若人たちの紅はこべ【3】
2010年5月12日 宝塚(月) コメント (2)月組大劇場新人公演「スカーレット・ピンパーネル」。
第五場 図書室~「炎の中へ」
■デュハースト(鳳月杏/青樹泉)
前場でも、銀橋を渡りながらパーシーと重大な会話をするデュハースト。
いやー、杏ちゃん本当に格好良いです。本役のもりえちゃんは、普通に二枚目で優しい頼れるお兄さん、という感じなのですが、杏ちゃんはシャープな切れ者感がありました。(←顔は丸くなってたけど)
台詞の滑舌がよくて、良い声だわ♪♪
自分たちと一緒に協力してくれ、と皆を誘う場面で、「(自分たちは)頭脳明晰じゃないし…」と悩んでいるメンバー(オジーだったかな?)に「安心しろ、おれたちの頭脳はパーシーだ!」と諭すデュハーストがめっちゃ男前で、ごく素直に、いや、君たちの頭脳は君(デュハースト)でしょう?と思いました。
本公演は、きりやんと他のメンバーの学年差もあってか、違和感なく「ああ、そうだろうねー」と思えたのですが、新人公演は、パーシーの珠城くんが非常に若くて無鉄砲で可愛い(^ ^)から……かもしれませんが。
ジェサップとのさりげないやり取りも良かったし、スカーレットピンパーネル団のメンバーの中でも、デュハーストが一段パーシーに近い感じがあったのが面白かったです♪
第六場 デイドリーム号
着替えは全員無事終わりました(^ ^)。みな可愛かったなあ。特に、隼海・愛希・朝美の若い三人組はホントにキレイ(*^ ^*)
個人的には杏ちゃんが可愛いなーと感心しましたが、ひいき目かも。
観るまでダントツ可愛いだろう、と予想していたオジー(千海華蘭)が、案外目立たない…というか、ちょっと面白いことになっていたのが意外(?)
あと、パーシーが女装じゃないのがとても残念でした(^ ^)。
第七場 パリ街頭
■ルネ(真愛涼歌/天野ほたる)・アンヌ(愛那結梨/妃鳳こころ)
本役は、いかにも『平民のフリをしてるけど、本当は貴族よ』という匂いがぷんぷん漂う、月組の誇るゴージャス美女お二人。そりゃー、いくらナンでも気付くだろうよ、というあやしさですが(^ ^)。
新公のお二人は、肌を真っ白にして、びくびくと怯えながら通行証を見せる仕草が、えらく被虐的な感じで良かったです♪
真愛さんは本当に声が可愛い!(*^ ^*)
■ピボー軍曹(輝城みつる/綾月せり)
軽やかに演じているふぁーびーに比べると、輝城くんは少し真面目な小役人、という感じ。
この役は星組の美稀千種さんがあまりにも印象的すぎて、誰を観ても違和感がありそうな気がしますが、ふぁーびーも輝城くんもそれぞれに個性をだしてがんばっていたと思います。
せっかく輝城くんなのに、ピボーはソロが無かったのが残念(; ;)。
■メルシエ(瑞羽奏都/美翔かずき)
本役のみっしょんはかなりぶっ飛んだ役作りで舞台に立っているので、瑞羽くんのメルシエを観て安心しようと思っていたら、なんというか……もっと面白かったのでびっくりしました、はい。
みっしょんのぶっ飛びぶり、というのは、ですね。言葉で説明するのがすごく難しいのですが、なんというのか、メルシエがショーヴランに叶わぬ恋をしている とゆーようにしか見えなくて、ですね。
私はまさお(龍真咲)のショーヴランしか大劇場では観られなかったのですが、みりおくんのショーヴランの時には、同期な二人(みりお&みっしょん)が一体どうなってしまうのか、見当もつきません(滝汗)。ああ、早く観たい。
それにくらべると、瑞羽くんのメルシエというのは割とクールだったな、と。
ある意味、ショーヴランよりも狂っているのかもしれません、彼は。血に酔っているというか、死の匂いに酔っているような。
