「カサブランカ」【7】
2010年1月12日 宝塚(宙) コメント (2)本題に入るまえに、本日発表されたニュースについて、ちょこっと。
月組の次回大劇場公演「スカーレット・ピンパーネル」での、役替りが発表されました。
初演の星組で、柚希礼音(当時研究科10年)が演じたショーヴラン、和涼華(当時研9)が演じたアルマンの二役を、上演時点で研10になったばかりのまさお(龍真咲)と研8のみりお(明日海りお)の二人で役替り。それも、「エリザベート」なみの日替わりスケジュール。
二人とも、体力的にもプレッシャーも相当なものでしょうけれども、なんとか踏ん張って、がんばってほしいです!!
若手の中では歌える方だし、ここ2年くらいでの進境著しいみりおは勿論、ちょっと伸び悩んでいたまさおも「ラストプレイ」で良い芝居をしていたので、ショーヴランもアルマンも、どちらもとっても楽しみです(*^ ^*)絶対両方観たいです!(チケットがあれば)
元々歌は巧いけど、声質が軽いせいかルキーニは苦戦していたまさお。
まさおよりは太いけれども、もともと声が甘くて柔らかいみりお。
ショーヴランのナンバーは『強靭な声』が要求されるので、二人とも大変だろうなあ……。ボイトレをがんばって、二人とも結果を出してほしい、と心から祈っています。
それにしても。
星組に続いて、月組でも研10以下の若手がショーヴランを演じるんですねぇ……。
小池さん的解釈では、ショーヴランは若手の役なんでしょうか? 初演を観たときの印象では、したたかで百戦錬磨のベテラン・パーシーと、若さにまかせて突き進んだ挙句に、あちこちで躓いてる若いもん、とゆー感じで、ショーヴランが敵役としてはちょっと小者過ぎるのでは?と思ったのですが。
彼は運命にもてあそばれた革命の闘士であって、生真面目すぎる生き方が滑稽ではあっても、決して愚者では無いはずなんだけどなあ(T T)。月組版では、そのあたりの解釈は変わらないんでしょうか(- -;
さて。
「スカーレットピンパーネル」の話はこのあたりにして、宙組「カサブランカ」の続きを。
こちらも、「スカーレットピンパーネル」に勝るとも劣らない、小池さんの名作です(*^ ^*)。
■第17場 リックのカフェ ~1941年12月1日深夜(2日早朝?)~
「ボス。……夜が明けちまいますぜ」
いたわってくれるサムの、優しい声。
聞こえているのかいないのか、起きる気配も無いリック。
カチャリ、と音がして、店の玄関扉が開く。
音が聞こえたのか。流れ込んできた夜の匂いを嗅いだのか。つぶれていた筈のリックがふと頭をあげて、焦点の定まらない瞳をドアに向ける。
身体の線に沿ったシングルのコート、水色の大判ストールからのぞく、柔らかなプラチナブロンド。すぐ傍にランプがあるかのように、そこだけがぽっかりと明るい。(←いや、普通にスポットが当たってますから)
「あなたに、聞いていただきたいことがあって」
やっと焦点のあったリックの眼が、射抜くようにイルザを凝視する。
たじろくイルザ。
「……一杯、飲めよ」
ふぃっと視線をずらして、どうでもいいかのようにグラスを差し出すリック。
「今夜は駄目よ」
軽く息を吐いて、たしなめるように言うイルザ。
「何故カサブランカに来たんだ?」
「あなたがいると判っていれば、来なかったわ」
でも、イルザはいずれにしても来たことでしょう。リックが居ようと居るまいと。
ヴィクターには、このルートしか無かったのだから。
それでも、もしかしたら。
リックがこんなにも傷ついていると知っていたら、イルザは来なかったのかもしれません。
彼女は知らなかった。こんなにも自分が愛されていたことを。
唇を噛んで、リックの瞳の強さに負けるまいと顎をそらす。
あなたは私より、ずっと大人だったから。だからもう、私のことなんて忘れたと思っていた。
