宙組公演……というよりも、猫の頭の中では「齋藤吉正脚本・演出」というジャンルに分類されているらしい、「Trafalgar ~ネルソン、その愛と奇跡~」。
ちゃんと真面目に、場面を追っていろいろ書くつもりだったのですが、思いのほか書きたいことがたくさんあることに気づきまして(汗)。
こ、こ、これは終わらないかも……という気がしてきたので、先に大事なこと(?)を書いておきたいと思います。
とりあえず。
大劇場でこの作品を観たとき、、、たぶん、二度目の観劇あたりでしみじみと思ったこと。
齋藤さんが「銀河英雄伝説」を舞台化するとしたら、祐飛さんに振る役は、もしかしてヤン・ウェンリーなんでしょうか(@ @)
あ。
著作:田中芳樹氏の「銀河英雄伝説」全十巻をご存知ない方は、今スグ図書館へGO!! (←おい)
もとい。
私は長いこと、宝塚で「銀河英雄伝説」を(イベントでもいいから)上演することがあるならば、祐飛さんにはぜひオスカー・フォン・ロイエンタールを!!と思っておりました。
ちなみに、猫のお気に入りキャラクターの一人はロイエンタールの「親友」ウォルフガング・ミッターマイヤーでして(^ ^)、月組時代は霧矢さんのミッターマイヤーが観たい!と思い、祐飛さんが花組に異動した直後はみわっち(愛音羽麗)のミッターマイヤーは素敵だろうなあ……と想像し、、、なんとなく、常に祐飛さんの近くにミッターマイヤーキャラを探していたのでした。
でも。
そういえば私、宙組に異動してきて以来、その手のことを考えることがなくなったんですよね。
そもそも宙組では祐飛さんはあまり「長身」ではない、という物理的な理由もあるのですが、やっぱり、存在する位置が、もうロイエンタールではなくなっていたのだと思います。
そして、この「Trafalgar」という舞台「を観たとき。
ああ、祐飛さんって、宙組ではヤンなんだ!!と納得したのでした。
昨年、宙組っ子の印象について問われて、ものすごい愛情をこめて「子供のように素直で可愛い(←意訳)」と答えた祐飛さん。
その、組子みんなの「一生懸命」で「純粋」で「純真」なところが、すごく同盟軍のイメージにかぶるんですよね。で、考え始めたら驚くほどすんなりと、宙組で同盟編を上演するなら、というキャスティングも出来たりして(^ ^)(どんな配役かはご想像にお任せしますが)
そして、初見のときに非常に謎だと思ったトム・アレン(カチャ)という役が、これは本来ユリアン・ミンツになるはずの役だったのかもしれない!と気付いた途端に、すごく存在の意味が納得できたりしたのでした(^ ^)。
もちろん、ネルソンの性格はヤン・ウェンリーとは全く違いますし、設定も物語も何もかも関係ありません。
トム・アレンはユリアンではないし、ハーディーはキャゼルヌでもシェーンコップでもないし、ナポレオンはラインハルトではない。
人間関係全般に不器用なヤンと、惚れっぽくて手が早いネルソンは、物語の軸になる恋愛観からして全然違いますし、なにより、ヤンに無かった「国家からの信頼」と「国家への信頼」が、ネルソンとイングランドには確かにあった。それは軍人として最大の喜びであり、幸せでもあったのだろう、と思います。
ネルソンは軍人としては幸せでした。
それに対して、ヤンは、軍人としては幸せとは言い難い。
