誰がために鐘は鳴る【3】
2010年11月18日 宝塚(宙)宙組大劇場公演「誰がために鐘は鳴る」について、キャストごとの続きを。
まずはパブロ隊。
■ラファエル 悠未ひろ
まわりとは民族が違う、という感じをよく出していたと思います。ピラールに散々に叱らて、やられっぱなしの役ですが、なんとも言えない愛嬌があるのはともちんの強みだなあとあらためて思いました。
役としてそんなに目立つわけではないのですが、まだ初日があいたばかりの先週末の時点で、きちんと個性を確立できていたのはラファエルだけで、印象的な役に仕上がっていました。さすが、年の功!?
二日目の朝、タオルを振り回しながら皆で踊るナンバーの歌いだしを担当していましたが、相変わらず良い声で、笑顔が可愛くて、とても良かったです。
■アンドレス 北翔海莉
二幕の後半でれーれ(すみれ乃麗)と二人で将軍のところに伝令として行く場面が見せ場だと思うのですが、歌はさすがだし、れーれとの並びも新鮮で良かったです。
ただ、そこまでの場面で見せた性格と、ここでのれーれとの語りが、「一人の人物」としてイマイチつながらないような気がして、若干の違和感がありました。
荒くれた言葉遣いにキツめのアイメークなので、もう少し低い声で喋った方が役に合うのになー、というのも気になったかな。あと、眉は髪の色に合わせないと違和感がありますよー。太くて短い“荒くれ系”の黒眉に、濃い茶色の髪に、滑舌のよい高くて固い声。うーん、ちょっと違和感。
■プリミティボ 十輝いりす
いやー、キャラクターがどうこうより前に、そのビジュアルの美しさにうっとりしてしまいました。出番も結構多いので、とても嬉しい。
脚本的な性格付けはそれなりにあると思うので、もう少しそれを深めて、一人の人間として生きてくれたらな、と思います。
■エラディオ 春風弥里
今回のビジュアルは素晴らしいです。文句なくかっこいい!
脚本的には回りのメンバーとは少し違う意見を持った人なんですが、それがどういう性格なのか、その裏付けがまだできていないような気がしました。慎重派なのか、気が弱いのか、優しいのか。舞台に立って、みなさんとやり合う中で、何かを掴んでくれたらいいな、と思っています。
■フェルナンド 鳳翔大
相変わらず綺麗な人ですが、もしかして少しふっくらしたのかな?(黒塗りだからあまりよくわからない/汗)
街へ偵察に出たり、なにかと目端のきく利口者という位置づけのようですが、性格面ももう少し個性が出ると面白いのにな、と思いました。
それにしても、彼は相変わらずトラックを手配しているんだろうか(^ ^)。
全体的に、パブロ隊はそれなりに出番もあるし、脚本的にもしっかり性格づけがあると思うんですよね。たしかに、台詞は決して多くは無いんですけど、グループ芝居によくある割り台詞じゃなくて、性格の裏付けがある台詞や会話が多い。
なのに、それがまるで背景のように目立たなくなっているのがすごく残念な気がしました。
それでも、私が観た週末の二日間の間にもみんな凄い勢いで変っていったので、たぶん、今週末あたりには大分良くなっているんじゃないかな、と思います♪
次に、エル・ソルド隊。
■エル・ソルド 風莉じん
カッコいい!!
