサーたちと踊る女性たち。
そんな中、うろうろとお目当てのダンサーを探しているマダム(美風舞良)。ダンサーって要はホストってことなのね?(^ ^;客に指名権があって、でもその指名されたダンサーがあいてなければ大人しく待つしかない、と。
奥の扉があいて、ルディーが登場。いやー、カッコいいです。さすが。
美風さんのマダムが恨み事を言うのを軽くいなしながら踊りだす。他のダンサーと踊っている女性たちがいっせいに注目するのがちょっと面白いです。
「貴族の出ですよ」と言いながら、マダムの出すお金を受け取るまでのクールな佇まいと、「ありがとう!」と破顔一笑してからの元気なルディーとのギャップがとても可愛い♪
マフィアの情婦・ビアンカ(大海)が登場。
次のタンゴは自分と踊るように要求して、激しく踊りだす。決してダンスが得意ではない祐飛さんですけど、いろいろな経験を経て、タンゴだけはかろうじて格好がつくんですよね(はぁと)。えっちゃんの華やかなダンスをしっかり支えていたと思います♪
個人的に「黒い瞳」は学生時代の思い出もあってとても好きな曲なので、こういう形でタンゴに編曲されて使われているのを聴くとなんだかテンションがあがります。なんか嬉しい♪
そこになだれ込んでくる黒服の男たち。鳳樹いち、美月遥の二人を従えたジャック・デ・ソウル(悠未ひろ)の迫力はさすがですが、ビアンカに銃を奪われてからのヘタレっぷりも素敵でした(^ ^)。
マフィアたちが入ってきて銃を向けたとき、思いっきり怯えて客の女性の後ろに隠れようとしてたダンサーが何人かいましたが……誰だったっけ。えなちゃん(月映)とか七生くんとかだったかな。違ってたらすみません。
……ダンサーと女性たちのペアもチェックしたのに、すっかり忘れちゃったなあ……。観たらすぐ書かなくては、っていうのはいつも思うことなんだけどなあ。
■第2場 カリフォルニア~ハリウッド
ビアンカにすぐニューヨークを出て西海岸に向かうよう言われ、大陸横断鉄道に乗るルディー。
ともちん・あおいさん・えっちゃんでカリフォルニアの歌を歌ってくれたのは楽しかったですが、ますますデ・ソウルが可愛いヘタレに見えて仕方ない……。いいのかなあ、あれ。2幕のラストを考えると、デ・ソウルはあくまでも強面でいてほしいような気がするのですが……。
ダンサーや客の女性たちから早替りでエキストラになったメンバーがセット裏で踊っているのが楽しいです。ジャンプして斜めに反る(?)振りがあるんですが、えびちゃんのジャンプ力に毎回瞠目しておりました。可愛いー!!
カリフォルニアに着いたルディーを迎えてくれる車掌(星吹彩翔)の声がとても良くて、「歓迎」されているな、と感じました(^ ^)。声が良いって、それ自体が素晴らしいことだ!!と思いつつ。
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無事バウホールで観ることができましたが、さすが大野さんらしい、ハートフルな物語で、とても面白かったです。
とにかく、皇帝の磯野さんと、清掃局長のちや姉(風莉じん)が、素晴らしかった!!「街いっぱいに花を咲かせたかった……」というちや姉の台詞に、思いっきり涙腺が緩みました(; ;)。
あああ……大野さんに、祐飛さん主演でコメディを創ってほしかった……(号泣)。
さて、「ヴァレンチノ」。
まずは時系列に沿って書いてみたいと思います。
<第一幕>
■序章 クリーヴランド号甲板
1913年12月23日。
イタリアからの移民船クリーヴランド号の甲板で、子供たち(綾瀬・百千)が騒ぎだす。
「自由の女神だ!」
「アメリカだ!!」
なだめる母親(美風)のなだめる声にも耳を貸さず、騒ぐ子供が、一人の青年の足許で転ぶ。咄嗟に彼を助け起こした青年こそ、後のルドルフ・ヴァレンチノ(大空祐飛)。新大陸でオレンジ農園を手に入れる夢を抱いた18歳の青年は、朝靄の中に浮かび上がる自由の女神(Statue of Liberty)を見凝めていた……。
きゃらきゃらとじゃれあうえびちゃんとアリエッティが可愛くて可愛くて!!そして、二人をそっとなだめるあおいさんの低い声がとても優しくて素敵。
今回あおいさんは大活躍だったんですが、このお母さんもとても良かったです。
三等船室に窓はないので、あれはみんな甲板に出てるんですよね?船の上は暗いので、なんとなく朝靄の中にうかびあがる自由の女神を思い浮かべていたんですけど、彼らはいったい何をするために甲板にいたんだ?
