トラファルガーの奇跡
2010年8月6日 宝塚(宙) コメント (2)宙組東宝劇場宙組公演「Trafalgar ~ネルソン、その愛と奇跡~」。
なんだか書きたいことはとてもたくさんあるのですが、もうあと何日もない……どうしたものか、と思いつつ、とりあえず続きを書けるところまで進めたいと思います。
前回はこちら⇒ http://80646.diarynote.jp/201007280309047201/
■第6場A ナポリ
1799年1月、ナポリの反乱(たぶん)。
七瀬りりこちゃんの歌い上げる「ナポリ!ナポリ!」という歌と、20人ちょっとの市民たちのダンスの迫力がすごい。さすが宙組のコーラスであり、宙組の群舞だ、と思う。
「古い王制ぶっつぶせ!」というドスの効いた声が好きです。この作品、寺嶋さんの音楽が売りなのですが、結構私の好きな場面はどれも太田さんだったりするんですよね(^ ^;ゞ
イギリス軍一行が、銀橋を国王一家を連れて走ってくる。
これって、状況的にはルイ16世一家のヴァレンヌ逃亡事件と同じですよね。フェルゼンの替りにネルソンが一私人として救出に来たところまで似ている。
もし途中で囚われていたら、彼らと同じ運命だったかもしれないんだなあ……。
上手花道から、ハミルトン卿(北翔海莉)とジゼラ(藤咲えり)、キャドガン夫人(美風舞良)が合流。
「エマが!エマが行方不明に!!」
娘の身を案じる母親。とっさに戻ろうとする夫。彼を押しとどめて港へ向かうよう指示をする提督。
この時点ではなんの問題もない行動なんですけどね、彼らも。
この場面、銀橋には案外長いこと留まるので、みなさんの小芝居が面白いです。
個人的にはトム・アレンのカチャ(凪七瑠海)をあれこれ世話をやいているカイちゃん(七海ひろき)が大好きで、ついついチェックしてしまいます(^ ^)。
「エマ!エマ!どこだ!」
声に出して呼ぶネルソン。えっと、そこは戦場なんでは?……まあ、いいか。
「ここよ!ネルソン!」
……呼び捨てですか、エマ(^ ^;ゞ
救い手の登場に安堵のあまり倒れるエマを庇って「少し休もう」と話しかけるネルソンが、とても優しい。
やっぱり女の扱いには慣れてるじゃないか(^ ^)。
昨日の日記にも書きましたが、エマの芝居が、最初の頃とは随分変わったような気がします。
東宝に来てから一時期ちょっとエスカレート気味だった小悪魔っぽさというか、コケティッシュな毒婦らしさが影をひそめて、普通に「少女」になっていたような気がします。
「何故ナポリへ?」とか「義理がたい人ね」の言い方から、からかうような調子が消えたり、「ごめんなさい」が真剣だったり。
この場面に限らないのですが、全体にすごく幼く、無邪気な少女のようになったな、と。
っていうか、可愛かったー♪
笑顔がすこーし寂しげなのがとてもツボ。ああいう微妙な表情の変化が、技術じゃなしに出来るところがすみ花ちゃんの天才たる所以なんだろうなあ、と思います。
そして、それに合わせたわけではないのだと思いますが、ネルソンはネルソンでずいぶん変わりつつあるような。
「宝塚」の芝居の組み立てを考えると、ネルソンが変ったからエマが変った…の方がありそうなのかな。でも、このコンビの場合はなんでもありだからなー。
とりあえず。ネルソンがエマに向ける笑顔が、微妙に寂しげになったような気がしたんですよね。
その薄墨のようなトーンが「私たちは似ている」の根拠なのかな……?と思ってみたり。
エマが寂しげな笑顔を向けると、ネルソンも寂しげに微笑んでみせる、そんなやりとりが切ない。