だけど、二人とも最初から軍人志望ではなかったところも似ているし、どちらも少数精鋭の特攻をきっかけにした集中攻撃によって大軍を分断し、各個撃破する、という戦法が得意で、そのために必要な情報収集力と機動力(操船技術)を磨くことによって何度も奇跡を起こした、という共通点があります。
というか、この舞台のために色々と資料を読んてみたら、あきらかに田中氏がヤンの戦法を考える上で下敷きにした戦法はこれなんだな、というのがいくつも出てきたので、そもそもヤンの一部はネルソンがモデルになっていたのでは?という気がしていたり(^ ^)。
齋藤さんがどこまで意識して「Trafalgar」を書かれたのかは判りませんが、いろいろと想像の翼が広がる設定でございました(^ ^)。
うん。齋藤さんには、これからも色んな意味で期待していますわ♪
なお。
この『銀河英雄伝説』妄想配役というのは、私の頭の中で常にぽこぽこと沸いている妄想でして。
たとえば、まさおとみりおだったら(背が合わないのが残念だけど)まさおがラインハルトでみりおがキルヒアイスだよね、とか、
84期だったら、まっつはミュラーでキムちゃんはビッテンフェルトでみっちゃんはレンネンカンプかな、とか、
……あまり人には賛同してもらえそうにないことばかり、色々と考えているわけなんですが。
とりあえず、先週末に観劇しながらふと浮かんだ、大ちゃんのポプランとちーちゃんのイワン・コーネフという設定が自分の中でヒットしすぎて、王さまのみみはろばのみみーっ!!と叫びたいキモチが抑えられず、ここに書いてしまったのでした……。
すみません。舞台とは全く何の関係もない話に、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございましたm(_ _)m。
これだけでは何なので、齋藤くんの日本語への突っ込みを箇条書きで。
■白いマストをひるがえし
翻るのは旗だろう、普通。っていうか、マストがひるがえったら怖いってば。
■貴女の望むすべての女性の幸せが手に入りますよ【さくら貝さま より】
「女性の幸せの全て」か、あるいは「貴女の望むすべて」か、どっちかじゃないの?
■汚職を犯している
えーっと、、、おかしいですよね?でも何が正しいんだろう。「汚職の罪を犯している」は正しい?
■おたけぶ
……ふつーは「雄叫びをあげる」と言います。でも、何年かしたら辞書に載るようになるかもね。
■あんな気丈な妻が待っている家には
待っていて欲しくないのは「気丈な妻」ではなくて「気の強い妻」なんじゃありませんか?>フッド提督
■士官・海軍の招集を実行してもらいたい
召集するのはこの場合、「士官・兵士」じゃないんでしょうか?
そもそも、国務じゃないんだから厳密な意味では「軍」ではないはずだし。
■母上は離婚しませんよ
自分のことを「母上」って言わないよ……なぜ「母」じゃダメなんですか?
■姉上は本当に意地悪なお方
……せめて「本当にお口がお悪い」くらいにしてこうよ、カロリーヌ。「悪気はない」んなら余計に。
あれ?こんなものでしたっけ
もっとあるような気がしていたんですが。なんだか残念だ……(齋藤さんを何だとおもっているんですか>自分)
あ。
日本語としておかしいわけではないんですが、コペンハーゲンの前から、ジョサイアが母との会話の中でホレイシオを「父上」と呼ぶことに、芝居として違和感を感じておりました。
そこは官職名で呼ぶべきだろう!!
「父上」って呼ばないとファニーが哀しむ、とか、そういう萌設定があるんでしょうか…(考えすぎ)
.
