若人たちの「カサブランカ」【2】
2010年1月24日 宝塚(宙)東京宝塚劇場宙組公演「カサブランカ」新人公演。
…の、前に。
青山劇場の「ウーマン・イン・ホワイト」と、日生劇場の「キャバレー」を観てまいりました。
どちらもすごく良かったのですが、特に、東宝劇場のお隣の日生劇場で上演中の「キャバレー」を、「カサブランカ」に嵌っている方に、ぜひお勧めしたい…です。
潤色の天才・小池修一郎が、隣り合った東宝と日生でこの二作品を演出したのは、偶然ではなかったのかもしれない、と思いました。
1929年から30年にかけてのベルリンと、1941年末のモロッコ。29年にベルリンを覆いつつあった時代の翳りが、10年を経て世界を覆いつくそうとしていた……という時代感覚。
両方に共通した、「世界が崩壊しようとしている」という台詞。
そして、「キャバレー」という作品ファンにとっては解釈に両論ありそうなラストシーンの解釈。
阿部力演じるクリフォードが、『もう一人のリック』でありえた、というラストの衝撃。
10年前のリックは、こういう男であったのかもしれないのか……と思いながら、劇場を後にしました。
ナイーヴで、優しくて、そして、自分の思う「正義」に頑固な青年。
恋人に裏切られ、失意のうちに列車に乗って、一時の棲家だった街を離れていく……。
キャスティングの全てに100%の拍手はできませんが、藤原紀香さんも諸星克己さんも予想よりずっと良かったし、とにかフロイライン・シュナイダーの杜けあきさんと、ヘル・シュルツの木場勝巳さんがあまりにも素晴らしくて、すごく幸せでした(*^ ^*)。
余談はそのくらいにして、「カサブランカ」新人公演。
(余談の詳細については、また後日書かせていただきます♪)
とりあえず、『ただいま宙組下級生勉強中』なので、学年ごとにまとめてみたいと思います(*^ ^*)
■89期
カチャ(凪七瑠海)とかいちゃん(七海ひろき)は書いたので、残ったのはほとんど娘役ですね。可愛い子ばっかりで凄い期だなあ。
ただ、今回の新公のコンセプトとして、役がついている人はあまりアルバイトしない、というのがあるらしく。せーこちゃんはコリーナ以外の出番はほとんど無かったと思うし、89期は全体に出番は少なかった印象でした。バザールの「ムーア人の男」とかになっているのかなあ?と思ったのに、そのへんももっと下級生が占めていたしなー。
・純矢 ちとせ(コリーナ・ムラ/鈴奈沙也)
黒塗りの美女。煌びやかなピンクの衣装が美貌によく映えて、歌も凄く良かったし、自分のファン(トネリ大尉)のあしらい方も堂にいったもので、すごく良かったです。ただ、それ以外はほとんど出番が無かったのが寂しい……(←見逃した?)
・妃宮さくら(カーティス妻/美風舞良)
元気で可愛くてやりたい放題で、めっちゃ可愛かったです(*^ ^*)。本役の美風さんも相当やりたい放題やってらっしゃいますが、その比じゃなかった(^ ^)。同期で夫婦ってやりやすいのでしょうか。
「垢抜けてる」っていうか、「ぶっ飛んでる」っていうか……それでいて、夫とはメチャクチャLOVE LOVEなのが、観ててホントに気持ち良い。可愛い(*^ ^*)。
・舞姫あゆみ(ピア/愛花ちさき)高慢ちきなカフェの客ですが、濃いピンクの衣装が華やかな美人顔に映えて、迫力美女でした。
・愛花ちさき(イヴォンヌ/純矢ちとせ)
芝居はせーこちゃんを踏襲しようとしてキャラに合わず失敗してしまった印象。ヒロイン経験が二度もあるベテランなので、もっと他のアプローチは無かったのかな?と残念な気がしました。
・雅桜歌(カーティス夫/十輝いりす)
いやー、可愛いのなんの!!
