若者たちの銀ちゃん【3】
2010年9月22日 宝塚(宙) コメント (4)宙組全国ツアー公演「銀ちゃんの恋」下級生レポートその3。
前回書き忘れたことがひとつ。
池田屋階段落ちの撮影前に、監督がいろんなスタッフに確認をすると、スタッフが「OK!」って返事をするところがあるじゃないですか。あれって誰がやっているんでしょうか?
花組のときは、一生懸命聞きとろうとしても皆目わからなかったんですが、今回は、最後から二番目のモンチ(絶対)と、その前のえなちゃん(多分)は判る!大きな進歩だわ(^ ^)。でも、他はやっぱり見当つかないので、もしご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えてくださいm(_ _)m。
女医 瀬音リサ(93)(聖花まい)
看護婦 愛白もあ(93)(雫花ちな)
元スカイフェアリーズのありさちゃん。ニュースやら何やらで喋っているところは視てきましたが、ちゃんとお芝居しているところを観たのは初めて……かな?
丸顔でふんわりした笑顔が可愛くて、雰囲気も柔らかなタイプだと思っていたのですが、どうしてどうして、銀縁の眼鏡が似合うシャープで理知的な女医さんでした(@ @)。きっちりとしたショートの髪型も、白衣も、すごく似合ってて切れ者感満載!美人医師でしたわ。
最近は本公演でも歌手チームに入ることが多くて、その歌唱力は評価されつつあるようですが、お芝居でも役がつくようになるといいなあ。
愛白もあちゃんも巧い!東北弁で喋っていたのでてっきり東北出身かと思っていたのですが、大阪府出身なんですね。ご両親の実家が東北だとか、そういうのかな。花組の雫花さんは普通に喋っていたので、いきなり方言で喋りだしたときには吃驚しましたが、朴訥な感じを出したかっただけなのかな?ありさちゃんのシャープな芝居と良い対照で、面白かったです。
二人とも、盆踊りと結婚式以外にキャバレーシーンのダンサーに出ていて、その後残って台詞を言うメンバーにも入っていましたね。
ありさちゃんは、花組で瞳ゆゆちゃんが言っていた「(水原小夏は)今じゃ事務所のお・に・も・つ!」だったかな?その前のセリフだったかな(^ ^;いずれにしても、いい感じに意地悪で、とっても素敵でした。その前の、スタッフに明るく挨拶するときのふんわりした笑顔とのギャップに痺れます。
ただ、花組版では「今じゃ事務所のお・に・も・つ!」って台詞でそのままガールズがハケて、幕の合わせめから小夏が登場し、ピストルをこめかみに当てる……という芝居で暗転(→ししとう)という流れが凄く残酷でうつくしかったのですが、宙組版では、同じ台詞のあと専務(悠未ひろ)が登場して彼女たちを窘める、という賑やかな場面が入っているので、悄然とした小夏の自殺芝居が浮いちゃって、脚本としては花組版の方がすっきりしていたなーと思いました。いや、専務さんの場面が増えているのは嬉しいんですけどね(^ ^)
愛白もあちゃんは、
「私、10年間スリーサイズは全然変っていませんの」
と専務に色っぽく訴える妃宮さくらちゃんに、
「サイズは変ってないけど、位置が違うんじゃな~い?」
と突っ込む女の子。
……梅田と名古屋で、だいぶ言い方が変っていたのが面白かったです。「位置が」と言う前の間の取り方やその時の仕草が毎回違っていて、工夫しているんだなあ~、と。
そして、二人とも、二幕の専務のシーンにも踊り子で出ていて、同じようなやり取りをするのですが……もあちゃんも一幕と二幕で同じ台詞なのにニュアンスを変えていて、そのへんもいろいろ工夫しているのが判りました♪
今頃はまた変っているんだろうな、お芝居。今は秋田ですよね。がんばって!
焼肉屋の女店主 舞花くるみ(91)(鞠花ゆめ)
鞠花さんは92期なんですよね。巧かったなあ……(しみじみ)
でも、くるみちゃんも良かったです。なんだか生活に疲れた女主人って感じが良く出てて。出番としては短いけど、印象的でした。
クライマックス前の「三人三様」で、小夏の歌う後ろで女たちが並ぶ場面も、がんばっていましたね。うーん、でも、もう少し「人生」みたいなものを背負えるともっと良い、と思う。がんばれ!