そして場面が進み、芝居の後半になって二人の仲が隠れもないものになるにつれて、二人はあまり笑わなくなる。目と目を交わして頬笑み合う、幸せそうな瞬間がなくなってしまう、そのあたりのピースの嵌りように驚きました。……もう少し早くにここまでやれていたなら……
「お話しない?互いのこと」
会話の中で、少しづつ近づいていく二人の心。
「私も行ってみたいわ。海を渡って、色々な国を見てみたい!」
夫の手によって閉ざされた世界。閉ざされた未来。
エマにとって、7つの海をまたにかけて生きてきたネルソンの物語は、純粋な夢物語だったのかもしれません。
そして、ネルソンにとっても、それは運命。
「私の船で出かけよう!いつか、戦いのない平和な時代がきたら」
そう言ってくれる女と、彼は初めて出会ったのかもしれません………。
などといろいろ理屈は考えるのですが。
猫にはやっぱり、ネルソンとエマが互いの何に類似性を見出したのか、どうにも見えていないのですが(T T)
■第6場B パレルモ
銀橋でキスを交わすネルソンとエマが溶暗に消えると、本舞台ではパレルモでのパーティーが始まる。
1799年のうちに、ナポリの反乱(パルテノペア共和国建国)も一段落して国王一家は復帰しているので、王妃さまの「ナポリは内乱も鎮圧されたらしい」という台詞を考えればこれは1799年の夏か秋の頃のはずなのですが。
この場面のラストに「世紀のキス」の名場面があるので、パーティーは1799年12月31日の年忘れパーティー、ということになります。
19世紀の初年は1801年なので1799年は世紀末ではないんですけどね(^ ^;ゞ
ここは小芝居が多くて、いちいち書いているときりがないのですが……
とりあえず、ともちん(悠未ひろ)とアルバート(鳳翔大)・ジュリアン(七海ひろき)三人のあれこれは見逃してはいけないポイントです。下手のチェステーブルに引っ込んで、センター奥の扉からネルソンとエマが登場したときの反応(まずカイちゃんが気がついて、アワアワしながら大くんに声をかけ、ともちんが国王の視線を遮って、、、という芝居が好き)
エマの「私はあなたの大理石の女神像じゃないの!」という台詞の言い方がずいぶん変わったな、と思いました。
その前に、手を振りほどくタイミングも今までと違うような気がしました。前は腕を掴まれた途端に振り払っていたのに、今はなんだか、無意識に振りほどいていた、というように見えたんですよね。腕を取り戻した後で、自分の行動にびっくりしたみたいに一瞬茫然として、少し間があいてから上の台詞だった、ような。
夫への嫌悪感から振り払うのではなく、ネルソンの傍にもっといたい、一緒に居たい、という気持ちが無意識の動作に出てしまった、ように見えました。
……気のせい、あるいは、考えすぎかも。
そういえば。
走り去ったエマをネルソンが追うところで、「エマ!」と叫ぶのはウィリアムですよね…?
みっちゃんは、新公の(鳳樹)いちくんがやっていた右手を凝っと視る、という芝居をせず、その代わりに同じ手を胸にあてて虚空を見上げる芝居をしていました。
解釈としてはどっちもアリですが、私はいちくんのその瞬間の表情が秀逸だと思いました。
イギリスへの帰還命令(本来なら懲罰モノだったはず)を受けたネルソンが
「イギリスに帰りたくない」
というのは判るんですが。
でも、エマはなぜイギリスに帰るんでしょうか?ナポリは「もう落ち着い」て、国王一家も「そろそろナポリに帰ろう」というタイミングなのに。たまたま任期終了のタイミングだったのかなあ?
世紀にわたるキスは、回を重ねるごとにどんどん熱烈度を増してますねぇ。
そして、毎回ついつい鐘の数を数えてしまう私。
結構鳴ってますよね、あれ。やっぱり108回なんじゃないか……?
