若者たちのために鐘は鳴る【3】
2011年1月25日 宝塚(宙) コメント (5)宙組新人公演「誰がために鐘は鳴る」について。
ちょっと間があいてしまい、すみません。
とりあえず、91期以下のメンバーについて、さっくりと印象を。
■澄輝さやとのエル・ソルド(風莉じん)
絶賛!
いやー格好良かった。いままでに観たあっきーの中では、断然ベストアクト!(^ ^)なだけではなく、この新公全体のレベルを底上げした功労者だった、と思いました。
いやー、「本役よりももっとアクティヴに、まだまだ現役な感じで」とゆーようなことをCSのインタビューで話していましたが、原作のエル・ソルドにはあっきーの方が近いかもね、と思いました。
歌は、もちろん本役に比べたらまだまだ全然ですけど、場面としても芝居としてもちゃんと成立していたし、すごく良かったと思います!!
あっきー、よくやった!
芝居はちょっとヘタレだけど、美形でスタイルの良い、ダンサーなあっきー。新公卒業までにあと1年、二作品ありますが、楽しんでほしいなと思います。
個人的に藤咲えりちゃんとあっきーの並び(身長差)がとても好きなので、二人のコンビでお芝居を観てみたいなあ。
■月映樹茉のプリミティボ(十輝いりす)
プリミティボって、ホント良い役ですよね。(今更)
本公演でも、観るたびに「良い役だよなあ…」と思っていたんですが。
「トラファルガー」珠洲さんのサー・ジャービスに続き、美味しい役をおいしくいただくえなちゃんの本領発揮、という感じ。
場面の決め台詞が非常に多い役なので、えなちゃんの芝居が好きな私にはとても幸せな時間でした。
バレンシア幻想の前の
「ちくしょう、平和か……!!」
とか。
「おっかしな夫婦だぜ!」
とか。
もちろん、最後のロベルトへの挨拶も。
とにかくすべての台詞がいちいちピタッと嵌るので、気持ちが引っ掛かるところがなくて、なめらかに話に入っていられました。素晴らしかったと思います。
しかーし。
妙に姿勢のいい立ち姿とか、笑顔がのーてんきに可愛らしいところとか……単純に素が隠しきれてないだけなのか、「帳簿係」の役づくりをしているつもりなのか、どうもよくわからん。身のこなしはダンサー・まさこに比すべくもないから仕方ないけど、サー・ジャービスはまずヴィジュアルで墜ちたんですが私は。
「ゲリラとしてのビジュアル」とゆーものを、えなちゃんはどう考えているんだろう。
しっかし、何もかも置いときたくなるほど台詞は本当に巧いんだよなあ……(^ ^)不思議な人だ(汗)。
■美月悠のフェルナンド(鳳翔大)
原作を読んで、あまりにも格好良いのに惚れなおしたフェルナンド。
大ちゃんの役づくりもまっすぐに二枚目でとても良いんですが、美月くんの、ちょっとヤサグレたような、斜に構えた役づくりもこの役には似合うなあ、と感心しました。
同じ台詞同じ衣装同じ立ち位置なのに、全然違うキャラクターなのが面白いな、と。
本当に巧いひとなので、ちょっとづつ役がつくようになってとても嬉しい♪「ヴァレンチノ」でもよろしくお願いします♪
■風馬翔のラファエル(悠未ひろ)
パブロ隊は殆どのメンバーが本役とまるっきり違う役づくりをしてきた中で、かけるくんは比較的、ともちんラファエルのキャラクターを踏襲した役づくりだったような。
ああいう個人として目立つ役だし、それはそれで良かったと思うんですが、、、、思いのほか技術的な差が出てしまうものなんだな、とちょっとだけ残念に思いました。
芝居も歌も良いもの持っている人だけど、案外まだまだ下級生なんだなあ。真似をすることで判ることもあるだろうし、ともちんの芝居を学ぶ機会はそう多くないかもしれないから、今回はこれで良かったのかな、と思います(^ ^)
