日本青年館宙組公演「シャングリラ」。
青年館公演も、金曜日に始まって週末を超え、明日(30日)で、もう中日になるんですね。
ドラマシティの初日があいたのが、ついこの間のような気がするのに。(しみじみ)
…と、感慨にふけっていても仕方が無いので、
とりあえず、まずはネタバレな呟きにいきたいと思います(←いきなり)
ネタバレ、というか、たぶん、観ていないと意味がわからないかと思いますが、どうぞご容赦くださいませ。
さて。
……ここ数日、寒さがぶり返していますが、皆様風邪など寄せ付けていませんか?
猫は、なんだか喉がいたいな~とか思って、ちょっとマスクを出してみたりしました(汗)。
で。
ここ数日の東京の寒さに、最近あまり話題になることもなくなってきた『核の冬』論争を思い出しました(^ ^;ゞ。
『核戦争後の日本』を舞台にした作品に嵌っているせいでしょうねぇ……。
核兵器の使用による粉塵の大量放出。そのために太陽光の入射が減少する状況が数ヶ月間続くことによって、氷河期化を含む深刻な気候変動が起こる。1980年代に、カール・セーガンらが提唱した理論は、その後の様々な映画やSF小説に大きな影響を与えましたが、小柳さんは今回の作品で、気候変動の設定をどうお考えなのかしら、などとふと思ったりします。
そもそも。
日本が砂漠化するっていうことは、結構難しい話だと思うんですよね。
地球の自転方向や公転方向、さらには公転面に対する角度などの根本的な条件が変動しないかぎり、日本はそう大規模に砂漠化することはあり得ないはず。大陸の東側、大洋の西側に位置する列島で、緯度的にちょうど雨雲が出来やすい位置。根本的に雨量の多い温帯域なんだもん。海の底だったことはあっても、砂漠であったことは一度もないはず。
この日本が砂漠化するってことは、自転軸が動かないと無理なんじゃないかと思うんですが……そんなことないんでしょうか。
ミュージカル「ユーリンタウン」は、根本的な設定が「世界的な大干ばつ」でした。
水が無い。少なくとも、今の人口を支えるほどの水がない。そこから話が始まって、そして、それゆえに終わる、そういう作品でした。
でも、「シャングリラ」はそうじゃない。最終的な結論は「水はある」というコトなんだから。
いえ、その結論に至る前でも、少なくとも、湧き水は飲める。核戦争によって地表の土が汚染されたから、その土を通った水は飲めない、というだけ。だから、その土が汚れる前(=戦争前)に地下に潜った伏流水は、飲める。
それはすなわち、水が地下資源になった、ということを意味します。
限りある資源になったわけです。その「限り」は、量でははかれない。必ずいつか終わり、汚染した水が混ざってくるはず。だから、その前に根本的な対策をとるしかない。
それで全ての話は通じるんだから、別に砂漠化させなくてもいいと思うんだけど……ぶつぶつ。
しかも、近畿は砂漠化したけど東京は砂漠化していない、と。そういうことですよね?
……それは単に、核兵器の集中投下によって荒地になってから、回復するほどの時間が経っていないというだけで、砂漠とは違うんじゃないか…?それを、作品世界の水不足感を高めるために「砂漠化」とか言い出すから、話がわからなくなるんじゃないか、と(^ ^;ゞ
いや、本当に些細なことで、どうでもいいことです。
細かい突っ込みで長くなって申し訳ない。
っていうか、、、理屈を考えるなと何度言ったら。
ちなみに。
粉塵は意外に重たいもので、生半可な爆発による上昇気流くらいでは、大気量の少ない成層圏に粉塵を押し上げるだけのエネルギーが足りないことなどから、セーガンらが提唱したとおりの『核の冬』現象は実際には起こらないと言われているようですね。むしろ、核兵器の衝撃による火山活動の活発化によって二酸化炭素が放出され、温室効果が暴走するのではないか、と懸念されているようですね。
となると、温室効果の暴走によって平均気温が50度くらいになっている…という可能性も、ありますが。……舞台となっている「現在」の季節がよく判らないけど、あの時点での気温は今の日本の秋程度、っぽいですよね…?(ミウは相当な薄着だけど。子供は風の子?)(←失礼な)
~・~・~・~・~・~
集合日のときからあれこれ書いている名前関係をここでまとめておきます。
『余所者』たちは「アイス、ソラ、カイ、ヒョウ、ミゾレ」。
とりあえずは英語名または日本語名、ってことでいいのかな。(「カイ」だけ例外ですが、「ウミ」は、耳で聴いたときにエッ?と思うからダメなんでしょうね)
アイスが外人部隊の少年兵あがり、ってことで、これは素直にアメリカ系ってコトでいいのかな。
ソラ(とカイ)とヒョウとミゾレは原住民(日本人)。だけど、今の日本は中国系の人々が支配している……という感じ、かな。
砂漠化した近畿地方。
そこの地元民が「フォン、ユン、ラン、ミウ、ルイ、ソウ、コウ」。
フォンとユンは中国語ですが、他のはどうなのかな。前にも書きましたが、「風」を「フォン」、「雲」を「ユン」とルビを振った小説で、「紅」は「ホン」だったんですよね。同じ一族なのに、なんであえて違う時代の読み方になっているんだろう?
