「カサブランカ」千秋楽
2010年2月7日 宝塚(宙) コメント (8)東京宝塚劇場宙組公演「カサブランカ」が、千秋楽を迎えました。
萬あきらさん、
安里舞生ちゃん、
ご卒業おめでとうございますm(_ _)m。
一ヶ月公演って短いなあ……(T T)。
本当に、あっという間でした。すっかり嵌っていたので、今、とても寂しいです。
昼の部は、今まで観た中で、芝居としては一番良かった、と思いました。
ちょっと体力的に無理が続いていたため、集中できるか非常に不安だったのですが、ものすごく引き込まれて、夢中になって観ているうちに、あっという間に終わってしまいました。
誰がどうこうというのではなく、宙組全体がピンっと張り詰めた綱の上を走っているかのような危うい緊迫感のようなものがあって、「カサブランカ」の世界を覆う不安の翳がすごく出ていたと思います。
それ以外の細かい部分の芝居については、なんというか……ひどくシンプルな、原点に戻った感があって。磨きぬかれた珠のような、底光りする印象、とでもいうのでしょうか。
……フィナーレはちょっとぐたぐたでしたけどね、祐飛さん(汗)。
千秋楽は。
昼に吹っ飛んでいた部分が少し落ち着いて、全体に端正な出来だったように思います。
世界全体を覆う不安の翳りが、ほんの少し前向きな意思に変換されて、明るい光の射すラストだったように思います。
「パリの思い出がある」
の言い方とか、リックがまた一際優しくなって、むしろラズロの孤高が際立つ構造になっていた……とまで言ったら、妄想かもしれませんが(汗)。リックの優しさに涙が出ました。
「俺たちの仲はパリで終わっている」
とか、も。
そして、蘭トムさんの
「あなたも、我々の仲間です」
の言い方が、少し変わったように思いました。なにが、と問われると答えられないのですが。
先日まではあんな言い方じゃなかったような……?
すべてを飲み込んで、リックの孤独を受け入れるところが、すごく好きです。
今日で宝塚を卒業するお二人は、なんだかもう、キラキラしすぎてて眩しかった。
警官役は、いつもどおりにしっかりと勤め上げた舞生ちゃん。
小さくて綺麗なお顔に髭がとても良く似合って、本当に、人形のように可愛らしいのに、誰よりも力強く走って、撃って、捕まえて、ロールペーパーを投げて(笑)と忙しくされていました。
さっつん(風羽玲亜)とのコンビネーションもばっちりで、結局私が観た時で「ボスのモットー」を失敗したことは無かったんじゃないかな?(^ ^)。
ラ・ベル・オーロールの客は、前半はいつもどおり、でも舞生ちゃん自身はいつも以上に明るい笑顔を振り撒いていたのですが。
蒼羽りくちゃんがイルザに手紙を届け、イルザがショックを受けて倒れた後。いったん倒れた女性(イルザ)を心配してそのテーブルの周りに集まった客たちが、どうやら大丈夫らしいと見極めて三々五々席に戻る時(このとき大幅な席替えがある)、さっつんがいきなり舞生ちゃんに抱きついるように見えて、すごく吃驚しました。一階席だったので、群衆の後ろであまりよく見えなかったのですが(T T)、どうなっていたのかご存知の方、ぜひ教えてくださいませ。
その後、カンカンが終わってまっぷー(松風輝)のテーブルに移った後も、とにかく通りがかる人々や、隣のテーブルでやさぐれていたえなちゃん(月映樹茉)とか、とにかく近くにいる人がみんな何かしら舞生ちゃんにちょっかいをかけていくのが、なんだかもう……
そのひとつひとつに、嬉しそうに応えていた舞生ちゃんの笑顔に、涙が止まらなくて困りました。もっとちゃんと観たいのにー。
で。最後の方で、、そんな様子を笑って眺めていたまっぷーがいきなり真顔になって、握手を求めてきた ときには、ちょっと舞生ちゃんもうるっときていたような気がします。