あとはキャバレーダンサーなんですけど、やっぱくるみちゃんはダンサーなんだな、と実感しました。豊満で色っぽくて雄弁な身体。美しい(*^ ^*)。
島子 花里まな(91)(瞳ゆゆ)
徳子 千鈴まゆ(90)(梅咲衣舞)
ヘアデザイナーの徳子さん、メークの島子さん……だったっけ。
いやもう、ちっすー(千鈴)の達者なおばちゃんっぷりに客席は大ウケでしたよ!私、中日でたまたま「ライジング!」組のジェンヌさんに近い席に座っていたのですが、彼女たちに一番受けていたのが組長さんの自治会長(人吉)、その次がこのちっすーでした(^ ^)。客席全体も沸くんですけど、その一角はもうすごい騒ぎで(^ ^)。いやー、ちっすーやっぱり面白いです!可愛いオバチャンでした。
ちっすーが座をさらった後を、手堅く締めて芝居に戻す花里まなちゃんも巧いなあ、と感心しました。あれだけ遣られるといろいろやりにくいところもあると思うんですが、さりげなくフォローしていて、さすがだな、と。良いコンビだったと思います♪
カメラマン 天風いぶき(90)(紫峰七海)
花組版のときの、撮った映像をそのままリアルタイムに流す演出をしていなかったので、芝居としても少し抑えめになっていたような気がします。特筆するようなことも特になく、手堅くやっている印象で、出番は多いんですがあまり目立たない。
それとも、単純に私がふみかが好きだから目立っていたような気がするだけなんでしょうか……?(可能性は高いな)
それにしても、池田屋の場面に全くいないのは何故なんでしょうね。花組版にいなかったのは、ふみかが別の役をやっていたからなんですが、今回は居てもおかしくないのに。
役以外の場面では、「ししとう」で秘書のタラちゃん(愛花)と一緒にカラオケさせられているサラリーマンの役でしたね。日替わりで楽しそうに色んな曲を熱唱していて、中日では「T/O/M/R」をやったり、逆転裁判の「異議あり!」ポーズをしたり、いろいろ踊ってて忙しそうでした(^ ^)。梅田でももっと注目して観ていれば良かったなあ。
スポンサー 風羽玲亜(90)(紫峰七海)
「トラファルガー」の経験が生きた、素敵なスポンサー様でした!!(^ ^)
いやもう、期待しまくりだったんですが、期待以上に良かったです。さっつん、大好き!
それ以外では、キャバレーシーンの撮影スタッフ(花組では真瀬はるか)をやっていましたね。……梅田では声だけで出てきてなかったような気がするんですが、気のせい?中日では芝居も花組版とほぼ同じ展開だったですが。
気のせいかな。疲れていたのかも(汗)。
「もう当分来られないよ~」と言いながら去っていく橘に追いすがろうとして、まっぷー(松風)に止められる話はまっぷーのところで書きましたが、ああいう場面もさっつんの受けが的確だからマイムが判りやすいんですよね。いい役者だなあ(*^ ^*)
そういえば、任侠の場面でも銀ちゃんと小夏が歌い終わったところでスタッフの声が入りますが、あれもさっつんなんでしょうか?何度聞いてもよくわからない(; ;)
宙組のショーを楽しませてもらった「ライジング!」、宙組の芝居を堪能できる「銀ちゃんの恋」。発表されたときは不思議に思ったラインナップですが、実際に両方観てみると、どちらも出演者一同楽しそうで、一生懸命で、いい公演になったなと思います。
全国ツアーもあと少し。千秋楽まで怪我や病気のないよう、がんばってくださいね(^ ^)。
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前回書き忘れたことがひとつ。
池田屋階段落ちの撮影前に、監督がいろんなスタッフに確認をすると、スタッフが「OK!」って返事をするところがあるじゃないですか。あれって誰がやっているんでしょうか?
花組のときは、一生懸命聞きとろうとしても皆目わからなかったんですが、今回は、最後から二番目のモンチ(絶対)と、その前のえなちゃん(多分)は判る!大きな進歩だわ(^ ^)。でも、他はやっぱり見当つかないので、もしご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えてくださいm(_ _)m。
女医 瀬音リサ(93)(聖花まい)
看護婦 愛白もあ(93)(雫花ちな)
元スカイフェアリーズのありさちゃん。ニュースやら何やらで喋っているところは視てきましたが、ちゃんとお芝居しているところを観たのは初めて……かな?