面白いなあ、と思ったのは、ショーヴランとの力関係ですね。
ロベスピエールに「アルマンを拷問しろ」と命ぜられたとき、メルシエがショーヴランをすっごく心配しているのが本公演ではめちゃめちゃツボなんですが、新人公演では、あそこでロベスピエール以上にいきり立って「今すぐ聞き出してきます!」と駈け出していきそうなメルシエを、慌てて抑えるショーヴランがツボでした(^ ^)。
■クーポー(貴澄隼人/響れおな)
本役の響くんは、ショーヴランの一挙手一投足に振り回されているメルシエ(←本当に振り回されているんですよ…)の押さえ役(?)という感じで、落ち着きのあるクールな男でした。むしろ、ロベスピエールが派遣したショーヴランのお目付け役だったりしてね?、というような、ちょっと黒い感じがすごくカッコ良かった♪
新公の貴澄くんは、、、なんていうのかな、瑞羽くんに振り回されてる真面目な副官、という気がしたかなあ。……すみません。回りに面白いひとが多すぎて、ちょっとチェックが甘かったかもしれません。
■ロベスピエール(宇月颯/越乃リュウ)
何度でも書きます。だって本当にカッコいいんだもん★
宇月くんのロベスピエールを観て、ナホちゃんのロベスピエールは本当に『胡散臭い』という表現がぴったりだったな、としみじみ思いました(^ ^)。
新公は、本当に、矛盾だらけで積み上げられてしまった砂上の楼閣を、それでもなんとか理想に近づけられないものか、と、あきらめずに頑張っている人、という気がして、、、生真面目で優しくて、なのに、何もかもうまくいかない時代の中で壊れてしまったショーヴランを、ロベスピエールなりに可愛がって、まもってやりたいとさえ思っている…ように見えました。
逆に言えば、ロベスピエールは、ショーヴランを自分のモノだと思っているようにも見えたのですが。
本公演では、ロベスピエールは結構サディストっぽい感じで、自分の命令にいちいち傷つくショーヴランを楽しんでいるように見えたのですが。
新人公演では、彼が故意にショーヴランを追い詰めて楽しんでいるのではなく、普通に会話しているだけなのに、ショーヴランが勝手に煮詰まっていく……ように見えました。
そして、そんな新公ショーヴランが、死ぬほど可愛いです(*^ ^*)(ダメだこれは…)
■グラパン(珠城りょう)
声色のバリエーションこそないものの、芝居としては良く「別人」を作りこんでいたと思いました。それにしても、パーシーだけでもおちゃらけモードのときと本音の時とで声が違うのに、さらにグラパンで声を変えなくてはいけないんだから、大変な役ですよね……。本当に、研3でよくやってますよね(感心)。
もともと背が高いので、せむしの小男にはなりきれず(^ ^;、ちょっと脚が悪い大男、くらいな感じでしたが、両方と直接会話を交わすショーヴランが気づかなくても仕方ないかな、と思える程度はなんとかクリアできていた…んじゃないかな、と思います♪
第八場 王太子ルイ・シャルル
■ジャンヌ(琴音和葉/美鳳あや)
琴音さんのお芝居すごく好きだーー。みっぽーのジャンヌが、(とっても可愛いけど)柄の(あるいは育ちの)悪い女、という役作りだったのとはだいぶ違って、琴音さんは結構思い切って年配設定だったような気がします。声の出し方や喋り方も普段とは随分違っていて、面白いな、と思いました。
■シモン(有瀬そう/華央あみり)
ちゃきちゃきしたジャンヌとおっとりしたシモンという組み合わせは、本公演と同じ設定。
でも、本公演のあちょーさんは「マダム・ギロチン」でも民衆の中でガツガツ踊っているのですが、新人公演の有瀬さんは貴族だったりするんですね(^ ^)。いや、だからどうってことはないのですが。
