ガイズ & ドールズ
2010年4月29日 ミュージカル・舞台シアタークリエにて、「Guys And Dolls」を観劇いたしました。
2002年の月組公演は当然観ていますが、案外覚えていない……というか、演出が結構違うものなんだな、と思いました。
まずはキャストを。東宝サイトに載っている順番をそのまま持ってきています(プログラムでは、アデレイドの由美子さんとネイサンのニッキのお二人は客演扱いで最後)。
月組のキャストと比べると、ほほう、こういう順番なのか……と思うところも多いような(^ ^)。
スカイ 内博貴(紫吹淳)
サラ 笹本玲奈(映美くらら)
アデレイド 高橋由美子(霧矢大夢)
ネイサン 錦織一清(大和悠河)
ナイスリー 田中ロウマ(大空祐飛)
ベニー TETSUYA(月船さらら)
ラスティ 田川景一(北翔海莉)
ハリー 中村昌也(越乃リュウ)
ビッグ・ジューリ 三谷六九(汐美真帆)
カートライト将軍 荒木里佳(夏河ゆら)
アーバイド Kuma(嘉月絵理)
ブラニガン巡査 井上高志(立ともみ)
アンサンブルで知っているのは乾あきおさんくらいだったかな。
でも、アデレイドと一緒に踊っているHOT BOXガールズが、みんなすごくスタイルよくて脚がきれいで(←すみません、拘りです)、とっても素敵でした♪
話や音楽はほとんど宝塚版と変わらないのですが、一幕前半のネイサンのナンバーが、ネイサン本人はほとんど歌っていない(回りの男どもが歌うだけ)だったり、「Sit Down」がほぼナイスリーのナンバーという扱いだったり、アーバイド(サラの祖父)がサラに歌うソロが丸々一曲あったり……
でも、全体の印象はそんなに違いませんでしたね。
意外だったのは、ナイスリーの人選かな。宝塚初演では、もっとコメディキャラで胴布団とか巻いていたと聞いていたので、祐飛さんが柄違いでも仕方がないな、と当時は思っていたのですが、田中ロウマさんも普通に二枚目のちょっとドジな部下系の可愛いタイプで役作りしていて……いまさらながら、祐飛さんももうちょっとどうにかなったんじゃないかと思ったりしました(^ ^;ゞ。
スカイの内くんは、たぶん観たのは初めてだと思うんですが、スーツも似合っていたし、芝居も歌も覚悟していたほど悪くなかったと思います。最後に大太鼓を抱えてでてきたところもなかなか愛嬌がありました♪ ただ、歌い方がいかにもアイドル系なので、ナンバーはどれもいまいちだったかな。下手ではないんだけど、作品のイメージにそぐわない声なんですよね…。
「初めての恋」も「Luck Be A Lady Tonight」も、大好きな曲なだけに、非常に残念。
サラの玲奈ちゃんは、可愛かった!
ただ、ポスターやプログラムでは栗色のボブ(肩につくくらい)ですごく可愛かったのに、本番の金髪のショートヘアはちょっとキツめな感じで、、、プログラムの写真のほうがずっと可愛いのにーと思いました。化粧もちょっと大人っぽい感じで、プログラムくらい少女っぽいほうが、サラという役には合っていると思うんですけどね。
ハバナで、酔っ払っての「もしも私がベルなら」は、素晴らしかった!!