ちゃんと真面目に、場面を追っていろいろ書くつもりだったのですが、思いのほか書きたいことがたくさんあることに気づきまして(汗)。
こ、こ、これは終わらないかも……という気がしてきたので、先に大事なこと(?)を書いておきたいと思います。
とりあえず。
大劇場でこの作品を観たとき、、、たぶん、二度目の観劇あたりでしみじみと思ったこと。
齋藤さんが「銀河英雄伝説」を舞台化するとしたら、祐飛さんに振る役は、もしかしてヤン・ウェンリーなんでしょうか(@ @)
あ。
著作:田中芳樹氏の「銀河英雄伝説」全十巻をご存知ない方は、今スグ図書館へGO!! (←おい)
もとい。
私は長いこと、宝塚で「銀河英雄伝説」を(イベントでもいいから)上演することがあるならば、祐飛さんにはぜひオスカー・フォン・ロイエンタールを!!と思っておりました。
ちなみに、猫のお気に入りキャラクターの一人はロイエンタールの「親友」ウォルフガング・ミッターマイヤーでして(^ ^)、月組時代は霧矢さんのミッターマイヤーが観たい!と思い、祐飛さんが花組に異動した直後はみわっち(愛音羽麗)のミッターマイヤーは素敵だろうなあ……と想像し、、、なんとなく、常に祐飛さんの近くにミッターマイヤーキャラを探していたのでした。
でも。
そういえば私、宙組に異動してきて以来、その手のことを考えることがなくなったんですよね。
そもそも宙組では祐飛さんはあまり「長身」ではない、という物理的な理由もあるのですが、やっぱり、存在する位置が、もうロイエンタールではなくなっていたのだと思います。
そして、この「Trafalgar」という舞台「を観たとき。
ああ、祐飛さんって、宙組ではヤンなんだ!!と納得したのでした。
昨年、宙組っ子の印象について問われて、ものすごい愛情をこめて「子供のように素直で可愛い(←意訳)」と答えた祐飛さん。
その、組子みんなの「一生懸命」で「純粋」で「純真」なところが、すごく同盟軍のイメージにかぶるんですよね。で、考え始めたら驚くほどすんなりと、宙組で同盟編を上演するなら、というキャスティングも出来たりして(^ ^)(どんな配役かはご想像にお任せしますが)
そして、初見のときに非常に謎だと思ったトム・アレン(カチャ)という役が、これは本来ユリアン・ミンツになるはずの役だったのかもしれない!と気付いた途端に、すごく存在の意味が納得できたりしたのでした(^ ^)。
もちろん、ネルソンの性格はヤン・ウェンリーとは全く違いますし、設定も物語も何もかも関係ありません。
トム・アレンはユリアンではないし、ハーディーはキャゼルヌでもシェーンコップでもないし、ナポレオンはラインハルトではない。
人間関係全般に不器用なヤンと、惚れっぽくて手が早いネルソンは、物語の軸になる恋愛観からして全然違いますし、なにより、ヤンに無かった「国家からの信頼」と「国家への信頼」が、ネルソンとイングランドには確かにあった。それは軍人として最大の喜びであり、幸せでもあったのだろう、と思います。
ネルソンは軍人としては幸せでした。
それに対して、ヤンは、軍人としては幸せとは言い難い。
だけど、二人とも最初から軍人志望ではなかったところも似ているし、どちらも少数精鋭の特攻をきっかけにした集中攻撃によって大軍を分断し、各個撃破する、という戦法が得意で、そのために必要な情報収集力と機動力(操船技術)を磨くことによって何度も奇跡を起こした、という共通点があります。
というか、この舞台のために色々と資料を読んてみたら、あきらかに田中氏がヤンの戦法を考える上で下敷きにした戦法はこれなんだな、というのがいくつも出てきたので、そもそもヤンの一部はネルソンがモデルになっていたのでは?という気がしていたり(^ ^)。
齋藤さんがどこまで意識して「Trafalgar」を書かれたのかは判りませんが、いろいろと想像の翼が広がる設定でございました(^ ^)。
うん。齋藤さんには、これからも色んな意味で期待していますわ♪
なお。
この『銀河英雄伝説』妄想配役というのは、私の頭の中で常にぽこぽこと沸いている妄想でして。
たとえば、まさおとみりおだったら(背が合わないのが残念だけど)まさおがラインハルトでみりおがキルヒアイスだよね、とか、
84期だったら、まっつはミュラーでキムちゃんはビッテンフェルトでみっちゃんはレンネンカンプかな、とか、
……あまり人には賛同してもらえそうにないことばかり、色々と考えているわけなんですが。
とりあえず、先週末に観劇しながらふと浮かんだ、大ちゃんのポプランとちーちゃんのイワン・コーネフという設定が自分の中でヒットしすぎて、王さまのみみはろばのみみーっ!!と叫びたいキモチが抑えられず、ここに書いてしまったのでした……。
すみません。舞台とは全く何の関係もない話に、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございましたm(_ _)m。
これだけでは何なので、齋藤くんの日本語への突っ込みを箇条書きで。
■白いマストをひるがえし
翻るのは旗だろう、普通。っていうか、マストがひるがえったら怖いってば。
■貴女の望むすべての女性の幸せが手に入りますよ【さくら貝さま より】
「女性の幸せの全て」か、あるいは「貴女の望むすべて」か、どっちかじゃないの?