「フォン」と「ホン」じゃ耳で聴いてもわからないから、あえて、というのも考えられますが、、、ま、でも、いずれにしても中国系の人たち、と思っていいのかしら。
中国に割譲されていた新宿周辺。
そこで活動する「ヤンヤン、フォンフォン、ブンジャク、ヒエン」。
これは露骨に中国系の名前だけど、近畿地方の人々とはかなり違う。ん~、いうなれば、新宿近辺にいるのは中国階級の中でも支配階級に近いひとたちで、近畿地方あたりにいて神官とかやってる人たちは、もっと民衆クラスの人たち。……そんな感じ?
~・~・~・~・~・~
あの『シャングリラ』って、謎のカタマリですよね。
誰一人警備がいないのは、まぁ、わかるんです。差別を受けた余所者5人が家族として身を寄せ合って暮らすための家だから、家族以外の者は入れない。
おそらく、シャングリラに入れるのは、アイスとソラとヒョウとミゾレの4人だけ(←カイは出られないから入ることもない)。捜索の報告も、他の情報も何もかも、外からの情報はヒョウが受け取って中へ報告するし、シャングリラの中に軟禁されたランとフォグの世話は、基本的にミゾレが一手に引き受けている。
家族経営なんですよ、あの王城は。
だから。
原則として家族でない人が自由に動くことなど想定されていないから、ランが拳銃一丁でミウを連れて逃げ、もう一度王城に戻ってフォグをつれてくる、などという荒業が可能になる。
おそらく、中からは開けられるけれども外からは開けられない構造(←オートロックと何が違うんだろ?)になっているんじゃないかな、と思うんですが(←核シェルターという本来の開発目的を考えれば、そういう仕様でってもおかしくない)、、、ミウを連れて外に出るとき、ミウを安全なところに送り届けたらフォグを助けに戻ってくるつもりで、ドアが閉まらないように細工をしていたんじゃないかな、と。(←もし本当にそうだとしたら、頭の回る人だなあ、ラン)
で。フォグを連れに戻ったとき、シャングリラは完全に空っぽでした。
ヒョウは死に、アイスとカイとミゾレはソラを求めて外に出てきているんだから。
……そもそも、なぜアイスたちはソラが来ていることに気がついたんだろう?
あの長い階段には、監視カメラがあった……のかな。
それとも、アイスの野生の勘?(^ ^;ゞ
核シェルターには当然自家発電機があるはずなので、照明関係は外も含めてそれでまかなわれているとしても、ずいぶんと大規模なマシンであるらしい浄水器「オンディーヌ」の動力も賄えた……んですよね?
凄いなあ。
同じような目的を持った『放射能除去装置コスモクリーナーD』なんて、宇宙戦艦ヤマトの動力のほとんどを食ったんじゃなかったっけ?
