若者たちの銀ちゃん【4】
2010年9月23日 宝塚(宙)突然寒くなりましたが、みなさん秋服もう出されましたか?
私は、そもそも布団さえ出していなくて、薄い毛布一枚で寝ていたので寒さで目が覚めまして。起きて外へ出ようにも、手の届くところにはTシャツしかないという悲惨な状況(涙)。朝っぱらから箪笥の中身の入れ替えをしていたら、すっかり疲れてしまいました。
あの耐え難い暑さがおさまったのは何よりですが、こんなに急に寒くならなくてもいいじゃないか~~(泣き言)。「ゆっくり」とか「すこしづつ」とかって言葉を教えてやりたい(←誰に)。
今年の夏は、暑くなるのも突然でした。宙組東宝公演の初日はめっちゃ寒かったのに、一週間も過ぎたころにはもう倒れそうに暑くなってて(汗)。暑い夏っていうのはこういうものなんでしょうか。メリハリがあっていいといえば良いんですが、やっぱり、もう少し身体を馴らす時間がほしいよー。
CSニュースで、月組新人公演を視ました(^ ^)。
いやあん、宇月くん可愛いじゃないか!(@ @)。彼を美形だと思ったことがあまりないので、結構眼を疑ってしまいました。
ひびきち(響れおな)のしっかりした挨拶と、「とし!」と呼びかける高い声のギャップ、そして、それを受けて破顔一笑した宇月くんの、挨拶の予想外のぐだぐだぶりが、とても楽しかったです(^ ^)。宇月くんはもっとしっかりしたタイプかと思っていたけど、「ハムレット」ナウオンに引き続き、トークは苦手なのかしら(^ ^)。
さて、全国ツアー公演「銀ちゃんの恋」。
そろそろ下級生という学年でもなくなってきましたが(^ ^)、あと少しなので書かせてくださいね。
玉美 妃宮さくら(89) (月野姫花)
さくらちゃん、思い切ったメークと堅実な芝居っぷりで、すごく良かったです。あの美貌が跡形もなくて、出てきた瞬間に目を疑いましたが(^ ^)、すごいなあ。あの付け眉は、あまり宝塚の舞台で観たことがないような気がするのですが、さくらちゃん自分で考えたのかしら(^ ^)。
92期の姫花が2年前にやった役ですが、さすがに学年も経験も段違いな美女が演じると、しみじみ面白い役なんだなあと思いました。
役以外では、キャバレーのダンサーのお姉さま(^ ^)。
専務にすり寄って、
「アタシ、10年舞台に立ってますけど、スリーサイズ、ちっとも変っていませんの~~」
と訴える豊満な美女、なんですが。
梅田では、愛白もあちゃんに「位置がち・が・う!」と言われて怒る場面も色っぽいお姉さまチックだったのに、だんだん壊れてきたというか素がでてきたというか(^ ^)中京に来たら、ハケていきながら掴みあいの喧嘩をしていたり、そうかと思えば一人後に残ってしょんぼりしていたり、なんだかすごく可愛くなってました(*^ ^*)。
チーママ 花露すみか(88) (月野姫花)
これも姫花がやってましたねー、そういえば。
花露さんのお芝居はとても好きなので、出番が少なくてちょっと残念なのですが。でも、落ち着いたチーママっぷりがやっぱり良かったです。役柄でいうなら「A/R」のときの役に近いのかな?サインを貰ってやってくれ、と頼みにきた子分たちをカウンターの客から引き剥がす迫力とか、良い感じで「女将」でした。
「ししとうどっせ」
という落ち着いたドスのきいた声音が素敵だわ♪
