サンタモニカに別れを告げて
2011年3月6日 宝塚(花)花組大劇場公演「愛のプレリュード/Le Paradis!」を観劇してまいりました!
トップスター・真飛聖さんをはじめとする、8人の大事な組子たちの卒業公演、最後の週末。
劇場の中にも外にも白い服を着た人が溢れて、熱い空気と涙が充満した、不思議な空間でした。
お芝居は、、、、うーむ(^ ^;ゞ
脚本的には、最後の場面が先に出来てたんじゃないか?と思いました。
全てが終わった後でのフレディとスティーヴとの会話と、それに続く一連の場面が先にあって、その場面につながるように中身を創った……みたいな。
内容の細かいところは全然違いますが、全体を囲む大枠の構造は、植田景子さんの「Hollywood Lover」や「My Dear New Orleans」とよく似ているな、と思いました。
一人の男が故郷に帰ってくる。そして、いろんなことがあって、一人の女と出会い、恋をして、、、でも、最後には別れてその街を出て行く。「愛するわが街、俺は決して忘れない。いつまでも愛している」と呟きながら、……この街で得た愛を、噛みしめながら。
要するに、サヨナラ用の芝居だってことなんでしょうね。
大きく違うのは、見送る人が相手役(蘭乃はな)だったことですが……蘭ちゃんが残るから、ではなくて、やっぱり主演者のキャラクターかなあ。祐飛さんやトウコさんだと、傷は深ければ深いほど!みたいなのがあるけど、真飛さんだと爽やかに終わらせたい、と。
っていうか、だからこそ植田景子ではなくて鈴木圭だったんだろう、と。
そして。
……この公演は、芝居の脚本がどうこういう公演ではないんだな、と思いました。
どんなに内容がぐだぐだでも構わない。
「お前の今の相棒は俺だ!」
「もし目が覚めたら、もう一度相棒にしてくれるか?」
「フレディーーーーーーっ!!!」
「俺を育ててくれたこの街……」
これでもか!というくらいてんこ盛りなサヨナラ仕様の台詞が先にあって、それらをつなぐためのにストーリーを創った、という感じだったので。
鈴木さんって、……使いたい台詞・やりたい展開のために役の人物がやりそうもないコトをさせたり、言いそうにない台詞を言わせたり…があって、、、そういうことが芝居の全体のまとまりを崩していることも多いような気がします。
最終的には、役者が矛盾だらけのキャラクターを力技でまとめる羽目になるので、今回みたいにベテランが主演する公演は良くても、若手バウとかだと厳しいんじゃないかなあ…なんて思ったりしました。
それでも、92期以上の退団者全員に、ちゃんとそれぞれの見せ場を創ってあげた優しさは評価したいです。
王子(眉月凰)の刑事は、出番こそ少ないけど、最初と最後の変化を見せる、芝居としてやりがいのある役。
めおちゃん(真野すがた)は、ひたすら執事服が似合っててヤバいくらいカッコいい!!使用人たちのナンバーがすごく楽しいし、めおちゃんも活き活きと歌っていて嬉しかった(はぁと)。
しゅんさま(祐澄しゅん)は、台詞があるのはお医者さん(白衣がめっちゃ似合ってた!優しそうで素敵♪)でしたが、なんと言ってもこの人はコロスが最高に格好良いです(惚)。
天宮菜生、天咲千華の花二輪は、ジョセフ(壮一帆)の裏稼業の仲間。千華ちゃんのドスの効いた声がとても良かった(*^ ^*)。
鳳龍アヤ、朝陽みらいの両名は、メインは警官かなー。個人的にはローレン家のパーティーの客が、頑張って『男役』していたのが印象的♪
ショーは、真飛さん三度目の藤井さん。
ちょっと「GLORIOUS!!」を思い出しました。ずんこさん(姿月あさと)のサヨナラ公演で、芝居(砂漠の黒薔薇)は目眩がするほど駄目でしたが、ショーは大好きだったなあ(←デビュー当時からの藤井ファン)。
今回も、ちょいベタだけど良いショーだと思います。「A Bientot」ほど「泣け!」色は強くなく、真飛さんらしい爽やかさと優しさと、そして、茶目っ気のあるショーでした。
全員がブルーと白の衣装で揃う「エスポワール」で、お披露目のショー「RED HOT SEA」を思い出しました。大階段を降りてくるトップスターを迎える、青と白の羽の海。……賛否両論あったけど、私はあの場面、大好きだったんですよねー。
あの時は、祐飛さんと彩音ちゃんが両脇にいたけれども、今は、彩音ちゃんの位置には蘭ちゃんが居て、祐飛さんの位置には壮ちゃんが居て、、、
…それでもやっぱり海は海。人は変っても、海は変らないんだな、と、ちょっと感傷的に、そんなことを思ったりして。
真飛さんが出ていない場面では、オープンカフェの場面が一番好きです(*^ ^*)。
歌で盛り上げる(初姫)さあやとふみか(紫峰七海)がとってもキュート。壮ちゃん×一花、みつる×きらりん、めおちゃん×由舞ちゃん、、、あああ、花娘みんな可愛いよっ!!