■第7場 ノーフォ-ク
センター下手よりに立つファニー(花影アリス)、上手のエドマンド(風莉じん)。
そこにミリー(綾音らいら)が入ってきて、ジョサイア(愛月ひかる)の帰宅を告げる。
先日ちらっと書きましたが、「母上は離婚しません」って、女性の話言葉としてちょっとどうかと思うのですが、ここでジョサイアがネルソンを「父上」と呼ぶあたりも詰めがあまい!!と思ってしまいます。このタイミングでの彼の感情でいえば、あくまでも「あの男」呼びでいいと思うんですが。
「あの男は帰ってこないでしょう」
「母上、あの男と縁を切ってください!母上を悲しませるあの男を、私は許せません!」
……の方が、微妙に子供っぽくていいと思うんだけどなー。
でも、この凛としたアリスちゃんが素敵なので、なんでもいいやと許してしまうんですが(汗)。
■第8場 ミラノ ~獅子の時代~
せーこちゃん(純矢ちとせ)の美声が素晴らしいです。イタリア語の発音もキレイですよね(それらしく聴こえます♪)
バレリーナたちでは、、、ま、正直言えば全員お勧めなんですけど、個人的には小柄なえびちゃん(綾瀬あきな)と、長身の結ちゃん(結乃かなり)が並んで踊っているときがとてもたのしい。チュチュを着たバレリーナで身長差萌えしててどうするんだ??という感じですみません。
前場は1799年の初夏頃(?)。
でもここは、バラスの失脚とナポレオンの第一執政就任からもだいぶたっているっぽいので……1800年くらい??コペンハーゲンの戦いが1801年4月なので、、、1800年の終わりくらいかもしれませんね。
オペラの場面が終わると、
そういえば舞姫あゆみちゃんの本公演での台詞って珍しいのかな。あの可愛らしい声は聴いた記憶が無いんですが、どうだったかな。……しっかし、可愛い声ですね(^ ^)。
ジョゼフィーヌと二人の妹の会話の怖いのは、回を重ねてエスカレートしていくかな?と思っていたのですが、それほどでもなかったですね。この調子で毎日毎日嫌味のやり取りをしていたのかしら?と納得できたくらい、なんというか、日常的な空気感でした(^ ^;;;
リュシアン(春風弥里)、タレーラン(風羽玲亜)、フーシェ(光海舞人)が登場して、政治の話が続く。さっつんのタレーラン、最高です!ちょっと気が早くて恐縮ですが、「銀ちゃんの恋」での活躍が楽しみだ!!
ジュゼッピーナを連れて銀橋へ出るナポレオン。
オーレリー(蓮水ゆうや)が登場し、リュシアンに何事か吹きこまれて(?)ちょっとおかしくなる、という芝居は、東宝にきてからはずっとやっていますね。
んー、トークスペシャルでも非常に大雑把な話しか出なかったので、もう少し詳細を聴いてみたいなあ……(←無理)
■第9場 ロンドン ~愛の迷宮~
前半の、ウィリアムとエマの銀橋場面は、結構良い場面になってきたなあと思います。
歌と芝居のタイミングがあってきたし、なんとなく掴みどころのないエマのふわふわした存在感が秀逸で。
エマの衣装が懐かしい(^ ^)
幕があがると、本舞台はネルソンの執務室。
大机に座って書類仕事をしているネルソンと、その脇をうろうろしながら聖書を……あのトム・アレンは何をしているんだ?「綴りを教えてくだせえ」って言ってるってことは、暗唱しながらそれを書いているのか?
あまり聖書をよく知らなので、カチャが毎日読んでいる個所がどんな訓えの中の文章なのかわからないのですが、、、しかし暗唱しているんだとしたら凄いなあ~。
以前はこの場面、トム・アレンが「綴りを教えてくだせえ~」って言ったときからネルソンが凄く不機嫌だったような気がするのですが、昨日は綴りを教えるところまでは普通で(ちょっと頭痛がイタイらしいですが)、トム・アレンが淹れてく入れたお茶のカップを取ろうとして距離感がつかめなかったときに急に機嫌が落ちたのがわかりました。
なんだか、あのギャップがたまりません♪
