若人たちのトラファルガー【4】
2010年8月3日 宝塚(宙)宙組東宝新人公演「Trafalgar」。
光海舞人(エドマンド・ネルソン/風莉じん)
穏やかで立派な、尊敬されるべき有能な牧師さん、というイメージそのままの存在感。
本役とは全く違うアプローチに驚きました。
本公演しか観ていなかったので、エドマンド牧師についてはあの可愛らしい、ちょっと惚けかけた“おじいちゃん”のイメージしかなかったのですが、台詞もなにもかも全くそのままで、こんなに別人になってしまうとは!!
「レディ・ハミルトンとは誰だね?」という台詞も、意味がわからずに言っているわけではなく、身体を悪くしてから引き籠り気味だから情報がなくて、純粋に「誰だね?」と思っている感じだし、
ファニーの「あなたの大事なおともだちに是非ご挨拶を」という台詞を受けての
「わしもご挨拶したい!」
という台詞も、子供がえりした男が「僕も僕もー!」と騒いでいるみたいに見えた本公演とは全く違っていて、普通に「(お前が世話になっとる人なら)わしも挨拶せんとな」と言っているかのような……ちょっと緊張感のある親子関係が見えたような気がしました。
なんとなくのイメージなんですが。
本公演のホレイシオとエドマンドは、若いころに家を出て都会へ行ってしまった息子と、田舎で彼を案じているばかりの、優しいけれどもちょっとウザい父親、みたいな関係に見えました。
息子にしてみれば、子供がえりしてしまった父親を見るのはちょっと辛いけど、そんなに深い思い入れがあるわけではない……みたいな。
それに対して、新人公演のホレイシオとエドマンドは、身体を悪くして車椅子生活になってしまったけれども、頭は明晰で優秀で……そして、生真面目な牧師と、その生真面目さを受け継いでいながら、お固い教会生活に我慢しきれず、世界も視野も狭い父親に反発して海軍に入った息子、、、みたいに見えたんですよね。ちょっと妄想入ってますけど、ホレイシオの選択の裏には、つねに父親への憧れと反発があったのではないか、と思ったんですよね。
決して仲が良いわけではない、『緊張感のある』親子関係。
だからこそ、ラストでの「ホレイシオがもうすぐトラファルガーから帰ってくる……!」に、こらえきれない感動があったのだと思います。
子供たちは、いつか必ず、親を超えていくもの。
親を超えてくれなくては、子供をつくる意味がありませんから。
でも。見事に自分を超えて、そして、死んでしまった息子(ホレイシオ)を想うあまり、すっかり弱ってしまったエドマンド。
そして、そんな夫と父親をずっと視てきたファニーの、包み込むようなやわらかい頬笑み。
愛されることよりも『愛する』ことを選びとり、「レディ・ネルソン」として生きるという固い決意に支えられたファニーの凛とした背中に守られ、運ばれていくエドマンドの「小ささ」が、切なくてたまりませんでした。
この新公エドマンドが、大劇場の時はあまり話題にならなかったのが不思議でたまりません。
えりちゃんのファニー、七生くんのジョサイア、そして、こーまいのエドマンド。ネルソン家の三人があまりにも本公演と違っていて、非常に興味深かったです。
風莉さんも、ああいう厳格な雰囲気の役づくりも全然できたと思うんですよね。なのに、本公演では“可愛いおじいちゃん”で作って、新人公演は“厳格な父親”路線でいくことにしたのは何故なんでしょうね。こーまいの希望だったのかなあ……?
アルバイトは、フランス兵にロンドン市民、ナポリの客、、、、本公演なみに入っていたような。でも、エドマンドが強烈すぎて、あまり覚えていませんごめんなさい。
千鈴まゆ(キャドガン夫人/美風舞良)
芝居巧者のちっすーが美風さんの役!配役が出た時から楽しみにしていましたが、期待にたがわぬ活躍ぶりでした(はぁと)。可愛らしい丸顔と芝居の質がちょっと月組の美鳳あやちゃんに似てるなーと思っていたのですが、本当に巧いし、可愛かったです♪いつか宙組で「エリザベート」を上演する日がきたら、ルドヴィカを観てみたいかも(*^ ^*)。
最初の銀橋でのエマとの掛け合いも良かったし、パレルモやロンドンで笑いを取りにくるところなんて、もう文句なしの達者さでしたが、なんと言っても今回良かったのは、「忘れられない人」の前、ホレイシアを抱かせてくれと訴えるホレイシオを退けるところ。
「エマも私も、ハミルトン家に厄介になっている身なのです」
やわらかいけれども有無を言わせぬ力強さは、何が何でも娘と孫を守ろうという母の強さ。
そのピンと伸びた背と、悄然としていながら追いすがることを許さない無言の圧力。りくちゃんには太刀打ちできない貫録がありました(*^ ^*)。
今まで、どちらかというと可愛らしくてコミカルな役の印象が強かった人ですが、このキャドガン夫人は当たり役だったな、と思います。
前回の「カサブランカ」では、すべての場面でアンサンブルトップみたいな感じでしたが、今回はキャドガン夫人という大役がついているせいか、アルバイトは殆ど無し。まさかのフランス兵(トラファルガー海戦)がありましたが、さすがに予想外すぎてチェック漏れでした。残念!