ただ、パブロについて「昨夜のうちに殺しておけば良かったんだ」の言い方とか、そういうちょっとしたところで見せる殺気がこの人の持ち味になっていくのかもしれないな、と思いました。
ともちんだと、そういう処でギラギラしているんだけど、かけるくんは鋭利でクールなんだよね。わざと変えたわけではないと思うので、面白かったです。
■星月梨旺のエラディオ(春風弥里)
大人しくて気が弱い、弟気質の(←ちなみに、原作ではアンドレスと兄弟)エラディオ。いつも不安げに人の顔色を見て意見を窺いながら、それでも戦いそのものから逃げようとはしない。
みーちゃんのエラディオより、少し元気な感じに創ろうとしていたような気はしました。ただ、やっぱり結構難しい役なんだなあ、エラディオは。みーちゃんも随分苦戦していますが、新公も、ちょっと焦点を絞り切れていないような気がしました。
……あまり考えすぎずに、素直に演じれば大丈夫な役だと思うんだけどなー、実は。そーゆーのは駄目なんだろうか……
■星吹彩翔のホアキン(凪七瑠海)
エル・ソルド隊の坊や。モンチは本役も子役(パコ)ですが、13歳の「銃を持つには5,6年早い」子供と、すでに銃を持っている青年を、声や仕種でちゃんと演じ分けていたのはさすがだな、と思いました。
爽やかで明るい持ち味にぴったり嵌った、いい芝居でした。
あと印象に残ったのは、最初の「山の狼」の場面で、ローサ(藤咲えり)がからかわれた後の反応でしょうか。
えりちゃんの反応も本公演とは全然違っていたけど、ホアキンも全然違ってて、面白いなと思いました。
モンチのホアキンはこういう風に反応するのか……と。ちょっと若すぎるけど、めっちゃ男前でした♪
バレンシア幻想の闘牛士も、アンドレス役のりっくんと二人、お揃いのキラキラつき衣装。
二人ともかっこいいーーーーっ♪とか言いつつ、心の大半はえりちゃんに持っていかれていたので細かいところは観てないかも(汗)。
■天輝トニカのルピーノ(七海ひろき)
トニカちゃんって、普通に見ると美形なんだけど、、、なんというか。「シャープ」とか「二枚目」っていう空気を感じさせるのって案外と難しいんだなあ、なんてことを思いました。
本役がカイちゃんなだけに、何もしなくても雰囲気だけはあるんだよなー……。
「調達」を得意とするゲリラ隊の一員。たぶん、パブロ隊よりもう少しあらくれよりなんですよね(その割には女の子がいっぱいいるけどさ)。そういう空気を出すには、トニカちゃんの顔立ちだと、もう少し根本的な工夫が必要なのかな、と思いました。
技術的な面では問題ない人なだけに、がんばってほしいなと思います。
■風海恵斗のディエゴ(鳳樹いち)
こちらも、いちくんの一癖ありげな空気感はやっぱり秀逸なんだなあ、と思いました。
でも、風海くんもよく頑張っていたし、思ったより良かったと思います。
最後の新公、楽しめたでしょうか。あと一週間、がんばってくださいね。
■春瀬央季のホセ(澄輝さやと)
なんとなく、本役のあっきーを踏襲した感じの役づくり(?)だったような(^ ^)。
バレンシア幻想の前の、みんなでいろいろと語り合う場面での台詞を、もう少し前後の流れを読んでうまく載せられるようになると良いんだけどなあ……。
■百千糸のルチア(すみれ乃麗)
本公演でも歌で大活躍しているアリエッティ。同期のれーれの役ですが、予想していたよりれーれに近い役作りだったような気がします。もちろん、新公だと周りが若いので、本公演比でいうと「ルチア」が凄く落ち着いて見えるんですけど、ルチア自体として見るとあんまり変わらないかな、と。
もっと全然違うアプローチでくると思っていたので、意外でした。
歌は……アンドレスのりくちゃんがボロボロなのを、よくフォローしていたと思います。