……その後すぐに、支配人(光海舞人)が「フランス軍がパリを撤退しました!」というニュースを言いに来てしまうので、まっぷーは(次の場面の準備のために)慌てて駆け出していってしまいましたが(^ ^;。
フィナーレのムーア人のダンスでは、白っぽい花を胸につけて、弾けて踊ってました(T T)。
本当に、毎回思うので毎回書いてますけれども。
どうして、卒業する人ってああも輝くのでしょうね。
舞生ちゃんは、元々綺麗な人だし、ダンスは得意なんでしょうけれども、それにしても綺麗で、キラキラしていました。
パレードはラ・ベル・オーロールの黒燕尾に花をつけて、笑顔で。一緒に降りてくる天輝トニカちゃんとか、上手花道にそろう92期が結構のきなみ涙目な感じだったのに、舞生ちゃん一人「超・笑顔♪」だったのが面白かったです。
いったん花道に並んで、スターさんたちが銀橋に並ぶときにハケるんだろうと思っていたのに、階段を降りて、そのまま袖に引っ込んでしまったことに驚きました(涙)。花道をガン見しようと思っていたのに~~(T T)。
組長さんの挨拶での、『今までで印象に残った作品・役』。
・「維新回天竜馬伝」新人公演 竜馬の影
・「殉情」 八兵衛
・「パラダイス・プリンス」 新人公演 スチュワートの子供時代と、Jr.
・「ダンシング・フォー・ユー」全体(たくさん踊らせてもらったから)
・「逆転裁判2」 手下
・「カサブランカ」 警官
・「カサブランカ」新人公演 エミール
エミールについては、「初めての通し役。信じられない気持ちと嬉しさで胸がいっぱいだった」というコメントもあって、エミールが来たからには、次もあっただろうに、もうちょっと続けてほしかったよ…………と、とっても今更で身勝手なことを改めて思ったりしました(泣)。
組長さんの「まうちゃ~ん」という呼びかけに、「はぁーーーいっ!」と元気に応えて、上手の袖から、トップさんの大きな羽の後ろを通って登場した舞生ちゃん。
研4っていうのは、まだ大階段も降りられない学年なんですね。……ああ、せめてもう一作(悔)
組からの花は、蘭トムさんから。同期からのお花は、代表して百千糸ちゃんから。両方あわせるとト音記号になる、ピンク系の可愛いお花でした(はぁと)
「宝塚。私にとって、夢のような場所」
高くて細いけれどもキリリと澄んだ、よく通る声。エミール役でしか声を聞いたことがない(; ;)ので、素の声がすごく新鮮。
「一緒に笑い合える下級生の皆と出会い、いつも優しく包み込んでくださる上級生のみなさまと出会い、どんなときも手を取り合って乗り越えてきた同期の皆と出会い、そして、いつも温かい拍手で応援し、見守りつづけてくださったくれたファンの皆様と出会い……」
一生懸命喋ってる。可愛いなあ(T T)。
「こんなに広い世界で、出会えたことは奇跡です。
皆様に出会えたからこそ、私も輝けました。出会えたすべての皆様へ、会えて本当に良かった。いまとっても幸せです。本当に、ありがとうございました。」
家族への感謝の言葉もはさみながら、しっかりと笑顔で締めくくって。
想像していたより落ち着いていて、頭が良くて表現力のある人なんだな、と思いました。
ご卒業されて、これからどんな道を歩まれるご予定なのかわかりませんが、これからも舞生ちゃんらしく歩いて、たくさんの素敵と出会われますように。
舞生ちゃんの笑顔があれば、怖いものはないような気がします。どうぞ、がんばってくださいね。
萬さんの、サム。
11時の部の最初のカフェの場面で、ドアマン(風馬翔)がドアをあけて、盆が回って、萬さんサムの歌が聞こえてきた瞬間から大きな拍手が(涙)。
#一瞬、ドアをあけて出てきた翔くんに拍手が入ったのかと思って驚きましたが(笑)