綾瀬あきな(ジゼラ/藤咲えり)
可愛いえりちゃんのジゼラを、これまた可愛いえびちゃんが演じていましたが、、、本当に可愛いなあ(*^ ^*)。齋藤さん、ジゼラは可愛子ちゃんと決めていたんですかね。さすがだわ。
アルバイトは、ナポリの淑女とフランス議員、そしてプラザの客、かな。
ナポリの淑女は、記憶違いでなければ本公演でちっすーがやっているハーディーと一緒に踊る美女ポジだったと思います。全く踊れないハーディーに手取り足とり教えつつ、脚を踏まれつつ……。ともちんとちっすーほどの背丈の差はないので、本公演ほど「手が届かない!」みたいな演技はしてなかったんですが、最後にえびちゃんがあっきーを支えてポーズを決める逆転振付があって、注目していた私は、曲の途中なのに思いっきり吹き出してしまいました(^ ^;ゞ
ドレスは本公演で伶美うららさんが着ている黄色いドレス……だったと思いマス。えっと、サイズを直す時間がどれだけあったのか判らないけど、たぶん! すごいお似合いで、超美少女でした(*^ ^*)。
あと印象的だったのは議員さんかなー。いくらなんでも小さすぎるから!!他に人おらんのかー?(←いないかも)
美影凛(カロリーナ妃/鈴奈沙也)
細面の美貌に豪華な衣装がよく映えて、とてもよかったです。スタイルの良い人は、何を着ても似合うなあ(*^ ^*)
そして。なんと言っても、芝居が良かった!!鈴奈さんとは全く違う声で、やわらかくて包容力があるけど、しっかり者の王妃さまを好演。
銀橋場面の終わりで、「彼女(エマ)は優秀な参謀でしょう?」と悪戯っぽく問いかける場面のコケティッシュさも良かったし、それでも威厳がなくならないところも良かったです。
美人だし、踊れるし、芝居できるし、歌えるし……凄いなあ(惚)。
アルバイト(?)はいろいろしていましたが、目立つところではオープニングの波A(衣装の色が濃い人の一人)を踊っていました。流れるようなラインがキレイで素敵でした♪
天玲美音(フェルディナンド国王/天羽珠紀)
本公演のシェイエスがあまりにも嵌り役すぎて、気弱な国王陛下はなんとなく気恥かしいというか(^ ^;ゞ、無理している感が満載すぎて、ちょっと……と思ってしまいました(汗)。
決して芝居が下手な人ではないと思うんですが、個性が強すぎるというか何というか……
もう少し「引く」芝居ができるようになると鬼に金棒かも、と思いました。んー、でも、引くことを覚えてしまったらもう天玲さんじゃないかもしれない、という不安もあるんですけどね(汗)。
夢莉みこ(ソニア/琴羽桜子)
愛白もあ(マリーア王女/綾瀬あきな)
咲花莉帆(アルベルト王子/涼華まや)
儚げな美貌の夢莉さんのソニア、カロリーナ王妃への尊敬の念などが伝わってきて、良かったと思います。パレルモでのさりげない居方もGOOD。
新公は王子も王女も一人ずつで、エマのスカートをめくり、ハーディーをからかう王子さまがなかなか忙しそうでした(^ ^)。細かい芝居は本公演とはだいぶ違っていましたが、ちゃんと笑いも取れていたので良かったと思います♪
美月遥(バラス/鳳樹いち)
本公演でもソロをもらっている歌手なんですが、最初はちょっと緊張していたのかな?それともマイクの位置がおかしかったとかそういう理由?ちょっと声が弱い印象だったのが残念でした。ホントは良い声なんだけどなあ。
目力のある人ですが、ちょっと鬘が浮いていたかなー(T T)。本公演も新人公演も、なんか素材の良さを生かし切れていないような気がするんですよね。特にビジュアル面についてはなんか歯がゆい(涙)。
風馬翔(リュシアン/春風弥里)
みーちゃんでも若干の無理を感じる“Oui”は、かなり玉砕してたな……。そもそも、誰よりも地に足のついた質実剛健を絵にかいたようなかけるくんに、その役は無理があると思う……(涙)
んー、芝居のできる人だし、本来はハーディーとかジャービスとか、あのあたりの役が似合いそうなものなのに、あえて議員が本役なんですよねえ。齋藤さん的にかけるくんに軍服を着せたなくなかったのか?とか邪推してみたけど、考えてみたら本公演では着ているんだし、関係ないよね。なんでかな。
まあでも、いい勉強にはなったと思います。ええ(真顔)
いつでも全力投球なかけるくん、私は応援しているのでこれからもがんばってね(はぁと)
実羚淳(シェイエス/天玲美音)
天玲さんが大ヒットを飛ばしているシェイエス役。