本公演とはちょうど逆なのね(^ ^;;;と思わず笑ってしまいましたが……。
■夢莉みこのマルタ(妃宮さくら)
■七瀬りりこのロジータ(花音舞)
■愛白もあのベラ(千鈴まゆ)
エル・ソルド隊の女の子たち。
みんな良かったけど、ちょっと流れが大袈裟かな、と思ったりもしました。
本役さんたちはみんな(ラグランハメンバーも)さりげなく巧いんだな、とあらためて感心。
しっかし、マルタは美人枠なんですね(^ ^)。
■伶美うららのファニータ(藤咲えり)
すっごく可愛かったけど、宙組の男役陣と並んでさえ長身なので、、、あまり子供っぽくは見えなかったかな。
……特に、モンチと並んべるのはやめた方がいいかも……。
「山の狼」は忙しくてファニータどころではなく(すみません)、ラファエルにじゃれつかれていたかどうかさえ碌にチェックできなかったのですが、バレンシア幻想の前の場面でホアキンと楽しそうに喋ってる様子はとっても可愛かったです(*^ ^*)
■桜木みなとのパコ(星吹彩翔)
モンチも巧いなあ~と見るたびに感心していますが、桜木くんもさすがですね。巧いなー。
モンチの熱量には及ばないけど、子供らしい可愛らしさというか屈託のなさがあって、年齢相応な感じがしました。
「5,6年早い」と言われても仕方ないような。
それにしても。
今はとっても大事な時だと思うので、スタイルを維持することも真剣に考えてほしい……。
■天玲美音のゴルツ将軍(寿つかさ)
最初のゲイロードホテルが丸ごとカットされているので、将軍と参謀長の出番はラストの電話から「終わった」のみ。
なので。
参謀長が
「将軍、そこでしたか!」
と仰ったときに、私も同時に思いました。
「天玲さん、そこでしたか!」
と(^ ^;ゞ。
オールバックにして軍服を着た天玲さん、という珍しいものを観せていただきましたが、なかなかの貫録で、格好良かったです。台詞が明瞭で声が良いってのは素敵なことだなあ。
「終わった」の掛け合いは、さすがの巧さでした。りっくんが不思議な音で歌うのを、歌える三人が皆無視して歌おうとしていたのが面白かったけどね(^ ^:)(←笑うところではないが)
■松風輝のデュバル参謀長(天羽珠紀)
こちらは、見た目は本公演とそんなに変わらないかな。
曲者の参謀長っぽい感じで、本公演の意地悪で頭の悪い兵士より似合ってました♪
こういうピンポイントで印象に残る役って、癖のある役者にはいい役ですよね。次の日本モノではどんな役をしてくれるのか、愉しみです♪。
■花里まなのフラメンコの歌手(七瀬りりこ)
とても良かった!!りりこ嬢とはまた違う、柔らかな声が心地よかったです。
本公演では下級生にソロが回ってしまっていますが、次の本公演はショーもあるから、また歌ってくれるといいな♪
■綾瀬あきなのマチルダ(大海亜呼)
■舞花くるみのナタリア(琴羽桜子)
本公演の二人もダンサーだけど、新公もダンサーを揃えてきましたね(^ ^)なんでかな?
出番としては短いけど、良い仕事をしていました。えびちゃん、芝居良くなってきてますよねえ。次はもう、長の学年か………一回くらい、しっかり芝居のある役がついてもいいと思うんだけど……。
そんなところでしょうか。
こうやってつらつら書いていても、やっぱり役は少ないんだなーと思ってしまいますね。
でも、役がついた人はみんな勉強になったと思うし、作品(脚本)がちゃんとしてる、って、大事なことですね。
……それにしても。
本公演も小柳さんに演出してもらいたかった!!
(今からでもいいから演出し直してほしい)
(あと一週間で千秋楽ですが、なにか?)
.
ちょっと間があいてしまい、すみません。
とりあえず、91期以下のメンバーについて、さっくりと印象を。
■澄輝さやとのエル・ソルド(風莉じん)
絶賛!
