ロシアの若い青猫【2】
2009年10月3日 宝塚(雪)雪組新人公演「ロシアンブルー 〜魔女への鉄槌〜」つづき。
とりあえず、プログラムの役柄紹介のページに載っている順で。
スターリンのそっくりさん、ミハイル・ゲロヴァニ(汝鳥伶)役の凛城きら
今回は、スターリンの肖像画が全部本公演のと同じだったのが残念…。新公用に作り直してあることもあるのになあ。ゆうちゃんさんがホンモノのスターリンに似すぎているから?(^ ^)
92期の超実力派・凛城くん、今回は随分ぶっ飛んだ役でしたが、楽しそうに演じていて、とても良かったです♪歌も芝居も、本当に安定した人だなあ(感心)。温かみと茶目っ気を感じました。
マリポーサ、ゾロと二作続けて準主役格の役を演じていたときは、ちょっと相手との呼吸や間の取り方、芝居の受け方に課題を感じていたのですが、今回はちょっと引いた位置での芝居がすごく良くて、回りがみえてきたのかな?と嬉しくなりました。体型も誤魔化せる役だったし(^ ^;)、良い経験になったんじゃないかな♪ 次が楽しみですね♪
イリーナの先輩、カテリーナ(五峰亜季)の此花いの莉
少し硬質な低い声、きっぱりとした堅い台詞回し。憲兵隊の隊長だったという前身も納得できる、強烈な強さを感じる女性官僚っぷりで、とても良かったです。甘さのない歌声もとても格好良い。当たり役だなあと思いました。
アメリカ民主党の委員、レベッカ(美穂桂子)の透水さらさ
美しいソプラノの歌声に定評のある人ですが、台詞の声はちょっと高すぎて、『お姉さま』らしい威厳が足りなかったかなー。台詞回しも個性的で、慣れるまでは少し違和感がありました。
あと、髪型がみなこちゃんのイリーナにそっくりで、もともとの顔の輪郭もよく似ているので、一瞬見間違えてしまった(笑)。もっと違う鬘の方が似合いそうなのにな。
日本人留学生、佐野碩(彩那音)の愛輝ゆま
本役のひろみちゃんより、どっしり感のある役作りだったような気がします。いろいろ忙しかったんであまり注目することができなかったのですが(ごめんなさい)、こういうちょっと浮いた役って案外難しいのかな。歴史的な背景を知らないと、ただの『謎の日本人』になってしまいがちな役どころですが、一生懸命『人物』を語ろうとがんばっていたのが印象深いです。
良い役者になりそうなのに、卒業は残念……。
アメリカレビュー団の若手スター、女たらしのダーリーン・ロス(彩凪翔/早霧せいな)と、カメラ小僧で演劇おたくのロジャー・ドリトル(久城あす/沙央くらま)
久城さんの美形っぷりにあらためて驚きました。前回のリトル・クロウも相当にヒットだったのですが、今回はもう……。なんだか、宙組のちーちゃん(蓮水ゆうや)に似てるような気がしたんですけど、気のせいでしょうか(惚)。コマちゃんのロジャーもオタクっぷりが可愛くてめちゃめちゃ好きなんですけど、久城さんも自然な芝居でキャラ立ちがはっきりしていて、すごく素敵でした♪
真波そらちゃん似の(←まだ言うか)彩凪さんも、相当に私のストライクなんですが。ダーリーンは、ちょっとあざとい感じに役作りしていたせいか、前回ほどは嵌りませんでした(^ ^)。とは言っても、やっぱり素敵なんですけどね。個人的に、プロローグの一番最初に、緑の衣装を着た魔法使いとして女の子たちと踊っているときの彩凪くんがお気に入りです。……相手役も可愛かったんだけど、誰だったんだろう……(謎)。
メイエルホリド劇団の看板女優・ジナイーダ(麻樹ゆめみ)の千風カレン
前回に引き続き、麻樹さんの役なんですね。歌も芝居も達者な人同士、何か通じるものがあるのでしょうか。