それと、フィー(精霊)役の柚香光さんがとっても可愛かった!笑顔が魅力的で、ステップがホントに空気みたいに軽やか。下級生なのに大役をちゃんとこなして、凄い!!と思いました。
藤井さんお得意の男役ダルマは、ルナちゃん(冴月瑠那)率いる8人。
ルナちゃんの美脚に見惚れてなかなか回りが見れないんですが、輝良まさと、日高大地と、花組の誇る若手美脚が揃っているんですよね(^ ^)目の保養、目の保養♪
その場面のセンターは、ルナちゃんじゃなくてみつるなことを忘れないようにっっ!!>自分
前回公演で、あまりのスタイルの悪さに絶望感さえ感じた92期の初花美咲ちゃんが、またすっきり美人さんに戻ってくれていて、とっても嬉しい! 蘭ちゃんと二人、同期でダイエットがんばったのでしょうか?お願いだから、真瀬くんもダイエット仲間に入れてあげてください!(ただし、蘭ちゃんはいくらなんでもちょっと痩せ過ぎです泣。そこまで痩せるとダルマが美しくないよー!涙)
一階と二階、両方で観劇しましたが、私は二階センターが楽しかったです。最後の大階段の黒燕尾、最上段とその下くらいは見切れちゃうので、下級生のファンとしては辛いけど。
お芝居は、意外と帽子を被っている場面が多いので1階の方が楽しめるかも。あと、真飛さんのファンだったら、客席登場があるので一階がいいと思います。センターブロック下手側の通路沿いは特においしい(^ ^)。
そんな感じでしょうか。
それでは。せっかく前楽を観てまいりましたので、簡単にサヨナラショーのご報告を。
まず。
一言で説明するなら、「Exciter!」に始まって「Exciter!」に終わったサヨナラショーでした(^ ^)。本当に大好きなショーなので、とても嬉しかったです!
最初の曲は「Com’on!, Com’on!」。そのままもう一曲「Exciter!」から(タイトルが判らないけど、雪組の「RIO de Bravo!」でピラニアちゃんたちが銀橋で歌ってた曲)やって、とんちんかんトリオで「イン・シャー・アッラー」。サヨナラショーで面白いのは、「そっその衣装で歌うの!?」ってところ。「Exciter!」の衣装で「愛と死のアラビア」は、笑いをこらえるのが大変だった……。
みわっちがハケて、真飛さんと壮ちゃんで「相棒」。あれもいい作品だったなあ。
今度は二人で仲良くハケて、上手の花道からめおちゃんが登場、銀橋へ。淡いピンクの変り燕尾がキラキラしてて、とても綺麗!!その衣装で「フィフティ・フィフティ」かよっ!!と一万回突っ込みましたけどね。客席も(@ @)なのか、ちょっと手拍子の入りが遅れました。千秋楽はぜひ、最初から手拍子してあげてください(^ ^)。
歌の途中で、下手側に一花ちゃんとみつるくんが登場。同期三人でラブラブ銀橋でじゃれている後ろを、ブルくん(朝陽みらい)とカウちゃん(鳳龍アヤ)が踊りながら通って行きました。……死ぬほど可愛かった……。
その間に、真飛さんが着替えて登場。最初は「Mind Traveler」だったかな。それで銀橋をわたって、
サブリナの曲(「海から吹く風」だっけ?)で蘭ちゃんとデュエットダンス。
続けて「外伝ベルサイユの薔薇」のテーマ曲(♪それが二人の愛の形…)、さらに「虞美人」より「花よ」を続けて歌ってくれて。
で、黒服の男役とドレスの娘役が全員揃って、「大王四神記」より「希望の瞳」。
悠真倫(81期だよね涙)が途中からカウンターメロディを歌いだしたあたりで、舞台上の組子も何人かボロ泣き(T T)。客席も回り中ぐすぐす言ってました。
歌いながら真飛さんが大階段を上がって消えていって、緞帳。
正直、これで終わりかな、と思った……のですが。
……また音楽が入り、白い衣装の王子以下退団者7名が登場。「Exciter!」のハバナの場面の最後の大コーラスを歌ってくれました(T T)。
さらに「Exciter!」のオープニングの「Dreamin!」っていう歌を壮ちゃんが歌って、「Exciter!」の赤金の衣装に着替えた組子が勢ぞろいして。
で。
……大階段を降りてくるシルエットが……んっ?なんか、小さいぞ?と思ったら。
なんと!猫背のMr. YUが登場!