あとは人吉の盆踊りの歌手(花組では初姫さあや)ですね、目立ったのは。素朴で純粋な声で聴かせる場面ですが、ちょっとこぶしの入った歌い方で、良い声だなあと思いました。芝居で歌える人ですよね♪
朋子 すみれ乃麗(92) (華耀きらり)
「逆転裁判」のマヤちゃん系の芝居でしたが、今まで観たれーれの中で一番良かったかな。いや、マヤちゃんも良かったんですけど、朋子さんはやっぱり主筋に絡む重要な存在なので。
花組版のきらりんが電波系だったのに対して、れーれはギャル系。別世界の人っぽい空気を纏っていたきらりんに惚れる銀ちゃんは、女の好みはともかくとして、なんというか、珍しいいきものを愛でるマニアみたいなイメージがあったのですが、、、れーれって、子供っぽいようでいて案外肉感的なんですよね。顔が可愛らしいだけに、肉体的な色っぽさが際立つというか。朋子さんを観て、ああ、れーれはあの蘭ちゃんの双子の姉妹なんだな、と実感いたしました。蘭ちゃんのロリータマデレーネ、衝撃的だったもんなあ(*^ ^*)。
朋子さんのキャラが、きらりんの「(いろんな意味で)手の届かない女」、別世界に住む宇宙人みたいな女から、ロリータなれーれになったことで、銀ちゃんのキャラが全く違って見えたことに驚きました。役者の組み合わせの妙というか、芝居って面白いな、と。なんというのかな、『弱い男』に見えたんですよね、銀ちゃんが。いや、それとも「小物」に見えたのかな?(^ ^)。
花組版の銀ちゃんは、なんだかんだ言っても結構ギリギリまで朋子さんが好きで、でも小夏を手放すつもりもなくて……という我儘さを感じたのですが、宙組版では、一幕後半の買い物袋を抱えた場面で、すでに「恋」は終わっていたんですよね。銀ちゃんにとって、『プラトニックじゃなくなった恋』はもう恋ではなくて、なのに、朋子さんへ向ける感情は、「愛」にはならなくて。わずかに残った感情の残滓も、完全に男の中で意味を喪っている……そんな様子を観るのが、辛いくらいでした。銀ちゃんと小夏とヤス、メインの三人の感情の動きだけでも物凄く痛い作品なのに、朋子さん絡みでまで痛みを増やした銀ちゃんは、やっぱりマゾっ気があるのかなあ……。
あ、そういえば。
すごーくどうでもいい突っ込みをしてもいいですか?
そのプールサイドテラスで、最初小夏が「タコさんウィンナーが…」とか喋っている間、れーれは、いきなり雲が動いて太陽が顔をだして眩しいわ!っぽい仕草をしたあと、テーブルに置いてある化粧品をとって脚に塗るんですが……あれって一体なんなんだろう?いや、瓶のロゴはア○○○○ト(by富○○。○ム)なんですけど、あのシリーズにはボディー用品が無いはずだし、日焼けどめというか日中用美容液はチューブだし。仕草的に、「眩しい→やばい!→化粧品」なので、イメージ的には日焼けどめだと思うんだけど。
っていうか、それ以前に、何故ア○○○○トなんでしょうね。たしかに瓶が赤くて舞台映えするけど、まさか、それだけってことはないよね?朋子さんのキャラ的に、どちらかといえばエイジングケアをメインにした国産ブランドはイメージに合わないんですが。ベタベタの舶来ブランドを使っているほうが納得感がある。……特に広告が出ていたりはしなかったけど、実はこの全国ツアー、富○○。○ムさんがスポンサーに入って下さっていたりするのでしょうか…?
