ロミオとジュリエット【2】
2011年3月2日 宝塚(雪)雪組東京宝塚劇場公演「ロミオとジュリエット」、二度目を観てまいりました(^ ^)。
初見は二階席だったのですが、今回初めての一階席、それも怖れ多くもSS席だったわけですが……
いやー、やっぱり前方センターは迫力ありますね。
2階席で観たときとはまた印象が違うものもいろいろあって、興味深かったです。
先日から夢華さんが休演して、みみちゃん(舞羽美海)に負担がかかっているんじゃないか、とちょっと心配だったのですが、私が観た回は大丈夫そうでした。ちょっとかすれたところもあったんですが、一緒に観ていた友人は「特に調子が悪いようには聴こえなかった」と言ってくれたので、単純に二階席の方が音が良いというだけのことかな?
もうお一人、気になったのは乳母のコマちゃん(沙央くらま)。
前回観たときは、ロングトーンで伸ばす一番高い音がちょっと苦しそうなのが気になっただけだったのですが、今回はあちこちで引っ掛かっていて、相当に苦しそうでした。あれは音響のせいとは思えないので、もしかして調子が悪いのかなあ……?
先日観て、高音部はちょっと苦しそうだけど、声自体は星組のれみちゃんより合っているなと思ったので、とても残念です。楽近くにもう一回行く予定なので、調子が戻っていますように。
前回と印象が違うといえばもうお一人、ベンヴォーリオのまっつ(未涼亜希)。
「どうやって伝えよう」のナンバーを目の前で歌ってくれて、とっても幸せ(*^ ^*)だったのですが……
なんというか、間近でつくづくと観ると、若干ですが「きちんと歌詞を伝える」ことに囚われ過ぎているんじゃないか?という気がしました。
一言ずつ解説付きで説明してもらっているような気分、というのでしょうか。
劇団四季の母音法みたいなのとはちょっと違うんですが、、、まっつの歌い方って、単語の一つ一つを強調して、腹筋を使って歌っているんですよね。それはそれで、とても良いことなんですが、どうしてもスタッカートっぽく聴こえるというのか……聴いていて、感情が盛り上がってくるとそのたびに切れてしまう……という感覚がありました。
二階席から観た時の方が、真情というか、寂しさや苦しさがダイレクトに伝わってきたような気がするんですよね。……なんでかなあ。
そして。
前回の日記を読み返してみて、そーーーいえば私、キムちゃんのロミオについて一言も書いてない!ということに気がつきました……。
すみません!キムちゃんのロミオ、ホントに良かったです!!
礼音くんのロミオについて、私は「可愛くて、素直で、優しくて、一生懸命な」青年、というような印象を書いておりまして。
若干乱暴な比喩かもしれませんが、星組のを観たとき、まんま「WEST SIDE STORY」だな、と思ったんですよね。
不良少年たち(マキューシオ&ベンヴォーリオ)と、「元」不良少年(ロミオ)。昔は一緒につるんで悪さもしていたけど、ロミオは一足先に大人への階段をあがって(ロレンス神父に諭されたか?)、更生しつつある、みたいな。
この「ロミオとジュリエット」からなら、素直に「WEST SIDE STORY」が出てくるな、と。
でも、雪組版のロミオは、「不良少年」だったことなんてない、生真面目な優等生、という印象だったんです。
問題行動があるとすれば、せいぜい軽い放浪癖くらいで(^ ^)。昔からずーっと、ピュアで優しい、愛されて育ってきた優等生。これまただいぶ乱暴な比喩ですが、紫堂恭子さんの漫画「辺境警備」の神官さんみたいなイメージかなあ?(←それはちょっと違うんじゃないかなー)