ちょっと声がこもりがちなので、ちょっと気にしてみてほしいな、と思います。
■ルイ・シャルル(晴音アキ/愛希れいか)
本役の愛希さんとは同期だけど、娘役さんなんですね、晴音さんは。
とても可愛くて、金髪のマッシュルームカットのかつらがとてもよく似合っていました。歌も芝居も合格点でしたね♪ただ、本役の愛希さんを先に観ていたせいか、やっぱりこの役は男役の方がいいのかも、と思いました。娘役だとやっぱり線が細いような気が…。
第九場 ブレイクニー邸・居間~庭
■マルグリット(彩星りおん/蒼乃夕妃)
きゃらきゃらと笑いさざめく少女たちの中で、一人だけ浮いている存在感。この役はこれでいいんだろうな、と思いました。「あなたを見つめると」の表現力はさすがです。胸が痛くなりました……。まりもちゃんのマルグリットが「闘う少女」なら、りおんのマルグリットは「恋する乙女」なんでしょうね(*^ ^*)。
■マリー(花陽みら/憧花ゆりの)
すずなのマリーとは全くちがう、可愛くて元気で、頑固なマリー。
歌唱力には定評のある人ですが、デュエットは初めてなのでしょうか?もう少し相手の声に合わせられるようになったら鬼に金棒ですね。
一番ツボだったのは、アルマンがマルグリットに「僕たち、パリに帰ります」と告げるところ。
心配して止めようとするマルグリットに、マリーが「大丈夫。私がちゃんと監督しますわ」みたいなことを言ってマルグリットを安心させるわけですが。
本公演のすずなは良くも悪くも貫録たっぷりで、見るからに「ああ、このマリーがついていくなら大丈夫ね」と納得させてくれるのですが、新公のみくちゃんは、若くて可愛くて元気いっぱい!!(^ ^)。このマリーがいくら「大丈夫」と言っても、マルグリットは「いやでも、余計に心配で…」という顔なのがとてもツボでした。そんな姉を安心させるように、にこっと笑んでうなずいていたアルマン(煌月爽矢)は男前だった♪
■シュザンヌ(咲希あかね/彩星りおん)
やんちゃで元気で、少女たちの中でも率先して騒いでいそうな、コケティッシュな魅力のあるシュザンヌでした。フォークスが一目で恋に落ちるのもわかるわー♪
■アン(舞乃ゆか/美夢ひまり) オジーの恋人
おっとりした美人で、普段は比較的落ち着いた感じのアン。ナンバーの中では結構言うこと言ってるんですけどね(^ ^)。オジーの華蘭ちゃんとの並びもキレイで素敵でした。っていうか、華やかなドレスを着たゆかちゃんを久しぶりに観ましたが、本当に可愛いな……。
■ジュリー(真凛カンナ/羽咲まな) エルトンの恋人
「Holllywood Lover」に出ていた下級生娘役4人が4人ともそろって選ばれたこの場面。
カンナちゃんのすっきりした美貌もドレスによく映えていて、とても嬉しかったです。
庭で隼海さんが来るのを待っているときの細かい小芝居がさすが月娘、な感じでした。
本公演で印象的なエルトンとジュリーのリフトがあったかどうかをチェックし損ねたのが残念。
■ペギー(紗那ゆずは/萌花ゆりあ) ファーレイの恋人
本公演ではコメディ・フランセーズのキューピッド役でコケティッシュな笑顔を振りまいているゆずはちゃん。最近急激にダンサーとして注目されて、嬉しい限りです。
この人も本当に可愛いですよね~~!!「♪それじゃまるで野蛮人」のフレーズの言い方が面白かったです。
■ポリー(都月みあ/玲実くれあ) ハルの恋人
………みあちゃん、あんなに可愛いのにどうして役がつかないのかなーとずっと思っていましたが、いやはや、嬉しいです(^ ^)。可愛いよーーー!!