■汚職を犯している
えーっと、、、おかしいですよね?でも何が正しいんだろう。「汚職の罪を犯している」は正しい?
■おたけぶ
……ふつーは「雄叫びをあげる」と言います。でも、何年かしたら辞書に載るようになるかもね。
■あんな気丈な妻が待っている家には
待っていて欲しくないのは「気丈な妻」ではなくて「気の強い妻」なんじゃありませんか?>フッド提督
■士官・海軍の招集を実行してもらいたい
召集するのはこの場合、「士官・兵士」じゃないんでしょうか?
そもそも、国務じゃないんだから厳密な意味では「軍」ではないはずだし。
■母上は離婚しませんよ
自分のことを「母上」って言わないよ……なぜ「母」じゃダメなんですか?
■姉上は本当に意地悪なお方
……せめて「本当にお口がお悪い」くらいにしてこうよ、カロリーヌ。「悪気はない」んなら余計に。
あれ?こんなものでしたっけ
もっとあるような気がしていたんですが。なんだか残念だ……(齋藤さんを何だとおもっているんですか>自分)
あ。
日本語としておかしいわけではないんですが、コペンハーゲンの前から、ジョサイアが母との会話の中でホレイシオを「父上」と呼ぶことに、芝居として違和感を感じておりました。
そこは官職名で呼ぶべきだろう!!
「父上」って呼ばないとファニーが哀しむ、とか、そういう萌設定があるんでしょうか…(考えすぎ)
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コメント
そして、ナポレオンはラインハルトかもしれない…
・あなたが望む全ての女性の幸せが手に入りますよ
…それを言うなら、「女性の幸せの全て」じゃないですか?も付け加えてください(笑)
祐飛さん=ヤン、ご賛同いただけて嬉しいです!
ナポレオンがラインハルトなら、みーちゃんはキルヒアイスでしょうか(^ ^)。
ってことは、さっつんがオーベルシュタイン?なんだか真顔で観たくなってきました。
>・あなたが望む全ての女性の幸せが手に入りますよ
た、たしかにおかしいですね、この台詞。……でも、あれ?この台詞って東宝にきて変ったんでしたっけ……?今週末観て確認してみまーす!
今日、新公を観ていて、「あ、これも変だ!」と思ったのに、もう忘れてしまった(汗)思いだしたらまた追加します(^ ^)
>・あなたが望む全ての女性の幸せが手に入りますよ
について、先日「その台詞は変ったような気がする」というコメントをしたのですが……
あはは。変わってませんでした(汗)ということで、本文にも追加しましたのでご確認を(^ ^;;;
本文に追加、ありがとうございます~。光栄です♪
斎藤氏のてにをは、あれは何かのこだわりなんでしょうか。
こちらこそ、なんだかごちゃごちゃとすみません(汗)。
> 斎藤氏のてにをは、あれは何かのこだわりなんでしょうか。
どうなんでしょう(^ ^)。まあ、美しい日本語を書き始めたら、「勢い」という齋藤さんの魅力は半減するんじゃないかと思っていたりもするので、そのままでも別に良いんですけどね(汗)