……まあ、比喩が的確かどうかはともかくとして。
ピュアな愛されキャラのロミオを取り巻く二人は、、、不良少年といえば不良少年なんですけど(^ ^)、悪戯好きで落ち着きのない、でも根は優しいマキューシオと、斜に構えた、何を考えているのかわかりにくいベンヴォーリオ、っていうイメージでした。
面白いな、と思ったのは、星⇒雪と「ロミオ」のキャラクターが変わったときに、「死」(彩風咲奈)と「愛」(大湖せしる)のキャラクターも全く違うものになっていたこと。
特に「死」ですね。雪組版の「死」は子供だな、と思いました。少年ではなく、責任能力のない子供。それこそ、悪戯好きな妖精、という感じ。
ロミオがピュアになった分、「死」が能動的になったな、と思ったんですよね。だからと言って「支配者」には見えないので、あくまでも「悪戯っ子」という感じ。
そして、そんな子供っぽい「死」を母親のように見守る「愛」という存在の、面白さ。
星組版の「死」(真風涼帆)は主体性のないトート。「運命」という名の織物を織るモイライの一人、みたいな印象がありました。
そして、「愛」(礼真琴)はピュアで優しい少女のような、ジュリエットの愛の化身、というイメージ。
でも、雪組版の「死」と「愛」は、その役割を入れ替えていたような気がします。
「運命」を見守る「愛」の包容力と、「運命」に悪戯を仕掛ける「死」の稚気、その二つが人間の運命を決めていく。
そして、「死」はまた、ピュアで素直な愛されキャラ、ロミオの内面に潜む闇の化身でもある、という構造。」
最後の霊廟…「罪びと」の場面で、本舞台の上手端から嘆く人々を嘲笑いながら眺めている「死」と、セットの上から彼らを見守る「愛」。
やっていることは同じでも、なんというか、全然違うんですよね……。それがすごく面白かったです。
せしるの「愛」がすごく素敵で。CSニュースの映像だけで視ていたときの印象よりも、ずいぶん迫力があって、「可愛い」というより「美しい!」という感じでした。いっそ「神々しい」と言いたくなるくらいの、豊かなイマジネーション。
真風くんと彩風さん、礼くんとせしる、それぞれ単体で役を比べるといろいろあるのですが、ロミオとの関係性まで含めた三者で比較すると、星組版と雪組版、それぞれの演出としての違いが明快に見えてくるような気がしました。
作品として、キムちゃんのピュアさを一番強く感じたのは、「死」のキャラクターの変更と、そしてもう一つ、最後の霊廟でのソロの声、ですね。
そこまではかなりドラマティックなナンバーが続くので、声もそういう声で歌っていたのに、あの場面でいきなりコロッとあの透明な声が出てくるところがすごいな、と。
いやーーー、星組版もすごく好きだったけど、雪組版も良いなあ(*^ ^*)。
でも、とにかく音楽が素晴らしいので、何度見てもとても幸せ♪(そんなに何回も観られないのが残念……)。
それでは、最後に大人たちについて。
星組から続演のキャピュレット卿(一樹千尋)は、一際迫力を増して、素晴らしかった……。「娘よ」のソロはもちろんですが、その前のジュリエットに思わず手を挙げるまでと、叩いた後の芝居が素晴らしかったです。
そして、ジュリエットに「お母様は言ったわ、夫を愛したことなどないと!」とバラされて、衝撃のあまりよろめいてしまう弱さがリアルでした。……星組でもあんなによろめいてましたっけ?(←ちゃんと観たの?)