……私は、忘れられなかったわ。だから、思い出にしたの。パリのすべてを、夢のような出来事だった、と。
「君の声、変わらないな……『私たち、世界が崩壊するかもしれないのに、恋に落ちるなんて』」
そうよ。恋に落ちたの。夢の中で。夢のパリで。
でも、夢は醒めたわ。あのパリはもう、どこにもない。
「……崩壊したのは、俺たちの仲、だ」
「やめて」
すべては終わってしまった。確かめ合ったはずの恋も、確かだと思っていた愛さえも。
「俺たちが何日一緒にいたか知ってるか?…俺は数えた。一日残らず」
『春』から『6月』まで、わずか2~3ヶ月。デートの回数を数えるのは容易なことだったでしょうね。もしかしたら、ほんの数回なのかもしれないし。
それでも、イルザは『数えたこと、ないわ』と応える(T T)。
……まあ、イメージとしては、一回一回デートのたびに「○○回目のデートだ(はぁと)」などと数えているリック、というのも想像しにくいので(^ ^)、パリからマルセイユへ向かう汽車の中で思い出を反芻し、何故振られたのかを思い悩んだりしながら数えたのかな、とか、勝手に考えているのですけれども(可哀相に)。
イルザは、パリを離れてからは怒涛の忙しさで、とてもそんな時間は無かったでしょうし、ね。
ちなみに、映画では二人の出会いのシーンが描かれていないので、何ヶ月(あるいは何年)付き合ったのかは判らないようですね。
うーん、そろそろ映画を観ないと、公演が終わっちゃうなあ…(T T)。
リックの、というか、祐飛さんの酔っ払い芝居は、経験豊富なだけあって本当に巧いな、と思います。散々やっているもんね(^ ^)たぶん、宝塚ひろしといえども、これだけいろんなパターンでの酔っ払いを演じたことがある役者はいないんじゃないか、と(惚)
で。
この場面を観るたびに、酔っ払いにはなりたくないなあ、と思います(^ ^)。
人の話を全然聞いてないし、思ったことを脊髄反射で口に出してしまうし。ああはなりたくない、理性は飛ばしちゃいかん!!と思うんですよ(^ ^)
しかも。リックはお酒に強いので、このときも表向きはいつもとあまり違わないのに、実は、理性が完全にぶっ飛んでいる(!)そーゆーのが一番怖いからっ!
11月末の「お披露目トークライブ」でもその話が出ましたが、確かに祐飛さんのリックは、翌朝本気で後悔していそうなんですよね。
「なんであんなこと言っちゃったんだろう、せっかく来てくれたのになぁーっ!!」
って。
特に、東宝に来てからはその印象が顕著ですね(^ ^)。祐飛さん、いったいどこまで行ってしまうんだろう……。
普段のクールで人を寄せ付けない仮面を突き破って、繊細で皮肉屋な内面がむき出しになったリック。
「俺を棄てたのはラズロのためか?」
あまりにも率直で、ストレートな問いかけ。もちろん、イルザは応えられない。
「それとも、まだ他に誰かいたのか」
「……リック!」
「それだけは言いたくない、か?」
自分の話を聞こうとしない、勝手に結論を出そうとするリックにキレて、店を出て行くイルザ。
玄関扉に相対する椅子に座って、頭を抱え込むリック。
♪夜霧の窓に君を想い
♪夜明けの窓に 想いを消した
この場面。
たぶん、東宝劇場にいる2500人余で私一人だと思うんですが。
私はこの場面を観るたびに、「レ・ミゼラブル」の「空のテーブル、空の椅子」を思い出します。特に、
♪窓に映る影 床にも姿が♪
のあたりを。
名曲ぞろいの「レ・ミゼラブル」の中でも、コンサートなどで歌われることの多い名曲ですが、この「カサブランカの夜霧に」という歌も、素晴らしい名曲だと思います(*^ ^*)
ま、歌いながら帰るにはちょっとメロディラインが凝ってますけど。
♪サヨナラも言わずに二人は別れた
♪愛し合っていると信じ込んでいた
呟きながら、少しふらつく足取りで本舞台を横切り、下手から銀橋に入る。
