銀ちゃんかっこいいーー!(2年分)
2010年9月26日 宝塚(宙)宙組全国ツアー公演が、相模大野で無事千秋楽を迎えました♪
いやー、盛り上がりました(^ ^)。
芝居として一番良かったのは、やっぱり26日の昼公演でしょうか。千秋楽は楽ならではのアドリブが多いし、観客のテンションも普通ではないので、ぶっ飛んでしまうことが多いんですが、今回もその例にもれず、という感じ。
昼公演では一つハプニングがありました。
一幕のキャバレーシーンで、光子(野々すみ花)の胸元のマイクに、ダルマのリボンが一本、綺麗に引っかかっちゃったんですよね。結構しっかり掛ってて、こーまい(光海)&まっぷー(松風)と三人だけになっても全然取れる気配がなくて。どうなるのかなーと思っていたら、終わり近くに舞台センターに戻ってきたあたりで正面から組んで踊るこーまいが力づくで取ってあげてました。こーまい、男前!
アドリブは、昨日とほとんど同じだったような。中華街とかホテルとか、どうも横浜ネタが多いんですが、今回は神奈川公演と言っても神奈川県民ホールではなく相模大野なので、中華街は残念ながらすごーく遠いんですよね。惜しい(^ ^;
小田急線の沿線なんだから、鎌倉か江の島ネタの方が楽しいかも、と思ったりもしましたが……うーん、本当の地元の人の感覚では、やっぱり横浜が近いのかなあ?
千秋楽公演は、、、いわゆる「アドリブ」は、昼とそんなに違わなかったと思います。
ただ。今回はいろいろとお遊びがありました。
とりあえずニュースは、なんと言っても「ししとう」に、専務(悠未)と監督(寿)と助監督(天羽)とTVスタッフ(風羽)が登場!
まず、小夏がピストルを頭に向けて暗転して、照明が点くと。
カラオケの機械の前に立つ秘書(愛花)とカメラマン(天風)が、「千秋楽」と染め抜いた鉢巻きに「あっぱれ」と書かれた日の丸の扇子を立てて熱唱中。(ちなみに鉢巻き自体は昼公演からしてました)
真ん中奥のテーブルには、いつもえなちゃん(月映)が座っている席に専務が小さくなって座り、えなちゃんと(花里)まなちゃんが一つの椅子を分け合ってきゅうきゅうに座っている。
上手側のカウンターには監督と助監督が座り、カウンターの奥でTVスタッフが頭に手ぬぐいを巻いたままアルバイト中(?)。
………監督と助監督は比較的おとなしくしていたけど、専務と秘書とカメラマンはかなりのフリーダムで、最後にじっくり観ようと思っていた銀ちゃんチームの芝居に全然集中できませんでした(汗)。
CSで放送されるときは、あのあたりどういう扱いになるんでしょうねぇ……。CSニュースの映像にはバックの飛び入り連中をメインに流してほしいけど、来年あたりに放映されるであろう全編映像は、ちゃんとお芝居の流れに沿って映してほしいよーーーー。
粛々と進むお芝居をよそに、専務は段々酔っ払って挙動がどんどん不審になっていき、、、カラオケチームの真ん中に入って「UFO♪」だのなんだのと踊りまくり。二人でも目立つのに、長身の専務が入って踊りまくるんだからもう、多少照明が暗くなったくらいでは隠しきれない(^ ^;;;
いや面白かったです。
そうかと思えば、さっつんは見よう見まねでシェーカーを振り始めて、バーテンの七生くんに冷たい目(←気のせい?)で視られていたり。ああ、席が上手よりなので、カウンター側がよく視えなかったのがとても残念です!
ヤスのスタントの場面、助監督のカチンコには「銀ちゃんのために金がなる」。
せっかくなので、「銀ちゃんのために金が要る」くらい書いていただきたかったわ。なんたって「現金でくれねぇかなあ」の人ですから(- -;
あとは、アドリブなのかハプニングなのか解らないけど、銀ちゃんが窓から捨てたヤスの荷物(洗濯物?)が、投げ返されてきました(汗)。
端席なので何があったのかよく観えなかったのですが、吃驚したわ(@ @)。ヤスが窓から身を乗り出して「すみませーん!!」とか言っていたので、通行人に当たって投げ返された、っていう設定にしてたみたいですが、実際には何があったんでしょうか??