私は映美くららちゃんのこのナンバーも滅茶苦茶好きだったんですけど、玲奈ちゃんのかわいらしさはまた格別でした!!そりゃあ、スカイも恋に落ちるよね、あんなサラを見ちゃったら(^ ^)
いやぁん、本当に可愛いなあ(*^ ^*)。
大舞台のヒロインをやりなれているだけあって、内くんをよくフォローしていたと思いますが、逆にそれが大人っぽい感じになってしまって、サラとしてはどうなのかな?と思った部分もありました。役者のバランスって難しいなあ、とおもうのはそんな時ですね……。
ネイサンのニッキは、もう期待どおりというか。キャラクターがぴったりすぎてホントに素敵でした。いい加減でだらしがなくて嘘つきで、でも間違いなくアデレイドにメロメロに惚れている……、その情けなさが本当に素敵でした。
ただ、以前ほかの作品で観た時も思ったのですが、喉を痛めているみたいで台詞の声がすごく苦しそうなんですよね。前回も今回も、風邪ひいちゃったのかな。……「銀ちゃんの恋」以来、ずっとのような気がするんだけど、気のせいでありますように……。
喉が苦しそうなので、記憶していたほど歌がなくてホッとしつつ、『タニちゃんもコレでよかったのに!』と思ったり、「Luck Be A Lady Tonight」やカーテンコールで、内くんと並んで踊る姿に見惚れたりしつつ、ひさびさの当たり役で嬉しかったです♪
アデレイドの高橋由美子。まあ、彼女とニッキを目当てにチケットを取ったようなものですが、いや~~、本当に可愛かったです!あの、頭に花が咲いたような可愛らしさがたまらない(*^ ^*)。しかも、年齢相応の落ち着きと包容力もあって、ニッキを包み込むような母性があるところが最高の女っぷりでした。
小柄だし、ダンサーではないのでショーシーンでは控えめでしたが、芝居がさすがだったので全然OKだと思います♪
……アデレイドの「ストレスで風邪が治らない」っていうのは、きっと、現在だったら「花粉症」の一言で終わるんだろうなあ、と思ったりしつつ(^ ^)
ナイスリー、ベニー、ラスティのネイサンの部下三人組は、オープニングと一幕の真ん中らへんの「Guys And Dools」、二曲もほぼ三人でのナンバーがあったりしておいしい役ですが、若い二枚目を三人そろえて“無能な部下”系の演出でした。
ちょっと、わかつきめぐみの「So What?」に出てくる松1号・2号・3号を思い出したりしました(^ ^)。ちょっとトボけたところがいい味になっていて、田中ロウマくんにこんな一面があったとは!と思いました♪歌はさすがです。ええ。
ベニーのTETSUYAさんは、Bugs Under Grooveの方だけど、歌も良かったです。カッコイイ♪
ラスティの田川さんもきれいな人なのにトボけた空気があって、役に合ってました♪
アーバイドのKumaさんは、良い声でした。こういう作品にはよくいる、「この一曲のためだけに出演した人」なんですね。サラを心配するアーバイド、祖父と孫の二人っきりの場面で、宝塚版では当たり前のようにカットされていたような気がしますが(; ;)、音楽もいい曲でした♪
ビッグ・ジューリ(宝塚ではジュール)の六九さんは、ケロさんとは全然違う役作りで、観ながら思い出すことさえありませんでした(^ ^)。
小さくて可愛らしいおじさんで、でも誰かが逆らおうとすると銃を見せつける無茶苦茶ぶり。六九さんの存在感だけで作り上げたのが素晴らしいです。
いやー、あんな役になるとは思いもよらなかったなあ……
カートライト将軍の荒木さんは、さすがの歌声♪集会が盛り上がった後の歌が凄い迫力!ゆらさん、あんなところで歌ってたっけ?と思いつつ。あの歌が聴けて嬉しいです♪
ブラニガンの井上さんは、渋くて素敵。いかにもな存在感はさすがでした。うん。