■ケイト(愛風ゆめ/夏月都) デュハーストの恋人
かなり歌える人なので、杏ちゃんデュハーストとのデュエットもよく響いてとてもきれいでした。台詞がぎこちないのは慣れだと思うので、残る課題は化粧かなー。十分に美人なんですけど、もっともっともっと!!きれいになれるはず!!これからも役はどんどん大きくなっていくでしょうから、がんばってほしいなと思います。
■サリー(楓ゆき/琴音和葉) ベンの恋人
メンバーの中で唯一の顔がわからない人だったのですが、めっちゃ可愛かったです♪
庭の場面で愛希さんと並ぶと、本当に一対のお雛様みたいでした(はぁと)。
とりえあず、こんなところで今日のところは終了します。
物語は途中すぎますが、キャストはプリンス・オブ・ウェールズ以外はだいたい出揃った……かな?(^ ^)。
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第五場 図書室~「炎の中へ」
■デュハースト(鳳月杏/青樹泉)
前場でも、銀橋を渡りながらパーシーと重大な会話をするデュハースト。
いやー、杏ちゃん本当に格好良いです。本役のもりえちゃんは、普通に二枚目で優しい頼れるお兄さん、という感じなのですが、杏ちゃんはシャープな切れ者感がありました。(←顔は丸くなってたけど)
台詞の滑舌がよくて、良い声だわ♪♪
自分たちと一緒に協力してくれ、と皆を誘う場面で、「(自分たちは)頭脳明晰じゃないし…」と悩んでいるメンバー(オジーだったかな?)に「安心しろ、おれたちの頭脳はパーシーだ!」と諭すデュハーストがめっちゃ男前で、ごく素直に、いや、君たちの頭脳は君(デュハースト)でしょう?と思いました。
本公演は、きりやんと他のメンバーの学年差もあってか、違和感なく「ああ、そうだろうねー」と思えたのですが、新人公演は、パーシーの珠城くんが非常に若くて無鉄砲で可愛い(^ ^)から……かもしれませんが。
ジェサップとのさりげないやり取りも良かったし、スカーレットピンパーネル団のメンバーの中でも、デュハーストが一段パーシーに近い感じがあったのが面白かったです♪
第六場 デイドリーム号
着替えは全員無事終わりました(^ ^)。みな可愛かったなあ。特に、隼海・愛希・朝美の若い三人組はホントにキレイ(*^ ^*)
個人的には杏ちゃんが可愛いなーと感心しましたが、ひいき目かも。
観るまでダントツ可愛いだろう、と予想していたオジー(千海華蘭)が、案外目立たない…というか、ちょっと面白いことになっていたのが意外(?)
あと、パーシーが女装じゃないのがとても残念でした(^ ^)。
第七場 パリ街頭
■ルネ(真愛涼歌/天野ほたる)・アンヌ(愛那結梨/妃鳳こころ)
本役は、いかにも『平民のフリをしてるけど、本当は貴族よ』という匂いがぷんぷん漂う、月組の誇るゴージャス美女お二人。そりゃー、いくらナンでも気付くだろうよ、というあやしさですが(^ ^)。
新公のお二人は、肌を真っ白にして、びくびくと怯えながら通行証を見せる仕草が、えらく被虐的な感じで良かったです♪
真愛さんは本当に声が可愛い!(*^ ^*)
■ピボー軍曹(輝城みつる/綾月せり)
軽やかに演じているふぁーびーに比べると、輝城くんは少し真面目な小役人、という感じ。
この役は星組の美稀千種さんがあまりにも印象的すぎて、誰を観ても違和感がありそうな気がしますが、ふぁーびーも輝城くんもそれぞれに個性をだしてがんばっていたと思います。
せっかく輝城くんなのに、ピボーはソロが無かったのが残念(; ;)。
■メルシエ(瑞羽奏都/美翔かずき)
本役のみっしょんはかなりぶっ飛んだ役作りで舞台に立っているので、瑞羽くんのメルシエを観て安心しようと思っていたら、なんというか……もっと面白かったのでびっくりしました、はい。
みっしょんのぶっ飛びぶり、というのは、ですね。言葉で説明するのがすごく難しいのですが、なんというのか、メルシエがショーヴランに叶わぬ恋をしている とゆーようにしか見えなくて、ですね。
私はまさお(龍真咲)のショーヴランしか大劇場では観られなかったのですが、みりおくんのショーヴランの時には、同期な二人(みりお&みっしょん)が一体どうなってしまうのか、見当もつきません(滝汗)。ああ、早く観たい。
それにくらべると、瑞羽くんのメルシエというのは割とクールだったな、と。
