若人たちのサブリナ【3】
2010年10月9日 宝塚(花) コメント (2)花組新人公演「麗しのサブリナ」について。
なんだか、最近ちょっとイベント続きでなかなか更新できずすいません。
ネタはたくさんあるんだけどなー。………身体にガタがきているみたいで、夜中の集中力が落ちているみたいです。誤字脱字も多くて、ホントにお恥ずかしい限り(^ ^;ゞ
こっそり直しているんですが……あははは(乾笑)
■ストーリーテラー(愛音羽麗)の煌雅あさひ
幕開きの演出は、本公演と同じ……でしたよね?(←自信無し)(←だから間をあけずに早く書けと)
幕が上がると、ララビー家のパーティ。センター0番でピンスポを浴びる、ストーリーテラーが、滔々と解説を始める。
まあ、役名を観たときから、こういう役割なんだろうなーと思っていた「ストーリーテラー」ではありますが。
アーサーの長身にブラックスーツが映えて、押し出しもよく、「おっ!」と思わせるものがありました。「太王四神記」の審判役で世に知られた美声と滑舌のいい台詞回しで、軽やかにララビー家の人々を説明していく様子は、実に堂々たるものでした。
あらゆる意味であぶなげなく、長の期の貫録も十分。巧いなあ、格好良いなあ、と感心しつつ、軽みというか“粋”みたいなものがちょっと足りないかな?と漠然と感じたような気がします。
パーティーが終わると、次の出番はパリ・クッキングスクール。
衣装も似合ってましたが、いかんせん長身にコック帽を被ると、なんだか「巨人」という感じ(^ ^)。それでも、みわっちのコック帽とは違う、もっと低いのを被っていたような気がするんだけどなあ。気のせい?
下級生たちに囲まれた場面ですが、みんな生き生きと演じていましたね♪アーサーは、みわっちの軽やかさに比べると少し厳しめな「教官」という印象。それはそれで良かったと思います。ただ、どうしてもちょっと硬いというか、アーサーはもしかして『浅く広く』というコミュニケーションの表現が苦手なのかな?と感じました。まあ、この役は本当にどう演じても良い役なので、新人公演は新人公演らしく、そして、アーサーはアーサーらしく演じればいいんだろうなと思うのですが、、、でも、もう少し、場面としての和気藹藹とした雰囲気を大事にしてほしかったような気がします。
本役のみわっちが実に見事に生徒たちを掌握して、彼らの一つ一つの仕草にぜんぶ反応してあげていたことを考えると、やっぱりアーサーはまだまだ経験が足りないのかな。それとも単純に、場面をこなした回数が違うから、なのかもしれませんが……。
まあでも、基本的には本当に巧いひとだと感心しました。滑舌がいいので、スフレの評価もとっても聞きとりやすかったし(^ ^)。そう、銀橋のあの場面は皆とのコミュニケーションもよく取れていたと思います。1:1だったからかな?歌も芝居も突出しているアーサーの一番の課題は、1:多のやりとりなのかもしれません。
その次は、ララビー邸のパーティー、かな?
ここは歌ではなく、まさに説明役、という感じ。んー、あたら芝居巧者を、もったいない(本公演と同じ感想を書いてみる)。
あ、話は違いますが、歌手として歌っていた羽立光来さん(本役は扇めぐむ)が非常に良かったです。すごーくすごーく良い声だ♪♪
その次は、いよいよ医者かな?
いやー、弾けてましたね。髭姿も可愛かったし(^ ^)、のこぎりが出てきたときには目を疑いました。
本公演観ていても思うんですが、花組をあまり観ないお客さまは、「ストーリーテラー」を何人(?)見つけられるんでしょうね。少なくとも、このお医者さんは絶対判らないだろうと思うんですが(^ ^)あはは。
ここは、回りでうろうろしている使用人一同とも楽しげにコミュニケ―ションできていて、私的に今回のアーサーで一番良かった場面でした♪
で、次がクラブ・プルチネラの紫の歌手。
きらきらの総ラメの衣装がすごい迫力(^ ^)。大劇場の新人公演では、カーテンコールでこのときの衣装を着ていたと聞いていたので今回も楽しみにしていたのですが、残念ながらコックさんで出てきました……しょぼん(え?)。
歌も迫力でとても良かったです。技術だけじゃなくて、やっぱりハートがある歌は強いなあ。
三人の女性シンガーたちとの絡みも色っぽくて良かったです。菜那くららちゃんしか判らなかったけど、三人とも良い声でした。アーサーとのハモリもキレイでした。ええ。……すみません、クラブプルチネラは本公演も非常に忙しいんですが、新人公演でもものすごい勢いでキョロキョロしておりまして、ですね……m(_ _)m。
あーあ、どうしてこう花組には可愛い娘役さんが多いのかしら(←八つ当たり?)
