ストレートプレイのタンゴ
2010年11月26日 ミュージカル・舞台ふと気がつけば、11月もあとわずか。
今月はすっかり宝塚に嵌っていて、外部の舞台はあんまり観てない(T T)
もしかして、「ファントム」と「タンゴ」の二作品だけ……かな?
うーん、ちょっと会社でいろいろあって、無茶な仕事が多かった(まだ過去形ではないですが)もんなあ(T T)。
結局「RENT」も一回だけで終わっちゃったしー、「K2」はせっかく土日のチケットを持っていたのに出勤になったので知人に譲ったら、それっきり全然手に入らないし……しょんぼりー。
ああ、今月の野望は「SAMURAI」に行けるかどうか、なのですが。
……ちょっと無理かも。久しぶりにあっきー(中川晃教)に会いたいのにー!!
と、いうわけで(?)。
千秋楽もとっくに過ぎてしまいましたが、シアターコクーンで上演されていた「タンゴ」について。
ポーランドの劇作家ムロジェックの戯曲を、長塚圭史演出、森山未来主演で上演。
自分勝手で滑稽で、とても切ない「家族」の物語、でした。
全く知らない作品で、たまたまチラシをみて面白そうだなーと思って観にいったのですが。主演が森山くんだし、タイトルが「タンゴ」だし、これは絶対、森山&秋山でがっつりとタンゴを踊ってくれるに違いない!と勝手に楽しみ(^ ^;ゞ にしていたら、残念ながら非常に真正面から取り組んだストレートプレイで、ダンスはありませんでした(←当たり前だ)
演出の長塚さんが「コメディとして創る」と仰っていたとのことですが、たしかに、ちょっと重たいけど、ちゃんとコメディだったと思います。私はこの作品を観るのが全くの初めてだったので、とても新鮮でした。
無駄に垂れ流される若者のエネルギー、彼らの過ごす「世界=家族」の小ささ、そして、「大人」のずるさ。
興味深い作品だったと思います。
青年アルトゥル=森山未来
やっぱりこの人は芝居ができることになっているんだなあ。
なかなか、こういう作品である程度空間と客席を埋められるスターって少ないと思うのですが、よくやっていたと思います。台詞がちょっと聴きとりにくかったのは音響の問題でしょうか。しかし、去年のRENTでも思いましたが、彼くらい踊れる人は、ボディランゲージが何よりも雄弁なんですよね。それが、このパワーを必要とする芝居によく合っていたと思います。
アルトゥルの母エレオノーラ=秋山菜津子
綺麗でしどけなくていい加減な母親。秋山さんのエレオノーラを観られただけでも結構満足かも♪
アルトゥルの叔父エウゲーニュシュ=辻萬長
小狡くて器のちいさい、情けない男。辻さんが演じるとこんなにリアルに等身大になるんだなあ、と感心しました。
アルトゥルの起こす『革命(?)』に乗っかって右往左往するところとか、そういうリアルな愚かさがとても良かったです。
芝居としていろんな要素をつなぐ役なので、これは辻さんでないと、という感じなんだろうなあと思いました。
アルトゥルの祖母エウゲーニャ=片桐はいり
自分勝手で何を言い出すかわからない、突拍子もないひと。
アルトゥルとのやり取りのすれ違いっぷりが素晴らしかったです。彼女自身は彼女なりに整合性のある言動なんだろうけれども、アルトゥルには我慢できないのが良くわかるところは本当にすさすがだと思いました。
アルトゥルの父ストーミル=吉田鋼太郎
自分勝手で突拍子もない、何を言い出すかわからない父親。
……同上。
彼の息子であることが、アルトゥルにとっての最初の不幸だったんだろう、と思う。そしてそれは、ストーミル自身の若いころの苦悩とまったく同じ繰り返しなんだろうな、と。
アルトゥルの従妹アラ=奥村佳恵
綺麗なアラ。アルトゥルの支配をしなやかに無視する空気感がすごく良かったです。ラストがすごく良かった。あの行動に納得しました。
……私は、あれは嘘だと思ったのですが。
小作人エーデック=橋本さとし
メインで森山くんと絡むのかな?と思っていたのですが、そうでもなかったですね。途中、アルトゥルが『革命(?)』を為した後、ピシッとした服になってテーブルセッティングをしているところなんかの色っぽさは、もう、なにをかいわんや(^ ^)だったのですが。
あまり能動的に物語を動かす役ではありませんでしたが、物語が進むにつれて立場がどんどん替っていく、面白い役でしたね。橋本さんはどちらかというと攻めの芝居の印象があったので、こういう芝居で回りの投げかけを全部受け止める役でしっかり輝いていたことに感心しました。
ホントに素敵な人だなあ★
ちょっと観劇から日にちがたってしまい、記憶が若干薄いのですが、、、
でも、面白かったです。秋山さん、やっぱり好きだ!