「キャプテンは変わった」
あたりの会話は、割とありがちな型どおりの台詞、という感じで、トム・アレンが何をそんなに怒っているのか伝わりにくいんですよねー。
「スコッチを」って言われたら、紅茶カップにスコッチをどぼどぼいれて供するとか、芝居として工夫できるところはいくらでもありそうなんですよね(涙)
うーん、難しいのかなあ……。
微妙に場面の途中ですが(汗)、取り急ぎここまでにしておきます。
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なんだか書きたいことはとてもたくさんあるのですが、もうあと何日もない……どうしたものか、と思いつつ、とりあえず続きを書けるところまで進めたいと思います。
前回はこちら⇒ http://80646.diarynote.jp/201007280309047201/
■第6場A ナポリ
1799年1月、ナポリの反乱(たぶん)。
七瀬りりこちゃんの歌い上げる「ナポリ!ナポリ!」という歌と、20人ちょっとの市民たちのダンスの迫力がすごい。さすが宙組のコーラスであり、宙組の群舞だ、と思う。
「古い王制ぶっつぶせ!」というドスの効いた声が好きです。この作品、寺嶋さんの音楽が売りなのですが、結構私の好きな場面はどれも太田さんだったりするんですよね(^ ^;ゞ
イギリス軍一行が、銀橋を国王一家を連れて走ってくる。
これって、状況的にはルイ16世一家のヴァレンヌ逃亡事件と同じですよね。フェルゼンの替りにネルソンが一私人として救出に来たところまで似ている。
もし途中で囚われていたら、彼らと同じ運命だったかもしれないんだなあ……。
上手花道から、ハミルトン卿(北翔海莉)とジゼラ(藤咲えり)、キャドガン夫人(美風舞良)が合流。
「エマが!エマが行方不明に!!」
娘の身を案じる母親。とっさに戻ろうとする夫。彼を押しとどめて港へ向かうよう指示をする提督。
この時点ではなんの問題もない行動なんですけどね、彼らも。
この場面、銀橋には案外長いこと留まるので、みなさんの小芝居が面白いです。
個人的にはトム・アレンのカチャ(凪七瑠海)をあれこれ世話をやいているカイちゃん(七海ひろき)が大好きで、ついついチェックしてしまいます(^ ^)。
「エマ!エマ!どこだ!」
声に出して呼ぶネルソン。えっと、そこは戦場なんでは?……まあ、いいか。
「ここよ!ネルソン!」
……呼び捨てですか、エマ(^ ^;ゞ
救い手の登場に安堵のあまり倒れるエマを庇って「少し休もう」と話しかけるネルソンが、とても優しい。
やっぱり女の扱いには慣れてるじゃないか(^ ^)。
昨日の日記にも書きましたが、エマの芝居が、最初の頃とは随分変わったような気がします。
東宝に来てから一時期ちょっとエスカレート気味だった小悪魔っぽさというか、コケティッシュな毒婦らしさが影をひそめて、普通に「少女」になっていたような気がします。
「何故ナポリへ?」とか「義理がたい人ね」の言い方から、からかうような調子が消えたり、「ごめんなさい」が真剣だったり。
この場面に限らないのですが、全体にすごく幼く、無邪気な少女のようになったな、と。
っていうか、可愛かったー♪
笑顔がすこーし寂しげなのがとてもツボ。ああいう微妙な表情の変化が、技術じゃなしに出来るところがすみ花ちゃんの天才たる所以なんだろうなあ、と思います。
そして、それに合わせたわけではないのだと思いますが、ネルソンはネルソンでずいぶん変わりつつあるような。
「宝塚」の芝居の組み立てを考えると、ネルソンが変ったからエマが変った…の方がありそうなのかな。でも、このコンビの場合はなんでもありだからなー。
とりあえず。ネルソンがエマに向ける笑顔が、微妙に寂しげになったような気がしたんですよね。
その薄墨のようなトーンが「私たちは似ている」の根拠なのかな……?と思ってみたり。