キャストで目についたのはそんなところでしょうか。
男性アンサンブルも「Luck Be……」で踊ってるのが格好良かったです♪
この作品の最大の魅力がフランク・レッサーの名曲の数々であることには、みなさん異論もないかと思いますが。
結構、演出によって雰囲気の変わる作品なんだなーと思いました。
今回の東宝版の演出は、菅野こうめいさん。アンサンブルにいたるまで、役者をよく見て演出されたんだと思います。全体に隙なく、緊張感のある仕上がりで、面白かったです。
やっぱり「初めての恋」は名曲ですね(^ ^)。
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2002年の月組公演は当然観ていますが、案外覚えていない……というか、演出が結構違うものなんだな、と思いました。
まずはキャストを。東宝サイトに載っている順番をそのまま持ってきています(プログラムでは、アデレイドの由美子さんとネイサンのニッキのお二人は客演扱いで最後)。
月組のキャストと比べると、ほほう、こういう順番なのか……と思うところも多いような(^ ^)。
スカイ 内博貴(紫吹淳)
サラ 笹本玲奈(映美くらら)
アデレイド 高橋由美子(霧矢大夢)
ネイサン 錦織一清(大和悠河)
ナイスリー 田中ロウマ(大空祐飛)
ベニー TETSUYA(月船さらら)
ラスティ 田川景一(北翔海莉)
ハリー 中村昌也(越乃リュウ)
ビッグ・ジューリ 三谷六九(汐美真帆)
カートライト将軍 荒木里佳(夏河ゆら)
アーバイド Kuma(嘉月絵理)
ブラニガン巡査 井上高志(立ともみ)
アンサンブルで知っているのは乾あきおさんくらいだったかな。
でも、アデレイドと一緒に踊っているHOT BOXガールズが、みんなすごくスタイルよくて脚がきれいで(←すみません、拘りです)、とっても素敵でした♪
話や音楽はほとんど宝塚版と変わらないのですが、一幕前半のネイサンのナンバーが、ネイサン本人はほとんど歌っていない(回りの男どもが歌うだけ)だったり、「Sit Down」がほぼナイスリーのナンバーという扱いだったり、アーバイド(サラの祖父)がサラに歌うソロが丸々一曲あったり……
でも、全体の印象はそんなに違いませんでしたね。
意外だったのは、ナイスリーの人選かな。宝塚初演では、もっとコメディキャラで胴布団とか巻いていたと聞いていたので、祐飛さんが柄違いでも仕方がないな、と当時は思っていたのですが、田中ロウマさんも普通に二枚目のちょっとドジな部下系の可愛いタイプで役作りしていて……いまさらながら、祐飛さんももうちょっとどうにかなったんじゃないかと思ったりしました(^ ^;ゞ。
スカイの内くんは、たぶん観たのは初めてだと思うんですが、スーツも似合っていたし、芝居も歌も覚悟していたほど悪くなかったと思います。最後に大太鼓を抱えてでてきたところもなかなか愛嬌がありました♪ ただ、歌い方がいかにもアイドル系なので、ナンバーはどれもいまいちだったかな。下手ではないんだけど、作品のイメージにそぐわない声なんですよね…。
「初めての恋」も「Luck Be A Lady Tonight」も、大好きな曲なだけに、非常に残念。
サラの玲奈ちゃんは、可愛かった!
ただ、ポスターやプログラムでは栗色のボブ(肩につくくらい)ですごく可愛かったのに、本番の金髪のショートヘアはちょっとキツめな感じで、、、プログラムの写真のほうがずっと可愛いのにーと思いました。化粧もちょっと大人っぽい感じで、プログラムくらい少女っぽいほうが、サラという役には合っていると思うんですけどね。
ハバナで、酔っ払っての「もしも私がベルなら」は、素晴らしかった!!