ある意味、ショーヴランよりも狂っているのかもしれません、彼は。血に酔っているというか、死の匂いに酔っているような。
面白いなあ、と思ったのは、ショーヴランとの力関係ですね。
ロベスピエールに「アルマンを拷問しろ」と命ぜられたとき、メルシエがショーヴランをすっごく心配しているのが本公演ではめちゃめちゃツボなんですが、新人公演では、あそこでロベスピエール以上にいきり立って「今すぐ聞き出してきます!」と駈け出していきそうなメルシエを、慌てて抑えるショーヴランがツボでした(^ ^)。
■クーポー(貴澄隼人/響れおな)
本役の響くんは、ショーヴランの一挙手一投足に振り回されているメルシエ(←本当に振り回されているんですよ…)の押さえ役(?)という感じで、落ち着きのあるクールな男でした。むしろ、ロベスピエールが派遣したショーヴランのお目付け役だったりしてね?、というような、ちょっと黒い感じがすごくカッコ良かった♪
新公の貴澄くんは、、、なんていうのかな、瑞羽くんに振り回されてる真面目な副官、という気がしたかなあ。……すみません。回りに面白いひとが多すぎて、ちょっとチェックが甘かったかもしれません。
■ロベスピエール(宇月颯/越乃リュウ)
何度でも書きます。だって本当にカッコいいんだもん★
宇月くんのロベスピエールを観て、ナホちゃんのロベスピエールは本当に『胡散臭い』という表現がぴったりだったな、としみじみ思いました(^ ^)。
新公は、本当に、矛盾だらけで積み上げられてしまった砂上の楼閣を、それでもなんとか理想に近づけられないものか、と、あきらめずに頑張っている人、という気がして、、、生真面目で優しくて、なのに、何もかもうまくいかない時代の中で壊れてしまったショーヴランを、ロベスピエールなりに可愛がって、まもってやりたいとさえ思っている…ように見えました。
逆に言えば、ロベスピエールは、ショーヴランを自分のモノだと思っているようにも見えたのですが。
本公演では、ロベスピエールは結構サディストっぽい感じで、自分の命令にいちいち傷つくショーヴランを楽しんでいるように見えたのですが。
新人公演では、彼が故意にショーヴランを追い詰めて楽しんでいるのではなく、普通に会話しているだけなのに、ショーヴランが勝手に煮詰まっていく……ように見えました。
そして、そんな新公ショーヴランが、死ぬほど可愛いです(*^ ^*)(ダメだこれは…)
■グラパン(珠城りょう)
声色のバリエーションこそないものの、芝居としては良く「別人」を作りこんでいたと思いました。それにしても、パーシーだけでもおちゃらけモードのときと本音の時とで声が違うのに、さらにグラパンで声を変えなくてはいけないんだから、大変な役ですよね……。本当に、研3でよくやってますよね(感心)。
もともと背が高いので、せむしの小男にはなりきれず(^ ^;、ちょっと脚が悪い大男、くらいな感じでしたが、両方と直接会話を交わすショーヴランが気づかなくても仕方ないかな、と思える程度はなんとかクリアできていた…んじゃないかな、と思います♪
第八場 王太子ルイ・シャルル
■ジャンヌ(琴音和葉/美鳳あや)
琴音さんのお芝居すごく好きだーー。みっぽーのジャンヌが、(とっても可愛いけど)柄の(あるいは育ちの)悪い女、という役作りだったのとはだいぶ違って、琴音さんは結構思い切って年配設定だったような気がします。声の出し方や喋り方も普段とは随分違っていて、面白いな、と思いました。
■シモン(有瀬そう/華央あみり)
ちゃきちゃきしたジャンヌとおっとりしたシモンという組み合わせは、本公演と同じ設定。
でも、本公演のあちょーさんは「マダム・ギロチン」でも民衆の中でガツガツ踊っているのですが、新人公演の有瀬さんは貴族だったりするんですね(^ ^)。いや、だからどうってことはないのですが。
ちょっと声がこもりがちなので、ちょっと気にしてみてほしいな、と思います。
■ルイ・シャルル(晴音アキ/愛希れいか)
本役の愛希さんとは同期だけど、娘役さんなんですね、晴音さんは。
とても可愛くて、金髪のマッシュルームカットのかつらがとてもよく似合っていました。歌も芝居も合格点でしたね♪ただ、本役の愛希さんを先に観ていたせいか、やっぱりこの役は男役の方がいいのかも、と思いました。娘役だとやっぱり線が細いような気が…。
第九場 ブレイクニー邸・居間~庭