いやー格好良かった。いままでに観たあっきーの中では、断然ベストアクト!(^ ^)なだけではなく、この新公全体のレベルを底上げした功労者だった、と思いました。
いやー、「本役よりももっとアクティヴに、まだまだ現役な感じで」とゆーようなことをCSのインタビューで話していましたが、原作のエル・ソルドにはあっきーの方が近いかもね、と思いました。
歌は、もちろん本役に比べたらまだまだ全然ですけど、場面としても芝居としてもちゃんと成立していたし、すごく良かったと思います!!
あっきー、よくやった!
芝居はちょっとヘタレだけど、美形でスタイルの良い、ダンサーなあっきー。新公卒業までにあと1年、二作品ありますが、楽しんでほしいなと思います。
個人的に藤咲えりちゃんとあっきーの並び(身長差)がとても好きなので、二人のコンビでお芝居を観てみたいなあ。
■月映樹茉のプリミティボ(十輝いりす)
プリミティボって、ホント良い役ですよね。(今更)
本公演でも、観るたびに「良い役だよなあ…」と思っていたんですが。
「トラファルガー」珠洲さんのサー・ジャービスに続き、美味しい役をおいしくいただくえなちゃんの本領発揮、という感じ。
場面の決め台詞が非常に多い役なので、えなちゃんの芝居が好きな私にはとても幸せな時間でした。
バレンシア幻想の前の
「ちくしょう、平和か……!!」
とか。
「おっかしな夫婦だぜ!」
とか。
もちろん、最後のロベルトへの挨拶も。
とにかくすべての台詞がいちいちピタッと嵌るので、気持ちが引っ掛かるところがなくて、なめらかに話に入っていられました。素晴らしかったと思います。
しかーし。
妙に姿勢のいい立ち姿とか、笑顔がのーてんきに可愛らしいところとか……単純に素が隠しきれてないだけなのか、「帳簿係」の役づくりをしているつもりなのか、どうもよくわからん。身のこなしはダンサー・まさこに比すべくもないから仕方ないけど、サー・ジャービスはまずヴィジュアルで墜ちたんですが私は。
「ゲリラとしてのビジュアル」とゆーものを、えなちゃんはどう考えているんだろう。
しっかし、何もかも置いときたくなるほど台詞は本当に巧いんだよなあ……(^ ^)不思議な人だ(汗)。
■美月悠のフェルナンド(鳳翔大)
原作を読んで、あまりにも格好良いのに惚れなおしたフェルナンド。
大ちゃんの役づくりもまっすぐに二枚目でとても良いんですが、美月くんの、ちょっとヤサグレたような、斜に構えた役づくりもこの役には似合うなあ、と感心しました。
同じ台詞同じ衣装同じ立ち位置なのに、全然違うキャラクターなのが面白いな、と。
本当に巧いひとなので、ちょっとづつ役がつくようになってとても嬉しい♪「ヴァレンチノ」でもよろしくお願いします♪
■風馬翔のラファエル(悠未ひろ)
パブロ隊は殆どのメンバーが本役とまるっきり違う役づくりをしてきた中で、かけるくんは比較的、ともちんラファエルのキャラクターを踏襲した役づくりだったような。
ああいう個人として目立つ役だし、それはそれで良かったと思うんですが、、、、思いのほか技術的な差が出てしまうものなんだな、とちょっとだけ残念に思いました。
芝居も歌も良いもの持っている人だけど、案外まだまだ下級生なんだなあ。真似をすることで判ることもあるだろうし、ともちんの芝居を学ぶ機会はそう多くないかもしれないから、今回はこれで良かったのかな、と思います(^ ^)
ただ、パブロについて「昨夜のうちに殺しておけば良かったんだ」の言い方とか、そういうちょっとしたところで見せる殺気がこの人の持ち味になっていくのかもしれないな、と思いました。
ともちんだと、そういう処でギラギラしているんだけど、かけるくんは鋭利でクールなんだよね。わざと変えたわけではないと思うので、面白かったです。