私は映美くららちゃんのこのナンバーも滅茶苦茶好きだったんですけど、玲奈ちゃんのかわいらしさはまた格別でした!!そりゃあ、スカイも恋に落ちるよね、あんなサラを見ちゃったら(^ ^)
いやぁん、本当に可愛いなあ(*^ ^*)。
大舞台のヒロインをやりなれているだけあって、内くんをよくフォローしていたと思いますが、逆にそれが大人っぽい感じになってしまって、サラとしてはどうなのかな?と思った部分もありました。役者のバランスって難しいなあ、とおもうのはそんな時ですね……。
ネイサンのニッキは、もう期待どおりというか。キャラクターがぴったりすぎてホントに素敵でした。いい加減でだらしがなくて嘘つきで、でも間違いなくアデレイドにメロメロに惚れている……、その情けなさが本当に素敵でした。
ただ、以前ほかの作品で観た時も思ったのですが、喉を痛めているみたいで台詞の声がすごく苦しそうなんですよね。前回も今回も、風邪ひいちゃったのかな。……「銀ちゃんの恋」以来、ずっとのような気がするんだけど、気のせいでありますように……。
喉が苦しそうなので、記憶していたほど歌がなくてホッとしつつ、『タニちゃんもコレでよかったのに!』と思ったり、「Luck Be A Lady Tonight」やカーテンコールで、内くんと並んで踊る姿に見惚れたりしつつ、ひさびさの当たり役で嬉しかったです♪
アデレイドの高橋由美子。まあ、彼女とニッキを目当てにチケットを取ったようなものですが、いや~~、本当に可愛かったです!あの、頭に花が咲いたような可愛らしさがたまらない(*^ ^*)。しかも、年齢相応の落ち着きと包容力もあって、ニッキを包み込むような母性があるところが最高の女っぷりでした。
小柄だし、ダンサーではないのでショーシーンでは控えめでしたが、芝居がさすがだったので全然OKだと思います♪
……アデレイドの「ストレスで風邪が治らない」っていうのは、きっと、現在だったら「花粉症」の一言で終わるんだろうなあ、と思ったりしつつ(^ ^)
ナイスリー、ベニー、ラスティのネイサンの部下三人組は、オープニングと一幕の真ん中らへんの「Guys And Dools」、二曲もほぼ三人でのナンバーがあったりしておいしい役ですが、若い二枚目を三人そろえて“無能な部下”系の演出でした。
ちょっと、わかつきめぐみの「So What?」に出てくる松1号・2号・3号を思い出したりしました(^ ^)。ちょっとトボけたところがいい味になっていて、田中ロウマくんにこんな一面があったとは!と思いました♪歌はさすがです。ええ。
ベニーのTETSUYAさんは、Bugs Under Grooveの方だけど、歌も良かったです。カッコイイ♪
ラスティの田川さんもきれいな人なのにトボけた空気があって、役に合ってました♪
アーバイドのKumaさんは、良い声でした。こういう作品にはよくいる、「この一曲のためだけに出演した人」なんですね。サラを心配するアーバイド、祖父と孫の二人っきりの場面で、宝塚版では当たり前のようにカットされていたような気がしますが(; ;)、音楽もいい曲でした♪
ビッグ・ジューリ(宝塚ではジュール)の六九さんは、ケロさんとは全然違う役作りで、観ながら思い出すことさえありませんでした(^ ^)。
小さくて可愛らしいおじさんで、でも誰かが逆らおうとすると銃を見せつける無茶苦茶ぶり。六九さんの存在感だけで作り上げたのが素晴らしいです。
いやー、あんな役になるとは思いもよらなかったなあ……
カートライト将軍の荒木さんは、さすがの歌声♪集会が盛り上がった後の歌が凄い迫力!ゆらさん、あんなところで歌ってたっけ?と思いつつ。あの歌が聴けて嬉しいです♪
ブラニガンの井上さんは、渋くて素敵。いかにもな存在感はさすがでした。うん。
キャストで目についたのはそんなところでしょうか。
男性アンサンブルも「Luck Be……」で踊ってるのが格好良かったです♪
この作品の最大の魅力がフランク・レッサーの名曲の数々であることには、みなさん異論もないかと思いますが。
結構、演出によって雰囲気の変わる作品なんだなーと思いました。
今回の東宝版の演出は、菅野こうめいさん。アンサンブルにいたるまで、役者をよく見て演出されたんだと思います。全体に隙なく、緊張感のある仕上がりで、面白かったです。
やっぱり「初めての恋」は名曲ですね(^ ^)。
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