そういえば、あれはオゾンを大量に発生させて放射能を除去する、という、何がどうなってそういう結果が出るんだ的な理論でしたが、フォグの放射能除去理論って、いったいどういうものなんだろう……。
同じ東京で水源を守る警備兵にさえ、全く顔を知られていない、王。
なにしろ、ソラ(とカイ)は、本人たちが名乗るとおり「シャングリラの王」なのであって、「日本の国王」では、ない。
だから、さっつん(風羽玲亜)の「兵士」が、一幕前半の砂漠で唐突に叫ぶ「貴様、国王軍に逆らうのか!?」という台詞に出てくる『国王』と、ソラやカイは違うモノかもしれない(←だって、あまりにもソラの顔を知らなすぎじゃない?<さっつん)
でも、忘れちゃいけない。彼らは十年前に蛇の目一座の故郷を侵略し、滅ぼしている。
それは一応「国王軍」だったし、少なくとも指揮官の一人はソラだった。
このときソラが15,6歳での初陣だったとすれば、現在のソラは25,6歳。
そして、回想シーンは何歳なのかな?(^ ^)。
そして。
回想場面のエピソード(ミウとの出会い)を考えれば、カイの目を斬った男=水源を守る神官一族のリーダーの一人であったと考えて問題ないはず。
つまり、『水源の村』は、ソラにとって弟の眼の仇だった。
そしてソラは、この闘いで弟の復讐を果たした。
アイスにとっては水源を奪取する(=人々の生命線を握る)ための侵略戦争、
ソラにとっては、弟の眼の仇討ち。
その目的のずれが、二人の間に亀裂を生む。
ソラは、仇を討ったことで冷静さを取り戻し、アイスのしていることに疑問を抱く。
水源を奪い、その水を封鎖して、何をしようとしているのか?と。
『師』の行動に疑問を抱く。それが、自立への第一歩。
けれども『師』は、溺愛するソラの親離れを、認めようとしなかった……。
……なんだか話が逸れているような気がする……(すみません)。
~・~・~・~・~・~
人間が『仲間』を欲しがるのは何故なんでしょうね。
究極の回答は、「人間が弱いから」、だと思うのです。
弱い生き物は群れる、というのが生物界の基本的な掟ですから。
でも、人間が『仲間』を欲しがるのは、ただ「身を守るためには大きな群れに所属した方が有利」だから、ではありません。
彼らは常に、「緊密な関係」を欲しがります。
協力して戦いに臨み、大きな勝利を得るために。
「ガランチード」でも散々語られた「仲間」というもの。
アイスは言います。「仲間が必要だった。……自分が生きていくために」
彼には仲間が必要だった。
周り中敵だらけの世界を、生き抜くために。
背中を合わせて闘える仲間を得るために、そして何よりも、守りたいと思う家族を得るために。
そして。
守りたいと思う家族を得て、アイスはシャングリラを攻略して自分の城を築き上げ、
背中を預けられる仲間を得て、アイスの心は壊れてしまう。
仲間を信じ切れなかったアイスの歪み。
信じてもらえなかった、ソラの痛み。
……二人とも悲しいな、と思います。
でもたぶん、一番つらかったのは、引き裂かれてしまったヒョウだったんだろうな、と……。
(曰く、「カイは何も気づいていない!」)
この物語で、一番「足りない」と思うのは、家族五人が末永く仲良く暮らしました、的な場面がほとんど無いこと、だと思います。
戦いの訓練をしているアイスとソラ ⇒ ソラの理想を語る「水乃城」の場面は名場面ですが、、、せめてもう一場面!!と思いますね。できれば、ソラがアイスへのリスペクトを語る場面か、あるいは、ヒョウの心を見せる場面。
何かもう一場面、「家族」としてのの場面がほしい……と思います。
~・~・~・~・~・~
実羚くん、今日は復帰したのでしょうか…。
公式サイトに何の情報も出ないのが哀しい。せめて、通常営業日である今日くらいは発表してくれるかと思ったのに(涙)。
下級生だから代役までフォローしろとは言わないけど、出演者として発表はされているんだから、休演しているのか復帰したのか、そのくらいはちゃんと教えてほしい…(T T)。
.
青年館公演も、金曜日に始まって週末を超え、明日(30日)で、もう中日になるんですね。
ドラマシティの初日があいたのが、ついこの間のような気がするのに。(しみじみ)
…と、感慨にふけっていても仕方が無いので、
とりあえず、まずはネタバレな呟きにいきたいと思います(←いきなり)
ネタバレ、というか、たぶん、観ていないと意味がわからないかと思いますが、どうぞご容赦くださいませ。
さて。
……ここ数日、寒さがぶり返していますが、皆様風邪など寄せ付けていませんか?