プロローグの魔女・ユリアといい、ジナイーダといい、実に見事な女丈夫っぷりで、素敵でした。千風さんといえば、「凍てついた明日」のブランチの名演が忘れられないのですが、ちょっとコメディ色のある、歳上の女性が実に似合う女優ですね。
次はぜひ、色気のある役を観てみたいです。レベッカとか、似合いそうだったのになあ…。
ソヴィエトの誇る演出家エイゼンシュテイン(奏乃はると)の、朝風れい
なんだか、思ったより出番は少ないんだなあ、と思ってしまいました(ごめんなさい)。本役さんとは居方が違う感じで、あんまり『大物』感がなかったかなー、と。回りががちゃがちゃやっていたから、その演出の違いでしょうか?落ち着いた大人の雰囲気は良く出ていて、良かったと思います。
ああ……本役がにわにわで新公が朝風さんってことは、絶対ソロがあるに違いない!!と期待したのにぃ(↓)。
ユーリ・メドベージェフの元同僚・エフゲニー(涼瀬みうと/真波そら)と、後輩・マクシム(透真かずき/彩夏涼)
最初の登場場面で、いきなりアドリブというかギャグを飛ばしながら出てきたことに驚いたのですが……。あ、あれは大野さんの脚本変更なんですかっ!?全然キャラが違うじゃないか〜〜〜っ。
ぜえぜえ。いやホントに吃驚したんですけど。エフゲニーは美形枠だと思っていたのに、いつからギャグ枠に?(いや、涼瀬くんも十分美形軍団の一員の資格があるはずなんですが……)
あずりんのユーリと共に、本公演とのキャラの違いが大きかった三人でしたが、それなりに、作品の中で違和感なく存在していたので、良かったんじゃないかと思います。エフゲニーの強さとか、マクシムの明るさ・可愛らしさとか、本役とは違う役柄になっていて、同じ脚本でも、言い方とか目線とかで印象って変わるものですね。芝居心のあるひとたちなので、面白い経験になったと思います。
ユーリとエフゲニーの関係はが『ごく普通の友人同士』って感じで、それ以上の感情はなさそうに見えたのは、個人的にはちょっとだけ残念でした。……ちょっとだけ、ね(^ ^;ゞ
エジェフの金魚のフン、バーベル(冴輝ちはや/大凪真生)とイワン(寿々音綾/香綾しずる)
……あらためてキャストを書いてみて、初めて気がつきました。このお二人、卒業生コンビなんですね(T T)。芝居も達者で安心して観ていられるお二人で、観劇中は全然そういうことは考えなかったのですが。
がおりちゃんが写真を破り捨てる場面(人型に切り抜き線が入ってました!)の慌てっぷりとか、すごく達者で面白かったです。ラストに戻ってきたときの冴輝くんの「ニヤリ」笑いがなかなかワルくて、一瞬なんですけど見惚れちゃいました(^ ^;。
最後にもう一度、冴輝くんの歌が聴きたかったなあ……。
メイエルホリド劇団の看板俳優(?)イーゴリ(大湖せしる)の、凰華れの
雪組の誇る美形軍団の一人、れのちゃん。イーゴリは美形枠なんだなあ、としみじみ納得。
グループのセンターで歌うせしるにドキドキした本公演、グループのセンターで歌い踊るれのちゃんにドキドキした新人公演。……どっちも楽しかったです、はい。
ゲロヴァニの付き人・パヴェル・ウソツキー(紫友みれい)の、月城かなと
も、もしかして……まだ研1の95期?すげーーー。普通に男役として立っていて、何の違和感も無く観ていました。確かに台詞とかは少ないし、ちょっとオネエ言葉だから粗が目立たないんだけど、それにしても達者な人だなあ(感心)。
ウィスラー家のメイドで、ヘンリーの妹・ロビン(大月さゆ)は、舞羽美海
可愛いぞ!みみちゃん、もう少し声のトーンが落ち着くとすごく良いと思います。さゆちゃんとはまた違った可愛らしさのある役作りで、とにかく可愛かった(^ ^)。
ペトルーシュカトリオ(笙乃茅桜/沙月愛奈、詩風翠/愛輝ゆま、央雅光希/香音有希)
ひーこちゃん(笙乃茅桜)、すごい!!
