梅田で始まった宙組全国ツアー公演「銀ちゃんの恋」も、関東をかすめて週末は名古屋。若干お天気が気になるところではありますが、激しい演目なので怪我をしないよう、また喉を痛めないよう、9月末の相模大野まで元気に作品を楽しんでくださいね。



で、出演中の下級生たち。

もともと「銀ちゃんの恋」はバウ作品。2年前の花組再演では、邦さんいれて28人のドラマシティサイズでした。
それが、あまり大きな変更点もないままに35人で大ホール。回想場面の「任侠」あたりを脹らませて華やかなショーシーンにするのかな?と思っていたんですけどそれもなく、小夏を中心にしたショーシーンのダンサーが若干増えたくらいで。下級生全員が出ているのは人吉の盆踊りと二幕最初の結婚式の客くらいなんですよね。あとは、ラストの池田屋階段落ち~フィナーレ、か。

それでも、最下まで一場面でもちゃんと台詞のある役を割り振ったのはさすが石田さん、と思いました。中堅のバイプレーヤーの多かった花組版に比べると若い下級生の多い座組ですが、前回の新人公演でもキラリ☆と光った芝居力の持ち主ばかりで、みんなすごくいい仕事をしていました(^ ^)。役としての出番が少なくて、宝の持ち腐れ(T T)と思うところもありますが、たとえば代役に入ったり、一緒にお稽古したり、芝居好きな人ならいろんなところで勉強できる作品だと思うので、この機会にまた新しい抽斗をつくって楽しんでほしいと思います♪



では、たまには下級生順に。

橘のマネージャー  七生眞希(95)  (紫陽レネ)
池田屋  桜木みなと(95)  (紫陽レネ)
保険屋  春瀬央季(94)  (紫陽レネ)

前回は87期のレネちゃんが演じた三役を、下から三人でわけたという配役ですが、いずれも「トラファルガー!」新人公演で個性的な芝居で魅せた芝居巧者たち。
三人とも、とてもよかったです。
最初の場面で出ているマネージャーは、細面で生真面目そうな雰囲気。あまり「遣り手」という感じではありませんでしたが(^ ^;)、とぼけた味があって可愛かったです。
小夏のハンコをもらいにくる保険屋は、思い切りのいい転がりっぷりで、眼が離せませんでした(^ ^)。マコト(七海)も容赦なく技をかけていたし、ドラマシティの倍くらいありそうな舞台の上で、動きを大きくして舞台の広さを感じさせなかったのには感心しました♪ 千秋楽まで怪我のないよう気をつけてくださいね。
池田屋の桜木くんは、良い声ですねー!上級生のレネちゃんでさえ、初日近辺は結構苦戦していた京ことばも自然だったし、よく頑張っていたと思います。……化粧は可愛らしかったですが(^ ^;ゞ

役以外の出番は、全員が出ている二場面のほかは、TVドラマのキャバレー場面のダンサー(春瀬・桜木)と、ししとうのボーイ(七生)、ヤスのダミー(桜木)、、、かな。
キャバレーのダンサーは、最後まで残るのが上級生のこーまい(光海舞人)とまっぷー(松風輝)だけで、下級生は割と早く引っ込んでしまうのですが、それまでは両端でしっかり踊っていました。紅い衣装がよく似合いますね♪
ししとうのボーイ(バーテン?)は、ライトがあまり当たらないので目立たないのですが、銀ちゃんが「一時間もいるのに誰もサインをもらいにこねぇ~~」と嘆いて大部屋たちが皆に頼んで回る場面の反応とか、結構細かい小芝居をしていました。次回はもう少しじっくり見たいなーと思っています(^ ^)。
ヤスのダミーは……意外とスタイルのバランスがみっちゃんによく似ているのかな、一瞬本当にみっちゃんが出ているのかと思ってびっくりしました(^ ^)。両腕をあげて「OK」の合図をするところも、なんとなく間がいい感じでした♪



殺陣師  星月梨旺(94)  (真瀬はるか)
2年前に92期の真瀬くんだったんだから、ちょうど同じ学年なんですね。真瀬くんも良い声だと思いましたが、星月くんも良い声♪♪間の難しい役なのですが、違和感なく演じられててすごいなーと思いました♪
役以外の出番は、基本的に春瀬くんと同じかな。やっぱり、ちょっと寂しいですよね。ししとうか任侠場面、どっちかには出してあげてほしかったなあ、、、(T T)。


とりいそぎ、4人だけですみません。また続きは近いうちに。


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