猫は、なんだか喉がいたいな~とか思って、ちょっとマスクを出してみたりしました(汗)。
で。
ここ数日の東京の寒さに、最近あまり話題になることもなくなってきた『核の冬』論争を思い出しました(^ ^;ゞ。
『核戦争後の日本』を舞台にした作品に嵌っているせいでしょうねぇ……。
核兵器の使用による粉塵の大量放出。そのために太陽光の入射が減少する状況が数ヶ月間続くことによって、氷河期化を含む深刻な気候変動が起こる。1980年代に、カール・セーガンらが提唱した理論は、その後の様々な映画やSF小説に大きな影響を与えましたが、小柳さんは今回の作品で、気候変動の設定をどうお考えなのかしら、などとふと思ったりします。
そもそも。
日本が砂漠化するっていうことは、結構難しい話だと思うんですよね。
地球の自転方向や公転方向、さらには公転面に対する角度などの根本的な条件が変動しないかぎり、日本はそう大規模に砂漠化することはあり得ないはず。大陸の東側、大洋の西側に位置する列島で、緯度的にちょうど雨雲が出来やすい位置。根本的に雨量の多い温帯域なんだもん。海の底だったことはあっても、砂漠であったことは一度もないはず。
この日本が砂漠化するってことは、自転軸が動かないと無理なんじゃないかと思うんですが……そんなことないんでしょうか。
ミュージカル「ユーリンタウン」は、根本的な設定が「世界的な大干ばつ」でした。
水が無い。少なくとも、今の人口を支えるほどの水がない。そこから話が始まって、そして、それゆえに終わる、そういう作品でした。
でも、「シャングリラ」はそうじゃない。最終的な結論は「水はある」というコトなんだから。
いえ、その結論に至る前でも、少なくとも、湧き水は飲める。核戦争によって地表の土が汚染されたから、その土を通った水は飲めない、というだけ。だから、その土が汚れる前(=戦争前)に地下に潜った伏流水は、飲める。
それはすなわち、水が地下資源になった、ということを意味します。
限りある資源になったわけです。その「限り」は、量でははかれない。必ずいつか終わり、汚染した水が混ざってくるはず。だから、その前に根本的な対策をとるしかない。
それで全ての話は通じるんだから、別に砂漠化させなくてもいいと思うんだけど……ぶつぶつ。
しかも、近畿は砂漠化したけど東京は砂漠化していない、と。そういうことですよね?
……それは単に、核兵器の集中投下によって荒地になってから、回復するほどの時間が経っていないというだけで、砂漠とは違うんじゃないか…?それを、作品世界の水不足感を高めるために「砂漠化」とか言い出すから、話がわからなくなるんじゃないか、と(^ ^;ゞ
いや、本当に些細なことで、どうでもいいことです。
細かい突っ込みで長くなって申し訳ない。
っていうか、、、理屈を考えるなと何度言ったら。
ちなみに。
粉塵は意外に重たいもので、生半可な爆発による上昇気流くらいでは、大気量の少ない成層圏に粉塵を押し上げるだけのエネルギーが足りないことなどから、セーガンらが提唱したとおりの『核の冬』現象は実際には起こらないと言われているようですね。むしろ、核兵器の衝撃による火山活動の活発化によって二酸化炭素が放出され、温室効果が暴走するのではないか、と懸念されているようですね。
となると、温室効果の暴走によって平均気温が50度くらいになっている…という可能性も、ありますが。……舞台となっている「現在」の季節がよく判らないけど、あの時点での気温は今の日本の秋程度、っぽいですよね…?(ミウは相当な薄着だけど。子供は風の子?)(←失礼な)
~・~・~・~・~・~
集合日のときからあれこれ書いている名前関係をここでまとめておきます。
『余所者』たちは「アイス、ソラ、カイ、ヒョウ、ミゾレ」。
とりあえずは英語名または日本語名、ってことでいいのかな。(「カイ」だけ例外ですが、「ウミ」は、耳で聴いたときにエッ?と思うからダメなんでしょうね)
アイスが外人部隊の少年兵あがり、ってことで、これは素直にアメリカ系ってコトでいいのかな。
ソラ(とカイ)とヒョウとミゾレは原住民(日本人)。だけど、今の日本は中国系の人々が支配している……という感じ、かな。
砂漠化した近畿地方。
そこの地元民が「フォン、ユン、ラン、ミウ、ルイ、ソウ、コウ」。
フォンとユンは中国語ですが、他のはどうなのかな。前にも書きましたが、「風」を「フォン」、「雲」を「ユン」とルビを振った小説で、「紅」は「ホン」だったんですよね。同じ一族なのに、なんであえて違う時代の読み方になっているんだろう?