なんというか、さくらちゃんと二人並ぶと、そこだけ空気の色が違いすぎて、笑いたくなりました(^ ^)。カフェに入ってきたその瞬間から、全然違う(^ ^)。
裁判所前広場の場面がまるっとカットされているので、彼らが「エジプトに行く途中で、何も知らない」ということが全く描かれていないし、出番として非常に唐突な役なのですが、その不利を補って余りある「ぽややん」ぶりでした♪
■90期
こうやって、あらためて名前を並べてみると、めちゃめちゃ芸達者が多い期なんですね。
本公演でも皆やりたい放題で小芝居やってますが、新公は逆に、このあたりの人たちはほとんどアンサンブルが無かったので、自分の役の芝居に集中していた感じでした。
・鳳樹いち(ルノー/北翔海莉)
この人を語りだすと、めちゃめちゃ長くなりそうなんですが……
いやぁ格好良かったです。髭も似合うし、肉布団もキレイに補正してて自然な感じでした。でっぷり太った人の仕草を、凄く研究したんだろうな、と思います。
芝居も、あまり無駄な動きをせずに貫禄を見せて、よくがんばっていたと思います。本役のみっちゃんもそうですが、声の良い人は得ですね(^ ^)。良い感じに、年を経た古狸っぽさが出ていて、とても良かったと思います。
オフィスで、ラズロを見送ったシュトラッサーが出て行った後、ふと息をついてネクタイを緩める仕草がめちゃめちゃ気障で、ちょっと惚れそうでした。アニーナを迎え入れてからの、何というか、あまり明らさまに欲望を出さず、ちょっと抑えた好々爺にみせかけながら、目元に微かに色気を残した絶妙のバランスがとても良かったです♪
ただ……多分、いちくん自身も「ルノーの見せ場」と認識していろいろ組み立てていたであろう、リックとの銀橋(「本当の俺」)が、ハプニングで完全に吹っ飛んでしまったのは……お気の毒、でした(^ ^)。パニックを起こしたリックに無理矢理振られても、ルノーの立場でフォローするわけにもいかないし、困り果ててましたね。彼の周りだけ時間が止まってたよ(↓)。
でも、無事リカバリした後では、「早く言ってよ…」とぼやいたところでちゃんと笑いを取っていたり、さすがだだなあと思いました(*^ ^*)。
・美影凜(マヤ/妃宮さくら)
グリーンの衣装を綺麗に着こなして、金髪の鬘も本役のさくらちゃんと同じような長さだったかな?CSで役作りについて詳しく語っていらっしゃいましたが、いろいろ考えているのがわかる芝居でした。清楚な美人さんですよね♪
・花音舞(マリア/花露すみか)
花露さんの迫力というか、切実さはちょっと弱かったけど、歌はさすがでした。指輪を2400フランといわれて「そんなっ!?」とかえす驚きの表情が、なんか可愛かったです。
見せ場の「銀色の翼」がカットされていたのは残念ですが、宝石商の七瀬りりこちゃんとの丁々発止のやりとりにも緊張感があって、ちゃんと見せ場になってました。
・琴羽桜子(ベリーダンサー/舞姫あゆみ)
滅茶苦茶可愛かった!!桜子ちゃん、やっぱり可愛いなあ(*^ ^*)。
舞姫さんの色っぽいダイナマイトバディに比べると、少々細すぎて色気の足りないカラダですが、そこは煽情的な眼の芝居と、ダンステクニックでフォローしてました。
いわゆる「ベリーダンス」(腰を激しく振って…とか)では無いのですが、桜子ちゃんが踊ると、ちゃんとベリーダンスに見える(^ ^)。ダンスが挑発的だから、なのでしょうか…?(^ ^)。
・千鈴まゆ(客の女/)
本公演のバザールの「生地売りの女」で度肝を抜いてくれた役者っぷりのまゆちゃんですが、今回は終始白人の女性役のアンサンブルトップ、という感じでしたね。台詞は無いけど、カフェでも集会でもバザールでも、後ろの目立つところで小芝居していて、すごく良かったです。
ボーイさんとはまた違う目線で入ってみたカフェ。また何かを掴んで、お芝居に生かしてくれることを楽しみにしています。
・風羽玲亜(フェラーリ/磯野千尋)
この人も本当に達者な人ですよねえ!!(惚れ惚れ)。
手堅い芝居がすごく良かったです。ルノーのいちくんもそうですが、とにかく声に深みがあるので、軽い相槌にも人生経験の深さを感じさせてくれました♪♪ あああ、ステキすぎる♪♪
普段はそんなでもないのに(←すみません)、髭をつけるとものすごい美青年になってしまう…という、ちょっと困った美貌の持ち主なんですが(^ ^;ゞ、案の定、老けメークにはだいぶ苦戦していましたね。まあ、新公なので見た目はかわいらしくても構わないのですが、あの貌からあの声が出てくるのがなんとなく不思議です。