日々派手になってきていた秘書の階段落ち(ヤスの煙草に火を点けようとして叩き落とされたとき)が、階段の下で横に伸びた状態のままコロコロと三回転くらいしていました。なんていうか……そんな短いタイトスカートで何てことを(汗)ある意味、ヤスの階段落ちより印象的かもしれません(^ ^)。
挨拶は、祐飛さんらしくおおらかに優しく。
「宙組の大空祐飛です。…なんか、(この公演は開幕アナウンスも倉岡銀四郎なので)久しぶりに名乗りました(^ ^)」
と。
なんだかちょっとだけ、「Hollywood Lover」青年館千秋楽の挨拶を思い出してしまいました。
あのときは、何回目かのカーテンコールで
「最後にもう一回だけ言わせてください!…月組の、大空祐飛です」
って言いやがったんですよね……(しみじみ)
いや、そんなことは今はどうでもよくて。
「(銀ちゃんの登場人物はみんな映画馬鹿ですが)私たちは彼らに負けないくらいの舞台馬鹿だと思います」
……そんなこと判ってるよ(- -)。
ホント、とてつもなく素晴らしい、大馬鹿野郎がたくさんいる組ですよね。祐飛さんすみ花ちゃん筆頭に(^ ^)。ね、「奇跡的にピュア」な皆さま(はぁと)
天国のつかさん、そして石田さんに感謝の言葉を口にしつつ、スタッフと客席にも「ありがとうございました!」と言って、とりあえず幕。
次は、幕があがるとすぐに、すっしーさんの掛け声に合わせて、
「万歳!万歳!万歳!万歳!……」
あはは。
「もう三回やりました!」
という突っ込みは、お約束通り祐飛さんから(^ ^)。
ああ、なんか、すっごく懐かしい……。っていうか、今回はすっしーさん、「万歳三唱!」って言ってないから、三回で止めなくたっていいんだよ(^ ^)。
そして。
止まらない拍手の中、オールスタンディングで迎えた、三回目のカーテンコール。
みっちゃんの「せーの」にあわせて、口をそろえて
「銀ちゃんかっこいいー!」
……今よみがえる、二年前の「銀ちゃんの恋」花組版千秋楽。
何度目かのカーテンコールで、祐飛さんが口走った一言は
「いち、にの、さんで、銀ちゃんカッコいいって言えー!!いち、にの………(沈黙)」
そこまで言ったら『さん』、って言え!と、客席の全員が一斉に突っ込んだ、あの瞬間を共有した皆さまは、たぶん、今回も一斉に思ったと思います。
みっちゃん、余計なこと言わないで(言わせないで)くれて、ありがとう!!
二年越しの恨みを果たして、やっと心おきなく「銀ちゃんかっこいいーーー!!」と叫ばせていただき、大変満足しております(*^ ^*)。
このための再演だったんじゃないか(←違う)と思ってしまったほどに、あの一瞬の満足度は高かった!
何度でも言うわ。ありがとうみっちゃん♪♪♪
それでも止まらない拍手の中、もう一度緞帳があがると、今度は電飾スーツに羽をつけた銀ちゃんが、一人で立っている。
笑顔で挨拶してから、
「私の『とてつもなく素晴らしい』仲間たちを呼びます!みんなー!」
と呼ばわると、皆が今にもこぼれそうな笑顔を振りまきつつ登場。
銀ちゃんに体当たりで絡むすみ花とみっちゃん。二人を手招きして肩を抱き、三人並んで羽の真ん中にちょこんと収まって、
「ありがとうございました!」
と頭を下げるのがめちゃくちゃ可愛かった(*^ ^*)
昨日もそうでしたけど、この公演は客席の緊張感がすごいな、と思います。全国ツアーって普段あまり演劇を観る習慣のない観客が観に来るせいか、客席で小声で喋っていたり、ガサゴソしたりする方が近くの席にいらっしゃることも多い印象があるのですが、今回の公演は、後半になるにつれて針が落ちる音も聞こえそうな緊迫感が客席を覆っていました。
そういうのをみると、作品自体のもつ力を実感しますね。作品世界そのものが、それだけの力を持っているんだな、と。
それを、二度もやらせてもらえた幸福。
つかこうへい、という掛け値なしの天才が紡いだ物語。
石田さんという特異な個性のクリエーターが咀嚼して「タカラヅカ」に産み落とした奇跡の物語を、こんな形でもう一度観ることができたことが、とても嬉しい。
つかこうへいのインナースペースから、ヘミングウェイのインナースペースへのワープは、さぞかし!!大変でしょうけれども。
私たちにとっても、「銀ちゃん」ワールドから平凡な21世紀の日本へのワープは、結構大変なんですけど(^ ^)
「祐飛さんのために金が要る」ことの幸せをかみしめつつ。
祐飛さんが愛する、「すべての」宙組っこたちに、幸あれ★
.