「フォン」と「ホン」じゃ耳で聴いてもわからないから、あえて、というのも考えられますが、、、ま、でも、いずれにしても中国系の人たち、と思っていいのかしら。
中国に割譲されていた新宿周辺。
そこで活動する「ヤンヤン、フォンフォン、ブンジャク、ヒエン」。
これは露骨に中国系の名前だけど、近畿地方の人々とはかなり違う。ん~、いうなれば、新宿近辺にいるのは中国階級の中でも支配階級に近いひとたちで、近畿地方あたりにいて神官とかやってる人たちは、もっと民衆クラスの人たち。……そんな感じ?
~・~・~・~・~・~
あの『シャングリラ』って、謎のカタマリですよね。
誰一人警備がいないのは、まぁ、わかるんです。差別を受けた余所者5人が家族として身を寄せ合って暮らすための家だから、家族以外の者は入れない。
おそらく、シャングリラに入れるのは、アイスとソラとヒョウとミゾレの4人だけ(←カイは出られないから入ることもない)。捜索の報告も、他の情報も何もかも、外からの情報はヒョウが受け取って中へ報告するし、シャングリラの中に軟禁されたランとフォグの世話は、基本的にミゾレが一手に引き受けている。
家族経営なんですよ、あの王城は。
だから。
原則として家族でない人が自由に動くことなど想定されていないから、ランが拳銃一丁でミウを連れて逃げ、もう一度王城に戻ってフォグをつれてくる、などという荒業が可能になる。
おそらく、中からは開けられるけれども外からは開けられない構造(←オートロックと何が違うんだろ?)になっているんじゃないかな、と思うんですが(←核シェルターという本来の開発目的を考えれば、そういう仕様でってもおかしくない)、、、ミウを連れて外に出るとき、ミウを安全なところに送り届けたらフォグを助けに戻ってくるつもりで、ドアが閉まらないように細工をしていたんじゃないかな、と。(←もし本当にそうだとしたら、頭の回る人だなあ、ラン)
で。フォグを連れに戻ったとき、シャングリラは完全に空っぽでした。
ヒョウは死に、アイスとカイとミゾレはソラを求めて外に出てきているんだから。
……そもそも、なぜアイスたちはソラが来ていることに気がついたんだろう?
あの長い階段には、監視カメラがあった……のかな。
それとも、アイスの野生の勘?(^ ^;ゞ
核シェルターには当然自家発電機があるはずなので、照明関係は外も含めてそれでまかなわれているとしても、ずいぶんと大規模なマシンであるらしい浄水器「オンディーヌ」の動力も賄えた……んですよね?
凄いなあ。
同じような目的を持った『放射能除去装置コスモクリーナーD』なんて、宇宙戦艦ヤマトの動力のほとんどを食ったんじゃなかったっけ?