轟さんのコンサートで組んでいる姿を観てから、結構ずっとチェックしてきたダンサーなんですけど、今回は本当に凄かった。バレリーナとしての技術も凄い(多分)んですけど、それ以上に、仕草のひとつひとつになんともいえない愛嬌というか可愛らしさがあって、素晴らしかったです。ふいっと目が留まるというか。目が離せないというか。
ペトルーシュカの詩風さんも、ゾロの新公でさゆちゃんの旦那役でオロオロしていた印象しかなかったのに(←すみません)、こんなに踊れるとは(@ @)。芝居ッ気のあるダンサーじゃないと勤まらない役なんですけど、とても良かったです。
央雅さんにいたっては、名前も知らなかったのですが、軽やかなバレエダンサーですね。本役の香音さんが、いかにもムーア人という力強さがあるのに対して、「ペトルーシュカ」という作品はあまり考えず、コメディとしての軽やかな面白さで勝負していた印象でした。黒ピエロっぽいメークも、細かい仕草も、とにかく『可愛い』ムーア人でした。
デボラの鞄持ち(涼瀬みうと)の大澄れい
思い切った髪型と思い切った転がりようで、もの凄く印象に残りました。本人を知る前にウメちゃんの「えと文」で売り込まれた(?)大澄さん。今回の役で、やっと「えと文」のイメージを超えてくれたような気がします。……さて、本公演の群衆の中から見つけられるかしら?(不安)
アメリカ共和党の下院議員、ロバート(蓮城まこと)の帆風成海
ヘタレでボンボンな、アルバートの「自称」ライバル(^ ^)。
帆風くんは達者な人ですが、今回すこーし痩せましたよね?まだまだ努力は必要ですが、二枚目役を演じるための努力は買いたいです。
アルバートのキングがちょっとヘタレ気味なので、ロバートをどこまでヘタレるか迷いどころだったと思うのですが、「ただのヘタレ」ではなく、コメディ色を強めてしっかりと笑いを取っていたのは流石、と思いました。実力派は良いですね(^ ^)。これからがますます楽しみです!
ソヴィエト演劇学校の衣装係(悠月れな)の美乃ほのか
れなちゃんが達者に自然に演じていた衣装係、同期の美乃さんはちょっと手強そうな感じで創っていました。それはそれで面白かったけど、回りとのちょっとしたやり取りとか、芝居を切って割って入るところとか、やっぱりれなちゃんは巧いんだなーと思いましたね。勿論、本公演の回数を重ねた強みもあると思いますが。
ジナイーダの娘、メイエルホリドの義娘、タチヤーナ(愛加あゆ)の、天舞音さら
可愛かったけど、やっぱりあゆちゃんは華やかで可愛いんだなーと実感しました。女優なんだから、もう少し強気な感じが見えてもいいと思うんですよね。いや、本当に可愛かったんですけど。
最後の「夫を紹介したいし」という台詞は、さりげなさが命なので…あまり気負わずに言ってほしかった、かも(^ ^;
ネコタナ一族も、メイエルホリド劇団の○○スキーさんたちも、それぞれに個性的で面白かったけど、特別気になった誰か、というのは無かったかなあ。
ライサ(舞咲りん)の沙月愛奈ちゃんが強くて素敵だったこととか、眼鏡っ子の花夏ゆりん(森咲かぐや)ちゃんがメチャメチャ可愛かったとか、アンナ(花帆杏奈)の悠月れなちゃんがさりげなく達者な切れ者だったこととか、、、、、きゃびいの役に入った(?)雛月乙葉ちゃんが、凄く可愛いのに猫の鳴き声(ロビンが蛇を探している場面の)が物凄いドラ猫声だったこととか、……ツボはいろいろあったのですが。
アメリカレビュー団のフォーリーズの中では、一人、お人形のような美少女が気になりました。最後の挨拶の立ち位置から見て、たぶん最下だと思うのですが、妃桜ほのりさんであっているのかしら…。顔立ちの美しさ以上に、笑顔や仕草の「リカちゃん人形」っぽさが印象的でした。
本公演のショーで大抜擢されている花瑛ちほちゃんは、残念ながらよく判りませんでした(↓)フォーリーズの可愛い子ちゃんのどれかなのはわかるんだけどなあ…。
.