その次は、ララビービルの一階で電話している男。
で、最後が、リベルテ号の船員。サブリナに「帽子のつばを直してほしいという方が」と帽子を持ってくる人ですね。さりげない佇まいが柔らかくて、つばを直すサブリナを凝っと見守る様子がとても優しかったです(*^ ^*)。ああいう、一対一で芝居をする場面は本当に良いんですよねー……何事も経験、ですよね、きっと!!
■グレチェン(花野じゅりあ)の春花きらら
最初のララビー家のパーティで、センター0番でピンスポを浴びる、ストーリーテラーと踊っている美女。じゅりあにも負けない白くてなめらかな背中がピンスポを浴びて輝く様子がとても綺麗。ゴージャスな美女っぷりでもじゅりあに負けてません。いやー、可愛いなあ。
テニスコートでも背をむけて照明を受けるのですが、あの背中の美しさは素晴らしいなあ、と、しみじみと思いました。
グレチェンとしての出番が終わると、あとはプルチネラくらいしか気がつかなかった……あんまりアルバイトは無いのでしょうか。せっかく可愛いのになー。
■ウィリス(未涼亜希)の真瀬はるかと、マカードル(桜一花)の天咲千華
いやー、先日も書きましたが、この二人が今回の新人公演の私的MVPです!
同期ならではの息の合い方、というのかな、あれは。むしろ、運命的な息の合い方だと思うんですが(^ ^)。
イマッチは本役と同じ水色のスーツ。背の高さはそう変らなくても、横幅も奥行き(?)も全く違っていそうなまっつの衣装がよく入ったなあ、と、つい感心してしまいました。……同じシリーズのサイズ違いの衣装があったのかしらん(汗)。
しかーし!まっつが着ると涼しげな水色なのに、どうしてイマッチが着ると差し色に見えるの!?(^ ^;ゞ。良くも悪くも、イマッチの存在感って凄いんだなあ(しみじみ)
「虞美人」の范増先生で重厚な芝居の実力を見せつけたイマッチ。今回は、とにかくクールに、スマートに、そして、軽やかに!がテーマだったような。「BUND NEON」ほど可愛らしいわけではなく、あくまでも「クールに、スマートに、そして…」という感じでした。
それにしても素晴らしい(*^ ^*)。技術的な面ではほぼ100%と言ってもいい(←だいぶ贔屓目入ってます)と思うんですよね。声のコントロールも、気持ちの持って行き方も、それの表現技術も、そして、芝居をする相手とのやりとりの呼吸も。ああ、これでスタイルさえよければ……と思うんですが(^ ^;;;;、天は二物を与えず、って本当のことなのかもしれません。
マカードルの千華ちゃんは、、、衣装は……一花ちゃんと同じでしたっけ?こちらも相当にサイズが違ってますけど、あれっ??
すみません。千華ちゃんの高々と結いあげた髪に目を奪われてました(汗)。
どの仕草も間が良くて、しかもとっても可愛かったんですが、私が一番ツボだったのは、上手袖からウィリスが眼鏡をはずして拭き拭きしながら出てきたとき、隣でウィリスの素顔(?)に見惚れてぽわわ~ん、となっているマカードル。
夢見る乙女のぽわわん~んとした表情と、秘書モードのキリッとした表情を瞬時に切り替える千華ちゃんに、思いっきり見惚れました。っていうか、それ以前に、眼鏡を外したら実は二枚目、というネタを真顔で演じてくれる(しかも演技力で二枚目になれる)イマッチの才能に怖れおののくばかり……。
とにかく、本役とはまた全然違った意味で、とっても可愛らしい二人でした。
本役も新人公演も、違う方向に歌も芝居も素晴らしい芸達者コンビって、凄いなあ……(感動)。
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なんだか、最近ちょっとイベント続きでなかなか更新できずすいません。
ネタはたくさんあるんだけどなー。………身体にガタがきているみたいで、夜中の集中力が落ちているみたいです。誤字脱字も多くて、ホントにお恥ずかしい限り(^ ^;ゞ
こっそり直しているんですが……あははは(乾笑)
■ストーリーテラー(愛音羽麗)の煌雅あさひ
幕開きの演出は、本公演と同じ……でしたよね?(←自信無し)(←だから間をあけずに早く書けと)
幕が上がると、ララビー家のパーティ。センター0番でピンスポを浴びる、ストーリーテラーが、滔々と解説を始める。
まあ、役名を観たときから、こういう役割なんだろうなーと思っていた「ストーリーテラー」ではありますが。
アーサーの長身にブラックスーツが映えて、押し出しもよく、「おっ!」と思わせるものがありました。「太王四神記」の審判役で世に知られた美声と滑舌のいい台詞回しで、軽やかにララビー家の人々を説明していく様子は、実に堂々たるものでした。
あらゆる意味であぶなげなく、長の期の貫録も十分。巧いなあ、格好良いなあ、と感心しつつ、軽みというか“粋”みたいなものがちょっと足りないかな?と漠然と感じたような気がします。
パーティーが終わると、次の出番はパリ・クッキングスクール。
衣装も似合ってましたが、いかんせん長身にコック帽を被ると、なんだか「巨人」という感じ(^ ^)。それでも、みわっちのコック帽とは違う、もっと低いのを被っていたような気がするんだけどなあ。気のせい?