そういえば、あれはオゾンを大量に発生させて放射能を除去する、という、何がどうなってそういう結果が出るんだ的な理論でしたが、フォグの放射能除去理論って、いったいどういうものなんだろう……。
同じ東京で水源を守る警備兵にさえ、全く顔を知られていない、王。
なにしろ、ソラ(とカイ)は、本人たちが名乗るとおり「シャングリラの王」なのであって、「日本の国王」では、ない。
だから、さっつん(風羽玲亜)の「兵士」が、一幕前半の砂漠で唐突に叫ぶ「貴様、国王軍に逆らうのか!?」という台詞に出てくる『国王』と、ソラやカイは違うモノかもしれない(←だって、あまりにもソラの顔を知らなすぎじゃない?<さっつん)
でも、忘れちゃいけない。彼らは十年前に蛇の目一座の故郷を侵略し、滅ぼしている。
それは一応「国王軍」だったし、少なくとも指揮官の一人はソラだった。
このときソラが15,6歳での初陣だったとすれば、現在のソラは25,6歳。
そして、回想シーンは何歳なのかな?(^ ^)。
そして。
回想場面のエピソード(ミウとの出会い)を考えれば、カイの目を斬った男=水源を守る神官一族のリーダーの一人であったと考えて問題ないはず。
つまり、『水源の村』は、ソラにとって弟の眼の仇だった。
そしてソラは、この闘いで弟の復讐を果たした。
アイスにとっては水源を奪取する(=人々の生命線を握る)ための侵略戦争、
ソラにとっては、弟の眼の仇討ち。
その目的のずれが、二人の間に亀裂を生む。
ソラは、仇を討ったことで冷静さを取り戻し、アイスのしていることに疑問を抱く。
水源を奪い、その水を封鎖して、何をしようとしているのか?と。
『師』の行動に疑問を抱く。それが、自立への第一歩。
けれども『師』は、溺愛するソラの親離れを、認めようとしなかった……。
……なんだか話が逸れているような気がする……(すみません)。
~・~・~・~・~・~
人間が『仲間』を欲しがるのは何故なんでしょうね。
究極の回答は、「人間が弱いから」、だと思うのです。
弱い生き物は群れる、というのが生物界の基本的な掟ですから。
でも、人間が『仲間』を欲しがるのは、ただ「身を守るためには大きな群れに所属した方が有利」だから、ではありません。
彼らは常に、「緊密な関係」を欲しがります。
協力して戦いに臨み、大きな勝利を得るために。
「ガランチード」でも散々語られた「仲間」というもの。
アイスは言います。「仲間が必要だった。……自分が生きていくために」
彼には仲間が必要だった。
周り中敵だらけの世界を、生き抜くために。
背中を合わせて闘える仲間を得るために、そして何よりも、守りたいと思う家族を得るために。
そして。
守りたいと思う家族を得て、アイスはシャングリラを攻略して自分の城を築き上げ、
背中を預けられる仲間を得て、アイスの心は壊れてしまう。
仲間を信じ切れなかったアイスの歪み。
信じてもらえなかった、ソラの痛み。
……二人とも悲しいな、と思います。
でもたぶん、一番つらかったのは、引き裂かれてしまったヒョウだったんだろうな、と……。
(曰く、「カイは何も気づいていない!」)
この物語で、一番「足りない」と思うのは、家族五人が末永く仲良く暮らしました、的な場面がほとんど無いこと、だと思います。
戦いの訓練をしているアイスとソラ ⇒ ソラの理想を語る「水乃城」の場面は名場面ですが、、、せめてもう一場面!!と思いますね。できれば、ソラがアイスへのリスペクトを語る場面か、あるいは、ヒョウの心を見せる場面。
何かもう一場面、「家族」としてのの場面がほしい……と思います。
~・~・~・~・~・~
実羚くん、今日は復帰したのでしょうか…。
公式サイトに何の情報も出ないのが哀しい。せめて、通常営業日である今日くらいは発表してくれるかと思ったのに(涙)。
下級生だから代役までフォローしろとは言わないけど、出演者として発表はされているんだから、休演しているのか復帰したのか、そのくらいはちゃんと教えてほしい…(T T)。
.
コメント
今日(30日)日比谷で入りをしたあと^^
シャングリラ見てきました!
とりあえずオープニングのダンスと雹と霙を見る!という程度の知識で見てきました
予想外に本気でおもしろかったです
おもしろいっていうか、これ 凄く好きです
時代がスクランブルしていくバランスとか、もちろんビジュアルとか
もちろんみなさん素敵なんですけど ちーちゃん チョーかっこいい
こんなに忙しい時期じゃなかったら、もう一回見たかったです
ひ、日比谷で入り、ですか…?あれっ?(^ ^)
えっと。
> 予想外に本気でおもしろかったです
そうなんですよーーーーっ!!まさに、『予想外』に『本気でおもしろい』んです。
ストーリーが出たときはどうなることかと思ったんですが(汗)。
> もちろんみなさん素敵なんですけど ちーちゃん チョーかっこいい
エリちゃんも可愛いでしょう?(強制)
> こんなに忙しい時期じゃなかったら、もう一回見たかったです
本当ですー。春のドラマシティって、一回くらい観にいくのは簡単に調整できても、何回か観ようとすると辛い時期ですよね(涙)。でも、観ていただけてよかったです♪