とりあえず、プログラムの役柄紹介のページに載っている順で。
スターリンのそっくりさん、ミハイル・ゲロヴァニ(汝鳥伶)役の凛城きら
今回は、スターリンの肖像画が全部本公演のと同じだったのが残念…。新公用に作り直してあることもあるのになあ。ゆうちゃんさんがホンモノのスターリンに似すぎているから?(^ ^)
92期の超実力派・凛城くん、今回は随分ぶっ飛んだ役でしたが、楽しそうに演じていて、とても良かったです♪歌も芝居も、本当に安定した人だなあ(感心)。温かみと茶目っ気を感じました。
マリポーサ、ゾロと二作続けて準主役格の役を演じていたときは、ちょっと相手との呼吸や間の取り方、芝居の受け方に課題を感じていたのですが、今回はちょっと引いた位置での芝居がすごく良くて、回りがみえてきたのかな?と嬉しくなりました。体型も誤魔化せる役だったし(^ ^;)、良い経験になったんじゃないかな♪ 次が楽しみですね♪
イリーナの先輩、カテリーナ(五峰亜季)の此花いの莉
少し硬質な低い声、きっぱりとした堅い台詞回し。憲兵隊の隊長だったという前身も納得できる、強烈な強さを感じる女性官僚っぷりで、とても良かったです。甘さのない歌声もとても格好良い。当たり役だなあと思いました。
アメリカ民主党の委員、レベッカ(美穂桂子)の透水さらさ
美しいソプラノの歌声に定評のある人ですが、台詞の声はちょっと高すぎて、『お姉さま』らしい威厳が足りなかったかなー。台詞回しも個性的で、慣れるまでは少し違和感がありました。
あと、髪型がみなこちゃんのイリーナにそっくりで、もともとの顔の輪郭もよく似ているので、一瞬見間違えてしまった(笑)。もっと違う鬘の方が似合いそうなのにな。
日本人留学生、佐野碩(彩那音)の愛輝ゆま
本役のひろみちゃんより、どっしり感のある役作りだったような気がします。いろいろ忙しかったんであまり注目することができなかったのですが(ごめんなさい)、こういうちょっと浮いた役って案外難しいのかな。歴史的な背景を知らないと、ただの『謎の日本人』になってしまいがちな役どころですが、一生懸命『人物』を語ろうとがんばっていたのが印象深いです。
良い役者になりそうなのに、卒業は残念……。
アメリカレビュー団の若手スター、女たらしのダーリーン・ロス(彩凪翔/早霧せいな)と、カメラ小僧で演劇おたくのロジャー・ドリトル(久城あす/沙央くらま)
久城さんの美形っぷりにあらためて驚きました。前回のリトル・クロウも相当にヒットだったのですが、今回はもう……。なんだか、宙組のちーちゃん(蓮水ゆうや)に似てるような気がしたんですけど、気のせいでしょうか(惚)。コマちゃんのロジャーもオタクっぷりが可愛くてめちゃめちゃ好きなんですけど、久城さんも自然な芝居でキャラ立ちがはっきりしていて、すごく素敵でした♪
真波そらちゃん似の(←まだ言うか)彩凪さんも、相当に私のストライクなんですが。ダーリーンは、ちょっとあざとい感じに役作りしていたせいか、前回ほどは嵌りませんでした(^ ^)。とは言っても、やっぱり素敵なんですけどね。個人的に、プロローグの一番最初に、緑の衣装を着た魔法使いとして女の子たちと踊っているときの彩凪くんがお気に入りです。……相手役も可愛かったんだけど、誰だったんだろう……(謎)。
メイエルホリド劇団の看板女優・ジナイーダ(麻樹ゆめみ)の千風カレン
前回に引き続き、麻樹さんの役なんですね。歌も芝居も達者な人同士、何か通じるものがあるのでしょうか。
プロローグの魔女・ユリアといい、ジナイーダといい、実に見事な女丈夫っぷりで、素敵でした。千風さんといえば、「凍てついた明日」のブランチの名演が忘れられないのですが、ちょっとコメディ色のある、歳上の女性が実に似合う女優ですね。
