宇月颯くん、新公初主演おめでとうございます!!


……こんばんは。月組大劇場新人公演「ジプシー男爵」を観に行けなかった猫でございます。

元々今日は一日休んで大劇場に行くつもりだったのですが、とてもとても終日休むのは無理だと先月末に気づきまして。……それでも諦めきれず、午後休して新公だけでも!と思い詰めていたのですが、ね。
ま、いいんです。仕方ない。私がいなくたって仕事も会社も回りますけど、それじゃ自分が悔しいだけだって判ってますから。散々祈って、ことだまし続けた宇月くんの、最初で最後の新公主演よりも、仕事を選んだのは自分なんですから(言い聞かせ)。

……まあ、午後1時半ごろに、額面3000円のチケットを握りしめてぶつぶつ言っていた自分は、たぶんかなり怪しかったと思います(^ ^;ゞ。隣の席の同僚には、「いいから頼むから行ってくれ」と言われたしな(凹)。しょうがないじゃん、上司という名の莫迦につける薬が見つけられなかったんだから(しょぼん)



私が一番最初に宇月くんを“発見”したのは「暁のローマ」新人公演ですだから、彼とは結構長い付き合いになります(一方的すぎる“付き合い”ですが)。とは言っても、彼を一番の目当てにしてチケットを取ったことはない……ような気がします。一番それに近いのは「ハロー・ダンシング」ですが、あれは振り分けが出るより先に行くと決めてたし。基本的に月組は贔屓組なので、出演者に関係なく観られるものはすべて観るスタンスでずっと来たので、どうしてもそうなるんですが。

でも、出ていればつい注目してしまう好みのタイプ、なんですよね、私にとっての宇月くんって。踊りが巧いことは知っていたけど(ダンサーな上級生がお茶会でよく話題にしていた)、私が一番最初に注目したのは芝居だったし、今でも一番好きなのは芝居なんだと思います。っていうか、ダンスも歌も芝居の中で役づくりしてから遣ってくれるところが凄く好き。
だからこそ、彼女の初主演が霧矢さんの役で、しかもオペレッタ原作の明朗なお伽噺であることがとても嬉しい。闇も光も演じられる人だと思うからこそ、真ん中に立たない限り決して知ることのできない「センターの人の気持ち」を、この機会に体感してほしいんですよね。

園加に「生真面目で頑固」と褒められた(?)宇月くん。群舞の最後列に居た時から「舞台が楽しい!舞台が大好き!」って全身で叫んでいた貴女を知っているから。
あと一ヶ月半ちかく待たなくてはこの眼で観ることのできないシュテルク・バリンカイ役、まずはCSニュースに期待しつつ、大人しく待っています。
……明日はゆっくり疲れを癒して、また明後日からよろしくお願いします。




と、なんだか熱く語ってしまいました(すみません)。

観てもいない新公をあれこれ想像しても仕方がないので、とりあえず本公演での新公学年メンバーの活躍ぶりについて、覚えている範囲で書きとめておきます(^ ^)。

■第二場 幼いころから孤児稼業
ここで目立つのは妖精さんでしょうか。
玲美くれあちゃん以下、6人全員新公学年ですね。やっぱり目立つのはくれあちゃんと(紗那)ゆずはちゃんかなあ。ダンスのことはよくわかりませんが(だから祐飛ファンしてられる)、この二人はテクニカルには頭一つ出ているような気がします。

それから、貴族と貴婦人たち。この場面ではほとんどが新公学年なんですね。89期以上は(妃乃)あんじちゃんだけか。88期・89期あたりの娘役は動物たちに入ったのと、あとは、意外とジュパン家の召使チームが多い……かな。
個人的には、都月みあちゃんがまた綺麗になって、「美しい令嬢」に見えることに感動しました。みづきちゃん(瑞羽奏都)が、少し痩せてまたシャープになったような?観るたびに横幅の変る人だ。
翔我つばきさんがお化粧がすごく綺麗になって、二枚目になったなーと感心しました。あと、麗奈ゆうさんは本当にスタイルがいいなあと観るたびに驚愕します(^ ^)。



■第三場 朝から晩までお宝さがし
オトカー(明日海りお)を筆頭に、ジュパン家の召使いたちが上手の花道セリの穴から梯子を伝って登って登場したのはこの場面でしたっけ?
基本的に、召使いたちは皆、お揃いの刺繍の入ったベストにたっぷりしたブラウスという民族衣装っぽい衣装なんですが、たしか最下の二人だけは違ったんですよね。ちょっと濃いめの黄色(山吹色?)のシャツが朝美絢さん、濃い色のが天翔りいらさん……だった、と、思います。……違ったらどないしよ。合間に銀ちゃんだのライジングだの観てたから、なんか自信ない(^ ^;ゞ
ま、とにかく。二人だけ衣装が違うので、めっちゃ目立ってました(^ ^)。朝美くんも天翔さんも好きなので、いきなり何ごとっ!?と思いましたわ。