千秋楽の萬さんが、パレードでは化粧替えして黒燕尾で降りておいでになる、というのは、話には聞いていましたし、ニュース映像でも視ていたはずなのですが。
それでも、あらためて実際にこの眼で観ると、ものすごい感動!!で。
ピシっとキメた黒燕尾の似合うこと。40年間磨きぬいてきた美しさを、宙組っ子もしっかりと受け止めて、継いでいってほしいな、と思いました。
組長さんの掛け声にあわせて、組子全員で「ケイさ~ん!」と呼びかけると、緑の袴で降りてこられた萬さんが、ゆっくりと大階段の真ん中で一礼する。
組からの花は祐飛さん、専科からの花は磯野さん、同期からの花は、OGの東千晃さん。カサブランカの大枝を三本、さりげなく抱えて、笑顔で。
「夢に出会い、夢に生き、、、そして、本当に夢が醒める時が来ました。最高に幸せです」
清しい笑顔、優しい声。
「大空祐飛、野々すみ花のトップお披露目、新生宙組のメンバーとの出会い、『カサブランカ』という作品や、サムという役との出会い、、、、すべてが幸せです。この幸せを与えてくださったみなさま全員、本当に感謝しています。本当にありがとうございました」
大拍手。
……で終わるかと思いきや。さらに続く、名調子。
「退団するこのときになって、こんなにも宝塚を愛している自分に驚きました。これからは皆様と一緒に、宝塚を応援したいと思います」
「みんな、素晴らしい資質を持った子ばかり。これからもこの仲間たちが伸びやかに舞台を勤められますよう、温かく、そして時には厳しく、見守ってあげてください」
宙組ファンとしても、すごくありがたい、嬉しいご挨拶でした。
こちらこそ、いつも素敵な『男役』を見せてくださったケイさんには、感謝の言葉もありません(T T)。
しっかし……ケイさんから観ても、宙組っ子は「奇跡的にピュア」なのね(^ ^)。
最後に、祐飛さんからのご挨拶。
「東京のこの場所で、この大きな劇場で、この作品をたくさんの方々の前で上演でき、思い切り表現できる喜びを、毎日噛み締めていました」
関係者すべてへの感謝の言葉をはさみつつ。
「ケイさんに教えていただいた男役の素晴らしさ、宝塚の魅力を大切に受け止めて、これからも歩んでいきます」
ケイさんへの感謝を述べる祐飛さん。
「卒業生の幸せそうな笑顔を見ていて、宝塚の魅力って何だろう?と考えました。宝塚しか知らない私には、本当の意味では宝塚の良さってわからないのですが、でも、私にとって宝塚は夢の世界で、その夢のためであれば、全てを懸けても悔いはありません。
この宝塚の魅力を、独りでも多くの方にお伝えできるよう、これからも精進してまいります!」
本日はありがとうございました、と締めくくりながら、祐飛さんの瞳も随分うるんでいるな、と思いました。
カーテンコールの途中から一階はスタンディング。
何回目かに、祐飛さんと卒業生二人の3人でのご挨拶で、祐飛さんが頬のマイクを差し出して卒業生二人に何か喋らせようとしたとき。
舞生ちゃんは、よく通る大きな声で「私は幸せ者です!」
ケイさんは、一度やりかけてちょっと笑っちゃったのですが、仕切りなおして
「誰がhappy?」
と、男役のセクシーボイスで囁いてくださいました。
祐飛さんが、珍しく撃沈してた……(^ ^)
その次は、祐飛さん一人で。
「皆さんの瞳に乾杯!」と、笑顔で乾杯の仕草をしてから、仲間たちを呼んで、ご挨拶してくれました。
素晴らしい作品で、楽しい公演でした。
祐飛さんではありませんが、この作品に関わってくださった皆様全員に、お礼を言ってまわりたい気分です。
ありがとう。幸せを、本当にありがとう。
今週はさっそく、たまちゃん(天羽珠起)のイゾラベッラ・コンサートがありますね。
さすがに行けませんが、がんばってください&楽しいコンサートになりますように(はぁと)。
.