たぶん、今回のお芝居で誰よりも格好良いのはエル・ソルドだと思います(真顔)
■サラ 鈴奈 沙也
エル・ソルドの奥さん。しっかりした恋女房で、素敵なご夫婦でした。
■ローサ 純矢ちとせ
エル・ソルドの娘。戦いの中で恋人を喪い、彼を手にかけたのがロバートだと知って彼を殺そうとする……。
なかなかドラマティックというか、波乱万丈というか(^ ^)、なかなか密度の濃い4日間を送る人なんですが、元男役らしい骨太な芝居で魅せてくれました。
……新公のえりちゃん(藤咲えり)が、いったいこの役をどんなふうに演じるのか、いまから楽しみです。
■イグナシオ 蓮水ゆうや
エル・ソルド隊の若頭。出番自体は少ないのですが、しっかりした兄貴分ぶりをしっかり魅せてくれました。ビジュアルもすごくかっこよくて、素敵だったー(*^ ^*)。
■ホアキン 凪七瑠海
いやー、似合いの役だったと思います。良い配役だった!れーれの弟、にちゃんと見えたのも凄いな、と思いました。
そんなに出番がないので、マリアに対する片思いを表現する場面はなかったような気がしますが、なんかぎこちなく話しかけるところが可愛かったです。
■ファニータ 藤咲えり
ホアキンの幼馴染。ホアキンに片思い設定なんですが、銀橋を渡りながら、彼に冷たくされてぐしゅぐしゅ泣いているのが死ぬほど可愛かったです(^ ^)。いやー、えりちゃんは泣かせてなんぼ、だなあ(←ひどい)。
最初の「砂漠の狼」の後、ともちんラファエルに可愛がられているところ以外は、ショー場面も含めてほぼ全場面上手にいるえりちゃん。上手側の席がほしいーーーー。
■ルチア すみれ乃麗
ホアキンの姉。エル・ソルド隊が襲撃を受けた朝に、たまたま別のところへ伝令に行っていて、帰ってきたら……という状況で、パブロ隊に駆け込んできたときの芝居はとても良かったと思います。物語の最初の山場である非常に重要な場面なのですが、ルチア次第で盛り上がりが全然違うと思うので、よくがんばったな、と。
ホアキンとの並びも良かったし、今回れーれは一皮むけたような気がします。新公のマリアが楽しみ♪
■ルピーノ 七海ひろき
■ディエゴ 鳳樹いち
■ホセ 澄輝さやと
パブロ隊同様、それぞれにちゃんと個性のある「役」なんですが、残念ながらパブロ隊ほど出番がないので、それを客席に伝えるのは難しいだろうな、と思いました。
でも、このメンバーならもう少しできるはずだ!がんばって!!
■マルタ 妃宮さくら
■ロジータ 花音舞
■ベラ 千鈴まゆ
さくらちゃんは本当に可愛くて綺麗(*^ ^*)。花音舞ちゃんは、しっかりした土の匂いのする女って感じがとても素敵。
今回で卒業するまゆちゃんは、キャラ的にはちょっとだけ「銀ちゃんの恋」の島子を彷彿とさせる感じでしたが、あれよりずっと若くて可愛い感じでした。うん。
こちらも男性陣同様、結構個性がある人たちなんだけど出番や台詞が少な過ぎて……という感じだったんですが、もっともっと個性を前に出して良いと思うんだけどなー。
ところで。
エル・ソルドは「9人に馬が5頭」だと言ってますが、ってことは、女の子たちは頭数に入っていないのでしょうか?
いや、それ以前に、なぜパブロ隊にはマリアとピラール以外に女の子がいないんだろう…?
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まずはパブロ隊。
■ラファエル 悠未ひろ
まわりとは民族が違う、という感じをよく出していたと思います。ピラールに散々に叱らて、やられっぱなしの役ですが、なんとも言えない愛嬌があるのはともちんの強みだなあとあらためて思いました。
役としてそんなに目立つわけではないのですが、まだ初日があいたばかりの先週末の時点で、きちんと個性を確立できていたのはラファエルだけで、印象的な役に仕上がっていました。さすが、年の功!?
二日目の朝、タオルを振り回しながら皆で踊るナンバーの歌いだしを担当していましたが、相変わらず良い声で、笑顔が可愛くて、とても良かったです。
■アンドレス 北翔海莉
二幕の後半でれーれ(すみれ乃麗)と二人で将軍のところに伝令として行く場面が見せ場だと思うのですが、歌はさすがだし、れーれとの並びも新鮮で良かったです。
ただ、そこまでの場面で見せた性格と、ここでのれーれとの語りが、「一人の人物」としてイマイチつながらないような気がして、若干の違和感がありました。
荒くれた言葉遣いにキツめのアイメークなので、もう少し低い声で喋った方が役に合うのになー、というのも気になったかな。あと、眉は髪の色に合わせないと違和感がありますよー。太くて短い“荒くれ系”の黒眉に、濃い茶色の髪に、滑舌のよい高くて固い声。うーん、ちょっと違和感。
■プリミティボ 十輝いりす
いやー、キャラクターがどうこうより前に、そのビジュアルの美しさにうっとりしてしまいました。出番も結構多いので、とても嬉しい。
脚本的な性格付けはそれなりにあると思うので、もう少しそれを深めて、一人の人間として生きてくれたらな、と思います。
■エラディオ 春風弥里
今回のビジュアルは素晴らしいです。文句なくかっこいい!