■マルグリット(彩星りおん/蒼乃夕妃)
きゃらきゃらと笑いさざめく少女たちの中で、一人だけ浮いている存在感。この役はこれでいいんだろうな、と思いました。「あなたを見つめると」の表現力はさすがです。胸が痛くなりました……。まりもちゃんのマルグリットが「闘う少女」なら、りおんのマルグリットは「恋する乙女」なんでしょうね(*^ ^*)。
■マリー(花陽みら/憧花ゆりの)
すずなのマリーとは全くちがう、可愛くて元気で、頑固なマリー。
歌唱力には定評のある人ですが、デュエットは初めてなのでしょうか?もう少し相手の声に合わせられるようになったら鬼に金棒ですね。
一番ツボだったのは、アルマンがマルグリットに「僕たち、パリに帰ります」と告げるところ。
心配して止めようとするマルグリットに、マリーが「大丈夫。私がちゃんと監督しますわ」みたいなことを言ってマルグリットを安心させるわけですが。
本公演のすずなは良くも悪くも貫録たっぷりで、見るからに「ああ、このマリーがついていくなら大丈夫ね」と納得させてくれるのですが、新公のみくちゃんは、若くて可愛くて元気いっぱい!!(^ ^)。このマリーがいくら「大丈夫」と言っても、マルグリットは「いやでも、余計に心配で…」という顔なのがとてもツボでした。そんな姉を安心させるように、にこっと笑んでうなずいていたアルマン(煌月爽矢)は男前だった♪
■シュザンヌ(咲希あかね/彩星りおん)
やんちゃで元気で、少女たちの中でも率先して騒いでいそうな、コケティッシュな魅力のあるシュザンヌでした。フォークスが一目で恋に落ちるのもわかるわー♪
■アン(舞乃ゆか/美夢ひまり) オジーの恋人
おっとりした美人で、普段は比較的落ち着いた感じのアン。ナンバーの中では結構言うこと言ってるんですけどね(^ ^)。オジーの華蘭ちゃんとの並びもキレイで素敵でした。っていうか、華やかなドレスを着たゆかちゃんを久しぶりに観ましたが、本当に可愛いな……。
■ジュリー(真凛カンナ/羽咲まな) エルトンの恋人
「Holllywood Lover」に出ていた下級生娘役4人が4人ともそろって選ばれたこの場面。
カンナちゃんのすっきりした美貌もドレスによく映えていて、とても嬉しかったです。
庭で隼海さんが来るのを待っているときの細かい小芝居がさすが月娘、な感じでした。
本公演で印象的なエルトンとジュリーのリフトがあったかどうかをチェックし損ねたのが残念。
■ペギー(紗那ゆずは/萌花ゆりあ) ファーレイの恋人
本公演ではコメディ・フランセーズのキューピッド役でコケティッシュな笑顔を振りまいているゆずはちゃん。最近急激にダンサーとして注目されて、嬉しい限りです。
この人も本当に可愛いですよね~~!!「♪それじゃまるで野蛮人」のフレーズの言い方が面白かったです。
■ポリー(都月みあ/玲実くれあ) ハルの恋人
………みあちゃん、あんなに可愛いのにどうして役がつかないのかなーとずっと思っていましたが、いやはや、嬉しいです(^ ^)。可愛いよーーー!!
■ケイト(愛風ゆめ/夏月都) デュハーストの恋人
かなり歌える人なので、杏ちゃんデュハーストとのデュエットもよく響いてとてもきれいでした。台詞がぎこちないのは慣れだと思うので、残る課題は化粧かなー。十分に美人なんですけど、もっともっともっと!!きれいになれるはず!!これからも役はどんどん大きくなっていくでしょうから、がんばってほしいなと思います。
■サリー(楓ゆき/琴音和葉) ベンの恋人
メンバーの中で唯一の顔がわからない人だったのですが、めっちゃ可愛かったです♪
庭の場面で愛希さんと並ぶと、本当に一対のお雛様みたいでした(はぁと)。
とりえあず、こんなところで今日のところは終了します。
物語は途中すぎますが、キャストはプリンス・オブ・ウェールズ以外はだいたい出揃った……かな?(^ ^)。
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コメント
文章を読んでいて、まるで新人公演を観ているような気がしました。
ありがとうございます(^^)。
続きが楽しみです。
お久しぶりですー♪読んでくださってたんですね(^ ^)嬉しいです!
月組公演が終わってしまうので若干焦っているのですが、読んでくださる方がいらっしゃるなら
がんばって書かせていただきます!!