次はぜひ、色気のある役を観てみたいです。レベッカとか、似合いそうだったのになあ…。
ソヴィエトの誇る演出家エイゼンシュテイン(奏乃はると)の、朝風れい
なんだか、思ったより出番は少ないんだなあ、と思ってしまいました(ごめんなさい)。本役さんとは居方が違う感じで、あんまり『大物』感がなかったかなー、と。回りががちゃがちゃやっていたから、その演出の違いでしょうか?落ち着いた大人の雰囲気は良く出ていて、良かったと思います。
ああ……本役がにわにわで新公が朝風さんってことは、絶対ソロがあるに違いない!!と期待したのにぃ(↓)。
ユーリ・メドベージェフの元同僚・エフゲニー(涼瀬みうと/真波そら)と、後輩・マクシム(透真かずき/彩夏涼)
最初の登場場面で、いきなりアドリブというかギャグを飛ばしながら出てきたことに驚いたのですが……。あ、あれは大野さんの脚本変更なんですかっ!?全然キャラが違うじゃないか〜〜〜っ。
ぜえぜえ。いやホントに吃驚したんですけど。エフゲニーは美形枠だと思っていたのに、いつからギャグ枠に?(いや、涼瀬くんも十分美形軍団の一員の資格があるはずなんですが……)
あずりんのユーリと共に、本公演とのキャラの違いが大きかった三人でしたが、それなりに、作品の中で違和感なく存在していたので、良かったんじゃないかと思います。エフゲニーの強さとか、マクシムの明るさ・可愛らしさとか、本役とは違う役柄になっていて、同じ脚本でも、言い方とか目線とかで印象って変わるものですね。芝居心のあるひとたちなので、面白い経験になったと思います。
ユーリとエフゲニーの関係はが『ごく普通の友人同士』って感じで、それ以上の感情はなさそうに見えたのは、個人的にはちょっとだけ残念でした。……ちょっとだけ、ね(^ ^;ゞ
エジェフの金魚のフン、バーベル(冴輝ちはや/大凪真生)とイワン(寿々音綾/香綾しずる)
……あらためてキャストを書いてみて、初めて気がつきました。このお二人、卒業生コンビなんですね(T T)。芝居も達者で安心して観ていられるお二人で、観劇中は全然そういうことは考えなかったのですが。
がおりちゃんが写真を破り捨てる場面(人型に切り抜き線が入ってました!)の慌てっぷりとか、すごく達者で面白かったです。ラストに戻ってきたときの冴輝くんの「ニヤリ」笑いがなかなかワルくて、一瞬なんですけど見惚れちゃいました(^ ^;。
最後にもう一度、冴輝くんの歌が聴きたかったなあ……。
メイエルホリド劇団の看板俳優(?)イーゴリ(大湖せしる)の、凰華れの
雪組の誇る美形軍団の一人、れのちゃん。イーゴリは美形枠なんだなあ、としみじみ納得。
グループのセンターで歌うせしるにドキドキした本公演、グループのセンターで歌い踊るれのちゃんにドキドキした新人公演。……どっちも楽しかったです、はい。
ゲロヴァニの付き人・パヴェル・ウソツキー(紫友みれい)の、月城かなと
も、もしかして……まだ研1の95期?すげーーー。普通に男役として立っていて、何の違和感も無く観ていました。確かに台詞とかは少ないし、ちょっとオネエ言葉だから粗が目立たないんだけど、それにしても達者な人だなあ(感心)。
ウィスラー家のメイドで、ヘンリーの妹・ロビン(大月さゆ)は、舞羽美海
可愛いぞ!みみちゃん、もう少し声のトーンが落ち着くとすごく良いと思います。さゆちゃんとはまた違った可愛らしさのある役作りで、とにかく可愛かった(^ ^)。
ペトルーシュカトリオ(笙乃茅桜/沙月愛奈、詩風翠/愛輝ゆま、央雅光希/香音有希)
ひーこちゃん(笙乃茅桜)、すごい!!
