「ゴーストハント(悪霊シリーズ)」復刊!
2010年10月15日 読書「復刊ドットコム」さんより、小野不由美さんの「悪霊シリーズ」が、リライトのうえ復刊されるというニュースがありました。
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=33948
ご存じの方がいらっしゃるかわかりませんが(^ ^)、作家の小野不由美さんが、1989年~92年にかけて講談社X文庫 ティーンズハートで書いていた「悪霊シリーズ」というシリーズがありました。
いちおう7話8巻で完結し、そのあと新シリーズとして同じキャラクターが活躍する「ゴーストハント」シリーズを、ティーンズではなくホワイトハートで書き始めたのですが、1話2巻が出たのみで中断。ご本人が「もう書かない」と宣言されて、ファンが涙にくれていたシリーズでした。
学校で起きる超自然的(?)な事件を解決するために呼ばれた「拝み屋」の一人が、「ゴーストハント」を名乗る超美形の17歳男子で、、、というところから始まる物語なんですが、主人公の少女(現場となった学校の生徒)をはじめ、登場人物のキャラクターがとにかく魅力的で、こういうミステリー要素の強いホラー作品にありがちな類型的でつまらない悪役も出てこない、リアルなストーリー展開も秀逸で、すごく面白かったんですよね。
ただ、書いていた文庫がティーンズハートだったので、内容も書きっぷりも「ティーンズ向け」をものすごく意識して、かなりがんばって書いていたんだろうなあ、という感じはひしひしと伝わってきたような(^ ^)
ホワイトハートで「ゴーストハント」を書いていた頃に、ティーンズハートのシリーズについても「いずれリライトしてホワイトハートに入れたい」というようなことを仰っていたので、楽しみにしていたのですが、中断してしまってそれもなくなったのか、、、(涙)と思っていたのですが。
まさか、リライトして復刊するとは!!
あれを全巻リライトしていたんなら、十二国記の新刊が出なくても仕方ないかな……(涙目)。
小野さんは大分県出身。ホラーやファンタジーを得意とする作家で、代表作は「十二国記」と「屍鬼」……ってことになるのかな?「悪霊シリーズ」は「十二国記」を書く前に書いていたシリーズなので、若干若書きというか、ちょっと他の作品とは文体が違います(上でも書いたとおり、ティーンズ向けを意識しすぎたせいもあると思う)が、緻密な設定・リズムのある読みやすい文章・想像が広がる表現力・骨太な構成力など、基本的な方向性は同じで、一言で特徴を言うなら「緻密」なタイプ。
ただ、文章も構成も緻密にやりすぎて、「十二国記」なんて、本編はもう7,8年停まったまま(T T)ときどき思い出したように短編が発表されるくらいで、いったいどうするつもりなんだろう……と不安が募っていたのですが(^ ^;ゞ
……あれこれいろんなシリーズをあちこちに書き散らかして、全部未完になりそうな田中芳樹さんよりはマシかしらね。
今回の復刊シリーズも、これから約一年をかけて隔月で刊行していくそうなので、しばらくはお忙しいのかしら。復刊はとてもうれしいけど、新刊も待っているんだけどなあ(^ ^;ゞ。
ま、せっかくなので「悪霊」シリーズの妄想配役だけ書いておきます。まったくもってイミフかもしれませんが、まあ、いなだ詩穂さんがなかよしで連載していたので、KCNコミックを探して眺めてみてくださいな(^ ^)。
ナル 大空祐飛
麻衣 野々すみ花
ぼーさん 蘭寿とむ または 悠未ひろ
リン 蓮水ゆうや
ジョン 凪七瑠海 または 月映樹茉 または……あっきー(澄輝さやと)かな?