そんなキャピュレット卿の奥方(晴華みどり)。かおりちゃん、化けた!!と思いました。歌も芝居も良くて、個人的にはかおりちゃんのベストアクトです。「エリザベート」のマダム・ヴォルフ、「情熱のバルセロナ」のリンダと「良い役なのにもったいない……」と思うことが多かったのですが、今回は本当に成長したな、と思いました。
しかも、美しい(*^ ^*)。痩せましたよね?フィナーレの衣装もすっきり着こなしていたし……今のかおりちゃんで、もう一度リンダが観てみたいな、と思いました。
「罪びと」を歌い出すモンタギュー夫人(麻樹ゆめみ)。いやーゆめみさん素晴らしい!「罪びと」は絶対泣いちゃうんですよ私。星組の花愛さんの歌も素晴らしかったけど、麻樹さんも良かったです(*^ ^*)。ロミオがあんなにピュアに育ったのは、この人が愛情こめて育てたからなんだな、と素直に納得できました。
その旦那さま、モンタギュー卿(飛鳥裕)。組長の優しさと真摯なところが生きた役になりましたね。星組版のにしき愛さんは一癖も二癖もありそうな印象でしたが、飛鳥さんは、麻樹さんと二人で幸せな家庭を築き、ロミオに愛情を注いだ様子が想像できて、とてもよかったと思います。
ロレンス神父さま(奏乃はると)。星組版では完全にモンタギュー(=ロミオ)側か?という印象があった人ですが(そんなところもWSSのドックに被った)、にわにわの神父さまはもう少しクールで、「中立地帯」な印象でした。
歌はさすがですよね!個人的に、コマちゃんとのデュエット(「神は見捨てない」)が大好きなんですが、お二人の声の響きが似ているのがとても良いなあと思いました♪
大公閣下(大凪真生)。星組の水輝くんと同じ88期。今まであまり歌手として使われていた印象がなかったのですが、大凪さんも巧いですよね。最初の「ヴェローナ」は、登場人物が増えたせいか大公の印象がちょっと弱まった感じもありますが、場面全体としてのまとまり感があって、良かったと思います。
……そういえば。大公さんご自身とはあまり関係ないのですが、旗持ち(従者)がすごく増えていたことにびっくりしました(^ ^)。さすが本公演!星組は二人しかいなかったのに!(@ @)
乳母の従者ピーター(詩風翠)。かーわーいーいー!!マスコットみたいな可愛らしさがあって、紅い衣装に金髪がよく映えて、、、とっても良かったです♪
神父の使者ジョン(央雅光希)。マントヴァの街にやっと辿り着いたときの薬売り(死)との芝居がさりげなく良いんですよねー♪台詞が聞こえてきそうなほど、しっかりと芝居していたのが好印象でした。
役として名前のある人は、一通り書いた……かな?
今回は、初見と二回目で大きく印象が変わった人が多いので、ちょっと悩ましいのですが、、、今日の時点での感想です。
またこれから、回数を重ねる中で変わっていく部分はあるんだと思います。それを見守ることはできませんが、最後にもう一回観たときにどんな印象を受けるのか、それを楽しみにしています。
.
初見は二階席だったのですが、今回初めての一階席、それも怖れ多くもSS席だったわけですが……
いやー、やっぱり前方センターは迫力ありますね。
2階席で観たときとはまた印象が違うものもいろいろあって、興味深かったです。
先日から夢華さんが休演して、みみちゃん(舞羽美海)に負担がかかっているんじゃないか、とちょっと心配だったのですが、私が観た回は大丈夫そうでした。ちょっとかすれたところもあったんですが、一緒に観ていた友人は「特に調子が悪いようには聴こえなかった」と言ってくれたので、単純に二階席の方が音が良いというだけのことかな?
もうお一人、気になったのは乳母のコマちゃん(沙央くらま)。
前回観たときは、ロングトーンで伸ばす一番高い音がちょっと苦しそうなのが気になっただけだったのですが、今回はあちこちで引っ掛かっていて、相当に苦しそうでした。あれは音響のせいとは思えないので、もしかして調子が悪いのかなあ……?
先日観て、高音部はちょっと苦しそうだけど、声自体は星組のれみちゃんより合っているなと思ったので、とても残念です。楽近くにもう一回行く予定なので、調子が戻っていますように。
前回と印象が違うといえばもうお一人、ベンヴォーリオのまっつ(未涼亜希)。
「どうやって伝えよう」のナンバーを目の前で歌ってくれて、とっても幸せ(*^ ^*)だったのですが……
なんというか、間近でつくづくと観ると、若干ですが「きちんと歌詞を伝える」ことに囚われ過ぎているんじゃないか?という気がしました。
一言ずつ解説付きで説明してもらっているような気分、というのでしょうか。
劇団四季の母音法みたいなのとはちょっと違うんですが、、、まっつの歌い方って、単語の一つ一つを強調して、腹筋を使って歌っているんですよね。それはそれで、とても良いことなんですが、どうしてもスタッカートっぽく聴こえるというのか……聴いていて、感情が盛り上がってくるとそのたびに切れてしまう……という感覚がありました。
二階席から観た時の方が、真情というか、寂しさや苦しさがダイレクトに伝わってきたような気がするんですよね。……なんでかなあ。
そして。
前回の日記を読み返してみて、そーーーいえば私、キムちゃんのロミオについて一言も書いてない!ということに気がつきました……。
すみません!キムちゃんのロミオ、ホントに良かったです!!