轟さんのコンサートで組んでいる姿を観てから、結構ずっとチェックしてきたダンサーなんですけど、今回は本当に凄かった。バレリーナとしての技術も凄い(多分)んですけど、それ以上に、仕草のひとつひとつになんともいえない愛嬌というか可愛らしさがあって、素晴らしかったです。ふいっと目が留まるというか。目が離せないというか。
ペトルーシュカの詩風さんも、ゾロの新公でさゆちゃんの旦那役でオロオロしていた印象しかなかったのに(←すみません)、こんなに踊れるとは(@ @)。芝居ッ気のあるダンサーじゃないと勤まらない役なんですけど、とても良かったです。
央雅さんにいたっては、名前も知らなかったのですが、軽やかなバレエダンサーですね。本役の香音さんが、いかにもムーア人という力強さがあるのに対して、「ペトルーシュカ」という作品はあまり考えず、コメディとしての軽やかな面白さで勝負していた印象でした。黒ピエロっぽいメークも、細かい仕草も、とにかく『可愛い』ムーア人でした。
デボラの鞄持ち(涼瀬みうと)の大澄れい
思い切った髪型と思い切った転がりようで、もの凄く印象に残りました。本人を知る前にウメちゃんの「えと文」で売り込まれた(?)大澄さん。今回の役で、やっと「えと文」のイメージを超えてくれたような気がします。……さて、本公演の群衆の中から見つけられるかしら?(不安)
アメリカ共和党の下院議員、ロバート(蓮城まこと)の帆風成海
ヘタレでボンボンな、アルバートの「自称」ライバル(^ ^)。
帆風くんは達者な人ですが、今回すこーし痩せましたよね?まだまだ努力は必要ですが、二枚目役を演じるための努力は買いたいです。
アルバートのキングがちょっとヘタレ気味なので、ロバートをどこまでヘタレるか迷いどころだったと思うのですが、「ただのヘタレ」ではなく、コメディ色を強めてしっかりと笑いを取っていたのは流石、と思いました。実力派は良いですね(^ ^)。これからがますます楽しみです!
ソヴィエト演劇学校の衣装係(悠月れな)の美乃ほのか
れなちゃんが達者に自然に演じていた衣装係、同期の美乃さんはちょっと手強そうな感じで創っていました。それはそれで面白かったけど、回りとのちょっとしたやり取りとか、芝居を切って割って入るところとか、やっぱりれなちゃんは巧いんだなーと思いましたね。勿論、本公演の回数を重ねた強みもあると思いますが。
ジナイーダの娘、メイエルホリドの義娘、タチヤーナ(愛加あゆ)の、天舞音さら
可愛かったけど、やっぱりあゆちゃんは華やかで可愛いんだなーと実感しました。女優なんだから、もう少し強気な感じが見えてもいいと思うんですよね。いや、本当に可愛かったんですけど。
最後の「夫を紹介したいし」という台詞は、さりげなさが命なので…あまり気負わずに言ってほしかった、かも(^ ^;
ネコタナ一族も、メイエルホリド劇団の○○スキーさんたちも、それぞれに個性的で面白かったけど、特別気になった誰か、というのは無かったかなあ。
ライサ(舞咲りん)の沙月愛奈ちゃんが強くて素敵だったこととか、眼鏡っ子の花夏ゆりん(森咲かぐや)ちゃんがメチャメチャ可愛かったとか、アンナ(花帆杏奈)の悠月れなちゃんがさりげなく達者な切れ者だったこととか、、、、、きゃびいの役に入った(?)雛月乙葉ちゃんが、凄く可愛いのに猫の鳴き声(ロビンが蛇を探している場面の)が物凄いドラ猫声だったこととか、……ツボはいろいろあったのですが。
アメリカレビュー団のフォーリーズの中では、一人、お人形のような美少女が気になりました。最後の挨拶の立ち位置から見て、たぶん最下だと思うのですが、妃桜ほのりさんであっているのかしら…。顔立ちの美しさ以上に、笑顔や仕草の「リカちゃん人形」っぽさが印象的でした。
本公演のショーで大抜擢されている花瑛ちほちゃんは、残念ながらよく判りませんでした(↓)フォーリーズの可愛い子ちゃんのどれかなのはわかるんだけどなあ…。
.
コメント