ちなみに、オトカーの次に穴(上手花道セリ)から出てくるのが朝美くんで、その後もずっと、後から出てくる先輩たちの荷物(ツルハシとか)を受け取ったり、出てくるのを助けたり、一所懸命に働いていて可愛かったです♪



■第4場 豚飼いの王さま
前場で出てくる召使(男)たちに加え、女の子たちも登場(8人)。こちらも皆お揃いの衣装で、めっさ可愛かったです(はぁと)。
ちなみに、お見合いの場面でお見合いの菓子を持ってる二人は誰なんでしょう?めっちゃ可愛かったんだけど、下級生はまだ見分けがつかない……。


それにしても。
新公学年じゃないけど、月組の誇る美女二人・ほたるとこころを、こんなにも正しく使ってくれた演出家は久しぶりですね(*^ ^*)。特に、中小劇場作品でもなかなか役がつかない歌って踊れる美女・こころの扱いには、いくら感謝してもし足りません!谷さん、今回の作品は全体に大当たりすぎて、なんだか次が怖くなるほどですわ…。



■第6場 朽ち果てた城壁
ジプシー登場♪

名前がついている(=台詞がある、ってこと?)新公学年は、男役が宇月くん、(紫門)ゆりやん、ゆうき(煌月爽矢)、たまきち(珠城りょう)。娘役がちびあず(琴音和葉)、みくちゃん(花陽みら)、愛希れいかさん(本来は男役だけど、今回はこっち)。

宇月くんは、だいたい園加の後ろに控えているような立ち位置が多くて、ちょっとクールな佇まい。
ゆりやんはやっぱり可愛くて、でもそれだけじゃなくちゃんと熱さを見せるようになったなあ、と思いました。
ゆうきくんは熱いねー。彼女は新公のパリ(龍)ですよね?ちょっとそれを引きずった役づくりのようにも見えましたが、意識しているわけではないのかな。
たまきちは……気は優しくて力持ちに見えるのは気のせいでしょうか。それとも、そういう役づくりなんでしょうか……(^ ^)。

ちびあずは黒塗りがよく似合ってて可愛い(はぁと)。可愛くてしっかり者で、月娘らしい豪快さもあって……今はしっかりとみっぽーから学んで、素敵な上級生になってほしいなと思います。

みくちゃんはちょっとわがままっぽい役づくりが可愛かったです。ふにゃっと笑うと子供っぽくなってしまうので、舞台に立っている間は緊張感を喪わずにがんばってほしいな。
初ヒロイン、本当におめでとう!!小柄な宇月くんには願ってもない相手役(感涙)で、「夢の浮橋」でも組んでいたし、「ハムレット」は言わずもがな。ああ、みくちゃんのザッフィと宇月くんのシュテルク、早く観たい!!

愛希くんは……「スカーレット・ピンパーネル」新公のハルがとても良かったので、今回は男役を期待していたんだけどなあ(↓)。
スタイル良いし可愛いけど、まず化粧がまだまだでした。博多座「大江山花伝」初日の鬼たちを思いだしてしまいましたわ(- -;;;; あれから二週間、今では可愛くなっているんでしょうね、きっと!!(信)
芝居は子供っぽかったけど、あれはあれで、まさおくんとの呼吸は合っていたので良いのかな、と思っています。うん。スタイル抜群同士、並んだ感じは(化粧さえ良くなれば)良さそうだったので、東宝に来る頃には“お似合いのカップル”かも(^ ^)。

台詞の無いメンバーも、ちゃんと通し役らしく小芝居していて、なかなか見ごたえがありました。みっしょん(美翔かずき)、響くん、鳳月杏ちゃん……みんながんばってた!(^ ^)。初日から2週間が過ぎて、進化しているんだろうなあ……ああ、観にいきたかったよーーーー。



他の場面もだいたいこの分類の中でやっているようなので、あとは省略。

役らしい役はそんなに多くないけど、それでも、「通し役」っていうのは強いな、と思います。グループ芝居にはグループ芝居の良さがあるので、また昔のように「芝居の月組」と言われるように、強力なリーダーシップを持つ指導者のもと、呼吸を合わせて舞台を楽しんでくださいね♪


そして最後にもう一度。
新人公演、本当にお疲れ様でした!!


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