ジミー 愛月ひかる(93) (望海風斗)
マコト 七海ひろき(89) (夕霧らい)
トメ 風莉じん(84) (日向燦)
銀ちゃんの子分たち。今回は全国ツアーで出演者も多いから、初演で大和悠河さんが演じていたもう一人の子分(花組版には無かった)役が増えるのかと思っていたけど、役は花組版のままでしたね。
この辺までくると、通し役で出番も多いので書きたいことも多くなるのですが、、、ちょっと絞り込んで書いてみたいと思います。
ジミーの愛ちゃん。
色白の肌に茶髪、いかにもハーフっぽい化粧。声も高く、仕種も女の子っぽくて、なんというか、「そういう世界の人」に見えました(^ ^)。
花組版のだいもんはキレイだけど男らしくて、「竜馬と総司」はデキていても、ジミーの性癖はノーマルだろうと思っていたのですが、愛ちゃんのジミーはかなり怪しげな感じ。「トラファルガー」で気になった可愛らしさを、逆に個性にして楽しそうに演じていたのは良いのですが、、、フィナーレのダンスシーンでも女の子みたいだったのはjっか若干心配。「カサブランカ」のシュトラッサー少佐ではしっかり「男」に見えたので大丈夫だと思うんですが、体格的にも恵まれて、男役になるべくしてなった人だと思うので、大劇場ではもっともっと意識して立ってくれるといいな、と。……余計なことかもしれませんが、考えなくても自然に男役として立てるようになるまでは、私服でも意識してみたりするのも良いんじゃないかな、と思ったりします。
でも、そういう“女らしい”ところも「ジミー」という役にはピタッと嵌っていたんですから、役者ってのは本当に面白い職業だなと思います。
面白いなと思ったのが、楽屋に小夏が差し入れを持ってきた場面。豪華なお弁当を見たときの反応がいちいち可愛くて良かったんですが、私が感心したのは
「小夏さん、きれいですねぇ……」
でした(^ ^)。愛ちゃんのこの台詞、すごく女の子っぽいと思ったんです。ただ感心して褒めてるんじゃなくて、なんというか、好奇心を感じたんですよね。すぐに続けて「お肌もすべすべ!お手入れはどうしているんですか?」っていう質問がつながっていそうな感じ。実際にはそんなこと言ってないんですが。
だいもんも全く同じ台詞を言っていたんだけど、あっちは普通に、若い男の子が年上の女性の美しさを褒めているだけに聞こえたんですよね。だからこそ、だいもんのジミーは普通の男の子に見えたのかな、と。
この台詞だけじゃなくて、いろんな場面で同じことを思いました。ああ、ジミーは本質的に女の子なんだな、と。スタントするヤを心配する場面とか。それが愛月くんにとって良いのかどうかはわかりませんが、少なくとも「ジミー」という役については、どちらもアリだなと思います。
マコトのカイちゃん。
微妙に訛っているのは、あれは茨城弁なんでしょうか。ぴったり7・3分けに黒ぶちの眼鏡、実に可愛らしいオタク青年でしたが、いちおう大部屋とはいえ役者なんだから、もう一工夫ほしい気もしました。でもホントに可愛い!!銀ちゃんが朋子さんに「僕のベンツ、こたつ付いちゃってますからー♪」と言う場面、ジミーと二人並んで、手でこたつの形をつくり、布団をめくって中に入る素振りまで一連やっているのが可愛くて可愛くてキュンっとしました。
楽屋に小夏が差し入れを持ってきた場面とか、横座りになってよよと泣くのは演出なのでしょうか。ジミーがすごく女らしいだけに、マコトはオタクだけど男らしくした方が面白いと思うんだけどな。焼肉屋での食べ方は、ガツガツしているときとチビチビ食べているときがあって、どちらも面白いです。このあたりは日替わりのような気がしますね。
池田屋の場面の前、橘と銀ちゃんの対決の場面で、「てめえらに何がわかる!」と食ってかかる場面は、完全にマコトの見せ場になってましたね。それまではただのオタク青年で、あまり熱血な様子を見せる場面がないのでちょっと唐突感があるのですが、だんだん馴染んできたような気がします。