早起きの子供たちが甲板に遊びに出て自由の女神を見つけ、三等船室まで母親を呼びに行った……みたいな感じなのかな?
ニューヨークの自由の女神像は、湾内にあるリバティ島に立ってるので、ニューヨークの摩天楼とあんなふうに並んだりはしないんだけどなあ……という違和感に目をつぶれば、とても良い場面でした。
ちょっと舞台が暗くて移民たちの一人ひとりの表情まで見えなかったのが残念。
船長(寿)とルディーの会話がとても良かった!自然な感じのカタコトでの会話と、さりげなく入る固有名詞の巻き舌感。すっしーさんの穏やかな声が、アメリカという国の懐の深さのようで。それに対して、必死になって語りかけるルディーの言葉が、彼の一途な野心をあらわすようで、その素朴なひたむきさが、とても好きでした。
■第1場 マキシム
ルディーが「職を点々としたあと、ダンスホールのマキシムでNo.1ダンサーになった」という説明が紗幕に出て、「1918年」という案内が出た……と思うので、NYに着いてから5年、ルディーは23歳。
紗幕があがると、マキシムの大ホール。お揃いの衣装のダンサーたちと踊る女性たち。
そんな中、うろうろとお目当てのダンサーを探しているマダム(美風舞良)。ダンサーって要はホストってことなのね?(^ ^;客に指名権があって、でもその指名されたダンサーがあいてなければ大人しく待つしかない、と。
奥の扉があいて、ルディーが登場。いやー、カッコいいです。さすが。
美風さんのマダムが恨み事を言うのを軽くいなしながら踊りだす。他のダンサーと踊っている女性たちがいっせいに注目するのがちょっと面白いです。
「貴族の出ですよ」と言いながら、マダムの出すお金を受け取るまでのクールな佇まいと、「ありがとう!」と破顔一笑してからの元気なルディーとのギャップがとても可愛い♪
マフィアの情婦・ビアンカ(大海)が登場。
次のタンゴは自分と踊るように要求して、激しく踊りだす。決してダンスが得意ではない祐飛さんですけど、いろいろな経験を経て、タンゴだけはかろうじて格好がつくんですよね(はぁと)。えっちゃんの華やかなダンスをしっかり支えていたと思います♪
個人的に「黒い瞳」は学生時代の思い出もあってとても好きな曲なので、こういう形でタンゴに編曲されて使われているのを聴くとなんだかテンションがあがります。なんか嬉しい♪
そこになだれ込んでくる黒服の男たち。鳳樹いち、美月遥の二人を従えたジャック・デ・ソウル(悠未ひろ)の迫力はさすがですが、ビアンカに銃を奪われてからのヘタレっぷりも素敵でした(^ ^)。
マフィアたちが入ってきて銃を向けたとき、思いっきり怯えて客の女性の後ろに隠れようとしてたダンサーが何人かいましたが……誰だったっけ。えなちゃん(月映)とか七生くんとかだったかな。違ってたらすみません。
……ダンサーと女性たちのペアもチェックしたのに、すっかり忘れちゃったなあ……。観たらすぐ書かなくては、っていうのはいつも思うことなんだけどなあ。
■第2場 カリフォルニア~ハリウッド
ビアンカにすぐニューヨークを出て西海岸に向かうよう言われ、大陸横断鉄道に乗るルディー。
ともちん・あおいさん・えっちゃんでカリフォルニアの歌を歌ってくれたのは楽しかったですが、ますますデ・ソウルが可愛いヘタレに見えて仕方ない……。いいのかなあ、あれ。2幕のラストを考えると、デ・ソウルはあくまでも強面でいてほしいような気がするのですが……。
ダンサーや客の女性たちから早替りでエキストラになったメンバーがセット裏で踊っているのが楽しいです。ジャンプして斜めに反る(?)振りがあるんですが、えびちゃんのジャンプ力に毎回瞠目しておりました。可愛いー!!
カリフォルニアに着いたルディーを迎えてくれる車掌(星吹彩翔)の声がとても良くて、「歓迎」されているな、と感じました(^ ^)。声が良いって、それ自体が素晴らしいことだ!!と思いつつ。
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