突然ですが。

私にとって、『もっとも回数を観た大劇場公演』は、長いこと月組の「螺旋のオルフェ/ノバ・ボサ・ノバ」でした。
大劇場に三回遠征して、二桁観劇した初めての公演。
東京だけなら「黒い瞳」の方が多いはずなのですが、大劇場と合わせてだとこっちの方が多かったはず。


そんな、ファンになりたてのころの、思い出の公演。


それでも、この頃の私は、一番のご贔屓さんが卒業した直後の新人公演を観るという頭が無くて。
せっかくのきりやんのソールを、観ようという努力さえしなかったんだなあ……あああ、なんて勿体無いことを(今更)。







きりやんのお披露目記念で流れていた「ノバ・ボサ・ノバ」新人公演映像を、やっと観ました。
録画はしていたんですが、ずっと暇がなくて。(いや、今日も暇だったわけでは決して無いんですが)


ひさしぶりに昔の月組を観て、懐かしさにほろりとしつつ、

……あああ、生で観たかったなあ……、と思ったりして。




なんだか、ものすごく感慨深いメンバーですよね。

エストレーラがあーちゃん(花瀬みずか)、
メール婦人がナホちゃん(越乃リュウ)。

ラストの、砂浜での別れの場面を観ながら、なんだか奇妙な既視感にとらわれました。
ソールとエストレーラ、そしてメール夫人という、(ほぼ)三人だけの場面。



ナホちゃんとあーちゃんのお二人が、今でもきりやんの傍にいてくれていることが、とても嬉しいです。



でも。
……それ以外は、もうほとんど誰もいないんですねぇ。
なるみんも、カオルちゃんも、あゆらさんも、末子姐も、タニちゃんも、三恵ちゃんも、千佳ちゃんも、葉月ちゃんも。
役がついている中では、かろうじてみっちゃんが宙組にいるくらい(←研2にしてボールソ役だったことに驚愕しました……凄いんだなみっちゃんって)(←今頃気づいたんかい)。


そりゃあ、そうか。「ノバ・ボサ・ノバ」は85期の初舞台公演ですものね(T T)。もりえちゃんとか、みっぽーとか、さすがにどこにいるのか良く判らない。ドアボーイの礼音くんがかろうじて、って感じですものね。
もちろん、ガチャとか研ちゃんとか、そこかしこで踊ってはいるのですが。まだ役がつくような学年じゃないんだなあ…。




それにしても、ホントに懐かしい。
このあたりの期は、みんな大好きだったんですよね……。
カオルちゃん(大樹槙)のオトコマエな挨拶もカッコいいし、
白い顔できりやんの隣に立っているナホちゃんの、何か不安げな表情が可愛らしい。



そして。
そんなことどうでも良くなってしまうほどに、ソールなきりやんが素敵すぎて、惚れてしまいますね。
なんて真直ぐに、眩いほどに輝いているんでしょうか。

若さに溢れて、健康で、元気で、キラキラしてて。



もう、十年も前の、幻のようなひととき。




ああ、早く中日に行きたいです……。(そっちか)

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