萬あきらさん、
安里舞生ちゃん、
ご卒業おめでとうございますm(_ _)m。
一ヶ月公演って短いなあ……(T T)。
本当に、あっという間でした。すっかり嵌っていたので、今、とても寂しいです。
昼の部は、今まで観た中で、芝居としては一番良かった、と思いました。
ちょっと体力的に無理が続いていたため、集中できるか非常に不安だったのですが、ものすごく引き込まれて、夢中になって観ているうちに、あっという間に終わってしまいました。
誰がどうこうというのではなく、宙組全体がピンっと張り詰めた綱の上を走っているかのような危うい緊迫感のようなものがあって、「カサブランカ」の世界を覆う不安の翳がすごく出ていたと思います。
それ以外の細かい部分の芝居については、なんというか……ひどくシンプルな、原点に戻った感があって。磨きぬかれた珠のような、底光りする印象、とでもいうのでしょうか。
……フィナーレはちょっとぐたぐたでしたけどね、祐飛さん(汗)。
千秋楽は。
昼に吹っ飛んでいた部分が少し落ち着いて、全体に端正な出来だったように思います。
世界全体を覆う不安の翳りが、ほんの少し前向きな意思に変換されて、明るい光の射すラストだったように思います。
「パリの思い出がある」
の言い方とか、リックがまた一際優しくなって、むしろラズロの孤高が際立つ構造になっていた……とまで言ったら、妄想かもしれませんが(汗)。リックの優しさに涙が出ました。
「俺たちの仲はパリで終わっている」
とか、も。
そして、蘭トムさんの
「あなたも、我々の仲間です」
の言い方が、少し変わったように思いました。なにが、と問われると答えられないのですが。
先日まではあんな言い方じゃなかったような……?
すべてを飲み込んで、リックの孤独を受け入れるところが、すごく好きです。
今日で宝塚を卒業するお二人は、なんだかもう、キラキラしすぎてて眩しかった。
警官役は、いつもどおりにしっかりと勤め上げた舞生ちゃん。
小さくて綺麗なお顔に髭がとても良く似合って、本当に、人形のように可愛らしいのに、誰よりも力強く走って、撃って、捕まえて、ロールペーパーを投げて(笑)と忙しくされていました。
さっつん(風羽玲亜)とのコンビネーションもばっちりで、結局私が観た時で「ボスのモットー」を失敗したことは無かったんじゃないかな?(^ ^)。
ラ・ベル・オーロールの客は、前半はいつもどおり、でも舞生ちゃん自身はいつも以上に明るい笑顔を振り撒いていたのですが。
蒼羽りくちゃんがイルザに手紙を届け、イルザがショックを受けて倒れた後。いったん倒れた女性(イルザ)を心配してそのテーブルの周りに集まった客たちが、どうやら大丈夫らしいと見極めて三々五々席に戻る時(このとき大幅な席替えがある)、さっつんがいきなり舞生ちゃんに抱きついるように見えて、すごく吃驚しました。一階席だったので、群衆の後ろであまりよく見えなかったのですが(T T)、どうなっていたのかご存知の方、ぜひ教えてくださいませ。
その後、カンカンが終わってまっぷー(松風輝)のテーブルに移った後も、とにかく通りがかる人々や、隣のテーブルでやさぐれていたえなちゃん(月映樹茉)とか、とにかく近くにいる人がみんな何かしら舞生ちゃんにちょっかいをかけていくのが、なんだかもう……
そのひとつひとつに、嬉しそうに応えていた舞生ちゃんの笑顔に、涙が止まらなくて困りました。もっとちゃんと観たいのにー。
で。最後の方で、、そんな様子を笑って眺めていたまっぷーがいきなり真顔になって、握手を求めてきた ときには、ちょっと舞生ちゃんもうるっときていたような気がします。
……その後すぐに、支配人(光海舞人)が「フランス軍がパリを撤退しました!」というニュースを言いに来てしまうので、まっぷーは(次の場面の準備のために)慌てて駆け出していってしまいましたが(^ ^;。
フィナーレのムーア人のダンスでは、白っぽい花を胸につけて、弾けて踊ってました(T T)。
本当に、毎回思うので毎回書いてますけれども。
どうして、卒業する人ってああも輝くのでしょうね。
舞生ちゃんは、元々綺麗な人だし、ダンスは得意なんでしょうけれども、それにしても綺麗で、キラキラしていました。
パレードはラ・ベル・オーロールの黒燕尾に花をつけて、笑顔で。一緒に降りてくる天輝トニカちゃんとか、上手花道にそろう92期が結構のきなみ涙目な感じだったのに、舞生ちゃん一人「超・笑顔♪」だったのが面白かったです。
いったん花道に並んで、スターさんたちが銀橋に並ぶときにハケるんだろうと思っていたのに、階段を降りて、そのまま袖に引っ込んでしまったことに驚きました(涙)。花道をガン見しようと思っていたのに~~(T T)。
組長さんの挨拶での、『今までで印象に残った作品・役』。
・「維新回天竜馬伝」新人公演 竜馬の影
・「殉情」 八兵衛
・「パラダイス・プリンス」 新人公演 スチュワートの子供時代と、Jr.