トメの風莉さん。
いやー、目立たないけどしっかり締めてましたね。良い仕事していました。
マメちゃんは全体にもっと派手な感じだったので、風莉さんの落ち着きっぷりが新鮮です。いいなあ、いい役者だなあ。
「ししとう」で荒れる銀ちゃんに土下座するところとか、さりげなく巧いなあと感心しました。ターゲットがマコトにうつるとさりげなく胸を撫で下ろしてみたり、芸が細かい(^ ^)。そういえば、鼻血が出ちゃった銀ちゃんを支えつつ「銀ちゃんの鼻血はいりまーす」と言ってたのは花組同様トメさんであってますよね。その前の「銀ちゃんが鼻血ぶーに!!」と叫んでたのはジミーでしょうか。さりげなく一言増えている(^ ^)。
三人揃って可愛いところ。
最初に朋子さんがな登場して、銀ちゃんが「メークを落としてきますから、食堂で待っててください!」と食堂に行かせた後、戻ってきて
「朋子、ぷんっぷんですのっ!!」
と訴えるところ、後ろからついてきていた三人が朋子の手振りをまねて「ぷんっぷん!」とやるのがめっちゃ可愛い(はぁと)
この三人については、他にも書きたいことがあったような気がしますが、とりあえずはここまでで。
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私は、そもそも布団さえ出していなくて、薄い毛布一枚で寝ていたので寒さで目が覚めまして。起きて外へ出ようにも、手の届くところにはTシャツしかないという悲惨な状況(涙)。朝っぱらから箪笥の中身の入れ替えをしていたら、すっかり疲れてしまいました。
あの耐え難い暑さがおさまったのは何よりですが、こんなに急に寒くならなくてもいいじゃないか~~(泣き言)。「ゆっくり」とか「すこしづつ」とかって言葉を教えてやりたい(←誰に)。
今年の夏は、暑くなるのも突然でした。宙組東宝公演の初日はめっちゃ寒かったのに、一週間も過ぎたころにはもう倒れそうに暑くなってて(汗)。暑い夏っていうのはこういうものなんでしょうか。メリハリがあっていいといえば良いんですが、やっぱり、もう少し身体を馴らす時間がほしいよー。
CSニュースで、月組新人公演を視ました(^ ^)。
いやあん、宇月くん可愛いじゃないか!(@ @)。彼を美形だと思ったことがあまりないので、結構眼を疑ってしまいました。
ひびきち(響れおな)のしっかりした挨拶と、「とし!」と呼びかける高い声のギャップ、そして、それを受けて破顔一笑した宇月くんの、挨拶の予想外のぐだぐだぶりが、とても楽しかったです(^ ^)。宇月くんはもっとしっかりしたタイプかと思っていたけど、「ハムレット」ナウオンに引き続き、トークは苦手なのかしら(^ ^)。
さて、全国ツアー公演「銀ちゃんの恋」。
そろそろ下級生という学年でもなくなってきましたが(^ ^)、あと少しなので書かせてくださいね。
玉美 妃宮さくら(89) (月野姫花)
さくらちゃん、思い切ったメークと堅実な芝居っぷりで、すごく良かったです。あの美貌が跡形もなくて、出てきた瞬間に目を疑いましたが(^ ^)、すごいなあ。あの付け眉は、あまり宝塚の舞台で観たことがないような気がするのですが、さくらちゃん自分で考えたのかしら(^ ^)。
92期の姫花が2年前にやった役ですが、さすがに学年も経験も段違いな美女が演じると、しみじみ面白い役なんだなあと思いました。
役以外では、キャバレーのダンサーのお姉さま(^ ^)。
専務にすり寄って、
「アタシ、10年舞台に立ってますけど、スリーサイズ、ちっとも変っていませんの~~」
と訴える豊満な美女、なんですが。
梅田では、愛白もあちゃんに「位置がち・が・う!」と言われて怒る場面も色っぽいお姉さまチックだったのに、だんだん壊れてきたというか素がでてきたというか(^ ^)中京に来たら、ハケていきながら掴みあいの喧嘩をしていたり、そうかと思えば一人後に残ってしょんぼりしていたり、なんだかすごく可愛くなってました(*^ ^*)。