■星月梨旺のエラディオ(春風弥里)
大人しくて気が弱い、弟気質の(←ちなみに、原作ではアンドレスと兄弟)エラディオ。いつも不安げに人の顔色を見て意見を窺いながら、それでも戦いそのものから逃げようとはしない。
みーちゃんのエラディオより、少し元気な感じに創ろうとしていたような気はしました。ただ、やっぱり結構難しい役なんだなあ、エラディオは。みーちゃんも随分苦戦していますが、新公も、ちょっと焦点を絞り切れていないような気がしました。
……あまり考えすぎずに、素直に演じれば大丈夫な役だと思うんだけどなー、実は。そーゆーのは駄目なんだろうか……
■星吹彩翔のホアキン(凪七瑠海)
エル・ソルド隊の坊や。モンチは本役も子役(パコ)ですが、13歳の「銃を持つには5,6年早い」子供と、すでに銃を持っている青年を、声や仕種でちゃんと演じ分けていたのはさすがだな、と思いました。
爽やかで明るい持ち味にぴったり嵌った、いい芝居でした。
あと印象に残ったのは、最初の「山の狼」の場面で、ローサ(藤咲えり)がからかわれた後の反応でしょうか。
えりちゃんの反応も本公演とは全然違っていたけど、ホアキンも全然違ってて、面白いなと思いました。
モンチのホアキンはこういう風に反応するのか……と。ちょっと若すぎるけど、めっちゃ男前でした♪
バレンシア幻想の闘牛士も、アンドレス役のりっくんと二人、お揃いのキラキラつき衣装。
二人ともかっこいいーーーーっ♪とか言いつつ、心の大半はえりちゃんに持っていかれていたので細かいところは観てないかも(汗)。
■天輝トニカのルピーノ(七海ひろき)
トニカちゃんって、普通に見ると美形なんだけど、、、なんというか。「シャープ」とか「二枚目」っていう空気を感じさせるのって案外と難しいんだなあ、なんてことを思いました。
本役がカイちゃんなだけに、何もしなくても雰囲気だけはあるんだよなー……。
「調達」を得意とするゲリラ隊の一員。たぶん、パブロ隊よりもう少しあらくれよりなんですよね(その割には女の子がいっぱいいるけどさ)。そういう空気を出すには、トニカちゃんの顔立ちだと、もう少し根本的な工夫が必要なのかな、と思いました。
技術的な面では問題ない人なだけに、がんばってほしいなと思います。
■風海恵斗のディエゴ(鳳樹いち)
こちらも、いちくんの一癖ありげな空気感はやっぱり秀逸なんだなあ、と思いました。
でも、風海くんもよく頑張っていたし、思ったより良かったと思います。
最後の新公、楽しめたでしょうか。あと一週間、がんばってくださいね。
■春瀬央季のホセ(澄輝さやと)
なんとなく、本役のあっきーを踏襲した感じの役づくり(?)だったような(^ ^)。
バレンシア幻想の前の、みんなでいろいろと語り合う場面での台詞を、もう少し前後の流れを読んでうまく載せられるようになると良いんだけどなあ……。
■百千糸のルチア(すみれ乃麗)
本公演でも歌で大活躍しているアリエッティ。同期のれーれの役ですが、予想していたよりれーれに近い役作りだったような気がします。もちろん、新公だと周りが若いので、本公演比でいうと「ルチア」が凄く落ち着いて見えるんですけど、ルチア自体として見るとあんまり変わらないかな、と。
もっと全然違うアプローチでくると思っていたので、意外でした。
歌は……アンドレスのりくちゃんがボロボロなのを、よくフォローしていたと思います。
本公演とはちょうど逆なのね(^ ^;;;と思わず笑ってしまいましたが……。
■夢莉みこのマルタ(妃宮さくら)
■七瀬りりこのロジータ(花音舞)
■愛白もあのベラ(千鈴まゆ)
エル・ソルド隊の女の子たち。
みんな良かったけど、ちょっと流れが大袈裟かな、と思ったりもしました。