エマが寂しげな笑顔を向けると、ネルソンも寂しげに微笑んでみせる、そんなやりとりが切ない。
そして場面が進み、芝居の後半になって二人の仲が隠れもないものになるにつれて、二人はあまり笑わなくなる。目と目を交わして頬笑み合う、幸せそうな瞬間がなくなってしまう、そのあたりのピースの嵌りように驚きました。……もう少し早くにここまでやれていたなら……
「お話しない?互いのこと」
会話の中で、少しづつ近づいていく二人の心。
「私も行ってみたいわ。海を渡って、色々な国を見てみたい!」
夫の手によって閉ざされた世界。閉ざされた未来。
エマにとって、7つの海をまたにかけて生きてきたネルソンの物語は、純粋な夢物語だったのかもしれません。
そして、ネルソンにとっても、それは運命。
「私の船で出かけよう!いつか、戦いのない平和な時代がきたら」
そう言ってくれる女と、彼は初めて出会ったのかもしれません………。
などといろいろ理屈は考えるのですが。
猫にはやっぱり、ネルソンとエマが互いの何に類似性を見出したのか、どうにも見えていないのですが(T T)
■第6場B パレルモ
銀橋でキスを交わすネルソンとエマが溶暗に消えると、本舞台ではパレルモでのパーティーが始まる。
1799年のうちに、ナポリの反乱(パルテノペア共和国建国)も一段落して国王一家は復帰しているので、王妃さまの「ナポリは内乱も鎮圧されたらしい」という台詞を考えればこれは1799年の夏か秋の頃のはずなのですが。
この場面のラストに「世紀のキス」の名場面があるので、パーティーは1799年12月31日の年忘れパーティー、ということになります。
19世紀の初年は1801年なので1799年は世紀末ではないんですけどね(^ ^;ゞ
ここは小芝居が多くて、いちいち書いているときりがないのですが……
とりあえず、ともちん(悠未ひろ)とアルバート(鳳翔大)・ジュリアン(七海ひろき)三人のあれこれは見逃してはいけないポイントです。下手のチェステーブルに引っ込んで、センター奥の扉からネルソンとエマが登場したときの反応(まずカイちゃんが気がついて、アワアワしながら大くんに声をかけ、ともちんが国王の視線を遮って、、、という芝居が好き)
エマの「私はあなたの大理石の女神像じゃないの!」という台詞の言い方がずいぶん変わったな、と思いました。
その前に、手を振りほどくタイミングも今までと違うような気がしました。前は腕を掴まれた途端に振り払っていたのに、今はなんだか、無意識に振りほどいていた、というように見えたんですよね。腕を取り戻した後で、自分の行動にびっくりしたみたいに一瞬茫然として、少し間があいてから上の台詞だった、ような。
夫への嫌悪感から振り払うのではなく、ネルソンの傍にもっといたい、一緒に居たい、という気持ちが無意識の動作に出てしまった、ように見えました。
……気のせい、あるいは、考えすぎかも。
そういえば。
走り去ったエマをネルソンが追うところで、「エマ!」と叫ぶのはウィリアムですよね…?
みっちゃんは、新公の(鳳樹)いちくんがやっていた右手を凝っと視る、という芝居をせず、その代わりに同じ手を胸にあてて虚空を見上げる芝居をしていました。
解釈としてはどっちもアリですが、私はいちくんのその瞬間の表情が秀逸だと思いました。
イギリスへの帰還命令(本来なら懲罰モノだったはず)を受けたネルソンが
「イギリスに帰りたくない」
というのは判るんですが。
でも、エマはなぜイギリスに帰るんでしょうか?ナポリは「もう落ち着い」て、国王一家も「そろそろナポリに帰ろう」というタイミングなのに。たまたま任期終了のタイミングだったのかなあ?
世紀にわたるキスは、回を重ねるごとにどんどん熱烈度を増してますねぇ。
そして、毎回ついつい鐘の数を数えてしまう私。
結構鳴ってますよね、あれ。やっぱり108回なんじゃないか……?