・「ダンシング・フォー・ユー」全体(たくさん踊らせてもらったから)
・「逆転裁判2」 手下
・「カサブランカ」 警官
・「カサブランカ」新人公演 エミール
エミールについては、「初めての通し役。信じられない気持ちと嬉しさで胸がいっぱいだった」というコメントもあって、エミールが来たからには、次もあっただろうに、もうちょっと続けてほしかったよ…………と、とっても今更で身勝手なことを改めて思ったりしました(泣)。
組長さんの「まうちゃ~ん」という呼びかけに、「はぁーーーいっ!」と元気に応えて、上手の袖から、トップさんの大きな羽の後ろを通って登場した舞生ちゃん。
研4っていうのは、まだ大階段も降りられない学年なんですね。……ああ、せめてもう一作(悔)
組からの花は、蘭トムさんから。同期からのお花は、代表して百千糸ちゃんから。両方あわせるとト音記号になる、ピンク系の可愛いお花でした(はぁと)
「宝塚。私にとって、夢のような場所」
高くて細いけれどもキリリと澄んだ、よく通る声。エミール役でしか声を聞いたことがない(; ;)ので、素の声がすごく新鮮。
「一緒に笑い合える下級生の皆と出会い、いつも優しく包み込んでくださる上級生のみなさまと出会い、どんなときも手を取り合って乗り越えてきた同期の皆と出会い、そして、いつも温かい拍手で応援し、見守りつづけてくださったくれたファンの皆様と出会い……」
一生懸命喋ってる。可愛いなあ(T T)。
「こんなに広い世界で、出会えたことは奇跡です。
皆様に出会えたからこそ、私も輝けました。出会えたすべての皆様へ、会えて本当に良かった。いまとっても幸せです。本当に、ありがとうございました。」
家族への感謝の言葉もはさみながら、しっかりと笑顔で締めくくって。
想像していたより落ち着いていて、頭が良くて表現力のある人なんだな、と思いました。
ご卒業されて、これからどんな道を歩まれるご予定なのかわかりませんが、これからも舞生ちゃんらしく歩いて、たくさんの素敵と出会われますように。
舞生ちゃんの笑顔があれば、怖いものはないような気がします。どうぞ、がんばってくださいね。
萬さんの、サム。
11時の部の最初のカフェの場面で、ドアマン(風馬翔)がドアをあけて、盆が回って、萬さんサムの歌が聞こえてきた瞬間から大きな拍手が(涙)。
#一瞬、ドアをあけて出てきた翔くんに拍手が入ったのかと思って驚きましたが(笑)
千秋楽の萬さんが、パレードでは化粧替えして黒燕尾で降りておいでになる、というのは、話には聞いていましたし、ニュース映像でも視ていたはずなのですが。
それでも、あらためて実際にこの眼で観ると、ものすごい感動!!で。
ピシっとキメた黒燕尾の似合うこと。40年間磨きぬいてきた美しさを、宙組っ子もしっかりと受け止めて、継いでいってほしいな、と思いました。
組長さんの掛け声にあわせて、組子全員で「ケイさ~ん!」と呼びかけると、緑の袴で降りてこられた萬さんが、ゆっくりと大階段の真ん中で一礼する。
組からの花は祐飛さん、専科からの花は磯野さん、同期からの花は、OGの東千晃さん。カサブランカの大枝を三本、さりげなく抱えて、笑顔で。
「夢に出会い、夢に生き、、、そして、本当に夢が醒める時が来ました。最高に幸せです」
清しい笑顔、優しい声。
「大空祐飛、野々すみ花のトップお披露目、新生宙組のメンバーとの出会い、『カサブランカ』という作品や、サムという役との出会い、、、、すべてが幸せです。この幸せを与えてくださったみなさま全員、本当に感謝しています。本当にありがとうございました」