♪6月のあの日あの口づけが最後
ゆっくりと銀橋を進むリック。溶暗していた本舞台に少しづつ光が戻り、リックの店の従業員たちがテーブルのセッティングに動く。
すごーくどうでもいいことですが。このときまで、イルザが出入りするとき動きやすいよう、玄関前までの通路をあけてあるんです。それを、場面ラストに降りてくる幕の邪魔にならないよう、さりげなく片付ける店員たちが可愛いんですよ(はぁと)
♪それなのに何故 世界中にたった一つしか街がないかのように
♪やって来たんだ このカサブランカに
玄関扉が開いて、客たちが流れ込む。
亡命者たち、ムーア人たち、商売人たち、レジスタンスたち、軍人たち、、、、
そして、ラズロとイルザ。
♪燃え上がるこの想い 消してしまいたい
♪カサブランカの夜霧に
切れ切れのストップモーション、そして、幕。
この幕切れの演出、素直にすごい、と思いました。
本舞台メンバーのストップモーションも止まり方がさりげなくて巧いし、なんといっても、音楽と場面の有機的なかかわり方がいい(@ @)。派手な演出ではないのですが、ここで一通り過去を回想した後でイルザとの最初の対決場面を置き、再会の場面をリフレインする、という流れがすごく自然で、リックの気持ちがすごく伝わってきます。
思いもよらぬ再会で、燃え上がったこの想い。痛み。でも、燃え上がった俺だけで、彼女の心には、もう火が点かない。……ならば、もう、俺のこの心ごと、何もかも凍らせてしまいたい……そんな、絶望。
♪これからの日々をどう生きていくのか
♪蘇るこの愛の行く先は見えない
何もかも嘘だったのか。
何もかも全部、最初から。
リックの動揺と絶望、そして、ほんの微かな“再会の喜び”……そんなもので満たされた劇場の客席に光が入る。
……やっと一幕が終わったか……(^ ^;;;)
.
月組の次回大劇場公演「スカーレット・ピンパーネル」での、役替りが発表されました。
初演の星組で、柚希礼音(当時研究科10年)が演じたショーヴラン、和涼華(当時研9)が演じたアルマンの二役を、上演時点で研10になったばかりのまさお(龍真咲)と研8のみりお(明日海りお)の二人で役替り。それも、「エリザベート」なみの日替わりスケジュール。
二人とも、体力的にもプレッシャーも相当なものでしょうけれども、なんとか踏ん張って、がんばってほしいです!!
若手の中では歌える方だし、ここ2年くらいでの進境著しいみりおは勿論、ちょっと伸び悩んでいたまさおも「ラストプレイ」で良い芝居をしていたので、ショーヴランもアルマンも、どちらもとっても楽しみです(*^ ^*)絶対両方観たいです!(チケットがあれば)
元々歌は巧いけど、声質が軽いせいかルキーニは苦戦していたまさお。
まさおよりは太いけれども、もともと声が甘くて柔らかいみりお。
ショーヴランのナンバーは『強靭な声』が要求されるので、二人とも大変だろうなあ……。ボイトレをがんばって、二人とも結果を出してほしい、と心から祈っています。
それにしても。
星組に続いて、月組でも研10以下の若手がショーヴランを演じるんですねぇ……。
小池さん的解釈では、ショーヴランは若手の役なんでしょうか? 初演を観たときの印象では、したたかで百戦錬磨のベテラン・パーシーと、若さにまかせて突き進んだ挙句に、あちこちで躓いてる若いもん、とゆー感じで、ショーヴランが敵役としてはちょっと小者過ぎるのでは?と思ったのですが。
彼は運命にもてあそばれた革命の闘士であって、生真面目すぎる生き方が滑稽ではあっても、決して愚者では無いはずなんだけどなあ(T T)。月組版では、そのあたりの解釈は変わらないんでしょうか(- -;
さて。
「スカーレットピンパーネル」の話はこのあたりにして、宙組「カサブランカ」の続きを。
こちらも、「スカーレットピンパーネル」に勝るとも劣らない、小池さんの名作です(*^ ^*)。
