This Is It
2010年1月11日 映画 コメント (2)リアルでのお友達や、よく伺うブログさんで散々絶賛の評を聞かされていた映画「This Is It」を、観てまいりました。
最初の上映も4週間限り。アンコール上映も4週間限り。
この「カサブランカ」上演中のクソ忙しい年始に観れるかどうか、かなり危惧していたのですが、ちょうどよく時間があいて、無事観ることができました。
凄かった。
皆さんの評を聞かされながら、いまひとつ「何が凄いのか」が良く判らなかった作品。
たしかに、この凄さは説明できない。
いくら説明してもわからない。ただ、体験するしかないモノが、この世にはある。
それを、凄く実感しました。
正直、私はマイケル・ジャクソンのファンでもなんでもなく、コンサートに行ったこともなければ、彼に関する映像を真剣に観たこと自体がほぼ初めて、という状態だし、知っている曲もほとんど無いんです、実は(ごめんなさい)。
……それでも。
これは本当に、観てよかった。
たぶん、マイケルが未だ健在で、コンサートの本番までが入った最終形の映像が映画化されたとしても、私は観なかったと思います。
実際、この形の「This Is It」が最初に上演されたときも、全然興味はありませんでした。
自分には関係の無いものだと思っていたので。
でも。
あまりにもご覧になった方が皆さん口を揃えて絶賛されるので、だったら観てみようかな…と軽い気持ちで行った日劇ピカデリー。
圧倒されました。
彼の、エンターテイメントにかける熱意と、「自分のイメージ」を実現するために払う努力。
「僕がキューを出すから、勝手に始めないで」
「(後ろ向きでも)映像が変わる瞬間くらい、わかるよ」
自分の持つイメージそのものを実現することに対する執着。
それを着実に実現してくれるスタッフたちへの信頼。
そして、それが真実に実現されているのかどうかを見極める、センス。
どの一つが欠けても、あの膨大な作業は成り立たない。
あの膨大な作業の結果が、わずか数時間のステージに詰め込まれたとき、どれほどのエネルギーを発するものなのか、と思いました。
彼が発するその巨大なエネルギーを受け止める、観客の熱気を想像すると、怖いくらいです。
ありがとうマイケル。
あなたは、ほんものの天才で、本当のスーパースターだった。
生前のあなたの実像をほとんど知らない私にも、あなたの凄さだけは伝わりましたよ。
ご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
ちなみに。
「カサブランカ」ファン的には、使用予定の映像に映りこんだハンフリー・ボガートのチェックが非常に愉しかったです(*^ ^*)。さあ、何カット見つけられるでしょうか?(^ ^)
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最初の上映も4週間限り。アンコール上映も4週間限り。
この「カサブランカ」上演中のクソ忙しい年始に観れるかどうか、かなり危惧していたのですが、ちょうどよく時間があいて、無事観ることができました。
凄かった。
皆さんの評を聞かされながら、いまひとつ「何が凄いのか」が良く判らなかった作品。
たしかに、この凄さは説明できない。
いくら説明してもわからない。ただ、体験するしかないモノが、この世にはある。
それを、凄く実感しました。
正直、私はマイケル・ジャクソンのファンでもなんでもなく、コンサートに行ったこともなければ、彼に関する映像を真剣に観たこと自体がほぼ初めて、という状態だし、知っている曲もほとんど無いんです、実は(ごめんなさい)。
……それでも。
これは本当に、観てよかった。
たぶん、マイケルが未だ健在で、コンサートの本番までが入った最終形の映像が映画化されたとしても、私は観なかったと思います。
実際、この形の「This Is It」が最初に上演されたときも、全然興味はありませんでした。
自分には関係の無いものだと思っていたので。
でも。
あまりにもご覧になった方が皆さん口を揃えて絶賛されるので、だったら観てみようかな…と軽い気持ちで行った日劇ピカデリー。
圧倒されました。
彼の、エンターテイメントにかける熱意と、「自分のイメージ」を実現するために払う努力。
「僕がキューを出すから、勝手に始めないで」
「(後ろ向きでも)映像が変わる瞬間くらい、わかるよ」
自分の持つイメージそのものを実現することに対する執着。
それを着実に実現してくれるスタッフたちへの信頼。
そして、それが真実に実現されているのかどうかを見極める、センス。
どの一つが欠けても、あの膨大な作業は成り立たない。
あの膨大な作業の結果が、わずか数時間のステージに詰め込まれたとき、どれほどのエネルギーを発するものなのか、と思いました。
彼が発するその巨大なエネルギーを受け止める、観客の熱気を想像すると、怖いくらいです。
ありがとうマイケル。
あなたは、ほんものの天才で、本当のスーパースターだった。
生前のあなたの実像をほとんど知らない私にも、あなたの凄さだけは伝わりましたよ。
ご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
ちなみに。
「カサブランカ」ファン的には、使用予定の映像に映りこんだハンフリー・ボガートのチェックが非常に愉しかったです(*^ ^*)。さあ、何カット見つけられるでしょうか?(^ ^)
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コメント
「This Is It」みてくれてありがとうございます。
私がお礼を言うのもヘンなんですが・・・
私もMJファンでもなんでもなく、学生時代はまぁまぁ好きだったけど、
大人になってからはスキャンダルばかり報道される、
アメリカのポップスター、というイメージの人だったのですが。
今は生前のライブを観に行かなかった事ファンにならなかった事を悔やみ、
映画になって何度も見れることを愉しんで、
その凄さや愛おしさを感じることを幸いに思いながら、
「絵に描いたような俄ファン」を恥ずかしげもなくやってます。
東宝カサブランカ上演中だけど地方組で良かった、この映画は4回見ました。
あとひとつ見れば住んでる県の中心部の上映映画館制覇です。
そして「ボギーを探せ」ゲームも楽しみのひとつではあるんですが、
ルノー大尉も1カット、こっそり出てません?(未確認ですすみません)
もうひとつ、何度めかに見た時、ステージ上で楽しそうに真剣な
ダンサーやバンドやヴォーカルの彼らをみていて不意に涙が出た。
この人達はもうすぐものすごい悲しみに襲われるんだ、と。
夏に観たショーのヴァレンチノの場面を思い出しました。
MJは感傷的に見られたくないだろうな、
このフィルム自体公開されたくないだろうな、
でも私はこれが見られて良かったです。
何気に新年初コメントをいただけて、とても嬉しいです!(^ ^)
新年早々、良い映画を観ることができて幸せです。
「オペラ座のすべて」も観たいなあと思ってます(^ ^)
が、その前に「カサブランカ」の映画を観なくては!とだいぶ焦りはじめています。
ルノー大尉のご登場は、すみません、気がつきませんでした。
っていうか、確実に顔が判別できるかどうか、あまり自信がありません。
>この人達はもうすぐものすごい悲しみに襲われるんだ、と。
私も、それはすごく思いました。
ヴァレンチノは思い出しませんでしたけど(^ ^)、プロローグのコメントも、死後ではなく、生前にリアルタイムで録られたものなんですよね?タイトル前の「This Is It.」という力強いコメントを聞いて、ちょっと感動してしまったのですが。
彼らは本当に楽しみにしていたんだろうなあ、と感じます。
MJと一緒の舞台、MJが精魂傾けた舞台を、
もしかしたら、待っていたファン以上に。
でも。
>MJは感傷的に見られたくないだろうな、
ですよね。あのフィルムの中で誰よりも輝いていたMJなら、たぶん。
>でも私はこれが見られて良かったです。
私もです(^ ^)