下級生たちに囲まれた場面ですが、みんな生き生きと演じていましたね♪アーサーは、みわっちの軽やかさに比べると少し厳しめな「教官」という印象。それはそれで良かったと思います。ただ、どうしてもちょっと硬いというか、アーサーはもしかして『浅く広く』というコミュニケーションの表現が苦手なのかな?と感じました。まあ、この役は本当にどう演じても良い役なので、新人公演は新人公演らしく、そして、アーサーはアーサーらしく演じればいいんだろうなと思うのですが、、、でも、もう少し、場面としての和気藹藹とした雰囲気を大事にしてほしかったような気がします。
本役のみわっちが実に見事に生徒たちを掌握して、彼らの一つ一つの仕草にぜんぶ反応してあげていたことを考えると、やっぱりアーサーはまだまだ経験が足りないのかな。それとも単純に、場面をこなした回数が違うから、なのかもしれませんが……。
まあでも、基本的には本当に巧いひとだと感心しました。滑舌がいいので、スフレの評価もとっても聞きとりやすかったし(^ ^)。そう、銀橋のあの場面は皆とのコミュニケーションもよく取れていたと思います。1:1だったからかな?歌も芝居も突出しているアーサーの一番の課題は、1:多のやりとりなのかもしれません。
その次は、ララビー邸のパーティー、かな?
ここは歌ではなく、まさに説明役、という感じ。んー、あたら芝居巧者を、もったいない(本公演と同じ感想を書いてみる)。
あ、話は違いますが、歌手として歌っていた羽立光来さん(本役は扇めぐむ)が非常に良かったです。すごーくすごーく良い声だ♪♪
その次は、いよいよ医者かな?
いやー、弾けてましたね。髭姿も可愛かったし(^ ^)、のこぎりが出てきたときには目を疑いました。
本公演観ていても思うんですが、花組をあまり観ないお客さまは、「ストーリーテラー」を何人(?)見つけられるんでしょうね。少なくとも、このお医者さんは絶対判らないだろうと思うんですが(^ ^)あはは。
ここは、回りでうろうろしている使用人一同とも楽しげにコミュニケ―ションできていて、私的に今回のアーサーで一番良かった場面でした♪
で、次がクラブ・プルチネラの紫の歌手。
きらきらの総ラメの衣装がすごい迫力(^ ^)。大劇場の新人公演では、カーテンコールでこのときの衣装を着ていたと聞いていたので今回も楽しみにしていたのですが、残念ながらコックさんで出てきました……しょぼん(え?)。
歌も迫力でとても良かったです。技術だけじゃなくて、やっぱりハートがある歌は強いなあ。
三人の女性シンガーたちとの絡みも色っぽくて良かったです。菜那くららちゃんしか判らなかったけど、三人とも良い声でした。アーサーとのハモリもキレイでした。ええ。……すみません、クラブプルチネラは本公演も非常に忙しいんですが、新人公演でもものすごい勢いでキョロキョロしておりまして、ですね……m(_ _)m。
あーあ、どうしてこう花組には可愛い娘役さんが多いのかしら(←八つ当たり?)
その次は、ララビービルの一階で電話している男。
で、最後が、リベルテ号の船員。サブリナに「帽子のつばを直してほしいという方が」と帽子を持ってくる人ですね。さりげない佇まいが柔らかくて、つばを直すサブリナを凝っと見守る様子がとても優しかったです(*^ ^*)。ああいう、一対一で芝居をする場面は本当に良いんですよねー……何事も経験、ですよね、きっと!!