脚本的には回りのメンバーとは少し違う意見を持った人なんですが、それがどういう性格なのか、その裏付けがまだできていないような気がしました。慎重派なのか、気が弱いのか、優しいのか。舞台に立って、みなさんとやり合う中で、何かを掴んでくれたらいいな、と思っています。
■フェルナンド 鳳翔大
相変わらず綺麗な人ですが、もしかして少しふっくらしたのかな?(黒塗りだからあまりよくわからない/汗)
街へ偵察に出たり、なにかと目端のきく利口者という位置づけのようですが、性格面ももう少し個性が出ると面白いのにな、と思いました。
それにしても、彼は相変わらずトラックを手配しているんだろうか(^ ^)。
全体的に、パブロ隊はそれなりに出番もあるし、脚本的にもしっかり性格づけがあると思うんですよね。たしかに、台詞は決して多くは無いんですけど、グループ芝居によくある割り台詞じゃなくて、性格の裏付けがある台詞や会話が多い。
なのに、それがまるで背景のように目立たなくなっているのがすごく残念な気がしました。
それでも、私が観た週末の二日間の間にもみんな凄い勢いで変っていったので、たぶん、今週末あたりには大分良くなっているんじゃないかな、と思います♪
次に、エル・ソルド隊。
■エル・ソルド 風莉じん
カッコいい!!
たぶん、今回のお芝居で誰よりも格好良いのはエル・ソルドだと思います(真顔)
■サラ 鈴奈 沙也
エル・ソルドの奥さん。しっかりした恋女房で、素敵なご夫婦でした。
■ローサ 純矢ちとせ
エル・ソルドの娘。戦いの中で恋人を喪い、彼を手にかけたのがロバートだと知って彼を殺そうとする……。
なかなかドラマティックというか、波乱万丈というか(^ ^)、なかなか密度の濃い4日間を送る人なんですが、元男役らしい骨太な芝居で魅せてくれました。
……新公のえりちゃん(藤咲えり)が、いったいこの役をどんなふうに演じるのか、いまから楽しみです。
■イグナシオ 蓮水ゆうや
エル・ソルド隊の若頭。出番自体は少ないのですが、しっかりした兄貴分ぶりをしっかり魅せてくれました。ビジュアルもすごくかっこよくて、素敵だったー(*^ ^*)。
■ホアキン 凪七瑠海
いやー、似合いの役だったと思います。良い配役だった!れーれの弟、にちゃんと見えたのも凄いな、と思いました。
そんなに出番がないので、マリアに対する片思いを表現する場面はなかったような気がしますが、なんかぎこちなく話しかけるところが可愛かったです。
■ファニータ 藤咲えり
ホアキンの幼馴染。ホアキンに片思い設定なんですが、銀橋を渡りながら、彼に冷たくされてぐしゅぐしゅ泣いているのが死ぬほど可愛かったです(^ ^)。いやー、えりちゃんは泣かせてなんぼ、だなあ(←ひどい)。
最初の「砂漠の狼」の後、ともちんラファエルに可愛がられているところ以外は、ショー場面も含めてほぼ全場面上手にいるえりちゃん。上手側の席がほしいーーーー。
■ルチア すみれ乃麗
ホアキンの姉。エル・ソルド隊が襲撃を受けた朝に、たまたま別のところへ伝令に行っていて、帰ってきたら……という状況で、パブロ隊に駆け込んできたときの芝居はとても良かったと思います。物語の最初の山場である非常に重要な場面なのですが、ルチア次第で盛り上がりが全然違うと思うので、よくがんばったな、と。
ホアキンとの並びも良かったし、今回れーれは一皮むけたような気がします。新公のマリアが楽しみ♪
■ルピーノ 七海ひろき
■ディエゴ 鳳樹いち
■ホセ 澄輝さやと
パブロ隊同様、それぞれにちゃんと個性のある「役」なんですが、残念ながらパブロ隊ほど出番がないので、それを客席に伝えるのは難しいだろうな、と思いました。
でも、このメンバーならもう少しできるはずだ!がんばって!!
■マルタ 妃宮さくら
■ロジータ 花音舞
■ベラ 千鈴まゆ
さくらちゃんは本当に可愛くて綺麗(*^ ^*)。花音舞ちゃんは、しっかりした土の匂いのする女って感じがとても素敵。
今回で卒業するまゆちゃんは、キャラ的にはちょっとだけ「銀ちゃんの恋」の島子を彷彿とさせる感じでしたが、あれよりずっと若くて可愛い感じでした。うん。
こちらも男性陣同様、結構個性がある人たちなんだけど出番や台詞が少な過ぎて……という感じだったんですが、もっともっと個性を前に出して良いと思うんだけどなー。
ところで。
エル・ソルドは「9人に馬が5頭」だと言ってますが、ってことは、女の子たちは頭数に入っていないのでしょうか?
いや、それ以前に、なぜパブロ隊にはマリアとピラール以外に女の子がいないんだろう…?
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