。
今月はすっかり宝塚に嵌っていて、外部の舞台はあんまり観てない(T T)
もしかして、「ファントム」と「タンゴ」の二作品だけ……かな?
うーん、ちょっと会社でいろいろあって、無茶な仕事が多かった(まだ過去形ではないですが)もんなあ(T T)。
結局「RENT」も一回だけで終わっちゃったしー、「K2」はせっかく土日のチケットを持っていたのに出勤になったので知人に譲ったら、それっきり全然手に入らないし……しょんぼりー。
ああ、今月の野望は「SAMURAI」に行けるかどうか、なのですが。
……ちょっと無理かも。久しぶりにあっきー(中川晃教)に会いたいのにー!!
と、いうわけで(?)。
千秋楽もとっくに過ぎてしまいましたが、シアターコクーンで上演されていた「タンゴ」について。
ポーランドの劇作家ムロジェックの戯曲を、長塚圭史演出、森山未来主演で上演。
自分勝手で滑稽で、とても切ない「家族」の物語、でした。
全く知らない作品で、たまたまチラシをみて面白そうだなーと思って観にいったのですが。主演が森山くんだし、タイトルが「タンゴ」だし、これは絶対、森山&秋山でがっつりとタンゴを踊ってくれるに違いない!と勝手に楽しみ(^ ^;ゞ にしていたら、残念ながら非常に真正面から取り組んだストレートプレイで、ダンスはありませんでした(←当たり前だ)
演出の長塚さんが「コメディとして創る」と仰っていたとのことですが、たしかに、ちょっと重たいけど、ちゃんとコメディだったと思います。私はこの作品を観るのが全くの初めてだったので、とても新鮮でした。
無駄に垂れ流される若者のエネルギー、彼らの過ごす「世界=家族」の小ささ、そして、「大人」のずるさ。
興味深い作品だったと思います。
青年アルトゥル=森山未来
やっぱりこの人は芝居ができることになっているんだなあ。
なかなか、こういう作品である程度空間と客席を埋められるスターって少ないと思うのですが、よくやっていたと思います。台詞がちょっと聴きとりにくかったのは音響の問題でしょうか。しかし、去年のRENTでも思いましたが、彼くらい踊れる人は、ボディランゲージが何よりも雄弁なんですよね。それが、このパワーを必要とする芝居によく合っていたと思います。
アルトゥルの母エレオノーラ=秋山菜津子
綺麗でしどけなくていい加減な母親。秋山さんのエレオノーラを観られただけでも結構満足かも♪
アルトゥルの叔父エウゲーニュシュ=辻萬長
小狡くて器のちいさい、情けない男。辻さんが演じるとこんなにリアルに等身大になるんだなあ、と感心しました。
アルトゥルの起こす『革命(?)』に乗っかって右往左往するところとか、そういうリアルな愚かさがとても良かったです。
芝居としていろんな要素をつなぐ役なので、これは辻さんでないと、という感じなんだろうなあと思いました。
アルトゥルの祖母エウゲーニャ=片桐はいり
自分勝手で何を言い出すかわからない、突拍子もないひと。
アルトゥルとのやり取りのすれ違いっぷりが素晴らしかったです。彼女自身は彼女なりに整合性のある言動なんだろうけれども、アルトゥルには我慢できないのが良くわかるところは本当にすさすがだと思いました。
アルトゥルの父ストーミル=吉田鋼太郎
自分勝手で突拍子もない、何を言い出すかわからない父親。
……同上。
彼の息子であることが、アルトゥルにとっての最初の不幸だったんだろう、と思う。そしてそれは、ストーミル自身の若いころの苦悩とまったく同じ繰り返しなんだろうな、と。
アルトゥルの従妹アラ=奥村佳恵
綺麗なアラ。アルトゥルの支配をしなやかに無視する空気感がすごく良かったです。ラストがすごく良かった。あの行動に納得しました。
……私は、あれは嘘だと思ったのですが。
小作人エーデック=橋本さとし
メインで森山くんと絡むのかな?と思っていたのですが、そうでもなかったですね。途中、アルトゥルが『革命(?)』を為した後、ピシッとした服になってテーブルセッティングをしているところなんかの色っぽさは、もう、なにをかいわんや(^ ^)だったのですが。
あまり能動的に物語を動かす役ではありませんでしたが、物語が進むにつれて立場がどんどん替っていく、面白い役でしたね。橋本さんはどちらかというと攻めの芝居の印象があったので、こういう芝居で回りの投げかけを全部受け止める役でしっかり輝いていたことに感心しました。
ホントに素敵な人だなあ★
ちょっと観劇から日にちがたってしまい、記憶が若干薄いのですが、、、
でも、面白かったです。秋山さん、やっぱり好きだ!
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