・光海舞人(カール/寿つかさ)
台詞の言い方など、ものすごくすっしーさんの役作りを参考に創りあげた印象はありましたが、こうまいのカールには、こうまいらしい温かみがあって、とても良かったです。
パリの場面が無い分、カフェの場面の比重が上がっていて。黒服の長であるカールのさりげない物腰や目配りが、店の格を上げているんだなあ、ということを思いました。
集会でのダンスは………がんばれーーーー(^ ^;ゞ。
・天風いぶき(ウガーテ/天羽珠紀)
ちょっと怯えたようにキョトキョトと動く目が印象的でした。あれって役作りですよね?すごいなあ……。目って随意筋だったんですね(←そりゃー随意じゃないと困ると思いますが)。
声が高めなのは、本役さんに合わせたんでしょうか。以前聞いたときは、声は低かった印象があったんだけど……気のせい?
リックへの信頼、その生き方、考え方への憧れ。そういった感情をストレートに出す芝居で、まっすぐさがとても良かったです。見た目は結構なおじさん(失礼)なのに、中身は意外に若そうな役作りが、すごく本役さんとリンクしていましたが、小池さん(あるいは小柳さん)の、ウガーテに対するイメージなんでしょうか…?
この人は案外アルバイトをしていましたね。集会にも居たし、バザールの通行人もしていたはず。目立つ容姿なので、結構見つけてしまったのですが、相当な小芝居キングとみた(^ ^)。
90期はここまでですね。
いやー、あらためて、ホントに面白い人が揃った期ですねぇ~~~!!(*^ ^*)。
91期以下は、to be continue...
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…の、前に。
青山劇場の「ウーマン・イン・ホワイト」と、日生劇場の「キャバレー」を観てまいりました。
どちらもすごく良かったのですが、特に、東宝劇場のお隣の日生劇場で上演中の「キャバレー」を、「カサブランカ」に嵌っている方に、ぜひお勧めしたい…です。
潤色の天才・小池修一郎が、隣り合った東宝と日生でこの二作品を演出したのは、偶然ではなかったのかもしれない、と思いました。
1929年から30年にかけてのベルリンと、1941年末のモロッコ。29年にベルリンを覆いつつあった時代の翳りが、10年を経て世界を覆いつくそうとしていた……という時代感覚。
両方に共通した、「世界が崩壊しようとしている」という台詞。
そして、「キャバレー」という作品ファンにとっては解釈に両論ありそうなラストシーンの解釈。
阿部力演じるクリフォードが、『もう一人のリック』でありえた、というラストの衝撃。
10年前のリックは、こういう男であったのかもしれないのか……と思いながら、劇場を後にしました。
ナイーヴで、優しくて、そして、自分の思う「正義」に頑固な青年。
恋人に裏切られ、失意のうちに列車に乗って、一時の棲家だった街を離れていく……。
キャスティングの全てに100%の拍手はできませんが、藤原紀香さんも諸星克己さんも予想よりずっと良かったし、とにかフロイライン・シュナイダーの杜けあきさんと、ヘル・シュルツの木場勝巳さんがあまりにも素晴らしくて、すごく幸せでした(*^ ^*)。
余談はそのくらいにして、「カサブランカ」新人公演。
(余談の詳細については、また後日書かせていただきます♪)
とりあえず、『ただいま宙組下級生勉強中』なので、学年ごとにまとめてみたいと思います(*^ ^*)
■89期
カチャ(凪七瑠海)とかいちゃん(七海ひろき)は書いたので、残ったのはほとんど娘役ですね。可愛い子ばっかりで凄い期だなあ。
ただ、今回の新公のコンセプトとして、役がついている人はあまりアルバイトしない、というのがあるらしく。せーこちゃんはコリーナ以外の出番はほとんど無かったと思うし、89期は全体に出番は少なかった印象でした。バザールの「ムーア人の男」とかになっているのかなあ?と思ったのに、そのへんももっと下級生が占めていたしなー。
・純矢 ちとせ(コリーナ・ムラ/鈴奈沙也)
黒塗りの美女。煌びやかなピンクの衣装が美貌によく映えて、歌も凄く良かったし、自分のファン(トネリ大尉)のあしらい方も堂にいったもので、すごく良かったです。ただ、それ以外はほとんど出番が無かったのが寂しい……(←見逃した?)