大拍手。
……で終わるかと思いきや。さらに続く、名調子。
「退団するこのときになって、こんなにも宝塚を愛している自分に驚きました。これからは皆様と一緒に、宝塚を応援したいと思います」
「みんな、素晴らしい資質を持った子ばかり。これからもこの仲間たちが伸びやかに舞台を勤められますよう、温かく、そして時には厳しく、見守ってあげてください」
宙組ファンとしても、すごくありがたい、嬉しいご挨拶でした。
こちらこそ、いつも素敵な『男役』を見せてくださったケイさんには、感謝の言葉もありません(T T)。
しっかし……ケイさんから観ても、宙組っ子は「奇跡的にピュア」なのね(^ ^)。
最後に、祐飛さんからのご挨拶。
「東京のこの場所で、この大きな劇場で、この作品をたくさんの方々の前で上演でき、思い切り表現できる喜びを、毎日噛み締めていました」
関係者すべてへの感謝の言葉をはさみつつ。
「ケイさんに教えていただいた男役の素晴らしさ、宝塚の魅力を大切に受け止めて、これからも歩んでいきます」
ケイさんへの感謝を述べる祐飛さん。
「卒業生の幸せそうな笑顔を見ていて、宝塚の魅力って何だろう?と考えました。宝塚しか知らない私には、本当の意味では宝塚の良さってわからないのですが、でも、私にとって宝塚は夢の世界で、その夢のためであれば、全てを懸けても悔いはありません。
この宝塚の魅力を、独りでも多くの方にお伝えできるよう、これからも精進してまいります!」
本日はありがとうございました、と締めくくりながら、祐飛さんの瞳も随分うるんでいるな、と思いました。
カーテンコールの途中から一階はスタンディング。
何回目かに、祐飛さんと卒業生二人の3人でのご挨拶で、祐飛さんが頬のマイクを差し出して卒業生二人に何か喋らせようとしたとき。
舞生ちゃんは、よく通る大きな声で「私は幸せ者です!」
ケイさんは、一度やりかけてちょっと笑っちゃったのですが、仕切りなおして
「誰がhappy?」
と、男役のセクシーボイスで囁いてくださいました。
祐飛さんが、珍しく撃沈してた……(^ ^)
その次は、祐飛さん一人で。
「皆さんの瞳に乾杯!」と、笑顔で乾杯の仕草をしてから、仲間たちを呼んで、ご挨拶してくれました。
素晴らしい作品で、楽しい公演でした。
祐飛さんではありませんが、この作品に関わってくださった皆様全員に、お礼を言ってまわりたい気分です。
ありがとう。幸せを、本当にありがとう。
今週はさっそく、たまちゃん(天羽珠起)のイゾラベッラ・コンサートがありますね。
さすがに行けませんが、がんばってください&楽しいコンサートになりますように(はぁと)。
.
コメント
初めてのムラ遠征・新公・トークスペシャル・当日券観劇、
初めてじゃないけどお茶会・ダブル観劇、そして初めての千秋楽観劇と、
新米宝塚ファンを目一杯楽しませてくれた、素敵な素敵な作品でした。
萬さんもまうちゃんも、ホントにホントに輝いていらっしゃいましたね。
それにしても、ラ・ベル・オーロールでそんな光景が繰り広げられていたとは!
サムとマドレーヌのラブラブっぷりを見たり、ワインリストを熟読する天玲氏を
眺めるだけで満足しておりました。
みつきねこ様のブログでいろいろ教えていただいたおかげで、大好きな作品を
何倍も楽しめました。ありがとうございました!