本役さんたちはみんな(ラグランハメンバーも)さりげなく巧いんだな、とあらためて感心。
しっかし、マルタは美人枠なんですね(^ ^)。
■伶美うららのファニータ(藤咲えり)
すっごく可愛かったけど、宙組の男役陣と並んでさえ長身なので、、、あまり子供っぽくは見えなかったかな。
……特に、モンチと並んべるのはやめた方がいいかも……。
「山の狼」は忙しくてファニータどころではなく(すみません)、ラファエルにじゃれつかれていたかどうかさえ碌にチェックできなかったのですが、バレンシア幻想の前の場面でホアキンと楽しそうに喋ってる様子はとっても可愛かったです(*^ ^*)
■桜木みなとのパコ(星吹彩翔)
モンチも巧いなあ~と見るたびに感心していますが、桜木くんもさすがですね。巧いなー。
モンチの熱量には及ばないけど、子供らしい可愛らしさというか屈託のなさがあって、年齢相応な感じがしました。
「5,6年早い」と言われても仕方ないような。
それにしても。
今はとっても大事な時だと思うので、スタイルを維持することも真剣に考えてほしい……。
■天玲美音のゴルツ将軍(寿つかさ)
最初のゲイロードホテルが丸ごとカットされているので、将軍と参謀長の出番はラストの電話から「終わった」のみ。
なので。
参謀長が
「将軍、そこでしたか!」
と仰ったときに、私も同時に思いました。
「天玲さん、そこでしたか!」
と(^ ^;ゞ。
オールバックにして軍服を着た天玲さん、という珍しいものを観せていただきましたが、なかなかの貫録で、格好良かったです。台詞が明瞭で声が良いってのは素敵なことだなあ。
「終わった」の掛け合いは、さすがの巧さでした。りっくんが不思議な音で歌うのを、歌える三人が皆無視して歌おうとしていたのが面白かったけどね(^ ^:)(←笑うところではないが)
■松風輝のデュバル参謀長(天羽珠紀)
こちらは、見た目は本公演とそんなに変わらないかな。
曲者の参謀長っぽい感じで、本公演の意地悪で頭の悪い兵士より似合ってました♪
こういうピンポイントで印象に残る役って、癖のある役者にはいい役ですよね。次の日本モノではどんな役をしてくれるのか、愉しみです♪。
■花里まなのフラメンコの歌手(七瀬りりこ)
とても良かった!!りりこ嬢とはまた違う、柔らかな声が心地よかったです。
本公演では下級生にソロが回ってしまっていますが、次の本公演はショーもあるから、また歌ってくれるといいな♪
■綾瀬あきなのマチルダ(大海亜呼)
■舞花くるみのナタリア(琴羽桜子)
本公演の二人もダンサーだけど、新公もダンサーを揃えてきましたね(^ ^)なんでかな?
出番としては短いけど、良い仕事をしていました。えびちゃん、芝居良くなってきてますよねえ。次はもう、長の学年か………一回くらい、しっかり芝居のある役がついてもいいと思うんだけど……。
そんなところでしょうか。
こうやってつらつら書いていても、やっぱり役は少ないんだなーと思ってしまいますね。
でも、役がついた人はみんな勉強になったと思うし、作品(脚本)がちゃんとしてる、って、大事なことですね。
……それにしても。
本公演も小柳さんに演出してもらいたかった!!
(今からでもいいから演出し直してほしい)
(あと一週間で千秋楽ですが、なにか?)
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コメント
私も新公観ました~。ロベルトにめろめろでした(笑)
あとパブロ!カッコよかったー。
エルソルド隊に気になる美人さんがいたのですが、夢莉みこちゃんだった
みたいです。どなたかな?と思っていたので、分かって嬉しい!
ありがとうございます。
ホントにいい舞台でしたよね。最後の段落にまるっと同意です!