礼音くんのロミオについて、私は「可愛くて、素直で、優しくて、一生懸命な」青年、というような印象を書いておりまして。
若干乱暴な比喩かもしれませんが、星組のを観たとき、まんま「WEST SIDE STORY」だな、と思ったんですよね。
不良少年たち(マキューシオ&ベンヴォーリオ)と、「元」不良少年(ロミオ)。昔は一緒につるんで悪さもしていたけど、ロミオは一足先に大人への階段をあがって(ロレンス神父に諭されたか?)、更生しつつある、みたいな。
この「ロミオとジュリエット」からなら、素直に「WEST SIDE STORY」が出てくるな、と。
でも、雪組版のロミオは、「不良少年」だったことなんてない、生真面目な優等生、という印象だったんです。
問題行動があるとすれば、せいぜい軽い放浪癖くらいで(^ ^)。昔からずーっと、ピュアで優しい、愛されて育ってきた優等生。これまただいぶ乱暴な比喩ですが、紫堂恭子さんの漫画「辺境警備」の神官さんみたいなイメージかなあ?(←それはちょっと違うんじゃないかなー)
……まあ、比喩が的確かどうかはともかくとして。
ピュアな愛されキャラのロミオを取り巻く二人は、、、不良少年といえば不良少年なんですけど(^ ^)、悪戯好きで落ち着きのない、でも根は優しいマキューシオと、斜に構えた、何を考えているのかわかりにくいベンヴォーリオ、っていうイメージでした。
面白いな、と思ったのは、星⇒雪と「ロミオ」のキャラクターが変わったときに、「死」(彩風咲奈)と「愛」(大湖せしる)のキャラクターも全く違うものになっていたこと。
特に「死」ですね。雪組版の「死」は子供だな、と思いました。少年ではなく、責任能力のない子供。それこそ、悪戯好きな妖精、という感じ。
ロミオがピュアになった分、「死」が能動的になったな、と思ったんですよね。だからと言って「支配者」には見えないので、あくまでも「悪戯っ子」という感じ。
そして、そんな子供っぽい「死」を母親のように見守る「愛」という存在の、面白さ。
星組版の「死」(真風涼帆)は主体性のないトート。「運命」という名の織物を織るモイライの一人、みたいな印象がありました。
そして、「愛」(礼真琴)はピュアで優しい少女のような、ジュリエットの愛の化身、というイメージ。
でも、雪組版の「死」と「愛」は、その役割を入れ替えていたような気がします。
「運命」を見守る「愛」の包容力と、「運命」に悪戯を仕掛ける「死」の稚気、その二つが人間の運命を決めていく。
そして、「死」はまた、ピュアで素直な愛されキャラ、ロミオの内面に潜む闇の化身でもある、という構造。」
最後の霊廟…「罪びと」の場面で、本舞台の上手端から嘆く人々を嘲笑いながら眺めている「死」と、セットの上から彼らを見守る「愛」。
やっていることは同じでも、なんというか、全然違うんですよね……。それがすごく面白かったです。
せしるの「愛」がすごく素敵で。CSニュースの映像だけで視ていたときの印象よりも、ずいぶん迫力があって、「可愛い」というより「美しい!」という感じでした。いっそ「神々しい」と言いたくなるくらいの、豊かなイマジネーション。
真風くんと彩風さん、礼くんとせしる、それぞれ単体で役を比べるといろいろあるのですが、ロミオとの関係性まで含めた三者で比較すると、星組版と雪組版、それぞれの演出としての違いが明快に見えてくるような気がしました。
作品として、キムちゃんのピュアさを一番強く感じたのは、「死」のキャラクターの変更と、そしてもう一つ、最後の霊廟でのソロの声、ですね。
そこまではかなりドラマティックなナンバーが続くので、声もそういう声で歌っていたのに、あの場面でいきなりコロッとあの透明な声が出てくるところがすごいな、と。
いやーーー、星組版もすごく好きだったけど、雪組版も良いなあ(*^ ^*)。
でも、とにかく音楽が素晴らしいので、何度見てもとても幸せ♪(そんなに何回も観られないのが残念……)。
それでは、最後に大人たちについて。
星組から続演のキャピュレット卿(一樹千尋)は、一際迫力を増して、素晴らしかった……。「娘よ」のソロはもちろんですが、その前のジュリエットに思わず手を挙げるまでと、叩いた後の芝居が素晴らしかったです。
そして、ジュリエットに「お母様は言ったわ、夫を愛したことなどないと!」とバラされて、衝撃のあまりよろめいてしまう弱さがリアルでした。……星組でもあんなによろめいてましたっけ?(←ちゃんと観たの?)