■第17場 リックのカフェ ~1941年12月1日深夜(2日早朝?)~
「ボス。……夜が明けちまいますぜ」
いたわってくれるサムの、優しい声。
聞こえているのかいないのか、起きる気配も無いリック。
カチャリ、と音がして、店の玄関扉が開く。
音が聞こえたのか。流れ込んできた夜の匂いを嗅いだのか。つぶれていた筈のリックがふと頭をあげて、焦点の定まらない瞳をドアに向ける。
身体の線に沿ったシングルのコート、水色の大判ストールからのぞく、柔らかなプラチナブロンド。すぐ傍にランプがあるかのように、そこだけがぽっかりと明るい。(←いや、普通にスポットが当たってますから)
「あなたに、聞いていただきたいことがあって」
やっと焦点のあったリックの眼が、射抜くようにイルザを凝視する。
たじろくイルザ。
「……一杯、飲めよ」
ふぃっと視線をずらして、どうでもいいかのようにグラスを差し出すリック。
「今夜は駄目よ」
軽く息を吐いて、たしなめるように言うイルザ。
「何故カサブランカに来たんだ?」
「あなたがいると判っていれば、来なかったわ」
でも、イルザはいずれにしても来たことでしょう。リックが居ようと居るまいと。
ヴィクターには、このルートしか無かったのだから。
それでも、もしかしたら。
リックがこんなにも傷ついていると知っていたら、イルザは来なかったのかもしれません。
彼女は知らなかった。こんなにも自分が愛されていたことを。
唇を噛んで、リックの瞳の強さに負けるまいと顎をそらす。
あなたは私より、ずっと大人だったから。だからもう、私のことなんて忘れたと思っていた。
……私は、忘れられなかったわ。だから、思い出にしたの。パリのすべてを、夢のような出来事だった、と。
「君の声、変わらないな……『私たち、世界が崩壊するかもしれないのに、恋に落ちるなんて』」
そうよ。恋に落ちたの。夢の中で。夢のパリで。
でも、夢は醒めたわ。あのパリはもう、どこにもない。
「……崩壊したのは、俺たちの仲、だ」
「やめて」
すべては終わってしまった。確かめ合ったはずの恋も、確かだと思っていた愛さえも。
「俺たちが何日一緒にいたか知ってるか?…俺は数えた。一日残らず」
『春』から『6月』まで、わずか2~3ヶ月。デートの回数を数えるのは容易なことだったでしょうね。もしかしたら、ほんの数回なのかもしれないし。
それでも、イルザは『数えたこと、ないわ』と応える(T T)。
……まあ、イメージとしては、一回一回デートのたびに「○○回目のデートだ(はぁと)」などと数えているリック、というのも想像しにくいので(^ ^)、パリからマルセイユへ向かう汽車の中で思い出を反芻し、何故振られたのかを思い悩んだりしながら数えたのかな、とか、勝手に考えているのですけれども(可哀相に)。
イルザは、パリを離れてからは怒涛の忙しさで、とてもそんな時間は無かったでしょうし、ね。
ちなみに、映画では二人の出会いのシーンが描かれていないので、何ヶ月(あるいは何年)付き合ったのかは判らないようですね。
うーん、そろそろ映画を観ないと、公演が終わっちゃうなあ…(T T)。
リックの、というか、祐飛さんの酔っ払い芝居は、経験豊富なだけあって本当に巧いな、と思います。散々やっているもんね(^ ^)たぶん、宝塚ひろしといえども、これだけいろんなパターンでの酔っ払いを演じたことがある役者はいないんじゃないか、と(惚)
で。
この場面を観るたびに、酔っ払いにはなりたくないなあ、と思います(^ ^)。
人の話を全然聞いてないし、思ったことを脊髄反射で口に出してしまうし。ああはなりたくない、理性は飛ばしちゃいかん!!と思うんですよ(^ ^)
しかも。リックはお酒に強いので、このときも表向きはいつもとあまり違わないのに、実は、理性が完全にぶっ飛んでいる(!)そーゆーのが一番怖いからっ!