ナポレオン再度の物語を動かすキーポイントであり、ただでさえ説明台詞(や説明歌詞)が多くて喋りにくいのに、結構難しい音階の歌に合わせて唄んだから、そりゃー研2で多少の無理は仕方ないなあと思っていたのですが。
……「多少の無理」じゃなくて、「いくらなんでも無理」な感じ、だったかも(T T)。
「シャングリラ」の子ヒョウ役では、ちょっと浮いた感じの存在感であまり動きもなく…という感じでしたが、今回はかなり「必死」な感じでしたね。
とりあえず私も
衣装の着こなしから笑いかたから、何もかもが「必死」な感じ(^ ^)
男役って難しいんだなあ、と、あらためて思いました。
天風いぶき(フーシェ/光海舞人)
天風さんもがんばっていたんですが、やっぱり本役のこーまいは巧いんだなあ、と再認識してしまいました。……ごめんなさい、天風さん(汗)。
今日で終わるつもりだったんですが、少し残ってしまった/汗。
続きはまた、早いうちに。
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光海舞人(エドマンド・ネルソン/風莉じん)
穏やかで立派な、尊敬されるべき有能な牧師さん、というイメージそのままの存在感。
本役とは全く違うアプローチに驚きました。
本公演しか観ていなかったので、エドマンド牧師についてはあの可愛らしい、ちょっと惚けかけた“おじいちゃん”のイメージしかなかったのですが、台詞もなにもかも全くそのままで、こんなに別人になってしまうとは!!
「レディ・ハミルトンとは誰だね?」という台詞も、意味がわからずに言っているわけではなく、身体を悪くしてから引き籠り気味だから情報がなくて、純粋に「誰だね?」と思っている感じだし、
ファニーの「あなたの大事なおともだちに是非ご挨拶を」という台詞を受けての
「わしもご挨拶したい!」
という台詞も、子供がえりした男が「僕も僕もー!」と騒いでいるみたいに見えた本公演とは全く違っていて、普通に「(お前が世話になっとる人なら)わしも挨拶せんとな」と言っているかのような……ちょっと緊張感のある親子関係が見えたような気がしました。
なんとなくのイメージなんですが。
本公演のホレイシオとエドマンドは、若いころに家を出て都会へ行ってしまった息子と、田舎で彼を案じているばかりの、優しいけれどもちょっとウザい父親、みたいな関係に見えました。
息子にしてみれば、子供がえりしてしまった父親を見るのはちょっと辛いけど、そんなに深い思い入れがあるわけではない……みたいな。
それに対して、新人公演のホレイシオとエドマンドは、身体を悪くして車椅子生活になってしまったけれども、頭は明晰で優秀で……そして、生真面目な牧師と、その生真面目さを受け継いでいながら、お固い教会生活に我慢しきれず、世界も視野も狭い父親に反発して海軍に入った息子、、、みたいに見えたんですよね。ちょっと妄想入ってますけど、ホレイシオの選択の裏には、つねに父親への憧れと反発があったのではないか、と思ったんですよね。
決して仲が良いわけではない、『緊張感のある』親子関係。
だからこそ、ラストでの「ホレイシオがもうすぐトラファルガーから帰ってくる……!」に、こらえきれない感動があったのだと思います。
子供たちは、いつか必ず、親を超えていくもの。
親を超えてくれなくては、子供をつくる意味がありませんから。
でも。見事に自分を超えて、そして、死んでしまった息子(ホレイシオ)を想うあまり、すっかり弱ってしまったエドマンド。
そして、そんな夫と父親をずっと視てきたファニーの、包み込むようなやわらかい頬笑み。
愛されることよりも『愛する』ことを選びとり、「レディ・ネルソン」として生きるという固い決意に支えられたファニーの凛とした背中に守られ、運ばれていくエドマンドの「小ささ」が、切なくてたまりませんでした。
この新公エドマンドが、大劇場の時はあまり話題にならなかったのが不思議でたまりません。
えりちゃんのファニー、七生くんのジョサイア、そして、こーまいのエドマンド。ネルソン家の三人があまりにも本公演と違っていて、非常に興味深かったです。
風莉さんも、ああいう厳格な雰囲気の役づくりも全然できたと思うんですよね。なのに、本公演では“可愛いおじいちゃん”で作って、新人公演は“厳格な父親”路線でいくことにしたのは何故なんでしょうね。こーまいの希望だったのかなあ……?