さあやの「どーしていつもギリギリなのっ!!」という突っ込みが入って、チェンジボックスが登場して。
……エキサイターな真飛さんと残る組子たちによる「I’m Exciter!」で、今度こそ締め。
サヨナラショーって、トップ以外は黒服+ドレスで終わるもんだと思っていたよ……
赤金で終わる華やかかなサヨナラショー。涙と笑いで一杯の、気持ち良いサヨナラショーでした。
卒業生たちは前々場での白い衣装のまま、着替えずに最後のご挨拶だけ登場。
最後の「ガチンガチンガチン!」にも居てほしかった気はしますが…でもまあ、これはこれで、良かったのかな。「希望の瞳」で一回締めたところには出ていたわけだし。
あまちゃきセンターの場面が無かったのは残念でしたが、、、まあ、新公以外の主演作がないから仕方ないのかなあ……。虞美人を真飛さんとあまちゃきで、とか、さもなくば、「50/50」に一緒に出てほしかった。……でも、こっちは同期揃えを優先したしなあ。むーーーー。
こうしてざっと振りかえって思うこと。
……真飛さん、花組に来てからの主演作だけから選んだんですね。
「花のいそぎ」の歌もすごく好きだったので、歌ってくれないかなーと期待したんですが、その辺はディナーショーで歌うのかな?
そして、どうしても考えずにはられないこと。
近々あるであろう祐飛さんのサヨナラショーは、どうなるんだろう。
月組・花組時代の作品からのナンバーを入れるのは、やっぱり難しいのでしょうか。歌はディナーショーとかでフォローするとしても、ゆひすみで「引き潮」とか、観てみたいのにーー。
なにはともあれ、明日が千秋楽。
「真飛聖を育てたこの街」=宝塚とお別れする一日を精一杯生きて、記憶に残る一日になりますように。
.
トップスター・真飛聖さんをはじめとする、8人の大事な組子たちの卒業公演、最後の週末。
劇場の中にも外にも白い服を着た人が溢れて、熱い空気と涙が充満した、不思議な空間でした。
お芝居は、、、、うーむ(^ ^;ゞ
脚本的には、最後の場面が先に出来てたんじゃないか?と思いました。
全てが終わった後でのフレディとスティーヴとの会話と、それに続く一連の場面が先にあって、その場面につながるように中身を創った……みたいな。
内容の細かいところは全然違いますが、全体を囲む大枠の構造は、植田景子さんの「Hollywood Lover」や「My Dear New Orleans」とよく似ているな、と思いました。
一人の男が故郷に帰ってくる。そして、いろんなことがあって、一人の女と出会い、恋をして、、、でも、最後には別れてその街を出て行く。「愛するわが街、俺は決して忘れない。いつまでも愛している」と呟きながら、……この街で得た愛を、噛みしめながら。
要するに、サヨナラ用の芝居だってことなんでしょうね。
大きく違うのは、見送る人が相手役(蘭乃はな)だったことですが……蘭ちゃんが残るから、ではなくて、やっぱり主演者のキャラクターかなあ。祐飛さんやトウコさんだと、傷は深ければ深いほど!みたいなのがあるけど、真飛さんだと爽やかに終わらせたい、と。
っていうか、だからこそ植田景子ではなくて鈴木圭だったんだろう、と。
そして。
……この公演は、芝居の脚本がどうこういう公演ではないんだな、と思いました。
どんなに内容がぐだぐだでも構わない。
「お前の今の相棒は俺だ!」
「もし目が覚めたら、もう一度相棒にしてくれるか?」
「フレディーーーーーーっ!!!」
「俺を育ててくれたこの街……」
これでもか!というくらいてんこ盛りなサヨナラ仕様の台詞が先にあって、それらをつなぐためのにストーリーを創った、という感じだったので。
鈴木さんって、……使いたい台詞・やりたい展開のために役の人物がやりそうもないコトをさせたり、言いそうにない台詞を言わせたり…があって、、、そういうことが芝居の全体のまとまりを崩していることも多いような気がします。
最終的には、役者が矛盾だらけのキャラクターを力技でまとめる羽目になるので、今回みたいにベテランが主演する公演は良くても、若手バウとかだと厳しいんじゃないかなあ…なんて思ったりしました。