・妃宮さくら(カーティス妻/美風舞良)
元気で可愛くてやりたい放題で、めっちゃ可愛かったです(*^ ^*)。本役の美風さんも相当やりたい放題やってらっしゃいますが、その比じゃなかった(^ ^)。同期で夫婦ってやりやすいのでしょうか。
「垢抜けてる」っていうか、「ぶっ飛んでる」っていうか……それでいて、夫とはメチャクチャLOVE LOVEなのが、観ててホントに気持ち良い。可愛い(*^ ^*)。
・舞姫あゆみ(ピア/愛花ちさき)高慢ちきなカフェの客ですが、濃いピンクの衣装が華やかな美人顔に映えて、迫力美女でした。
・愛花ちさき(イヴォンヌ/純矢ちとせ)
芝居はせーこちゃんを踏襲しようとしてキャラに合わず失敗してしまった印象。ヒロイン経験が二度もあるベテランなので、もっと他のアプローチは無かったのかな?と残念な気がしました。
・雅桜歌(カーティス夫/十輝いりす)
いやー、可愛いのなんの!!
なんというか、さくらちゃんと二人並ぶと、そこだけ空気の色が違いすぎて、笑いたくなりました(^ ^)。カフェに入ってきたその瞬間から、全然違う(^ ^)。
裁判所前広場の場面がまるっとカットされているので、彼らが「エジプトに行く途中で、何も知らない」ということが全く描かれていないし、出番として非常に唐突な役なのですが、その不利を補って余りある「ぽややん」ぶりでした♪
■90期
こうやって、あらためて名前を並べてみると、めちゃめちゃ芸達者が多い期なんですね。
本公演でも皆やりたい放題で小芝居やってますが、新公は逆に、このあたりの人たちはほとんどアンサンブルが無かったので、自分の役の芝居に集中していた感じでした。
・鳳樹いち(ルノー/北翔海莉)
この人を語りだすと、めちゃめちゃ長くなりそうなんですが……
いやぁ格好良かったです。髭も似合うし、肉布団もキレイに補正してて自然な感じでした。でっぷり太った人の仕草を、凄く研究したんだろうな、と思います。
芝居も、あまり無駄な動きをせずに貫禄を見せて、よくがんばっていたと思います。本役のみっちゃんもそうですが、声の良い人は得ですね(^ ^)。良い感じに、年を経た古狸っぽさが出ていて、とても良かったと思います。
オフィスで、ラズロを見送ったシュトラッサーが出て行った後、ふと息をついてネクタイを緩める仕草がめちゃめちゃ気障で、ちょっと惚れそうでした。アニーナを迎え入れてからの、何というか、あまり明らさまに欲望を出さず、ちょっと抑えた好々爺にみせかけながら、目元に微かに色気を残した絶妙のバランスがとても良かったです♪
ただ……多分、いちくん自身も「ルノーの見せ場」と認識していろいろ組み立てていたであろう、リックとの銀橋(「本当の俺」)が、ハプニングで完全に吹っ飛んでしまったのは……お気の毒、でした(^ ^)。パニックを起こしたリックに無理矢理振られても、ルノーの立場でフォローするわけにもいかないし、困り果ててましたね。彼の周りだけ時間が止まってたよ(↓)。
でも、無事リカバリした後では、「早く言ってよ…」とぼやいたところでちゃんと笑いを取っていたり、さすがだだなあと思いました(*^ ^*)。
・美影凜(マヤ/妃宮さくら)
グリーンの衣装を綺麗に着こなして、金髪の鬘も本役のさくらちゃんと同じような長さだったかな?CSで役作りについて詳しく語っていらっしゃいましたが、いろいろ考えているのがわかる芝居でした。清楚な美人さんですよね♪
・花音舞(マリア/花露すみか)
花露さんの迫力というか、切実さはちょっと弱かったけど、歌はさすがでした。指輪を2400フランといわれて「そんなっ!?」とかえす驚きの表情が、なんか可愛かったです。