いやー、盛り上がりました(^ ^)。
芝居として一番良かったのは、やっぱり26日の昼公演でしょうか。千秋楽は楽ならではのアドリブが多いし、観客のテンションも普通ではないので、ぶっ飛んでしまうことが多いんですが、今回もその例にもれず、という感じ。
昼公演では一つハプニングがありました。
一幕のキャバレーシーンで、光子(野々すみ花)の胸元のマイクに、ダルマのリボンが一本、綺麗に引っかかっちゃったんですよね。結構しっかり掛ってて、こーまい(光海)&まっぷー(松風)と三人だけになっても全然取れる気配がなくて。どうなるのかなーと思っていたら、終わり近くに舞台センターに戻ってきたあたりで正面から組んで踊るこーまいが力づくで取ってあげてました。こーまい、男前!
アドリブは、昨日とほとんど同じだったような。中華街とかホテルとか、どうも横浜ネタが多いんですが、今回は神奈川公演と言っても神奈川県民ホールではなく相模大野なので、中華街は残念ながらすごーく遠いんですよね。惜しい(^ ^;
小田急線の沿線なんだから、鎌倉か江の島ネタの方が楽しいかも、と思ったりもしましたが……うーん、本当の地元の人の感覚では、やっぱり横浜が近いのかなあ?
千秋楽公演は、、、いわゆる「アドリブ」は、昼とそんなに違わなかったと思います。
ただ。今回はいろいろとお遊びがありました。
とりあえずニュースは、なんと言っても「ししとう」に、専務(悠未)と監督(寿)と助監督(天羽)とTVスタッフ(風羽)が登場!
まず、小夏がピストルを頭に向けて暗転して、照明が点くと。
カラオケの機械の前に立つ秘書(愛花)とカメラマン(天風)が、「千秋楽」と染め抜いた鉢巻きに「あっぱれ」と書かれた日の丸の扇子を立てて熱唱中。(ちなみに鉢巻き自体は昼公演からしてました)
真ん中奥のテーブルには、いつもえなちゃん(月映)が座っている席に専務が小さくなって座り、えなちゃんと(花里)まなちゃんが一つの椅子を分け合ってきゅうきゅうに座っている。
上手側のカウンターには監督と助監督が座り、カウンターの奥でTVスタッフが頭に手ぬぐいを巻いたままアルバイト中(?)。
………監督と助監督は比較的おとなしくしていたけど、専務と秘書とカメラマンはかなりのフリーダムで、最後にじっくり観ようと思っていた銀ちゃんチームの芝居に全然集中できませんでした(汗)。
CSで放送されるときは、あのあたりどういう扱いになるんでしょうねぇ……。CSニュースの映像にはバックの飛び入り連中をメインに流してほしいけど、来年あたりに放映されるであろう全編映像は、ちゃんとお芝居の流れに沿って映してほしいよーーーー。
粛々と進むお芝居をよそに、専務は段々酔っ払って挙動がどんどん不審になっていき、、、カラオケチームの真ん中に入って「UFO♪」だのなんだのと踊りまくり。二人でも目立つのに、長身の専務が入って踊りまくるんだからもう、多少照明が暗くなったくらいでは隠しきれない(^ ^;;;
いや面白かったです。
そうかと思えば、さっつんは見よう見まねでシェーカーを振り始めて、バーテンの七生くんに冷たい目(←気のせい?)で視られていたり。ああ、席が上手よりなので、カウンター側がよく視えなかったのがとても残念です!
ヤスのスタントの場面、助監督のカチンコには「銀ちゃんのために金がなる」。
せっかくなので、「銀ちゃんのために金が要る」くらい書いていただきたかったわ。なんたって「現金でくれねぇかなあ」の人ですから(- -;
あとは、アドリブなのかハプニングなのか解らないけど、銀ちゃんが窓から捨てたヤスの荷物(洗濯物?)が、投げ返されてきました(汗)。
端席なので何があったのかよく観えなかったのですが、吃驚したわ(@ @)。ヤスが窓から身を乗り出して「すみませーん!!」とか言っていたので、通行人に当たって投げ返された、っていう設定にしてたみたいですが、実際には何があったんでしょうか??
