「カサブランカ」小ネタ【2】
2010年2月6日 宝塚(宙)年明け以来、すっかり耽溺していた宙組公演「カサブランカ」も、いよいよ明日で千秋楽。
大劇場ではいろいろあったこの公演も、なんとか東宝は休演無しで乗り切れそうで、ホッとしています。
萬さん、(安里)舞生さん、どうぞ最後の舞台を愉しんで、素敵な思い出をたくさんつくってくださいね。私も集中して、幕が降りる最後の一瞬まで見守りたいと思っています。
あれだけ観ているのに、今日観てもまだ新しい発見がある作品。
何度も書いていますが、小池さんには感謝の言葉しかありません。ありがとう。本当にありがとう。
舞台はナマモノなんだな、というのをこんなに強く思ったのは久しぶりです。誰一人段取りのひとがいない。みんなが1941年のカサブランカで好き勝手に生きていて、その人間模様が面白くて面白くて……。
たとえば、バザールの買い物風景。あれは日替わりの小芝居とか言うものではないんですよね。みんな、本当に勝手に動いているんだもん(^ ^)。それなりに秩序をもってちゃんと芝居が流れているのが不思議なくらい、勝手なことをしているひとたち。しかも、皆毎日すごい買物量なんですけど、どんだけ金持ちなのよ…?
今日の新しい発見は……たくさんあったんですけど(^ ^)、すっごい今更な発見を一つ語ってもいいですか?
なんだか、一部の方にとってはめちゃくちゃ当たり前で何を今更、な感じなのかも……しれませんが(ドキドキ)
2幕 第14場 リックの店(深夜)。
巴里の思い出をよみがえらせて、心を通じ合わせた二人。
「だが、彼は君を喪う」
呟きながら、イルザに背をむけてブランディグラスを手に取るリック。
「もう私、あなたから逃げられない……」
悄然と呟いて、力なく椅子に座り込むイルザ。
酒をグラスに注いで、ふりかえるリック。
寂しげに俯いたイルザを見て、ふと足がとまり、表情が変わる………。
あ、このときにリックは決心したんだな、と。
そう思いました。
イルザは間違いなく自分を愛していて、だからこそ今こんなに苦しんでいるんだ、という真実に気づいて。
だったら、彼女を救えるのは自分だけなのかもしれない、と、
……そういう貌をしていました。祐飛さんは。
ホントに、立ち止まったほんの一瞬の、刹那のことですけれども。
永遠のような一瞬が過ぎて、すぐに平静な貌に戻ったリックは、数歩進んでイルザにグラスを渡す。
「さあ……、俺は君を、見凝めているんだよ…?」
リックの傷は、この瞬間に癒えたのかもしれない、と、
そんなことも。
すみません…………
実は今まで、この場面はずっとイルザしか観てなかったことに、今日気づきました。
……誰のファンだよお前(←宝塚のファンです)
明日は二回公演。
えっと。
なるべく視界を広く持ちつつ、リックさんから眼をそらさずに、「彼を見凝めて」いたいなあ、と思っています。
……千秋楽にもなって、新しい発見がてんこ盛りだったりしたらどうしよう(滝汗)。
.
大劇場ではいろいろあったこの公演も、なんとか東宝は休演無しで乗り切れそうで、ホッとしています。
萬さん、(安里)舞生さん、どうぞ最後の舞台を愉しんで、素敵な思い出をたくさんつくってくださいね。私も集中して、幕が降りる最後の一瞬まで見守りたいと思っています。
あれだけ観ているのに、今日観てもまだ新しい発見がある作品。
何度も書いていますが、小池さんには感謝の言葉しかありません。ありがとう。本当にありがとう。
舞台はナマモノなんだな、というのをこんなに強く思ったのは久しぶりです。誰一人段取りのひとがいない。みんなが1941年のカサブランカで好き勝手に生きていて、その人間模様が面白くて面白くて……。
たとえば、バザールの買い物風景。あれは日替わりの小芝居とか言うものではないんですよね。みんな、本当に勝手に動いているんだもん(^ ^)。それなりに秩序をもってちゃんと芝居が流れているのが不思議なくらい、勝手なことをしているひとたち。しかも、皆毎日すごい買物量なんですけど、どんだけ金持ちなのよ…?
今日の新しい発見は……たくさんあったんですけど(^ ^)、すっごい今更な発見を一つ語ってもいいですか?
なんだか、一部の方にとってはめちゃくちゃ当たり前で何を今更、な感じなのかも……しれませんが(ドキドキ)
2幕 第14場 リックの店(深夜)。
巴里の思い出をよみがえらせて、心を通じ合わせた二人。
「だが、彼は君を喪う」
呟きながら、イルザに背をむけてブランディグラスを手に取るリック。
「もう私、あなたから逃げられない……」
悄然と呟いて、力なく椅子に座り込むイルザ。
酒をグラスに注いで、ふりかえるリック。
寂しげに俯いたイルザを見て、ふと足がとまり、表情が変わる………。
あ、このときにリックは決心したんだな、と。
そう思いました。
イルザは間違いなく自分を愛していて、だからこそ今こんなに苦しんでいるんだ、という真実に気づいて。
だったら、彼女を救えるのは自分だけなのかもしれない、と、
……そういう貌をしていました。祐飛さんは。
ホントに、立ち止まったほんの一瞬の、刹那のことですけれども。
永遠のような一瞬が過ぎて、すぐに平静な貌に戻ったリックは、数歩進んでイルザにグラスを渡す。
「さあ……、俺は君を、見凝めているんだよ…?」
リックの傷は、この瞬間に癒えたのかもしれない、と、
そんなことも。
すみません…………
実は今まで、この場面はずっとイルザしか観てなかったことに、今日気づきました。
……誰のファンだよお前(←宝塚のファンです)
明日は二回公演。
えっと。
なるべく視界を広く持ちつつ、リックさんから眼をそらさずに、「彼を見凝めて」いたいなあ、と思っています。
……千秋楽にもなって、新しい発見がてんこ盛りだったりしたらどうしよう(滝汗)。
.
コメント