丸顔でふんわりした笑顔が可愛くて、雰囲気も柔らかなタイプだと思っていたのですが、どうしてどうして、銀縁の眼鏡が似合うシャープで理知的な女医さんでした(@ @)。きっちりとしたショートの髪型も、白衣も、すごく似合ってて切れ者感満載!美人医師でしたわ。
最近は本公演でも歌手チームに入ることが多くて、その歌唱力は評価されつつあるようですが、お芝居でも役がつくようになるといいなあ。
愛白もあちゃんも巧い!東北弁で喋っていたのでてっきり東北出身かと思っていたのですが、大阪府出身なんですね。ご両親の実家が東北だとか、そういうのかな。花組の雫花さんは普通に喋っていたので、いきなり方言で喋りだしたときには吃驚しましたが、朴訥な感じを出したかっただけなのかな?ありさちゃんのシャープな芝居と良い対照で、面白かったです。
二人とも、盆踊りと結婚式以外にキャバレーシーンのダンサーに出ていて、その後残って台詞を言うメンバーにも入っていましたね。
ありさちゃんは、花組で瞳ゆゆちゃんが言っていた「(水原小夏は)今じゃ事務所のお・に・も・つ!」だったかな?その前のセリフだったかな(^ ^;いずれにしても、いい感じに意地悪で、とっても素敵でした。その前の、スタッフに明るく挨拶するときのふんわりした笑顔とのギャップに痺れます。
ただ、花組版では「今じゃ事務所のお・に・も・つ!」って台詞でそのままガールズがハケて、幕の合わせめから小夏が登場し、ピストルをこめかみに当てる……という芝居で暗転(→ししとう)という流れが凄く残酷でうつくしかったのですが、宙組版では、同じ台詞のあと専務(悠未ひろ)が登場して彼女たちを窘める、という賑やかな場面が入っているので、悄然とした小夏の自殺芝居が浮いちゃって、脚本としては花組版の方がすっきりしていたなーと思いました。いや、専務さんの場面が増えているのは嬉しいんですけどね(^ ^)
愛白もあちゃんは、
「私、10年間スリーサイズは全然変っていませんの」
と専務に色っぽく訴える妃宮さくらちゃんに、
「サイズは変ってないけど、位置が違うんじゃな~い?」
と突っ込む女の子。
……梅田と名古屋で、だいぶ言い方が変っていたのが面白かったです。「位置が」と言う前の間の取り方やその時の仕草が毎回違っていて、工夫しているんだなあ~、と。
そして、二人とも、二幕の専務のシーンにも踊り子で出ていて、同じようなやり取りをするのですが……もあちゃんも一幕と二幕で同じ台詞なのにニュアンスを変えていて、そのへんもいろいろ工夫しているのが判りました♪
今頃はまた変っているんだろうな、お芝居。今は秋田ですよね。がんばって!
焼肉屋の女店主 舞花くるみ(91)(鞠花ゆめ)
鞠花さんは92期なんですよね。巧かったなあ……(しみじみ)
でも、くるみちゃんも良かったです。なんだか生活に疲れた女主人って感じが良く出てて。出番としては短いけど、印象的でした。
クライマックス前の「三人三様」で、小夏の歌う後ろで女たちが並ぶ場面も、がんばっていましたね。うーん、でも、もう少し「人生」みたいなものを背負えるともっと良い、と思う。がんばれ!