ところで、かなこちゃんとりおちゃんが逆になっているような…
ところで、星月君と春瀬君が逆です^^;
本当に失礼いたしました……
(本文は訂正させていただきました)
公式の配役表を転記したときに入れ子になってたみたいで、本当に申し訳ないです。春瀬さん、星月さんのファンの方、本当に申し訳ありませんでした。
本当に良かったですよね。今も、登場した瞬間のカッコよさを思い出しては
にこにこしてしまいます。
実は口跡があまりよくないイメージがあったので(ナス!もそれが理由だろう、ふふ)声も高かったしと心配していたのですが
いやーー出てきたらすっ飛びました。すごく良かった。
しかも歌まで良くて(涙)
次回からは長の期になるけど、頑張ってみんなを引っ張ってほしいです。
*月映樹茉のプリミティボ
じゅまちゃんは悪くはないけど、よくもなかった。
なんかもっとできる人!というイメージがあるんですが・・・
あまり上手にやり過ぎると脇にいかされるから控えたとか?
それは疑いすぎかもですが、なんか歯がゆい役作りでした。
ちょっとしたセリフとか本当に上手なだけにウームって感じ。
というか、本役のまさこちゃんの存在感はさすがなんだと実感です(笑)
*美月悠のフェルナンド
うまいよね、芝居が。ゲリラのメンバーはテーブル周りでただ立ってることとか
多いのに、少しずつ隣と絡んだりして細かく芝居を工夫していて印象良かったです。すらっとして男役っぽいし、次回から中央に入ってきそうな人だと思う。
*風馬翔のラファエル
可愛げのある人でしたよね。あばれん坊だし。
荒削りなところが多いですが、なんか魅力があるというのか面白そう♪と
思わせるところのある人だと思う。
ただ、残念なのはまだ大きいということだけで、ちょっと男役スキルが低いことかな?
これは星組の麻央侑希さんと似ているかも。
大きい人はそれだけで男役に見えるせいか、どうも頑張りが足りなく感じます。
それと身体はもう少し絞るべきかな。
*春瀬央季のホセ
春瀬くんはお化粧が上手になりましたよね~
きれいでした。あと、見た目よりも声が高いから男役っぽさをもっと意識してきたら更に素敵になると思う。
今も十分素敵だし。彼女も次回くらいはもっと真ん中に入ってきそうな予感がしますね。
*松風輝のデュバル参謀長
良かった!
本公演はナニしてるのかなと思ってたので、そうでしたか・・・有難うございます。
新公がいいねと思ってショーとかで探したのですが、全然判らなかったの。
あとはもう少し個性を出してほしいかも。
*花里まなのフラメンコの歌手
すごくよかったーーー
宙組は影コーラスに厚みがあって、2Fで観ているとすごくいいんですが
こうしたソロでもOKな人達が集まって歌ってるからだったのね。
近頃りりこちゃんが活躍してなかなか歌が廻ってきませんが
めげないで、頑張ってほしいです。
と、こうして落ち着いて振り返ると「主演」というチャンスに
見事に応えた愛月ひかるさんの素晴らしさを改めて感じます。
宙組は88期トリオが牽引してきたけど、93期もトリオでぐんぐん伸びてくれると嬉しいな☆
あっきーのエル・ソルドは収穫でしたね~~♪ ああいう芝居ができることを見せつけてくれた今、あらためて二枚目の役を見てみたいです!!
美月くん、お目に止まりましたか。嬉しいです(^ ^)カッコいいんですよ~~♪
あの期はなんとなくかけるくんが一歩リードしてる感じですが、美月くんもカッコいいんです(*^ ^*)。
まっぷーも面白いでしょう?二枚目より今回みたいな曲者のほうが似合うみたいなので、しばらくは新公が楽しそう。ショーは熱くていいオトコですよ♪
まなちゃんの歌は良かったですよね!あと、マリアの故郷の場面があったら、百千のソロは誰が歌ったのかな~とときどき考えます。下級生の歌姫が多くて、もったいないですよねぇ。
>「主演」というチャンスに見事に応えた愛月ひかるさんの素晴らしさを改めて感じます。
本当にそうですね!
こういう作品で初主演ってハードルが高いと思うんですけど、だからこそ、よくがんばったな、と思います。
これからの宙組も、目が離せなさそうで嬉しいです♪