見せ場の「銀色の翼」がカットされていたのは残念ですが、宝石商の七瀬りりこちゃんとの丁々発止のやりとりにも緊張感があって、ちゃんと見せ場になってました。
・琴羽桜子(ベリーダンサー/舞姫あゆみ)
滅茶苦茶可愛かった!!桜子ちゃん、やっぱり可愛いなあ(*^ ^*)。
舞姫さんの色っぽいダイナマイトバディに比べると、少々細すぎて色気の足りないカラダですが、そこは煽情的な眼の芝居と、ダンステクニックでフォローしてました。
いわゆる「ベリーダンス」(腰を激しく振って…とか)では無いのですが、桜子ちゃんが踊ると、ちゃんとベリーダンスに見える(^ ^)。ダンスが挑発的だから、なのでしょうか…?(^ ^)。
・千鈴まゆ(客の女/)
本公演のバザールの「生地売りの女」で度肝を抜いてくれた役者っぷりのまゆちゃんですが、今回は終始白人の女性役のアンサンブルトップ、という感じでしたね。台詞は無いけど、カフェでも集会でもバザールでも、後ろの目立つところで小芝居していて、すごく良かったです。
ボーイさんとはまた違う目線で入ってみたカフェ。また何かを掴んで、お芝居に生かしてくれることを楽しみにしています。
・風羽玲亜(フェラーリ/磯野千尋)
この人も本当に達者な人ですよねえ!!(惚れ惚れ)。
手堅い芝居がすごく良かったです。ルノーのいちくんもそうですが、とにかく声に深みがあるので、軽い相槌にも人生経験の深さを感じさせてくれました♪♪ あああ、ステキすぎる♪♪
普段はそんなでもないのに(←すみません)、髭をつけるとものすごい美青年になってしまう…という、ちょっと困った美貌の持ち主なんですが(^ ^;ゞ、案の定、老けメークにはだいぶ苦戦していましたね。まあ、新公なので見た目はかわいらしくても構わないのですが、あの貌からあの声が出てくるのがなんとなく不思議です。
・光海舞人(カール/寿つかさ)
台詞の言い方など、ものすごくすっしーさんの役作りを参考に創りあげた印象はありましたが、こうまいのカールには、こうまいらしい温かみがあって、とても良かったです。
パリの場面が無い分、カフェの場面の比重が上がっていて。黒服の長であるカールのさりげない物腰や目配りが、店の格を上げているんだなあ、ということを思いました。
集会でのダンスは………がんばれーーーー(^ ^;ゞ。
・天風いぶき(ウガーテ/天羽珠紀)
ちょっと怯えたようにキョトキョトと動く目が印象的でした。あれって役作りですよね?すごいなあ……。目って随意筋だったんですね(←そりゃー随意じゃないと困ると思いますが)。
声が高めなのは、本役さんに合わせたんでしょうか。以前聞いたときは、声は低かった印象があったんだけど……気のせい?
リックへの信頼、その生き方、考え方への憧れ。そういった感情をストレートに出す芝居で、まっすぐさがとても良かったです。見た目は結構なおじさん(失礼)なのに、中身は意外に若そうな役作りが、すごく本役さんとリンクしていましたが、小池さん(あるいは小柳さん)の、ウガーテに対するイメージなんでしょうか…?
この人は案外アルバイトをしていましたね。集会にも居たし、バザールの通行人もしていたはず。目立つ容姿なので、結構見つけてしまったのですが、相当な小芝居キングとみた(^ ^)。
90期はここまでですね。
いやー、あらためて、ホントに面白い人が揃った期ですねぇ~~~!!(*^ ^*)。
91期以下は、to be continue...
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