チーママ 花露すみか(88) (月野姫花)
これも姫花がやってましたねー、そういえば。
花露さんのお芝居はとても好きなので、出番が少なくてちょっと残念なのですが。でも、落ち着いたチーママっぷりがやっぱり良かったです。役柄でいうなら「A/R」のときの役に近いのかな?サインを貰ってやってくれ、と頼みにきた子分たちをカウンターの客から引き剥がす迫力とか、良い感じで「女将」でした。
「ししとうどっせ」
という落ち着いたドスのきいた声音が素敵だわ♪
あとは人吉の盆踊りの歌手(花組では初姫さあや)ですね、目立ったのは。素朴で純粋な声で聴かせる場面ですが、ちょっとこぶしの入った歌い方で、良い声だなあと思いました。芝居で歌える人ですよね♪
朋子 すみれ乃麗(92) (華耀きらり)
「逆転裁判」のマヤちゃん系の芝居でしたが、今まで観たれーれの中で一番良かったかな。いや、マヤちゃんも良かったんですけど、朋子さんはやっぱり主筋に絡む重要な存在なので。
花組版のきらりんが電波系だったのに対して、れーれはギャル系。別世界の人っぽい空気を纏っていたきらりんに惚れる銀ちゃんは、女の好みはともかくとして、なんというか、珍しいいきものを愛でるマニアみたいなイメージがあったのですが、、、れーれって、子供っぽいようでいて案外肉感的なんですよね。顔が可愛らしいだけに、肉体的な色っぽさが際立つというか。朋子さんを観て、ああ、れーれはあの蘭ちゃんの双子の姉妹なんだな、と実感いたしました。蘭ちゃんのロリータマデレーネ、衝撃的だったもんなあ(*^ ^*)。
朋子さんのキャラが、きらりんの「(いろんな意味で)手の届かない女」、別世界に住む宇宙人みたいな女から、ロリータなれーれになったことで、銀ちゃんのキャラが全く違って見えたことに驚きました。役者の組み合わせの妙というか、芝居って面白いな、と。なんというのかな、『弱い男』に見えたんですよね、銀ちゃんが。いや、それとも「小物」に見えたのかな?(^ ^)。
花組版の銀ちゃんは、なんだかんだ言っても結構ギリギリまで朋子さんが好きで、でも小夏を手放すつもりもなくて……という我儘さを感じたのですが、宙組版では、一幕後半の買い物袋を抱えた場面で、すでに「恋」は終わっていたんですよね。銀ちゃんにとって、『プラトニックじゃなくなった恋』はもう恋ではなくて、なのに、朋子さんへ向ける感情は、「愛」にはならなくて。わずかに残った感情の残滓も、完全に男の中で意味を喪っている……そんな様子を観るのが、辛いくらいでした。銀ちゃんと小夏とヤス、メインの三人の感情の動きだけでも物凄く痛い作品なのに、朋子さん絡みでまで痛みを増やした銀ちゃんは、やっぱりマゾっ気があるのかなあ……。
あ、そういえば。
すごーくどうでもいい突っ込みをしてもいいですか?
そのプールサイドテラスで、最初小夏が「タコさんウィンナーが…」とか喋っている間、れーれは、いきなり雲が動いて太陽が顔をだして眩しいわ!っぽい仕草をしたあと、テーブルに置いてある化粧品をとって脚に塗るんですが……あれって一体なんなんだろう?いや、瓶のロゴはア○○○○ト(by富○○。○ム)なんですけど、あのシリーズにはボディー用品が無いはずだし、日焼けどめというか日中用美容液はチューブだし。仕草的に、「眩しい→やばい!→化粧品」なので、イメージ的には日焼けどめだと思うんだけど。
っていうか、それ以前に、何故ア○○○○トなんでしょうね。たしかに瓶が赤くて舞台映えするけど、まさか、それだけってことはないよね?朋子さんのキャラ的に、どちらかといえばエイジングケアをメインにした国産ブランドはイメージに合わないんですが。ベタベタの舶来ブランドを使っているほうが納得感がある。……特に広告が出ていたりはしなかったけど、実はこの全国ツアー、富○○。○ムさんがスポンサーに入って下さっていたりするのでしょうか…?