■第7場 ノーフォ-ク
センター下手よりに立つファニー(花影アリス)、上手のエドマンド(風莉じん)。
そこにミリー(綾音らいら)が入ってきて、ジョサイア(愛月ひかる)の帰宅を告げる。
先日ちらっと書きましたが、「母上は離婚しません」って、女性の話言葉としてちょっとどうかと思うのですが、ここでジョサイアがネルソンを「父上」と呼ぶあたりも詰めがあまい!!と思ってしまいます。このタイミングでの彼の感情でいえば、あくまでも「あの男」呼びでいいと思うんですが。
「あの男は帰ってこないでしょう」
「母上、あの男と縁を切ってください!母上を悲しませるあの男を、私は許せません!」
……の方が、微妙に子供っぽくていいと思うんだけどなー。
でも、この凛としたアリスちゃんが素敵なので、なんでもいいやと許してしまうんですが(汗)。
■第8場 ミラノ ~獅子の時代~
せーこちゃん(純矢ちとせ)の美声が素晴らしいです。イタリア語の発音もキレイですよね(それらしく聴こえます♪)
バレリーナたちでは、、、ま、正直言えば全員お勧めなんですけど、個人的には小柄なえびちゃん(綾瀬あきな)と、長身の結ちゃん(結乃かなり)が並んで踊っているときがとてもたのしい。チュチュを着たバレリーナで身長差萌えしててどうするんだ??という感じですみません。
前場は1799年の初夏頃(?)。
でもここは、バラスの失脚とナポレオンの第一執政就任からもだいぶたっているっぽいので……1800年くらい??コペンハーゲンの戦いが1801年4月なので、、、1800年の終わりくらいかもしれませんね。
オペラの場面が終わると、
そういえば舞姫あゆみちゃんの本公演での台詞って珍しいのかな。あの可愛らしい声は聴いた記憶が無いんですが、どうだったかな。……しっかし、可愛い声ですね(^ ^)。
ジョゼフィーヌと二人の妹の会話の怖いのは、回を重ねてエスカレートしていくかな?と思っていたのですが、それほどでもなかったですね。この調子で毎日毎日嫌味のやり取りをしていたのかしら?と納得できたくらい、なんというか、日常的な空気感でした(^ ^;;;
リュシアン(春風弥里)、タレーラン(風羽玲亜)、フーシェ(光海舞人)が登場して、政治の話が続く。さっつんのタレーラン、最高です!ちょっと気が早くて恐縮ですが、「銀ちゃんの恋」での活躍が楽しみだ!!
ジュゼッピーナを連れて銀橋へ出るナポレオン。
オーレリー(蓮水ゆうや)が登場し、リュシアンに何事か吹きこまれて(?)ちょっとおかしくなる、という芝居は、東宝にきてからはずっとやっていますね。
んー、トークスペシャルでも非常に大雑把な話しか出なかったので、もう少し詳細を聴いてみたいなあ……(←無理)
■第9場 ロンドン ~愛の迷宮~
前半の、ウィリアムとエマの銀橋場面は、結構良い場面になってきたなあと思います。
歌と芝居のタイミングがあってきたし、なんとなく掴みどころのないエマのふわふわした存在感が秀逸で。
エマの衣装が懐かしい(^ ^)
幕があがると、本舞台はネルソンの執務室。
大机に座って書類仕事をしているネルソンと、その脇をうろうろしながら聖書を……あのトム・アレンは何をしているんだ?「綴りを教えてくだせえ」って言ってるってことは、暗唱しながらそれを書いているのか?
あまり聖書をよく知らなので、カチャが毎日読んでいる個所がどんな訓えの中の文章なのかわからないのですが、、、しかし暗唱しているんだとしたら凄いなあ~。
以前はこの場面、トム・アレンが「綴りを教えてくだせえ~」って言ったときからネルソンが凄く不機嫌だったような気がするのですが、昨日は綴りを教えるところまでは普通で(ちょっと頭痛がイタイらしいですが)、トム・アレンが淹れてく入れたお茶のカップを取ろうとして距離感がつかめなかったときに急に機嫌が落ちたのがわかりました。
なんだか、あのギャップがたまりません♪
「キャプテンは変わった」
あたりの会話は、割とありがちな型どおりの台詞、という感じで、トム・アレンが何をそんなに怒っているのか伝わりにくいんですよねー。
「スコッチを」って言われたら、紅茶カップにスコッチをどぼどぼいれて供するとか、芝居として工夫できるところはいくらでもありそうなんですよね(涙)
うーん、難しいのかなあ……。
微妙に場面の途中ですが(汗)、取り急ぎここまでにしておきます。
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コメント
今日から、しばらく夏休みです☆
みっきいさんも博多で頑張っていることでしょう。。
星組中心になってからなかなか他組を観るチャンスが
減ってしまったので、ちょっと話題に乗り遅れてる汗)
ブログを始めたので、良かったら遊びにいらしてくださいね(^_^)☆
みっきいさんへの愛ばかり綴ってるかもですが笑)
いつもアクセス&コメント、本当にありがとうございます~~♪
ブログ始められたんですね(^ ^)おめでとうございます!みっきいさんへの愛を、たーっぷりと語ってくださいね!!