そんなキャピュレット卿の奥方(晴華みどり)。かおりちゃん、化けた!!と思いました。歌も芝居も良くて、個人的にはかおりちゃんのベストアクトです。「エリザベート」のマダム・ヴォルフ、「情熱のバルセロナ」のリンダと「良い役なのにもったいない……」と思うことが多かったのですが、今回は本当に成長したな、と思いました。
しかも、美しい(*^ ^*)。痩せましたよね?フィナーレの衣装もすっきり着こなしていたし……今のかおりちゃんで、もう一度リンダが観てみたいな、と思いました。
「罪びと」を歌い出すモンタギュー夫人(麻樹ゆめみ)。いやーゆめみさん素晴らしい!「罪びと」は絶対泣いちゃうんですよ私。星組の花愛さんの歌も素晴らしかったけど、麻樹さんも良かったです(*^ ^*)。ロミオがあんなにピュアに育ったのは、この人が愛情こめて育てたからなんだな、と素直に納得できました。
その旦那さま、モンタギュー卿(飛鳥裕)。組長の優しさと真摯なところが生きた役になりましたね。星組版のにしき愛さんは一癖も二癖もありそうな印象でしたが、飛鳥さんは、麻樹さんと二人で幸せな家庭を築き、ロミオに愛情を注いだ様子が想像できて、とてもよかったと思います。
ロレンス神父さま(奏乃はると)。星組版では完全にモンタギュー(=ロミオ)側か?という印象があった人ですが(そんなところもWSSのドックに被った)、にわにわの神父さまはもう少しクールで、「中立地帯」な印象でした。
歌はさすがですよね!個人的に、コマちゃんとのデュエット(「神は見捨てない」)が大好きなんですが、お二人の声の響きが似ているのがとても良いなあと思いました♪
大公閣下(大凪真生)。星組の水輝くんと同じ88期。今まであまり歌手として使われていた印象がなかったのですが、大凪さんも巧いですよね。最初の「ヴェローナ」は、登場人物が増えたせいか大公の印象がちょっと弱まった感じもありますが、場面全体としてのまとまり感があって、良かったと思います。
……そういえば。大公さんご自身とはあまり関係ないのですが、旗持ち(従者)がすごく増えていたことにびっくりしました(^ ^)。さすが本公演!星組は二人しかいなかったのに!(@ @)
乳母の従者ピーター(詩風翠)。かーわーいーいー!!マスコットみたいな可愛らしさがあって、紅い衣装に金髪がよく映えて、、、とっても良かったです♪
神父の使者ジョン(央雅光希)。マントヴァの街にやっと辿り着いたときの薬売り(死)との芝居がさりげなく良いんですよねー♪台詞が聞こえてきそうなほど、しっかりと芝居していたのが好印象でした。
役として名前のある人は、一通り書いた……かな?
今回は、初見と二回目で大きく印象が変わった人が多いので、ちょっと悩ましいのですが、、、今日の時点での感想です。
またこれから、回数を重ねる中で変わっていく部分はあるんだと思います。それを見守ることはできませんが、最後にもう一回観たときにどんな印象を受けるのか、それを楽しみにしています。
.
コメント