それでも、92期以上の退団者全員に、ちゃんとそれぞれの見せ場を創ってあげた優しさは評価したいです。
王子(眉月凰)の刑事は、出番こそ少ないけど、最初と最後の変化を見せる、芝居としてやりがいのある役。
めおちゃん(真野すがた)は、ひたすら執事服が似合っててヤバいくらいカッコいい!!使用人たちのナンバーがすごく楽しいし、めおちゃんも活き活きと歌っていて嬉しかった(はぁと)。
しゅんさま(祐澄しゅん)は、台詞があるのはお医者さん(白衣がめっちゃ似合ってた!優しそうで素敵♪)でしたが、なんと言ってもこの人はコロスが最高に格好良いです(惚)。
天宮菜生、天咲千華の花二輪は、ジョセフ(壮一帆)の裏稼業の仲間。千華ちゃんのドスの効いた声がとても良かった(*^ ^*)。
鳳龍アヤ、朝陽みらいの両名は、メインは警官かなー。個人的にはローレン家のパーティーの客が、頑張って『男役』していたのが印象的♪
ショーは、真飛さん三度目の藤井さん。
ちょっと「GLORIOUS!!」を思い出しました。ずんこさん(姿月あさと)のサヨナラ公演で、芝居(砂漠の黒薔薇)は目眩がするほど駄目でしたが、ショーは大好きだったなあ(←デビュー当時からの藤井ファン)。
今回も、ちょいベタだけど良いショーだと思います。「A Bientot」ほど「泣け!」色は強くなく、真飛さんらしい爽やかさと優しさと、そして、茶目っ気のあるショーでした。
全員がブルーと白の衣装で揃う「エスポワール」で、お披露目のショー「RED HOT SEA」を思い出しました。大階段を降りてくるトップスターを迎える、青と白の羽の海。……賛否両論あったけど、私はあの場面、大好きだったんですよねー。
あの時は、祐飛さんと彩音ちゃんが両脇にいたけれども、今は、彩音ちゃんの位置には蘭ちゃんが居て、祐飛さんの位置には壮ちゃんが居て、、、
…それでもやっぱり海は海。人は変っても、海は変らないんだな、と、ちょっと感傷的に、そんなことを思ったりして。
真飛さんが出ていない場面では、オープンカフェの場面が一番好きです(*^ ^*)。
歌で盛り上げる(初姫)さあやとふみか(紫峰七海)がとってもキュート。壮ちゃん×一花、みつる×きらりん、めおちゃん×由舞ちゃん、、、あああ、花娘みんな可愛いよっ!!
それと、フィー(精霊)役の柚香光さんがとっても可愛かった!笑顔が魅力的で、ステップがホントに空気みたいに軽やか。下級生なのに大役をちゃんとこなして、凄い!!と思いました。
藤井さんお得意の男役ダルマは、ルナちゃん(冴月瑠那)率いる8人。
ルナちゃんの美脚に見惚れてなかなか回りが見れないんですが、輝良まさと、日高大地と、花組の誇る若手美脚が揃っているんですよね(^ ^)目の保養、目の保養♪
その場面のセンターは、ルナちゃんじゃなくてみつるなことを忘れないようにっっ!!>自分
前回公演で、あまりのスタイルの悪さに絶望感さえ感じた92期の初花美咲ちゃんが、またすっきり美人さんに戻ってくれていて、とっても嬉しい! 蘭ちゃんと二人、同期でダイエットがんばったのでしょうか?お願いだから、真瀬くんもダイエット仲間に入れてあげてください!(ただし、蘭ちゃんはいくらなんでもちょっと痩せ過ぎです泣。そこまで痩せるとダルマが美しくないよー!涙)
一階と二階、両方で観劇しましたが、私は二階センターが楽しかったです。最後の大階段の黒燕尾、最上段とその下くらいは見切れちゃうので、下級生のファンとしては辛いけど。
お芝居は、意外と帽子を被っている場面が多いので1階の方が楽しめるかも。あと、真飛さんのファンだったら、客席登場があるので一階がいいと思います。センターブロック下手側の通路沿いは特においしい(^ ^)。
そんな感じでしょうか。
それでは。せっかく前楽を観てまいりましたので、簡単にサヨナラショーのご報告を。
まず。
一言で説明するなら、「Exciter!」に始まって「Exciter!」に終わったサヨナラショーでした(^ ^)。本当に大好きなショーなので、とても嬉しかったです!