ジミー 愛月ひかる(93) (望海風斗)
マコト 七海ひろき(89) (夕霧らい)
トメ 風莉じん(84) (日向燦)
銀ちゃんの子分たち。今回は全国ツアーで出演者も多いから、初演で大和悠河さんが演じていたもう一人の子分(花組版には無かった)役が増えるのかと思っていたけど、役は花組版のままでしたね。
この辺までくると、通し役で出番も多いので書きたいことも多くなるのですが、、、ちょっと絞り込んで書いてみたいと思います。
ジミーの愛ちゃん。
色白の肌に茶髪、いかにもハーフっぽい化粧。声も高く、仕種も女の子っぽくて、なんというか、「そういう世界の人」に見えました(^ ^)。
花組版のだいもんはキレイだけど男らしくて、「竜馬と総司」はデキていても、ジミーの性癖はノーマルだろうと思っていたのですが、愛ちゃんのジミーはかなり怪しげな感じ。「トラファルガー」で気になった可愛らしさを、逆に個性にして楽しそうに演じていたのは良いのですが、、、フィナーレのダンスシーンでも女の子みたいだったのはjっか若干心配。「カサブランカ」のシュトラッサー少佐ではしっかり「男」に見えたので大丈夫だと思うんですが、体格的にも恵まれて、男役になるべくしてなった人だと思うので、大劇場ではもっともっと意識して立ってくれるといいな、と。……余計なことかもしれませんが、考えなくても自然に男役として立てるようになるまでは、私服でも意識してみたりするのも良いんじゃないかな、と思ったりします。
でも、そういう“女らしい”ところも「ジミー」という役にはピタッと嵌っていたんですから、役者ってのは本当に面白い職業だなと思います。
面白いなと思ったのが、楽屋に小夏が差し入れを持ってきた場面。豪華なお弁当を見たときの反応がいちいち可愛くて良かったんですが、私が感心したのは
「小夏さん、きれいですねぇ……」
でした(^ ^)。愛ちゃんのこの台詞、すごく女の子っぽいと思ったんです。ただ感心して褒めてるんじゃなくて、なんというか、好奇心を感じたんですよね。すぐに続けて「お肌もすべすべ!お手入れはどうしているんですか?」っていう質問がつながっていそうな感じ。実際にはそんなこと言ってないんですが。
だいもんも全く同じ台詞を言っていたんだけど、あっちは普通に、若い男の子が年上の女性の美しさを褒めているだけに聞こえたんですよね。だからこそ、だいもんのジミーは普通の男の子に見えたのかな、と。
この台詞だけじゃなくて、いろんな場面で同じことを思いました。ああ、ジミーは本質的に女の子なんだな、と。スタントするヤを心配する場面とか。それが愛月くんにとって良いのかどうかはわかりませんが、少なくとも「ジミー」という役については、どちらもアリだなと思います。
マコトのカイちゃん。
微妙に訛っているのは、あれは茨城弁なんでしょうか。ぴったり7・3分けに黒ぶちの眼鏡、実に可愛らしいオタク青年でしたが、いちおう大部屋とはいえ役者なんだから、もう一工夫ほしい気もしました。でもホントに可愛い!!銀ちゃんが朋子さんに「僕のベンツ、こたつ付いちゃってますからー♪」と言う場面、ジミーと二人並んで、手でこたつの形をつくり、布団をめくって中に入る素振りまで一連やっているのが可愛くて可愛くてキュンっとしました。
楽屋に小夏が差し入れを持ってきた場面とか、横座りになってよよと泣くのは演出なのでしょうか。ジミーがすごく女らしいだけに、マコトはオタクだけど男らしくした方が面白いと思うんだけどな。焼肉屋での食べ方は、ガツガツしているときとチビチビ食べているときがあって、どちらも面白いです。このあたりは日替わりのような気がしますね。
池田屋の場面の前、橘と銀ちゃんの対決の場面で、「てめえらに何がわかる!」と食ってかかる場面は、完全にマコトの見せ場になってましたね。それまではただのオタク青年で、あまり熱血な様子を見せる場面がないのでちょっと唐突感があるのですが、だんだん馴染んできたような気がします。
トメの風莉さん。
いやー、目立たないけどしっかり締めてましたね。良い仕事していました。
マメちゃんは全体にもっと派手な感じだったので、風莉さんの落ち着きっぷりが新鮮です。いいなあ、いい役者だなあ。
「ししとう」で荒れる銀ちゃんに土下座するところとか、さりげなく巧いなあと感心しました。ターゲットがマコトにうつるとさりげなく胸を撫で下ろしてみたり、芸が細かい(^ ^)。そういえば、鼻血が出ちゃった銀ちゃんを支えつつ「銀ちゃんの鼻血はいりまーす」と言ってたのは花組同様トメさんであってますよね。その前の「銀ちゃんが鼻血ぶーに!!」と叫んでたのはジミーでしょうか。さりげなく一言増えている(^ ^)。
三人揃って可愛いところ。
最初に朋子さんがな登場して、銀ちゃんが「メークを落としてきますから、食堂で待っててください!」と食堂に行かせた後、戻ってきて
「朋子、ぷんっぷんですのっ!!」
と訴えるところ、後ろからついてきていた三人が朋子の手振りをまねて「ぷんっぷん!」とやるのがめっちゃ可愛い(はぁと)
この三人については、他にも書きたいことがあったような気がしますが、とりあえずはここまでで。
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