11月末の「お披露目トークライブ」でもその話が出ましたが、確かに祐飛さんのリックは、翌朝本気で後悔していそうなんですよね。
「なんであんなこと言っちゃったんだろう、せっかく来てくれたのになぁーっ!!」
って。
特に、東宝に来てからはその印象が顕著ですね(^ ^)。祐飛さん、いったいどこまで行ってしまうんだろう……。
普段のクールで人を寄せ付けない仮面を突き破って、繊細で皮肉屋な内面がむき出しになったリック。
「俺を棄てたのはラズロのためか?」
あまりにも率直で、ストレートな問いかけ。もちろん、イルザは応えられない。
「それとも、まだ他に誰かいたのか」
「……リック!」
「それだけは言いたくない、か?」
自分の話を聞こうとしない、勝手に結論を出そうとするリックにキレて、店を出て行くイルザ。
玄関扉に相対する椅子に座って、頭を抱え込むリック。
♪夜霧の窓に君を想い
♪夜明けの窓に 想いを消した
この場面。
たぶん、東宝劇場にいる2500人余で私一人だと思うんですが。
私はこの場面を観るたびに、「レ・ミゼラブル」の「空のテーブル、空の椅子」を思い出します。特に、
♪窓に映る影 床にも姿が♪
のあたりを。
名曲ぞろいの「レ・ミゼラブル」の中でも、コンサートなどで歌われることの多い名曲ですが、この「カサブランカの夜霧に」という歌も、素晴らしい名曲だと思います(*^ ^*)
ま、歌いながら帰るにはちょっとメロディラインが凝ってますけど。
♪サヨナラも言わずに二人は別れた
♪愛し合っていると信じ込んでいた
呟きながら、少しふらつく足取りで本舞台を横切り、下手から銀橋に入る。
♪6月のあの日あの口づけが最後
ゆっくりと銀橋を進むリック。溶暗していた本舞台に少しづつ光が戻り、リックの店の従業員たちがテーブルのセッティングに動く。
すごーくどうでもいいことですが。このときまで、イルザが出入りするとき動きやすいよう、玄関前までの通路をあけてあるんです。それを、場面ラストに降りてくる幕の邪魔にならないよう、さりげなく片付ける店員たちが可愛いんですよ(はぁと)
♪それなのに何故 世界中にたった一つしか街がないかのように
♪やって来たんだ このカサブランカに
玄関扉が開いて、客たちが流れ込む。
亡命者たち、ムーア人たち、商売人たち、レジスタンスたち、軍人たち、、、、
そして、ラズロとイルザ。
♪燃え上がるこの想い 消してしまいたい
♪カサブランカの夜霧に
切れ切れのストップモーション、そして、幕。
この幕切れの演出、素直にすごい、と思いました。
本舞台メンバーのストップモーションも止まり方がさりげなくて巧いし、なんといっても、音楽と場面の有機的なかかわり方がいい(@ @)。派手な演出ではないのですが、ここで一通り過去を回想した後でイルザとの最初の対決場面を置き、再会の場面をリフレインする、という流れがすごく自然で、リックの気持ちがすごく伝わってきます。
思いもよらぬ再会で、燃え上がったこの想い。痛み。でも、燃え上がった俺だけで、彼女の心には、もう火が点かない。……ならば、もう、俺のこの心ごと、何もかも凍らせてしまいたい……そんな、絶望。
♪これからの日々をどう生きていくのか
♪蘇るこの愛の行く先は見えない
何もかも嘘だったのか。
何もかも全部、最初から。
リックの動揺と絶望、そして、ほんの微かな“再会の喜び”……そんなもので満たされた劇場の客席に光が入る。
……やっと一幕が終わったか……(^ ^;;;)
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コメント
このストレートな問いかけ、何度見てもイルザになりきった私はドキッとして
そして涙が出ちゃいます。
あと、一幕の最後も本当に素敵、もう盛り上ります~
早く二幕が観たい!とどきどきしてしまいます・・・
そうそう、花組バウ公演も本当に面白くて、突っ込みどころ満載で妄想しがいがあって生徒がみんな歌がうまくてキラキラしていて熱くてやりすぎてて・・・
ねこさまが好きそうな作品なの
でも忙しいから無理ですよね~
などなど大量にお知らせしたいこと、感想を書きたいことがあるのですが
先ほどの水さん9月にトップ退団
のニュースで、せっかくのウキウキ気分が吹っ飛びました。
作品さえも決まってないのに、ナゼいま、発表? 大劇が売れ残ってるから?
そしてあと2作という貴重な公演なのになんで植田先生の作品を突っ込むんだーー! ばかやろーーーー!!!
あ、いけない失礼しました。
動揺が収まらないので、これで本日は失礼します。
こめんとありがとうございます。
水さん……切ないですよね。会議が終わって席に戻ったらメールが来ていて、、、、本気で眼を疑いました。植田さんの作品でさえなければ、大劇場にも行くつもりだったのになあ(涙)。しょぼん。
『俺を棄てたのはラズロのためか?』
という非常に情けない台詞を、ちゃんと名台詞にしてしまうところが、大空祐飛という役者の真骨頂だ!……などと、ファンっぽいことを言ってみたりして(^ ^)。
いいですよねー、あの台詞。小池さんありがとう♪♪
花バウは……ふっふっふ(^ ^)この私が、あんな面白そうなものを観逃がす筈が無いじゃありませんか(^ ^)。さすがに二度の遠征は無理でしたけどね(^ ^;。