最初の曲は「Com’on!, Com’on!」。そのままもう一曲「Exciter!」から(タイトルが判らないけど、雪組の「RIO de Bravo!」でピラニアちゃんたちが銀橋で歌ってた曲)やって、とんちんかんトリオで「イン・シャー・アッラー」。サヨナラショーで面白いのは、「そっその衣装で歌うの!?」ってところ。「Exciter!」の衣装で「愛と死のアラビア」は、笑いをこらえるのが大変だった……。
みわっちがハケて、真飛さんと壮ちゃんで「相棒」。あれもいい作品だったなあ。
今度は二人で仲良くハケて、上手の花道からめおちゃんが登場、銀橋へ。淡いピンクの変り燕尾がキラキラしてて、とても綺麗!!その衣装で「フィフティ・フィフティ」かよっ!!と一万回突っ込みましたけどね。客席も(@ @)なのか、ちょっと手拍子の入りが遅れました。千秋楽はぜひ、最初から手拍子してあげてください(^ ^)。
歌の途中で、下手側に一花ちゃんとみつるくんが登場。同期三人でラブラブ銀橋でじゃれている後ろを、ブルくん(朝陽みらい)とカウちゃん(鳳龍アヤ)が踊りながら通って行きました。……死ぬほど可愛かった……。
その間に、真飛さんが着替えて登場。最初は「Mind Traveler」だったかな。それで銀橋をわたって、
サブリナの曲(「海から吹く風」だっけ?)で蘭ちゃんとデュエットダンス。
続けて「外伝ベルサイユの薔薇」のテーマ曲(♪それが二人の愛の形…)、さらに「虞美人」より「花よ」を続けて歌ってくれて。
で、黒服の男役とドレスの娘役が全員揃って、「大王四神記」より「希望の瞳」。
悠真倫(81期だよね涙)が途中からカウンターメロディを歌いだしたあたりで、舞台上の組子も何人かボロ泣き(T T)。客席も回り中ぐすぐす言ってました。
歌いながら真飛さんが大階段を上がって消えていって、緞帳。
正直、これで終わりかな、と思った……のですが。
……また音楽が入り、白い衣装の王子以下退団者7名が登場。「Exciter!」のハバナの場面の最後の大コーラスを歌ってくれました(T T)。
さらに「Exciter!」のオープニングの「Dreamin!」っていう歌を壮ちゃんが歌って、「Exciter!」の赤金の衣装に着替えた組子が勢ぞろいして。
で。
……大階段を降りてくるシルエットが……んっ?なんか、小さいぞ?と思ったら。
なんと!猫背のMr. YUが登場!
さあやの「どーしていつもギリギリなのっ!!」という突っ込みが入って、チェンジボックスが登場して。
……エキサイターな真飛さんと残る組子たちによる「I’m Exciter!」で、今度こそ締め。
サヨナラショーって、トップ以外は黒服+ドレスで終わるもんだと思っていたよ……
赤金で終わる華やかかなサヨナラショー。涙と笑いで一杯の、気持ち良いサヨナラショーでした。
卒業生たちは前々場での白い衣装のまま、着替えずに最後のご挨拶だけ登場。
最後の「ガチンガチンガチン!」にも居てほしかった気はしますが…でもまあ、これはこれで、良かったのかな。「希望の瞳」で一回締めたところには出ていたわけだし。
あまちゃきセンターの場面が無かったのは残念でしたが、、、まあ、新公以外の主演作がないから仕方ないのかなあ……。虞美人を真飛さんとあまちゃきで、とか、さもなくば、「50/50」に一緒に出てほしかった。……でも、こっちは同期揃えを優先したしなあ。むーーーー。
こうしてざっと振りかえって思うこと。
……真飛さん、花組に来てからの主演作だけから選んだんですね。
「花のいそぎ」の歌もすごく好きだったので、歌ってくれないかなーと期待したんですが、その辺はディナーショーで歌うのかな?
そして、どうしても考えずにはられないこと。
近々あるであろう祐飛さんのサヨナラショーは、どうなるんだろう。
月組・花組時代の作品からのナンバーを入れるのは、やっぱり難しいのでしょうか。歌はディナーショーとかでフォローするとしても、ゆひすみで「引き潮」とか、観てみたいのにーー。
なにはともあれ、明日が千秋楽。
「真飛聖を育てたこの街」=宝塚とお別れする一日を精一杯生きて、記憶に残る一日になりますように。
.
コメント