あとはキャバレーダンサーなんですけど、やっぱくるみちゃんはダンサーなんだな、と実感しました。豊満で色っぽくて雄弁な身体。美しい(*^ ^*)。
島子 花里まな(91)(瞳ゆゆ)
徳子 千鈴まゆ(90)(梅咲衣舞)
ヘアデザイナーの徳子さん、メークの島子さん……だったっけ。
いやもう、ちっすー(千鈴)の達者なおばちゃんっぷりに客席は大ウケでしたよ!私、中日でたまたま「ライジング!」組のジェンヌさんに近い席に座っていたのですが、彼女たちに一番受けていたのが組長さんの自治会長(人吉)、その次がこのちっすーでした(^ ^)。客席全体も沸くんですけど、その一角はもうすごい騒ぎで(^ ^)。いやー、ちっすーやっぱり面白いです!可愛いオバチャンでした。
ちっすーが座をさらった後を、手堅く締めて芝居に戻す花里まなちゃんも巧いなあ、と感心しました。あれだけ遣られるといろいろやりにくいところもあると思うんですが、さりげなくフォローしていて、さすがだな、と。良いコンビだったと思います♪
カメラマン 天風いぶき(90)(紫峰七海)
花組版のときの、撮った映像をそのままリアルタイムに流す演出をしていなかったので、芝居としても少し抑えめになっていたような気がします。特筆するようなことも特になく、手堅くやっている印象で、出番は多いんですがあまり目立たない。
それとも、単純に私がふみかが好きだから目立っていたような気がするだけなんでしょうか……?(可能性は高いな)
それにしても、池田屋の場面に全くいないのは何故なんでしょうね。花組版にいなかったのは、ふみかが別の役をやっていたからなんですが、今回は居てもおかしくないのに。
役以外の場面では、「ししとう」で秘書のタラちゃん(愛花)と一緒にカラオケさせられているサラリーマンの役でしたね。日替わりで楽しそうに色んな曲を熱唱していて、中日では「T/O/M/R」をやったり、逆転裁判の「異議あり!」ポーズをしたり、いろいろ踊ってて忙しそうでした(^ ^)。梅田でももっと注目して観ていれば良かったなあ。
スポンサー 風羽玲亜(90)(紫峰七海)
「トラファルガー」の経験が生きた、素敵なスポンサー様でした!!(^ ^)
いやもう、期待しまくりだったんですが、期待以上に良かったです。さっつん、大好き!
それ以外では、キャバレーシーンの撮影スタッフ(花組では真瀬はるか)をやっていましたね。……梅田では声だけで出てきてなかったような気がするんですが、気のせい?中日では芝居も花組版とほぼ同じ展開だったですが。
気のせいかな。疲れていたのかも(汗)。
「もう当分来られないよ~」と言いながら去っていく橘に追いすがろうとして、まっぷー(松風)に止められる話はまっぷーのところで書きましたが、ああいう場面もさっつんの受けが的確だからマイムが判りやすいんですよね。いい役者だなあ(*^ ^*)
そういえば、任侠の場面でも銀ちゃんと小夏が歌い終わったところでスタッフの声が入りますが、あれもさっつんなんでしょうか?何度聞いてもよくわからない(; ;)
宙組のショーを楽しませてもらった「ライジング!」、宙組の芝居を堪能できる「銀ちゃんの恋」。発表されたときは不思議に思ったラインナップですが、実際に両方観てみると、どちらも出演者一同楽しそうで、一生懸命で、いい公演になったなと思います。
全国ツアーもあと少し。千秋楽まで怪我や病気のないよう、がんばってくださいね(^ ^)。
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コメント
「OK!」の声は、香盤順らしいです。
ただし、全体がどういう面子かは分かりません。
ラス2のモンチ、その前のえなちゃん、その前のまっぷーは鉄板だと思います。
情報ありがとうございます~!!
あれはまっぷーなのか、なるほど!そう言われてみればそんな気もします。
香盤順………ってことは、最初が90期の誰かで最後は愛月くん?おお、だいぶ候補が絞られてきたので、相模大野でがんばって聞いてみます(^ ^)。
それにしても。えなちゃんもモンチも、あの場面は舞台上にいるはずなんですけど、どこで答えているんでしょうね。実は録音だったりするのでしょうか…?(^ ^)
ここまで聞いた限りでは、最初がこうまいで、次が天風くんのような気もします。
最後は愛ちゃんではなさそう。春瀬くんぽくもないので、星月、桜木、七生あたりではないかと踏んでいます。
録音かどうかは確証持ててません。会場によって違う風に聞こえた気もしますが、気がするだけかも知れません。生だとすると、裏でマイクを囲んでいるか、マイク持ち(ヤスやトメ)の胸元に向かって喋ってるかですが、さすがにそれはシュールなので、やはり録音でしょうか。
>最初がこうまいで、次が天風くんのような気もします。
なるほど。がんばってみます。
>最後は愛ちゃんではなさそう。
たしかに、愛月くんなら私にも判るような気がするから違うかも。
最後はさっつんかな?と思ったこともあることを思い出しましたが……どうなんでしょうね。ああでも、香盤順ならもっと下級生なのか。誰でしょうねぇ。
>生だとすると、裏でマイクを囲んでいるか、マイク持ちの胸元に向かって喋っているか
………想像が難しい(- -; 音を出すスピーカーを切り替えなくてはいけないので、どちらも難しいような気がします。でも、わざわざ録音するとも思えないんですが……。