アルバイトは、フランス兵にロンドン市民、ナポリの客、、、、本公演なみに入っていたような。でも、エドマンドが強烈すぎて、あまり覚えていませんごめんなさい。
千鈴まゆ(キャドガン夫人/美風舞良)
芝居巧者のちっすーが美風さんの役!配役が出た時から楽しみにしていましたが、期待にたがわぬ活躍ぶりでした(はぁと)。可愛らしい丸顔と芝居の質がちょっと月組の美鳳あやちゃんに似てるなーと思っていたのですが、本当に巧いし、可愛かったです♪いつか宙組で「エリザベート」を上演する日がきたら、ルドヴィカを観てみたいかも(*^ ^*)。
最初の銀橋でのエマとの掛け合いも良かったし、パレルモやロンドンで笑いを取りにくるところなんて、もう文句なしの達者さでしたが、なんと言っても今回良かったのは、「忘れられない人」の前、ホレイシアを抱かせてくれと訴えるホレイシオを退けるところ。
「エマも私も、ハミルトン家に厄介になっている身なのです」
やわらかいけれども有無を言わせぬ力強さは、何が何でも娘と孫を守ろうという母の強さ。
そのピンと伸びた背と、悄然としていながら追いすがることを許さない無言の圧力。りくちゃんには太刀打ちできない貫録がありました(*^ ^*)。
今まで、どちらかというと可愛らしくてコミカルな役の印象が強かった人ですが、このキャドガン夫人は当たり役だったな、と思います。
前回の「カサブランカ」では、すべての場面でアンサンブルトップみたいな感じでしたが、今回はキャドガン夫人という大役がついているせいか、アルバイトは殆ど無し。まさかのフランス兵(トラファルガー海戦)がありましたが、さすがに予想外すぎてチェック漏れでした。残念!
綾瀬あきな(ジゼラ/藤咲えり)
可愛いえりちゃんのジゼラを、これまた可愛いえびちゃんが演じていましたが、、、本当に可愛いなあ(*^ ^*)。齋藤さん、ジゼラは可愛子ちゃんと決めていたんですかね。さすがだわ。
アルバイトは、ナポリの淑女とフランス議員、そしてプラザの客、かな。
ナポリの淑女は、記憶違いでなければ本公演でちっすーがやっているハーディーと一緒に踊る美女ポジだったと思います。全く踊れないハーディーに手取り足とり教えつつ、脚を踏まれつつ……。ともちんとちっすーほどの背丈の差はないので、本公演ほど「手が届かない!」みたいな演技はしてなかったんですが、最後にえびちゃんがあっきーを支えてポーズを決める逆転振付があって、注目していた私は、曲の途中なのに思いっきり吹き出してしまいました(^ ^;ゞ
ドレスは本公演で伶美うららさんが着ている黄色いドレス……だったと思いマス。えっと、サイズを直す時間がどれだけあったのか判らないけど、たぶん! すごいお似合いで、超美少女でした(*^ ^*)。
あと印象的だったのは議員さんかなー。いくらなんでも小さすぎるから!!他に人おらんのかー?(←いないかも)
美影凛(カロリーナ妃/鈴奈沙也)
細面の美貌に豪華な衣装がよく映えて、とてもよかったです。スタイルの良い人は、何を着ても似合うなあ(*^ ^*)
そして。なんと言っても、芝居が良かった!!鈴奈さんとは全く違う声で、やわらかくて包容力があるけど、しっかり者の王妃さまを好演。
銀橋場面の終わりで、「彼女(エマ)は優秀な参謀でしょう?」と悪戯っぽく問いかける場面のコケティッシュさも良かったし、それでも威厳がなくならないところも良かったです。
美人だし、踊れるし、芝居できるし、歌えるし……凄いなあ(惚)。
アルバイト(?)はいろいろしていましたが、目立つところではオープニングの波A(衣装の色が濃い人の一人)を踊っていました。流れるようなラインがキレイで素敵でした♪
