青山劇場にて「愛と青春の宝塚」を観劇してまいりました。


面白かったです!初演を観てなくてとても残念。観ればよかったなあ……というか、どうして観なかったんだろう?石井一孝さんの景山さんを観てみたかったー。
といいつつ、猫は岡田浩暉さんの景山先生が大好きすぎて、石井さんの景山先生が想像できないんですが(^ ^)。



ドラマ版の放映があったのは2002年。もう9年も前のことなんですね。
それなりに楽しく観たはずですが、話を全然覚えていなくて、びっくりしました(^ ^)。やっぱり私の海馬って問題あるな……。

とりあえず、感想は。
リュータン役のわたるさん(湖月わたる)さんが素敵すぎて、もう何も言うことはございません。
宝塚の「トップスター」とはこういう存在なのか、と納得してしまう圧倒的な輝き。まさに「太陽」のような、唯一にして絶対無二のもの。

マミさん(真琴つばさ)のリュータンは観ていませんが、たぶん、もう少し翳りのあるリュータンなんだろうなあ、と想像してみたり。
「こうあるべきなトップスター像」に押しつぶされそうになったことがあって、それを乗り越えてきたリュータン。それはそれで観てみたいけど、わたるさんの天然100%なリュータンもとても魅力的で、他のリュータンが想像できません。ドラマを見た時に全然ピンとこなかったリュータンという役が、こんなに魅力的だったことに驚きました。

一幕の「すき焼き」の歌、単体でも素晴らしかったけど、やっぱり二幕に満州だかモンゴルだかの奥地で「狼だって食ってやる!」というところにつながってくると、もう泣くしかないというか(T T)。この物語がフィクションであることは百も承知ですが、でも多分、こういう人がいたからこそ、タカラヅカは百年続くのかもしれないな、と、
……そう、心の底から思いました。(まだ百年たってないけど)



この作品のスタッフ陣は、脚本・大石静、演出・鈴木裕美、作曲・三木たかし。
今夏の宙組公演で脚本を担当してくださる大石さんの脚本。あらためて、いい台詞を書く方だなあと思いました(^ ^)。ちょっとした合の手とか、そういう台詞に含みがあるから、演出次第でどうにでもなるんですよね、きっと。役者の力が正直に出る脚本だな、とも思ったので、夏の宙組公演が益々楽しみだー!! せっかくなので、宝塚のお約束事に囚われず、いい脚本を書いてくださいますように♪

鈴木裕美さんの演出は、判りやすくて観やすいんですよね。すんなり世界に入れるし、入ったり出たりの動きが自然。あと、ライトの当て方が独特だなあと思いました(^ ^)。奇を衒うことなく、正面から時代に取り組んだのが伝わってきたような気がします。

そして、三木たかしの音楽はやっぱりいいなあ、と。
あらためて、亡くなられてからもう二年になるんだと思うと寂しいですが、作ってくださった音楽は永遠に残るんだし、これからも、この作品が再演されるたびに三木たかしの名前は残っていくんだと思ったら、なんだかしみじみしてしまいました。



私が観た回は、リュータン=湖月わたる、タッチー=彩輝なお、トモ=陽月華、ベニ=彩乃かなみというメンバーでした。違うキャストも観てみたいけど、とりあえず、4人とも嵌り役で素晴らしかった(^ ^)。
役者のタイプでわけると、わたるさんとかなみちゃんが太陽で、サエコさんとウメちゃんが月……、という感じだったでしょうか。4人の色合いが全然違うからこその面白さだったと思うので、組み合わせで大分イメージが変わるんだろうなあ、と思いました。


いろんなキャストで観てみたいし、これから卒業するタカラジェンヌが演じる姿も観てみたいし……宝塚が続く限り、この作品は再演を繰り返していってほしいな、と思いました(^ ^)。



詳しいことはまた後日書かせていたきたいと思います♪











話は全く違いますが。
スカイステージで流れていた「エリザベート」月組版(二回目)の新人公演を観ました♪
あらためて良い新人公演だったなあと感心しました。みりおくんのトート、(羽桜)しずくのシシィ、ゆりやん(紫門ゆりや)のフランツ、としちゃん(宇月颯)のルキーニ、ゆうき(煌月爽矢)のルドルフ、ちなつちゃん(鳳月杏)のエルマー……みんな本当に良かった♪
あらためて、しずくのシシィはマイベストシシィ(←芝居は)なんだなーと納得したり、としちゃんのルキーニが大好きだ!!と思ったりしつつ(^ ^)。


それと。実際に観劇しているときはあまり思わなかったのですが、映像であらためて観てみて気がついたことが一つ。
ゆうき(煌月爽矢)のルドルフは、「僕はママの鏡だから」までは全然諦めてないんですね(@ @)。
すごい冷静に、母親(シシィ)を説得して、皇太子の座に舞い戻る気満々。意気消沈してないじゃん(^ ^)。それが、ママに振られて、「ちぇっ」って感じで零しただけの愚痴に、つけこまれてしまった……そんな感じだったんだなあ。
「僕はママの鏡だから」の前からものすごく意気消沈していた、というか、ほとんど息の音が止まりかけていたルドルフのファンだったので、あらためて観てみて、違いにびっくりしてしまいました。……新公観劇中は、私、シシィしか観てなかったのかもしれません……ごめんね、ゆうき(^ ^)。



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