安原さん 七海ひろき
綾子 純矢ちとせ
真砂子 藤咲えり
ここに書いていない人は、依頼者側(話はオリジナルになると思うので考えてません)か、裏でバウ公演にでも出てるだろう、って感じで。←
ちなみに、この配役の個人的な目玉は、安原さん=カイちゃん、です(^ ^)。
本つながりで。
こないだ、角川春樹事務所のハルキ文庫から「佐藤さとる童話集」が出ていたので、買ってしまいました。(2010年7月刊行の分)
中身をよく見なかったのですが、家に帰って読んでみたら、全部持ってる本に入ってた(^ ^)。
でも、久しぶりに読む作品ばかりで、なんだかすごく懐かしかったです。挿絵は近江カズヒロさん。村上勉さんじゃない挿絵で佐藤作品を読むのがたぶん初めてなので、なんか違和感がありました(^ ^)。
佐藤さとるといえば代表作は「誰も知らない小さな国」なんでしょうか。私は「わんぱく天国」と「ジュンの秘密のともだち」が好きだったなあ……。いや、もちろん「誰も知らない小さな国」で始まるコロボックルシリーズも大好きなんですけどね。
童話なんだけど、日常性と非日常の両方をまたぐリアルさが好き。戦争に関する記述のさりげなさは秀逸だと思うし、子供の目線の鮮やかさがいいなあ、と思う。
久しぶりに他の作品も読みたくなってきました(^ ^)。
あああ。
佐藤さんはもうだいぶお年だろうから仕方ないにしても、どーして私の好きな作家は軒並み遅筆なんだ(凹)ぶつぶつ……
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http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=33948
ご存じの方がいらっしゃるかわかりませんが(^ ^)、作家の小野不由美さんが、1989年~92年にかけて講談社X文庫 ティーンズハートで書いていた「悪霊シリーズ」というシリーズがありました。
いちおう7話8巻で完結し、そのあと新シリーズとして同じキャラクターが活躍する「ゴーストハント」シリーズを、ティーンズではなくホワイトハートで書き始めたのですが、1話2巻が出たのみで中断。ご本人が「もう書かない」と宣言されて、ファンが涙にくれていたシリーズでした。
学校で起きる超自然的(?)な事件を解決するために呼ばれた「拝み屋」の一人が、「ゴーストハント」を名乗る超美形の17歳男子で、、、というところから始まる物語なんですが、主人公の少女(現場となった学校の生徒)をはじめ、登場人物のキャラクターがとにかく魅力的で、こういうミステリー要素の強いホラー作品にありがちな類型的でつまらない悪役も出てこない、リアルなストーリー展開も秀逸で、すごく面白かったんですよね。
ただ、書いていた文庫がティーンズハートだったので、内容も書きっぷりも「ティーンズ向け」をものすごく意識して、かなりがんばって書いていたんだろうなあ、という感じはひしひしと伝わってきたような(^ ^)
ホワイトハートで「ゴーストハント」を書いていた頃に、ティーンズハートのシリーズについても「いずれリライトしてホワイトハートに入れたい」というようなことを仰っていたので、楽しみにしていたのですが、中断してしまってそれもなくなったのか、、、(涙)と思っていたのですが。
まさか、リライトして復刊するとは!!
あれを全巻リライトしていたんなら、十二国記の新刊が出なくても仕方ないかな……(涙目)。
小野さんは大分県出身。ホラーやファンタジーを得意とする作家で、代表作は「十二国記」と「屍鬼」……ってことになるのかな?「悪霊シリーズ」は「十二国記」を書く前に書いていたシリーズなので、若干若書きというか、ちょっと他の作品とは文体が違います(上でも書いたとおり、ティーンズ向けを意識しすぎたせいもあると思う)が、緻密な設定・リズムのある読みやすい文章・想像が広がる表現力・骨太な構成力など、基本的な方向性は同じで、一言で特徴を言うなら「緻密」なタイプ。
ただ、文章も構成も緻密にやりすぎて、「十二国記」なんて、本編はもう7,8年停まったまま(T T)ときどき思い出したように短編が発表されるくらいで、いったいどうするつもりなんだろう……と不安が募っていたのですが(^ ^;ゞ
……あれこれいろんなシリーズをあちこちに書き散らかして、全部未完になりそうな田中芳樹さんよりはマシかしらね。
今回の復刊シリーズも、これから約一年をかけて隔月で刊行していくそうなので、しばらくはお忙しいのかしら。復刊はとてもうれしいけど、新刊も待っているんだけどなあ(^ ^;ゞ。
ま、せっかくなので「悪霊」シリーズの妄想配役だけ書いておきます。まったくもってイミフかもしれませんが、まあ、いなだ詩穂さんがなかよしで連載していたので、KCNコミックを探して眺めてみてくださいな(^ ^)。
ナル 大空祐飛
麻衣 野々すみ花
ぼーさん 蘭寿とむ または 悠未ひろ
リン 蓮水ゆうや
ジョン 凪七瑠海 または 月映樹茉 または……あっきー(澄輝さやと)かな?
安原さん 七海ひろき
綾子 純矢ちとせ
真砂子 藤咲えり
ここに書いていない人は、依頼者側(話はオリジナルになると思うので考えてません)か、裏でバウ公演にでも出てるだろう、って感じで。←
ちなみに、この配役の個人的な目玉は、安原さん=カイちゃん、です(^ ^)。
本つながりで。
こないだ、角川春樹事務所のハルキ文庫から「佐藤さとる童話集」が出ていたので、買ってしまいました。(2010年7月刊行の分)
中身をよく見なかったのですが、家に帰って読んでみたら、全部持ってる本に入ってた(^ ^)。
でも、久しぶりに読む作品ばかりで、なんだかすごく懐かしかったです。挿絵は近江カズヒロさん。村上勉さんじゃない挿絵で佐藤作品を読むのがたぶん初めてなので、なんか違和感がありました(^ ^)。
佐藤さとるといえば代表作は「誰も知らない小さな国」なんでしょうか。私は「わんぱく天国」と「ジュンの秘密のともだち」が好きだったなあ……。いや、もちろん「誰も知らない小さな国」で始まるコロボックルシリーズも大好きなんですけどね。
童話なんだけど、日常性と非日常の両方をまたぐリアルさが好き。戦争に関する記述のさりげなさは秀逸だと思うし、子供の目線の鮮やかさがいいなあ、と思う。
久しぶりに他の作品も読みたくなってきました(^ ^)。
あああ。
佐藤さんはもうだいぶお年だろうから仕方ないにしても、どーして私の好きな作家は軒並み遅筆なんだ(凹)ぶつぶつ……
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