これからもお邪魔させてくださいね。
こんばんは♪盛りだくさんな公演だったんですね(はぁと)ちなみに、お茶会はどなたの?かいちゃん?(^ ^)
>それにしても、ラ・ベル・オーロールでそんな光景が繰り広げられていたとは!
11時と15時半と二回観ることになっていたので、11時の部は最後に物語に浸ろうと思って、ひたすら祐飛さんとすみ花ちゃんを追いかけていました。あんなに真剣にラ・ベル・オーロールのお二人を観たのは、初見の時以来です(汗)。
で、15時半は、萬さんと舞生ちゃんが出ているところではこのお二人に集中しよう!と決めておりまして(^ ^)。サムとマドレーヌのラブラブっぷりもチェックしたんですが、凄かったですよね!最後くらいキスするかなーと期待していたんですが、何も無くて残念(苦笑)。
「カサブランカ」は終わってしまいましたが、またドラマシティとバウ(そしてイゾラベッラコンサートもマグノリアコンサートも/汗)が始まりますので、また書き続けたいと思います。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします♪
すっかり呆けてました。
ほんと、「カサブランカ」大好きです。今の宙組で実現されて良かったと
心から思いました。1ヵ月って本当に早いですね・・・
千秋楽って普通ちょっとふわふわ浮いていたりするんですが、
この千秋楽は基本に戻してその上にしっかり芝居を積み上げたという感覚です。
息がつまるような緊迫さと、トークスペシャルとかで従業員達が言ってたように
リックが登場すると「ああ、この店に勤めていてほんと幸せ♪」という空気が
お店に溢れたりするさまを眺め、私もカサブランカに浸りきってました。
ほんと、楽しかったぁ~♪
>>サムとマドレーヌのラブラブっぷりもチェックしたんですが、凄かったですよね!最後くらいキスするかなーと期待していたんですが、何も無くて残念(苦笑)
いや、それがマドレーヌに土曜日に聞いたら、「いや、全然たいしたこと話してなくて今日のダンスは良かったよ」とか「あちらのテーブルの紳士がどうも気にしてるみたいだったけどどう?」とか話してるそうでした(笑)
ところで、最後の祐飛さんの挨拶はとても良いご挨拶だったと思います。
なんか「てを懸けても悔いはありません」と言い切ったところで
私は泣きそうになりました。
今年は宙組ファンと言っても過言ではないかも。
次回は用事もあることだし、大劇場に遠征を予定しております☆
あ、シャングリラがその前にありましたね、へへへ
頭の中をぐるぐる回っています。
まうちゃんのお花、可愛い色合いでしたね。
何かをかたどってるみたいだけど、何の形だろう?と思ってました。
ト音記号だったのですね。
> ちなみに、お茶会はどなたの?
サッシャ氏です(///∇//)
歌はカッコいいし、トークはほわほわだし、クイズで真剣に悩んじゃうのも
可愛くて、お茶会の間中ぽーっと見とれてました♪
> 私の頭の中は、昨日も今日もカサブランカ一色で、いろんな曲が
> 頭の中をぐるぐる回っています。
私もです!!というか、今朝の日記を見れば一目瞭然ですね(苦笑)。
今日も、会議中に
「この(売り上げ計画の)数字は、もっと高いはず!」
「皆さん(←他メーカーが豪華な)おまけをお付けになるので ダブついて売れ残って」
「そんな!」
「前年比99%なら」
「……仕方ない……」
とゆー会話が(かなり現実に)交わされていて、なんだか黙っていられない感じでした(爆)。
> まうちゃんのお花、可愛い色合いでしたね。
可愛かったですよね♪ 花を持っている舞生ちゃん自身も、ホントに可愛かった!(壊)
> サッシャ氏です(///∇//)
おお~~!!私も居たんですよ~~実は(@ @)。
みーちゃん、可愛いですよねえ(はぁと)。あの組子の人数で悩んでいたときがメチャメチャ可愛かったです。あれで実はすごい生真面目なところもあって、「奇跡的にピュア」の代名詞のような人だな、と思います。
バウがどんな役なのかすごく愉しみ♪
ところで、名古屋のトークショーはいらっしゃいますか?私は、行きたいなーと思っていたのに仕事の都合でアウトになってしまい……凹んでます(T T)。
> ほんと、「カサブランカ」大好きです。今の宙組で実現されて良かったと
心から思いました。
ですよねっ!私もです~~~!!