日々派手になってきていた秘書の階段落ち(ヤスの煙草に火を点けようとして叩き落とされたとき)が、階段の下で横に伸びた状態のままコロコロと三回転くらいしていました。なんていうか……そんな短いタイトスカートで何てことを(汗)ある意味、ヤスの階段落ちより印象的かもしれません(^ ^)。
挨拶は、祐飛さんらしくおおらかに優しく。
「宙組の大空祐飛です。…なんか、(この公演は開幕アナウンスも倉岡銀四郎なので)久しぶりに名乗りました(^ ^)」
と。
なんだかちょっとだけ、「Hollywood Lover」青年館千秋楽の挨拶を思い出してしまいました。
あのときは、何回目かのカーテンコールで
「最後にもう一回だけ言わせてください!…月組の、大空祐飛です」
って言いやがったんですよね……(しみじみ)
いや、そんなことは今はどうでもよくて。
「(銀ちゃんの登場人物はみんな映画馬鹿ですが)私たちは彼らに負けないくらいの舞台馬鹿だと思います」
……そんなこと判ってるよ(- -)。
ホント、とてつもなく素晴らしい、大馬鹿野郎がたくさんいる組ですよね。祐飛さんすみ花ちゃん筆頭に(^ ^)。ね、「奇跡的にピュア」な皆さま(はぁと)
天国のつかさん、そして石田さんに感謝の言葉を口にしつつ、スタッフと客席にも「ありがとうございました!」と言って、とりあえず幕。
次は、幕があがるとすぐに、すっしーさんの掛け声に合わせて、
「万歳!万歳!万歳!万歳!……」
あはは。
「もう三回やりました!」
という突っ込みは、お約束通り祐飛さんから(^ ^)。
ああ、なんか、すっごく懐かしい……。っていうか、今回はすっしーさん、「万歳三唱!」って言ってないから、三回で止めなくたっていいんだよ(^ ^)。
そして。
止まらない拍手の中、オールスタンディングで迎えた、三回目のカーテンコール。
みっちゃんの「せーの」にあわせて、口をそろえて
「銀ちゃんかっこいいー!」
……今よみがえる、二年前の「銀ちゃんの恋」花組版千秋楽。
何度目かのカーテンコールで、祐飛さんが口走った一言は
「いち、にの、さんで、銀ちゃんカッコいいって言えー!!いち、にの………(沈黙)」
そこまで言ったら『さん』、って言え!と、客席の全員が一斉に突っ込んだ、あの瞬間を共有した皆さまは、たぶん、今回も一斉に思ったと思います。
みっちゃん、余計なこと言わないで(言わせないで)くれて、ありがとう!!
二年越しの恨みを果たして、やっと心おきなく「銀ちゃんかっこいいーーー!!」と叫ばせていただき、大変満足しております(*^ ^*)。
このための再演だったんじゃないか(←違う)と思ってしまったほどに、あの一瞬の満足度は高かった!
何度でも言うわ。ありがとうみっちゃん♪♪♪
それでも止まらない拍手の中、もう一度緞帳があがると、今度は電飾スーツに羽をつけた銀ちゃんが、一人で立っている。
笑顔で挨拶してから、
「私の『とてつもなく素晴らしい』仲間たちを呼びます!みんなー!」
と呼ばわると、皆が今にもこぼれそうな笑顔を振りまきつつ登場。
銀ちゃんに体当たりで絡むすみ花とみっちゃん。二人を手招きして肩を抱き、三人並んで羽の真ん中にちょこんと収まって、
「ありがとうございました!」
と頭を下げるのがめちゃくちゃ可愛かった(*^ ^*)
昨日もそうでしたけど、この公演は客席の緊張感がすごいな、と思います。全国ツアーって普段あまり演劇を観る習慣のない観客が観に来るせいか、客席で小声で喋っていたり、ガサゴソしたりする方が近くの席にいらっしゃることも多い印象があるのですが、今回の公演は、後半になるにつれて針が落ちる音も聞こえそうな緊迫感が客席を覆っていました。
そういうのをみると、作品自体のもつ力を実感しますね。作品世界そのものが、それだけの力を持っているんだな、と。
それを、二度もやらせてもらえた幸福。
つかこうへい、という掛け値なしの天才が紡いだ物語。
石田さんという特異な個性のクリエーターが咀嚼して「タカラヅカ」に産み落とした奇跡の物語を、こんな形でもう一度観ることができたことが、とても嬉しい。
つかこうへいのインナースペースから、ヘミングウェイのインナースペースへのワープは、さぞかし!!大変でしょうけれども。
私たちにとっても、「銀ちゃん」ワールドから平凡な21世紀の日本へのワープは、結構大変なんですけど(^ ^)
「祐飛さんのために金が要る」ことの幸せをかみしめつつ。
祐飛さんが愛する、「すべての」宙組っこたちに、幸あれ★
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