天玲美音(フェルディナンド国王/天羽珠紀)
本公演のシェイエスがあまりにも嵌り役すぎて、気弱な国王陛下はなんとなく気恥かしいというか(^ ^;ゞ、無理している感が満載すぎて、ちょっと……と思ってしまいました(汗)。
決して芝居が下手な人ではないと思うんですが、個性が強すぎるというか何というか……
もう少し「引く」芝居ができるようになると鬼に金棒かも、と思いました。んー、でも、引くことを覚えてしまったらもう天玲さんじゃないかもしれない、という不安もあるんですけどね(汗)。
夢莉みこ(ソニア/琴羽桜子)
愛白もあ(マリーア王女/綾瀬あきな)
咲花莉帆(アルベルト王子/涼華まや)
儚げな美貌の夢莉さんのソニア、カロリーナ王妃への尊敬の念などが伝わってきて、良かったと思います。パレルモでのさりげない居方もGOOD。
新公は王子も王女も一人ずつで、エマのスカートをめくり、ハーディーをからかう王子さまがなかなか忙しそうでした(^ ^)。細かい芝居は本公演とはだいぶ違っていましたが、ちゃんと笑いも取れていたので良かったと思います♪
美月遥(バラス/鳳樹いち)
本公演でもソロをもらっている歌手なんですが、最初はちょっと緊張していたのかな?それともマイクの位置がおかしかったとかそういう理由?ちょっと声が弱い印象だったのが残念でした。ホントは良い声なんだけどなあ。
目力のある人ですが、ちょっと鬘が浮いていたかなー(T T)。本公演も新人公演も、なんか素材の良さを生かし切れていないような気がするんですよね。特にビジュアル面についてはなんか歯がゆい(涙)。
風馬翔(リュシアン/春風弥里)
みーちゃんでも若干の無理を感じる“Oui”は、かなり玉砕してたな……。そもそも、誰よりも地に足のついた質実剛健を絵にかいたようなかけるくんに、その役は無理があると思う……(涙)
んー、芝居のできる人だし、本来はハーディーとかジャービスとか、あのあたりの役が似合いそうなものなのに、あえて議員が本役なんですよねえ。齋藤さん的にかけるくんに軍服を着せたなくなかったのか?とか邪推してみたけど、考えてみたら本公演では着ているんだし、関係ないよね。なんでかな。
まあでも、いい勉強にはなったと思います。ええ(真顔)
いつでも全力投球なかけるくん、私は応援しているのでこれからもがんばってね(はぁと)
実羚淳(シェイエス/天玲美音)
天玲さんが大ヒットを飛ばしているシェイエス役。
ナポレオン再度の物語を動かすキーポイントであり、ただでさえ説明台詞(や説明歌詞)が多くて喋りにくいのに、結構難しい音階の歌に合わせて唄んだから、そりゃー研2で多少の無理は仕方ないなあと思っていたのですが。
……「多少の無理」じゃなくて、「いくらなんでも無理」な感じ、だったかも(T T)。
「シャングリラ」の子ヒョウ役では、ちょっと浮いた感じの存在感であまり動きもなく…という感じでしたが、今回はかなり「必死」な感じでしたね。
とりあえず私も
衣装の着こなしから笑いかたから、何もかもが「必死」な感じ(^ ^)
男役って難しいんだなあ、と、あらためて思いました。
天風いぶき(フーシェ/光海舞人)
天風さんもがんばっていたんですが、やっぱり本役のこーまいは巧いんだなあ、と再認識してしまいました。……ごめんなさい、天風さん(汗)。
今日で終わるつもりだったんですが、少し残ってしまった/汗。
続きはまた、早いうちに。
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