> 息がつまるような緊迫さと、
> トークスペシャルとかで従業員達が言ってたように
> リックが登場すると「ああ、この店に勤めていてほんと幸せ♪」という空気が
> お店に溢れたりするさまを眺め、私もカサブランカに浸りきってました。
あそこの空気は良かったですね。教授をはじめ、みんな本当にいい芝居をしてくるので、観るたびに嬉しくて幸せでした。
ほんと、楽しかったぁ~♪
> いや、それがマドレーヌに土曜日に聞いたら、「いや、全然たいしたこと話してなくて今日のダンスは良かったよ」とか「あちらのテーブルの紳士がどうも気にしてるみたいだったけどどう?」とか話してるそうでした(笑)
えっ!?じゃあ、あそこは別にラブラブってわけじゃないんですか!?それは吃驚です!驚愕の事実。
> ところで、最後の祐飛さんの挨拶はとても良いご挨拶だったと思います。
ありがとうございます。ああいうことを真顔で言う人なんですよ、そういえば、普段は忘れがちなんですけど、私も。
宝塚が本当に好きなんだなあ、と思います。あとそう長くは観ていられないであろう男役姿、堪能したいな、と。
> 今年は宙組ファンと言っても過言ではないかも。
わ~~~いっ。
あの人の作品運は半端なさそうなので、たぶん後悔はさせないと思いますよ♪(*^ ^*)♪
> 次回は用事もあることだし、大劇場に遠征を予定しております☆
わ~い、歓迎!
> あ、シャングリラがその前にありましたね、へへへ
ドラマシティでお会いしましょうね。ちなみに、お茶会は14日のホワイトデーらしいので、ぜひ(笑)
「あなたには我々がついています!」と、気持ちだけは熱く言ってみたり。
余談ですが、公演終盤にふと思ったのですが、ラズロ氏は、トラックの手配は
完璧で人手が揃わない彼らに、運転免許込みで歓迎された気がしてなりません(笑)
> おお~~!!私も居たんですよ~~実は(@ @)。
そうだったのですね!公演期間中、いっぱいニアミスしていると思いますが、
この日がみつきねこ様に最接近した日だったかも(^^)
みーちゃん、クイズでは「間違えたらまずいですよね」と自分でハードルを
上げて、ゲームというより口頭試問になってましたし、終わった後は
がっつりメモ取って復習してて、司会者の話を聞いていなかったという…。
そんな奇跡的にピュアな彼女から目が離せません。
> 名古屋のトークショーはいらっしゃいますか?
迷ってます…。行きたいけど来月のバウもあるし。
迷うと言えば、「ロミオとジュリエット」。
すごく楽しみ!と盛り上がったのですが、東京には来ないんですよね(; ;)
星組さんも好きだけど、遠征するには愛が足りないなぁ…
> 「あなたには我々がついています!」と、気持ちだけは熱く言ってみたり。
ありがとうございます(^ ^)。
> 余談ですが、公演終盤にふと思ったのですが、ラズロ氏は、トラックの手配は
> 完璧で人手が揃わない彼らに、運転免許込みで歓迎された気がしてなりません(笑)
そういえば、あやうく代役でドイツ軍の運転手にラズロさんが登場するところだったって話がありましたね。
> 終わった後はがっつりメモ取って復習してて、司会者の話を聞いていなかったという…。
あれが一番笑いました(^ ^)
> 迷ってます…。行きたいけど来月のバウもあるし。
行ってください~~~!!みーちゃんも喜びますよ、きっと♪
> 迷うと言えば、「ロミオとジュリエット」。
> すごく楽しみ!と盛り上がったのですが、東京には来ないんですよね(; ;)
> 星組さんも好きだけど、遠征するには愛が足りないなぁ…
星組さんには愛が足りなくても、「ロミオとジュリエット」への愛を足せば、ホラ★
……宙組東京公演中ですけどね……(T T)。