■グレチェン(花野じゅりあ)の春花きらら
最初のララビー家のパーティで、センター0番でピンスポを浴びる、ストーリーテラーと踊っている美女。じゅりあにも負けない白くてなめらかな背中がピンスポを浴びて輝く様子がとても綺麗。ゴージャスな美女っぷりでもじゅりあに負けてません。いやー、可愛いなあ。
テニスコートでも背をむけて照明を受けるのですが、あの背中の美しさは素晴らしいなあ、と、しみじみと思いました。
グレチェンとしての出番が終わると、あとはプルチネラくらいしか気がつかなかった……あんまりアルバイトは無いのでしょうか。せっかく可愛いのになー。
■ウィリス(未涼亜希)の真瀬はるかと、マカードル(桜一花)の天咲千華
いやー、先日も書きましたが、この二人が今回の新人公演の私的MVPです!
同期ならではの息の合い方、というのかな、あれは。むしろ、運命的な息の合い方だと思うんですが(^ ^)。
イマッチは本役と同じ水色のスーツ。背の高さはそう変らなくても、横幅も奥行き(?)も全く違っていそうなまっつの衣装がよく入ったなあ、と、つい感心してしまいました。……同じシリーズのサイズ違いの衣装があったのかしらん(汗)。
しかーし!まっつが着ると涼しげな水色なのに、どうしてイマッチが着ると差し色に見えるの!?(^ ^;ゞ。良くも悪くも、イマッチの存在感って凄いんだなあ(しみじみ)
「虞美人」の范増先生で重厚な芝居の実力を見せつけたイマッチ。今回は、とにかくクールに、スマートに、そして、軽やかに!がテーマだったような。「BUND NEON」ほど可愛らしいわけではなく、あくまでも「クールに、スマートに、そして…」という感じでした。
それにしても素晴らしい(*^ ^*)。技術的な面ではほぼ100%と言ってもいい(←だいぶ贔屓目入ってます)と思うんですよね。声のコントロールも、気持ちの持って行き方も、それの表現技術も、そして、芝居をする相手とのやりとりの呼吸も。ああ、これでスタイルさえよければ……と思うんですが(^ ^;;;;、天は二物を与えず、って本当のことなのかもしれません。
マカードルの千華ちゃんは、、、衣装は……一花ちゃんと同じでしたっけ?こちらも相当にサイズが違ってますけど、あれっ??
すみません。千華ちゃんの高々と結いあげた髪に目を奪われてました(汗)。
どの仕草も間が良くて、しかもとっても可愛かったんですが、私が一番ツボだったのは、上手袖からウィリスが眼鏡をはずして拭き拭きしながら出てきたとき、隣でウィリスの素顔(?)に見惚れてぽわわ~ん、となっているマカードル。
夢見る乙女のぽわわん~んとした表情と、秘書モードのキリッとした表情を瞬時に切り替える千華ちゃんに、思いっきり見惚れました。っていうか、それ以前に、眼鏡を外したら実は二枚目、というネタを真顔で演じてくれる(しかも演技力で二枚目になれる)イマッチの才能に怖れおののくばかり……。
とにかく、本役とはまた全然違った意味で、とっても可愛らしい二人でした。
本役も新人公演も、違う方向に歌も芝居も素晴らしい芸達者コンビって、凄いなあ……(感動)。
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コメント
今回は、いや今回も本当にレベル高いなと花組新人公演チーム!
あーさー関連の話なんですがご本人いわく今まで1対1の芝居が多くて
大勢と絡むお芝居は初めてだったので~とおっしゃっていまして
さすがねこ様よく観ていらしゃるなあと思いました!
コックさんに関しては「ナルシーキャラ」だったのでたぶん生徒にはあまり
興味がなかったのかも知れませんね(笑)
私ももうお医者様がツボでしかたなかったです(^^)
ひとつだけ気になったのですがえと・・・「最期」ではないですよね(汗)
きっとまだ元気でいらっしゃいます(笑)
細かいツッコミ失礼いたしました~~~
コメントありがとうございます♪これからも花組さんのときはいらしてくださいね♪
アーサーは、なんというか、求道者っぽい芝居をすることがあるので、今回本公演でクッキングスクールに入らなかったのが残念な気がします。新人公演はともかく本公演でああいうワイガヤ系の経験が少ないような気がするんですよね。
コックさんのナルシーキャラは意外でした。そんなふうに見えたわけではないんですが(^ ^)、それが狙いだったのか……。
漢字の間違いは、大変失礼いたしましたm(_ _)m。修正させていただきましたので、ご容赦くださいませ!